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建物・家づくり
マイホーム購入で失敗&後悔したことベスト10~家の中バージョン~
家を建てても生活がしにくかったり、寒かったりしたらどんなに立派に見える家でも不満爆発。
満足いくお家にしていくためにも、家を建てて「ここが失敗した」「ここに後悔した」という声を参考しましょう。
この記事では「家の中の失敗&後悔したことベスト10」をご紹介していきます。
家の中の失敗&後悔したことベスト10

家の中の設計は毎日の生活にとても関わってくるため、できるだけ失敗や後悔するようなことは避けたいところ。
ここでは家の中で「失敗した・後悔した」という声をランキング形式でご紹介しいていきます。
1位:収納計画に失敗・後悔
家づくりの中で最も失敗したと声を上げるのが「収納」です。家電、家具、衣類、食品、季節もの、と生活していくために必要なモノはたくさんあります。
これらをすべて家の中に入れるのですから、やみくもに詰め込んでしまっては家の中も散らかって生活しづらい家となってしまうでしょう。
失敗&後悔しないポイント
収納計画で大切なことは「物の出し入れ」を考えて計画することです。「常時出し入れする物」「季節的な物で出し入れの頻度は少ない」「出す場所と使う場所の距離が短い」など実際に使っているところをイメージして設計を行いましょう。
また、本=15cm、衣類=60cmなど収納する物の実寸に沿った設計をすることもポイント。
2位:部屋の数や広さに失敗・後悔
家はいくらでも広げられるというわけではなく、限られた空間を使って設計しなければいけません。「オープキッチンに憧れてキッチンを優先したのはいいが、リビングが狭くて圧迫感を感じる」「部屋の数を多くしたけど結局使わず…。
このスペースをリビングに使えば良かった」など部屋の広さや数に後悔したという声は実は結構多いものです。
失敗&後悔しないポイント
部屋の広さは配置する家具を図面に書いて、生活に不便を感じない広さが確保されているかチェックしましょう。部屋の数については家族構成や来客などを考慮することが必要です。
ただし、来客を想定した部屋の使用頻度が少なくて無駄なスペースとなってしまうこともありますので本当に必要かよく考えて配置しましょう。
3位:コンセント計画に失敗・後悔
コンセントの数や場所に後悔・失敗したという声は多くあります。また、照明のスイッチの場所も注意しておきましょう。
図面上では問題ないと思っていたのが、家具で隠れてしまったり、距離が遠くて使いづらかったりといった声もよく聞きます。
その他にもテレビの配線が露出して見栄えが悪いといった声もあります。
失敗&後悔しないポイント
コンセントは図面に記入して実際に使っているイメージを持つことがポイントです。特に移動しながら使う掃除機は気をつけましょう。
廊下にコンセントがないと掃除する時にコンセントのある部屋からコードを伸ばして使うことになりますので、コンセントの抜き差しの手間がかかります。
4位:室内環境が悪い
住宅性能の中でも快適性は体感できるもので、断熱性や気密性、採光などがそうです。快適性に関わる性能が悪いと、「冬は寒く、夏は暑い」「結露が多い」「カビが発生する」「部屋が暗い」など普段の生活に不快感を持ってしまいます。
明るさや温度、湿度など室内環境に関わることで後悔したという声も多くありますので注意しましょう。
失敗&後悔しないポイント
現在の住宅では断熱性と気密性は非常に重要とされています。断熱性と気密性を良くすることで「冬は暖かく、夏は涼しい家」となり、冷暖房効率の向上から光熱費も節約できます。
部屋の明るさは採光と照明器具の計画が大切です。
自然光の入りだけでなく、照明器具の数や場所にも気を配って計画を立てましょう。
5位:プライバシーの確保に失敗・後悔
道路から家の中が見えたり、隣の家の窓から部屋が見えてしまったり、と人の視線を感じる家では落ち着いて生活することができません。プライバシーの確保ができていないことで後悔・失敗と感じた人も多いので気をつけましょう。
失敗&後悔しないポイント
プライバシーの確保は、窓の配置やフェンス、垣根など外部からの目隠しを設けることがポイントです。窓の配置は隣の家の窓と重ならない位置に設けましょう。
どうしても窓の位置をずらせない場合は、面格子付きの窓やくもりガラスの窓もおすすめです。
6位:においなど換気計画に失敗・後悔
LDKやリビング階段などキッチンと他の部屋がつながっている間取りは調理中のニオイが他の部屋に伝わってしまいます。また、二世帯住宅のように上下階で世帯を分けた家でも、廊下や階段はつながっているため、そこからニオイが届いてしまうことも。
配置した窓のところが隣の家のガレージで、排気ガスが入ってくるという声もありますので窓の配置も気を付けましょう。
失敗&後悔しないポイント
ニオイを発するものについては換気ができる設備や窓を設けることがポイントです。玄関やシューズクローク、玄関収納は雨で濡れた物も置きますので、換気ができるように窓を配置するなど対策をしておきましょう。
換気設備もどれくらいの性能が必要か換気性能の数値で導入を判断することがポイントです。
7位:不便!生活動線に失敗・後悔
生活上の動作に不便を感じたり、距離が遠くて面倒と感じたりする家はとてもではありませんが住みやすいとは言えません。生活動線は住んでみて初めてわかることが多く、後悔や失敗と感じる方も多いので気を付けましょう。
失敗&後悔しないポイント
不便な生活動線にしないために、朝から夜までの動きを図面に書き込んで移動に問題がないかチェックしましょう。特に家事効率は動線が重要ですので、洗濯や調理、掃除など家事をする時の移動を意識して計画を立てることが大切です。
8位:洗濯物が干せない!ベランダが狭い
ベランダやバルコニーの広さに不満を感じている方も多いです。ベランダやバルコニーは洗濯物を干すスペースですので家事を行う上では重要な空間。
また、バーベキューなど憩いの場としても活用できますが、中途半端な広さにしてしまったという声もあります。
失敗&後悔しないポイント
ベランダが狭いと洗濯物を干す時に不便を感じます。最低でも1m近くはないとスムーズな移動は難しいため、ベランダを計画する時は幅と奥行きに気を配りましょう。
また、ルーフバルコニーのように広いスペースを活用する場合は、テーブルなど配置するものも考慮して計画することが大切です。
9位:仕切りが多くて圧迫感が…
部屋を配置するのに仕切り壁を設けていたら壁が多くなってしまったという声をよく聞きます。仕切り壁が多い家は空間に圧迫感が出て、必要以上に狭く感じてしまうものです。
床面積ではそこまで狭くないのにと後悔してしまっている方もいるため注意しましょう。
失敗&後悔しないポイント
部屋の配置計画は、部屋を壁で囲って作るのではなく、空間を仕切るイメージで計画を立てることがポイントです。部屋の数の分だけ壁を多くしてしまうと圧迫感が生まれてしまうため、壁を設けずに部屋を区切る工夫をしましょう。
また、子供の成長も想定して、簡単に壁を設けたり、撤去できたりできる可変性があるといいでしょう。
10位:家具を置いたら狭くなった
「図面ではそこまで狭いと感じていなかったのに家具を置いたらすごく狭い」「十分な広さと思っていたら家具のことを忘れていた」など家具を置いたせいで部屋が狭くなってしまったというケースがあります。家具は意外と大きいもので、何もない部屋の時は広く感じても家具を置いたら想像しているよりも狭く感じてしまうものです。
失敗&後悔しないポイント
快適な広さにするためには、図面に配置する家具を書き込むことが大切です。図面に書き込む家具も実際に配置する家具の大きさであることが大切。
家具を置いた時に確保できる通路幅や奥行きなどをチェックして、適切な広さか判断しましょう。
まとめ
家の中での生活が不快ではとてもではありませんが、その家に住み続けるということが難しくなってしまいます。家の難しいところは実物がなく実際に体感することができないことですので、家の購入を検討している方は、失敗や後悔した体験者の声を参考にして計画しましょう。
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在来工法とは?ツーバイフォー工法との違いやメリットを徹底解説
木造住宅には在来工法とツーバイフォー工法があります。木造住宅はこの2つの工法で建てられることが多く、どちらの工法で建てようか判断に迷われる方もいます。同じ木造でも特徴は異なりますので、自分にとって最適な工法を選んで家づくりをすることが望ましいです。この記事では在来工法やツーバイフォー工法についてご紹介していきます。1 在来工法とは? 2 在来工法とツーバイフォー工法の違い3 在来工法のメリット4 在来工法のデメリット5 まとめ在来工法とは? 日本で古くから用いられている工法の一つが在来工法です。基礎の上に土台や柱、梁などの部材を接合した骨組み構造が特徴で木造軸組構法とも呼んでいます。構造体の接続は継手や仕口、ほぞ、などの伝統的な接続方法が基本となります。現在では耐震基準の改正などにより筋交いの設置や金物での補強、耐力壁の設置など、建物がさらに強固になる手法がとられています。在来工法は普及率も高いため住宅会社により独自の工法を取り入れたり、コストを抑える工夫がされていたりします。昔は大工によって継手や仕口、ほぞなど、接続のための加工が必要だったため高い技術力が必要で、時間もかかりました。しかし、現在ではプレカット工場で加工していますので、組むだけの状態で部材が現場に納品され、ツーバイフォー(2×4)工法なみの生産性を有しています。木材加工の手間が減るため、昔のように接続部を一から加工することがなく施工にかかる時間も短縮されるようになりました。 在来工法とツーバイフォー工法の違い ツーバイフォー工法は、北米生まれの工法でアメリカ全土に普及されています。名前の由来である2インチ×4インチの部材で構成がされており、他にも2インチ×6インチ、2インチ×8インチ、2インチ×10インチなどの規格化された部材で建物を建てていきます。それでは以下にその違いについてお伝えしていきます。 構造と接合 名前の由来である2インチ×4インチの部材で構成がされており、耐力壁と剛床で一体化した箱構造となっています。このためツーバイ工法は枠組み壁工法とも呼ばれており、在来工法の骨組み構造に対してツーバイフォー工法は箱構造により面で支える特徴があります。地震などの水平力に対して耐性があるため優れた耐震性を有し、複数もの耐力壁を設けるため耐火性、断熱性、気密性、防音性にも優れています。接合方法は太さの異なる専用の釘や接合金物を用いて接合していきます。専用の釘はカラーリングがされており、打ち込み後でも確かめることができるようになっています。釘を打ち込むピッチ(間隔)は決まっていて釘の種類と打ち込み本数で強度も変わってきます。 工期 規格化された部材を組んでいくだけですから、余計な加工がなく施工にかかる日数が在来工法と比べて短くなります。また、施工技術もそこまで求められるものではないため品質も安定しています。 リノベーションのしやすさ ツーバイフォー工法は箱構造となっているため、壁が非常に重要な役割を持っています。主要な構造部が耐力壁となっており、それがそのまま耐震性などの強度に関わるため、新たに耐力壁を設置して設計し直すことをしない限りは、基本的に壁をなくす工事はできないと思っていたほうがいいでしょう。将来的に間取り変更をしたいという方は、この耐力壁が原因して壁を取り除くことができない可能性がありますので間取り変更のしやすさは劣ります。 施工業者の対応 普及率の高い在来工法は多くの業者が対応できるのに比べて、ツーバイフォー工法の場合は独自の手法がとられていたり、そもそも経験がなかったりする業者も多く見られ、対応する業者が限られてしまう傾向にあります。特にメンテナンスの際は対応する業者がいないと苦労してしまいますので、事前に懇意にできる業者を見つけておくことが大切です。 在来工法のメリット自由な間取り設計が可能 在来工法は骨組み構造のため、比較的に間取りを自由に設計することができます。最大間口は約4mと広くとることができ、住宅メーカーによっては独自の柱を使うことで鉄骨構造なみの間口を取り入れることも可能です。耐震性などの建物強度を考慮しながら間取り設計が可能ですので、できるだけ好みの間取りを実現したいという方に在来工法は適しています。 リノベーションがしやすい 耐力壁となっていない仕切り壁なら、数十年後のリフォーム時に壁を抜くことができるため、家族構成の変化で間取り変更をすることができます。不具合があっても一体化されている構造とは少し違うので、部分的に修理することが可能で、工事規模も最小限に抑えやすい構造といえます。在来工法は柱や梁などの骨組み構造を持つため、この特徴から柔軟な対応ができて、メンテナンスのしやすさもポイントが高いです。 在来工法に対応する業者が多い 在来工法で建てられた建物は多く普及しているため、対応できる業者も多いです。メンテナンス時は対応できる業者が多いと探す手間も軽減されます。大手住宅メーカーの他にも中小工務店も在来工法を採用していることが多いですので、地域密着型の業者に依頼したいという方に在来工法はおすすめです。 在来工法のデメリット施工期間が長い 材料がプレカットで納品されるとはいえ、工場生産される規格型住宅やツーバイフォー工法と比べると施工期間は長くなります。在来工法は現地調査から基礎工事、仮設工事、建て方、木工、内装などの工程を踏んでいき、完成までに約半年間かかります。設計の打ち合わせまで含むと完成するまで1年以上かかるケースもありますので、新築を検討されている方は、いつまでに入居していたいかある程度日程を決めておき、逆算してどのくらいから家づくりを始めればいいか前もってスケジュールを組んでおくことをおすすめします。 コストがかかる 在来工法はツーバイフォー工法と比べてコストが高くなると言われています。ただし、これは使用する材料や設備、建物の規模、施工期間などでコストは大きく変わってくるため、在来工法の方がコストはかかるとは一概に言えません。また、現在では同じ木造枠組み壁工法でも2×4インチの部材ではなく2×6インチの部材を採用した工法も多くなったためコストが在来工法よりも高くなっていることがあります。ローコスト住宅を建てる会社も在来工法を採用している傾向にありますので、業者によってコストは異なると考えたほうがいいでしょう。 品質にばらつきがある 在来工法は、現在でこそ接続部の加工する手間が軽減されたとはいえ、骨組みを組んでいったり、調整のための加工が必要になったりと、ある程度の技術は必要になります。部材を組んでいく中で、建物に歪みができないように下げ振りを使って調整し、強風で煽られて狂わないように仮筋交いで固定する作業も在来工法ならではといえます。建物を組みあげる職人の腕が試されるわけで、こういった要因により品質にばらつきが出てしまうデメリットは否めません。ツーバイフォー工法の場合は部材が規格化されていることと、釘ピッチなどの施工方法もマニュアル化されており、枠を作って壁を張っていくという在来工法よりも比較的に簡略化された工法であるため品質が安定しやすいです。 まとめ 在来工法は日本の伝統技術を受け継ぐ工法です。多くの住宅に在来工法が採用されており、間取りの自由度の高さとメンテナンス性のしやすさが強みといえます。同じ木造で比較されるツーバイフォー工法は、壁で支える面構造のため、在来工法とはまったく違う構造を持つ建物になります。どちらもメリット、デメリットありますので、コストや優先したいことなどを考慮して、自分に合った工法を採用しましょう。家づくりは情報収集することが大切です。いえとち本舗は無料で家づくりに役立つ資料を提供しておりますので、これから家を購入しようと考えている方はぜひご利用ください。 資料請求はこちらからさらに会員登録をするとVIP会員様限定の間取り集や施工事例、最新の土地情報をお届けいたします。当社は一切押し売りを致しませんので安心してご登録ください。会員登録はこちらから
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ローコスト住宅の失敗例とは?安い理由や後悔しないためのポイントを解説
ブログやSNSでは、ローコスト住宅を建てて失敗した体験談を目にすることがあります。ローコスト住宅の建築を検討している方は、失敗例を知ると不安に感じるのではないでしょうか。しかし、失敗例を知っておくと、ローコスト住宅を建てる際の参考になります。 この記事では、ローコスト住宅の失敗例をご紹介し、安い理由や後悔しないためのポイントを解説します。安全かつ居住性に優れたローコスト住宅を建築するコツがわかるようになるでしょう。 ローコスト住宅とは?ローコスト住宅の定義ローコスト住宅の魅力ローコスト住宅のリスクローコスト住宅が安い理由コストを削減している間取りやデザインを規格化している設備のグレードを低く抑えているオプションを設定しているローコスト住宅の失敗例間取りやデザインが希望通りではなかった断熱性が低くて夏は暑く冬は寒いオプションの追加で割高になったメンテナンス費用がかさんだアフターフォロー体制に問題があったローコスト住宅を建てる際に後悔をしないためのポイント予算や希望を明確にする断熱性をチェックする耐震性をチェックするアフターフォローや保証をよく確認する複数の業者を比較検討する第三者機関に相談する信頼できるハウスメーカーに依頼して安全性と居住性に優れたローコスト住宅を建築しよう! ローコスト住宅とは? ローコスト住宅はその言葉から「ローコストの住宅」であることがイメージできますが、具体的にはどのような特徴があるのでしょうか?ここでは、ローコスト住宅の定義と魅力、建築するリスクなどを解説します。 ローコスト住宅の定義ローコスト住宅とは、安い価格(ローコスト)で建てられる住宅を指します。明確な定義はありませんが、坪単価は40〜60万円程度、総額1,000万円台がローコスト住宅の目安です。 坪単価が30万円程度で総額1,000万円以下の超ローコスト住宅も存在します。坪単価が30万円で延床面積が30坪だと、総額900万円で住宅の建築が可能です。土地代や諸費用などを含めると1,000万円以上になりますが、予算が限られている人にとっては、持ち家を持つための重要な選択肢になるでしょう。 ローコスト住宅は、ハウスメーカーや工務店、設計事務所などに家づくりを依頼できます。ローコスト住宅の建築を得意としているハウスメーカーは、ローコストメーカーと呼ばれます。ローコスト住宅の魅力ローコスト住宅は低価格であるため、収入が低い若い世代でも住宅を建てられることが大きな魅力です。住宅ローンも組みやすく、毎月の返済額を低く抑えられます。住宅ローンの負担が軽くなると、余裕のある生活が送れるようになるでしょう。 また、ローコスト住宅は工期が短いため、早く完成して入居できることも魅力の一つです。工期は2~3ヵ月程度で、一般的な注文住宅と比べると短期間で完成します。仮住まいの期間も短縮されるため、家賃を節約できます。ローコスト住宅のリスクローコスト住宅のリスクとして、断熱性や耐震性、耐火性、遮音性などが劣る可能性があることが挙げられます。コストダウンを図るために安価な建材を使っていたり、工事がずさんだったりすると、安全かつ快適に暮らせません。 ただし、すべてのローコスト住宅が断熱性や耐震性に問題があるわけではなく、一定の基準を満たした長期優良住宅の認定を受けているローコスト住宅も存在します。安全で快適に暮らすには、施工実績が豊富で信頼できるローコストメーカーに建築を依頼することが大切です。ローコスト住宅が安い理由 ローコスト住宅は総額1,000万円台で建築できるのが魅力です。予算が少なくても一戸建て住宅を建築できる可能性があります。しかし、どのような理由で価格を安くしているのかが気になる方は多いでしょう。ここでは、ローコスト住宅が安い理由を解説します。 コストを削減しているローコスト住宅が安い理由は、企業努力でコスト削減に取り組んでいるためです。住宅の建築には「材料費」「人件費」「諸経費」が必要になりますが、これらのコストを可能な限り削減することで、低価格を実現しています。 コスト削減の取り組みの一例として、使用する建材や設備のグレードを統一し、一括大量仕入れをすることで材料の調達コストを低く抑えられます。全国展開をしているハウスメーカーであれば、全国の支店の材料調達を本部が行うことで一括大量仕入れが可能です。 また、広告宣伝費を削減するために、コストのかかるテレビコマーシャルをやめて、インターネット広告やSNSでの宣伝に切り替えているハウスメーカーも存在します。間取りやデザインを規格化しているローコスト住宅は間取りやデザインを規格化し、マニュアルに沿って工事を行うことでコストダウンにつなげています。規格化することで使用する建材や人件費などが予測でき、コストを低く抑えられます。 ローコスト住宅は、無駄のないコンパクトなデザインを採用するのが一般的です。ゴージャスな見栄えよりも、限られたスペースの効率的な利用と無駄の排除に焦点を当てます。コンパクトなデザインで間取りも規格化されていると、職人の負担が大きく軽減します。 また、規格化による一貫性のある設計で品質が安定し、修正作業を少なくすることも可能です。建設プロセスが迅速かつ効率的に進行することで工期が短縮し、人件費の削減につながります。設備のグレードを低く抑えているローコスト住宅は、水回りなどの設備のグレードを低く抑えることでコストダウンを図っています。最新設備を導入するとコストがかかるため、一昔前の旧式の設備を使用することも多いです。 最新設備ではないため、機能性や利便性は低下しますが、コスト削減につながります。低価格で定評のあるリクシルの設備を標準仕様にするハウスメーカーも存在し、さまざまな工夫を施すことで大幅な低価格化を実現しています。 また、設備のグレードを同じにすることで一度に大量発注ができるようになり、仕入れコストの削減が可能です。職人も同じ設備を何度も繰り返し設置することで作業に慣れてくるため、工期の短縮による人件費の削減にもつながります。オプションを設定しているローコスト住宅は、標準仕様の本体価格を安くして、必要なものをオプションで追加することで安さを実現しています。例えば、標準仕様ではオール電化ではなくても、希望するとオプションでオール電化を追加できます。ただし、あらゆる最新設備をオプションで導入できるとは限りません。導入できる設備は限定されます。 ハウスメーカーによっては、長期優良住宅にするためのオプションを設定している場合があります。長期優良住宅の認定が受けられる仕様にすると、安全性や居住性が大きく向上しますが、オプション追加費が高額になることがあるため注意が必要です。なお、標準仕様が長期優良住宅の条件を満たしているハウスメーカーも存在します。ローコスト住宅の失敗例 ブログやSNSでは、「ローコスト住宅を建てて失敗した」という書き込みを目にすることがあります。失敗例を知っておくと、ローコスト住宅を建てる際の教訓になるでしょう。ここでは、ローコスト住宅の失敗例をいくつかご紹介します。 間取りやデザインが希望通りではなかったローコスト住宅は間取りやデザインが規格化されているため、標準仕様だと希望通りにはならないことがあります。オプションで間取りやデザインを変更できる場合がありますが、すべての希望が実現するとは限りません。 間取りやデザインに強いこだわりのある方はローコスト住宅は向いておらず、フルオーダーやセミオーダーの注文住宅がおすすめです。一般的な注文住宅だと地域にもよりますが、坪単価は90万円程度になり、ローコスト住宅のような低価格は望めません。 ローコスト住宅を建てる際は、事前に間取りやデザインを確認して、希望に近いかを判断することが大切です。複数のハウスメーカーの間取りやデザインを確認することで、失敗を防げます。断熱性が低くて夏は暑く冬は寒いローコスト住宅は価格を低く抑えるために、断熱性が低い場合があります。断熱性が低いと光熱費がかさむことがあり、毎月の電気代の負担が増えるので注意が必要です。 断熱材は、家の外から熱の出入りを遮る性能を高めるために重要な役割を果たします。断熱性が低いと冬は寒く夏は暑くなり、居住空間の快適性を大きく損ねます。 ただし、すべてのローコスト住宅が断熱性が低いわけではありません。断熱性能を重視したローコスト住宅も増えてきています。 ローコスト住宅を検討する際には、断熱性能についてもしっかりと確認しておくことが大切です。断熱材の厚みや種類、断熱等級、サッシや窓ガラスの性能などをチェックしましょう。オプションの追加で割高になったさまざまなオプションを追加すると割高になることがあります。広告などに掲載しているローコスト住宅の価格は標準仕様のものであり、さまざまなオプションを追加すると割高になるのは当然です。 必要としている設備などが標準仕様にあるかを確認しておくと、オプションの追加で割高になる失敗を防げます。また、カスタマイズを希望する場合は、オプションの内容と追加費をあらかじめ確認しておきましょう。 オプションを追加しすぎると、最終的な価格が一般的な注文住宅と同程度になることがあります。これでは、ローコスト住宅を建築する意味がなくなります。必要な設備とオプションを明確にし、予算内で満足できる住宅を建設するための適切なバランスを見つけましょう。メンテナンス費用がかさんだローコスト住宅は価格を抑えるために、耐久性やメンテナンス性に劣る建材や設備を使用することがあります。建材や設備によっては、経年劣化や故障による修繕や交換が必要になる頻度が高くなる可能性があります。 外壁や屋根の塗り替え、雨漏りの修理、給湯器やエアコンの交換、キッチンやトイレの交換などはメンテナンス費用がかさむ可能性が高いです。特に雨漏りは大変危険であり、放置しておくと腐食が進み、住宅に深刻なダメージを与えます。 なお、ローコスト住宅であっても、耐久性やメンテナンス性に優れた建材や設備を使用するハウスメーカーも増えてきています。ローコスト住宅の建築を依頼する際は、価格と品質のバランスを見極めましょう。アフターフォロー体制に問題があったローコスト住宅は、価格を抑えるために、アフターフォロー体制を簡素化している場合があります。トラブルが発生した場合に迅速に対応してもらえない可能性があり、注意が必要です。 「保証期間が短い」「保証内容が限定されている」「アフターフォローの担当者が不在」「アフターフォローの対応が遅い」などが失敗例として挙げられます。ローコスト住宅を建てる際には、アフターフォロー体制についてもしっかりと確認しておくことが大切です。 事前にアフターフォローや保証の内容を確認しておくと失敗を防げます。ローコスト住宅であっても、アフターフォロー体制を充実させているハウスメーカーも増えており、30~60年の長期保証が受けられる場合があります。 ローコスト住宅を建てる際に後悔をしないためのポイント ここまで、ローコスト住宅の失敗例を見てきましたが、失敗例を分析すると、建ててから後悔しないためのポイントがわかります。ここでは、ローコスト住宅を建てる際に後悔をしないための重要なポイントを解説します。予算や希望を明確にする 予算や間取りなどの希望を明確にしておき、予算内で希望を実現できるかを確認しておくことが大切です。予算が少ない場合は、すべての希望を実現させるのは難しいでしょう。希望には優先順位を付け、予算内に収まるように優先順位の高い希望から実現させるのがポイントです。 また、希望と予算を明確にすることは、無駄を排除するのにも役立ちます。不必要な追加オプションや設備を避け、コストを最小限に抑えるための手助けとなります。ローコスト住宅の建設は、慎重なプランニングと予算管理が成功の鍵です。 希望や要件を明確にすることでローコスト住宅を予算内で建築できます。なお、予期せぬ追加費用の発生に備えて、予算は少し余裕を持たせておくと安心です。断熱性をチェックする 断熱性は住みやすさを決める重要な要素であり、断熱性について確認することは大切です。住宅の断熱性能は、Q値やUa値、断熱等性能等級などの指標をチェックすると判明します。 Q値は熱損失係数であり、数値が低いほど省エネ性能は向上します。Ua値は外皮平均熱貫流率であり、Q値と同様に省エネ性能を判定するための指標です。Ua値が低いほど省エネ性能は向上します。 断熱等性能等級は、さまざまな住宅性能を評価するための指標です。1~7の等級があり、等級7が最も断熱性能が優れています。なお、長期優良住宅の認定基準を満たしていると、省エネ性能を確保できる断熱性能があると判断できます。住みやすさを重視するのであれば、長期優良住宅の仕様のローコスト住宅を選びましょう。 耐震性をチェックする耐震性は安全性を左右する重要な要素であり、耐震等級をチェックしておくことが大切です。耐震等級は建築基準法で規定されている指標で、1~3の等級があります。耐震等級3が最も耐震性が高く、消防署や警察署などの建築物が該当します。 ローコスト住宅を含む一般の住宅の多くは耐震等級2です。また、ツーバイフォー工法で建築されたローコスト住宅は耐震性が高く、地震に強い構造になっています。 なお、ハザードマップを確認し、地震などの自然災害のリスクについても調べておくことも大切です。地震の危険度が高いエリアでローコスト住宅を建築する際は、耐震性を重視しましょう。地震に強い住宅を建築することで、家族や財産を守れます。アフターフォローや保証をよく確認するアフターフォロー体制や保証内容に問題があると、メンテナンス費用がかさむことがあります。アフターフォローや保証内容を確認する際に重要なのは保証期間です。保証期間が長いと安心して暮らせます。 保証期間は10~60年で設定されることが多く、ローコスト住宅であっても長期保証が受けられます。永年保証が受けられるハウスメーカーも存在しますが、保証期間の長さだけで判断するのは禁物です。 保証期間は条件によって変動するため、条件を確認したうえで判断しましょう。一般的には、最初の10年間が無償保証期間であり、その後は10年ごとに有償保証期間を延長するケースが多いです。無償保証期間内でメンテナンスを行うと費用はかかりません。複数の業者を比較検討するローコスト住宅を建てる際に複数の業者を比較検討することは非常に重要です。複数の業者から相見積もりを取って、価格や品質、信頼性を比較しましょう。相見積もりを依頼すると業者間での価格競争が促進しますが、価格の安さだけでなく建材や設備の質なども比較することが大切です。 ローコスト住宅を建てる際は信頼できる業者に依頼することが重要であり、信頼性はこれまでの実績や実際に建築した施主の口コミが判断材料になります。営業担当者の接客態度も信頼性を見極める判断材料になるため、複数の業者とのコミュニケーションを通じて信頼性を見極めましょう。 なお、あまり多くの業者に見積もりを依頼すると手間と時間がかかるため、信頼できそうな業者を3社程度に絞り込んでおくことをおすすめします。第三者機関に相談するローコスト住宅の断熱性能や耐震性能などに不安がある場合は、第三者機関である住宅診断士によるホームインスペクション(住宅診断)を受けると安心できます。ホームインスペクションを受けるには料金がかかるため、事前に調べてから依頼しましょう。 ホームインスペクションを受けるのであれば、基礎工事の段階で立ち会ってもらうことをおすすめします。基礎は住宅の土台であり、基礎工事に欠陥があると安心して暮らせません。 ホームインスペクションを受けてみて欠陥が発覚した場合は立て直してもらいましょう。信頼できるハウスメーカーであれば手抜き工事をすることはありませんが、ホームインスペクションを受けることで手抜き工事のリスクが減少します。信頼できるハウスメーカーに依頼して安全性と居住性に優れたローコスト住宅を建築しよう!ローコスト住宅が安い理由は設備や建材を大量発注したり、広告宣伝費を削減したりしてコストダウンを図っているためです。信頼できるハウスメーカーであれば、品質を落としてまで安くすることはありません。3社程度のハウスメーカーから相見積もりを取得して、信頼性を見極めましょう。 ローコスト住宅の失敗例で多いのは居住性に関するものです。ほとんどの失敗例は、信頼できるハウスメーカーに建築を依頼すると防げることがわかります。失敗を防ぐために、価格と品質のバランスが取れているハウスメーカーに建築を依頼しましょう。 監修者:宅地建物取引主任者 浮田 直樹 不動産会社勤務後、株式会社池田建設入社。いえとち本舗山口の店長を経て、セカンドブランドのi-stylehouse山口店店長に就任。後悔しない家づくりをモットーにお客様の家づくりの悩みを日々解決している。