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建物・家づくり
設計事務所・工務店・ハウスメーカーの違いを比較・会社の選び方解説

注文住宅を建てる会社は設計事務所や工務店、ハウスメーカーなどがあります。
各会社の違いについてなんとなくわかっていても具体的なことは知らないという方がほとんどではないでしょうか。
そこでこの記事では設計事務所や工務店、ハウスメーカーの特徴や違い、会社の選び方をご紹介していきます。
会社の種類

注文住宅を建てる会社は複数あり、大きく分けると下記の会社になります。
- 設計事務所
- 工務店
- ハウスメーカー
住宅会社選びのポイントは各会社の特徴を押さえて自分の要望に合っている会社を選ぶことです。
それでは、設計事務所と工務店、ハウスメーカーの特徴や違いについて解説していきます。
設計事務所の特徴

設計事務所は建築士が事務所をかまえ、建物の設計および現場施工管理を行う住宅会社です。
設計を主な業務として、お客様の要望を柔軟に応える住宅設計が特徴です。
家の施工は工務店や施工業者に依頼し、設計事務所が現場管理をする体制となっています。
ハウスメーカーのようにあらかじめプランが用意されていませんので、家が完成するまである程度の期間が必要です。
工務店の特徴

工務店は具体的な定義で分けられているわけではありませんが、一般的に地元密着型で営業を行う住宅会社を工務店と呼んでいます。
地元密着型というように工務店の特徴は、営業範囲が地域に根差しているため、こまやかで迅速な対応をしてくれる特徴があります。
アフターメンテナンスや応急処置など、すぐに現場に迎える体制をとっているため家を建てた後も安心して任せることができます。
工務店によって強みとしているところが異なり、品質などばらつきがあります。
ハウスメーカーの特徴

ハウスメーカーは営業を全国展開し、自社のサービスを広い範囲で提供する住宅会社です。
ハウスメーカーは自社工場による建材の生産や会社独自の施工システムなど、マニュアル化をして安定した品質の注文住宅をお客様に提供しています。
豊富な住宅プランから好みのものを選ぶことができる自由設計やプランを土台に設備などの仕様を変更していく企画型と設計方法が各ハウスメーカーによって違います。
設計事務所・工務店・ハウスメーカーの違い

設計事務所・工務店・ハウスメーカーの特徴を押さえつつ、次は各住宅会社の違いをご紹介していきます。
家を建てる上で重要な「費用の違い」と「設計の違い」「施工の違い」を比較していきましょう。
費用の違い

【設計事務所】
設計事務所は自由設計の特徴から、予算に応じた設計が可能です。ハウスメーカーや工務店とは違って建築コストの基準が決められていません。
1,000万円以内で家を建てたいという希望がある場合、ハウスメーカーや工務店だと選択できる会社が限られてきます。
しかし、設計事務所はお客様の希望する予算内に納まるように提案をしてくれるため、予算調整しながら家を建てることができます。
ただし、施工は工務店などに依頼するため設計費と施工費は明確に分けられており、設計料だけ見ると工務店やハウスメーカーよりも高く感じるかもしれません。
【工務店】
工務店の会社体制はハウスメーカと似ていますが、決定的に違うのは人件費や広告費の違いです。
ハウスメーカーほど経費を掛けていないため費用は抑えられる傾向にあります。
工務店によって大工など職人を抱える自社施工であるか、外注業者に依頼して施工を行うかによって費用の違いはでてきます。
【ハウスメーカー】
ハウスメーカーは坪単価など注文住宅の販売価格がある程度定められています。
多少の値引きは期待できますが、予算の範囲内で建ててくれるハウスメーカーを選ばなければなりませんので、家の費用の幅はあまり融通が効きません。
ハウスメーカーの建てる家は土台となる住宅モデルを複数用意しており、価格設定も決められています。
このことから予算に合わせた商品選択が決めやすく、建てられていく家のイメージもわかりやすい特徴があります。
設計の違い

【設計事務所】
設計の自由度は工務店やハウスメーカーと比べて圧倒的に広いのが特徴です。
基本的にできない設計はありません。
工務店やハウスメーカーの場合、採用している構造に合わせて会社を選ぶ必要がありますが、設計事務所は木造や鉄筋コンクリート、鉄骨造など選択可能です。
デザイン性の高い家を建てることができるのも設計事務所の強みで、住む人が魅力を感じる空間を提案してくれます。
【工務店】
設計は社内にいる設計士が設計する場合と外注による設計を委託する場合とで分けられます。
フランチャイズ制をとる工務店は構造などが既に決められていることもあります。
前述したように工務店の強みは各会社によって異なるため、どこに力を入れているかによって建てる家が変わってきます。
自然素材を重視していたり、耐震性など強度を重視していたりと、工務店の強みが異なるため、自分の要望が工務店の強みと合っていることが大切です。
【ハウスメーカー】
ハウスメーカーは会社に所属する設計士がプランを立てて、営業マンが打ち合わせを行う体制をとっています。
設計はあらかじめプランを数種類用意して、選択したプランから好みに合わせて設計変更できます。
設計変更の自由度は各ハウスメーカーによって異なり、完全自由設計を採用する場合と部分的な変更ができる企画型があります。
すでに土台となるプランがあるため、打ち合わせ時間が短縮できるメリットがあります。
施工の違い

【設計事務所】
設計事務所の施工は工務店や施工店などに委託する体制をとっています。
設計事務所が家そのものをつくるのではありませんが、現場施工管理を行って第三者の立場で図面通りの施工がされているかチェックしてくれます。
設計事務所と施工店が別々の立場にあるため、手抜き工事などを抑止する効果があります。
【工務店】
工務店は自社施工をとる会社と施工を委託する会社で分かれます。
また、施工をマニュアル化している場合としていない場合もあるため、工務店によってばらつきがあります。
品質を確認するためにも現場見学会に参加してどんな工事をしているか見ておくことが重要です。
【ハウスメーカー】
ハウスメーカーは提携する施工店に施工を委託し、ハウスメーカーが現場管理をする体制が一般的です。
外壁や床組みなど自社内工場で大枠をつくり、残りは現場で組み立てる仕組みをとっているハウスメーカーもあります。
施工のマニュアル化や自社内工場の生産により品質のばらつきが少なく安定した住宅施工を提供してくれます。
まとめ
各会社で特徴が異なるため、どの会社が最適かというとどんな家を建てたいかで決まります。会社選びで大切なことは、自分の希望に応えてくれる会社を選ぶことです。
そのためにも、まずはどんな家を建てたいかイメージをつくることが大事になります。
家のイメージをつくっていくにはたくさんの情報も必要ですので、住宅会社の資料を請求してみるのもいいでしょう。
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電気代・災害・エコに備える!家庭用蓄電池の基礎知識と活用法
1. 蓄電池とは?1-1. 蓄電池の仕組み1-2. 蓄電池の種類2. 蓄電池導入のメリット2-1. 停電時の安心2-2. 電気代の節約2-3. 太陽光発電との相性2-4. 環境への配慮2-5. 災害対策3. ニチコン製蓄電池の特徴3-1. 多様なラインナップ3-2. 高い安全性と耐久性3-3. V2Hとの連携3-4. 国内生産とサポート体制4. 実際に導入したご家庭の事例4-1. オール電化住宅での導入事例(山口市・4人家族)4-2. 築20年の住宅に後付けしたケース(周南市・ご夫婦2人)4-3. 子育て家庭に人気の導入モデル(宇部市・5人家族)5. 予測される電気代の高騰とその対策5-1. 電気代は今後どうなる?5-2. 蓄電池で電気代高騰に備える5-3. 長期的な光熱費の最適化へ6. 蓄電池導入のすすめ7. 「イエミライ」について 1. 蓄電池とは?1-1. 蓄電池の仕組み蓄電池とは、電気を貯めておき、必要なときに使用できる装置です。スマートフォンやノートパソコンに内蔵されているバッテリーと同じような原理で、電気を充電し、後から放電することができます。住宅用の蓄電池に多く使用されているリチウムイオン電池は、軽量で高エネルギー密度を持ち、長寿命であるという特長があります。家庭内に設置された蓄電池は、太陽光発電によって発電された電力を一時的に貯蔵し、夜間や天候不良で発電できない時間帯、あるいは停電などの非常時に備えるために活躍します。また、最近の蓄電池はAI制御やスマートメーターと連携することで、電力使用の最適化を図れるなど、ますます高性能化が進んでいます。これにより、家庭ごとの使用パターンに応じて、蓄電・放電のタイミングを自動で最適化できる機種も登場しています。1-2. 蓄電池の種類家庭用蓄電池には、大きく分けて以下の3種類があります。それぞれの特長を理解し、目的に合った選択をすることが重要です。単機能型蓄電池:既に太陽光発電を導入している家庭におすすめです。太陽光システムとは別のパワーコンディショナーが必要になりますが、既存システムに追加設置しやすく、費用を抑えた導入が可能です。導入コストが比較的安価であることから、コスト重視の方に選ばれています。ハイブリッド型蓄電池:太陽光発電と蓄電池が一体型で制御できるタイプ。パワコンも一体化しており、設置スペースや配線の簡素化が図れます。新築時や太陽光システムの更新と同時に導入するケースに適しています。また、効率的に太陽光エネルギーを活用したい方に適しています。トライブリッド型蓄電池:太陽光発電と蓄電池、さらにV2H(電気自動車との連携)を可能にした最先端モデル。EVを家庭の蓄電源として活用するという新たな電力活用モデルを支える機器です。将来を見据えたスマートライフを実現したい方にぴったりです。 2. 蓄電池導入のメリット2-1. 停電時の安心万が一の停電は、災害時に限らず設備トラブルやメンテナンスなどでも発生します。そんなときに、蓄電池があれば冷蔵庫や照明、スマートフォンの充電など、生活に不可欠な家電の使用が継続できます。特に小さなお子様がいるご家庭や高齢者の方がいるご家庭では、停電が長引くと大きな不安につながります。蓄電池は“見えない保険”として、日々の生活に安心をプラスしてくれます。夜間に停電が発生した場合も、自動的に電力を供給できるシステムもあり、非常に頼もしい存在です。2-2. 電気代の節約電力会社の時間帯別料金を上手に活用することで、蓄電池は電気代の節約にも大きく貢献します。夜間の安い時間に充電し、昼間の高い時間に使用することで、ピークシフトを実現できます。また、電力の自家消費率を上げることで、再エネ賦課金の抑制や電気使用量全体の削減にもつながります。光熱費の見直しを考えている方にとって、蓄電池は非常に有効な選択肢です。電気料金が不安定な今の時代だからこそ、安定した電力供給とコストコントロールが求められています。2-3. 太陽光発電との相性売電価格の下落に伴い、太陽光発電で得た電力は「売る」から「使う」時代へとシフトしています。蓄電池を併用することで、昼間発電した電力を夜間にも使うことができ、再生可能エネルギーの有効活用が可能になります。昼間に発電し余った電力を貯めておけば、外出先から帰ってきた後も電力を自給自足できます。まさに“発電した電気を無駄なく使える”スマートな暮らしが実現するのです。こうしたライフスタイルは、将来的には電力会社への依存を減らし、より持続可能なエネルギー利用を支える基盤となります。2-4. 環境への配慮CO2排出削減や地球温暖化防止の観点からも、家庭用蓄電池は注目されています。太陽光発電と併せて使うことで、火力発電に頼らない電力使用が可能となり、再生可能エネルギーの拡大に貢献します。国や自治体の補助金制度とも相性が良く、導入時のコストを軽減しながらエコな暮らしをスタートできるのも大きな魅力です。次世代にきれいな地球を残すという観点からも、今できることの一つとして蓄電池は有効な選択肢になります。2-5. 災害対策災害時に電力を確保できるかどうかは、生活の質を大きく左右します。蓄電池があれば、ライフラインの1つである“電気”を自宅で備蓄することができ、食料・水と並ぶ災害時の備えとなります。避難所に行かずとも最低限の生活が送れるということは、家族の安心にもつながります。防災意識が高まる中で、電力の「備え」を意識する家庭が増えているのも納得です。蓄電池は、電気を使った暖房や給湯設備を維持する手段にもなり、寒冷地などでは命を守る設備ともなり得ます。 3. ニチコン製蓄電池の特徴3-1. 多様なラインナップニチコンは、単機能型からトライブリッド型まで、幅広いラインナップを揃えています。小規模な2kWhから、大容量の16.6kWhまで、多彩なニーズに応えられる製品が豊富です。家族構成や住まいの規模、ライフスタイルに応じて最適な容量を選べるため、導入後の後悔が少なく、長期的な満足度も高いと評判です。さらに、今後の生活スタイルの変化にも対応しやすい柔軟な設計が施されています。3-2. 高い安全性と耐久性日本の厳しい安全基準をクリアし、長寿命を実現しているニチコン製蓄電池は、10~15年の長期保証が標準で付帯。過酷な気象条件下でも安定して稼働し、日々の生活をしっかり支えます。独自の冷却構造や発熱抑制機構も取り入れられており、万が一の事故リスクを最小限に抑える設計です。また、火災や感電のリスクも極めて低く、安全性に優れた構造を持つことで、家庭でも安心して使用することができます。3-3. V2Hとの連携ニチコンは、電気自動車の電力を家庭に供給する「V2H」システムの分野でも国内トップクラスの実績があります。将来的にEV導入を考えている方にとって、ニチコン製蓄電池は拡張性が高く、大きな安心材料となるでしょう。V2Hにより、EVが非常時の電力供給源にもなることで、家庭全体の電力レジリエンスが飛躍的に向上します。電気自動車と家庭との連携が進むことで、より効率的なエネルギーの使い方が実現します。3-4. 国内生産とサポート体制すべて国内で製造されているため、品質や信頼性が非常に高く、安心して導入できます。また、アフターサポート体制も充実しており、万が一のトラブル時にも迅速な対応が期待できます。メンテナンスのしやすさやサポートの質も、多くの導入ユーザーから高い評価を受けています。特に住宅設備としての導入後の安心感は、国内ブランドならではの魅力です。 4. 実際に導入したご家庭の事例4-1. オール電化住宅での導入事例(山口市・4人家族)山口市にお住まいの4人家族、仮名・佐藤様ご一家では、オール電化住宅と太陽光発電を導入済みでしたが、売電価格の低下により自家消費を意識するようになり、ニチコン製11.1kWhの蓄電池を新たに導入されました。結果として、日々の電気代が以前よりも抑えられている実感があり、日常のエネルギー管理がしやすくなったと感じているそうです。また、災害時の備えとしても非常に安心できるとご満足いただいています。4-2. 築20年の住宅に後付けしたケース(周南市・ご夫婦2人)周南市の仮名・吉田様ご夫婦は、築20年の住宅にお住まいで、これまで太陽光発電は導入していませんでしたが、将来の停電リスクと老後の電気代を見据えて蓄電池8.0kWhを新設。ハイブリッド型パワコンとセットで導入しました。導入後は「電気を買う機会が明らかに減った」「毎月の光熱費が以前よりも分かりやすくなり、支出の管理がしやすくなった」といった声があり、電気代が以前より安定し、負担が軽くなったと実感されています。4-3. 子育て家庭に人気の導入モデル(宇部市・5人家族)宇部市在住の仮名・村上様ご一家は、共働きで3人のお子さまを育てており、日中にせっかく発電した電気が売電に回ってしまうのがもったいないと感じていました。ニチコン製の12kWh蓄電池を導入したことで、発電した電力の有効活用が可能になり、電気代の削減にもつながっています。特にお子さまのいる家庭では、万が一の停電時に冷蔵庫や給湯、Wi-Fi環境などが維持できる安心感は非常に大きく、「家族の暮らしを守る設備」として非常に高い満足度を得られています。 5. 予測される電気代の高騰とその対策5-1. 電気代は今後どうなる?ここ数年、日本国内でも電気代がじわじわと上昇していることを実感されているご家庭も多いのではないでしょうか。その背景には、さまざまな要因が複雑に絡み合っています。まず第一に、エネルギーの多くを輸入に頼っている日本では、世界的な燃料価格の高騰がダイレクトに家計に影響します。特にロシアによるウクライナ侵攻などの地政学リスクは、天然ガスや石油の価格を不安定にし、結果として電力会社のコスト増に直結します。さらに、電力自由化により競争が激化する一方、燃料費調整制度の影響で、原油価格の高騰がそのまま電気代に転嫁されやすくなっています。また、日本政府が進める「脱炭素社会」への移行もコスト上昇の一因です。再生可能エネルギーへの転換には多額の初期投資が必要であり、その負担は再エネ賦課金などを通じて消費者にも求められています。これらの理由から、今後も電気代は中長期的に上昇する傾向が続くと予測されています。5-2. 蓄電池で電気代高騰に備えるこうした電気代の高騰に対抗する有力な手段の一つが、家庭用蓄電池の導入です。特に太陽光発電とセットで導入すれば、昼間に発電した電力を蓄えておき、夜間や曇天時に使うことで、電力会社から購入する電力量を大幅に削減することができます。さらに、電気料金の安い深夜帯に電力を蓄電池に貯め、日中の高い時間帯にその電力を使用する「ピークシフト」により、電気料金の変動リスクにも柔軟に対応できます。これは、今後ますます重要になるエネルギーの“価格安定性”という視点から見ても、大きな意味を持ちます。蓄電池は、単に非常時のバックアップ電源としてだけではなく、日常的な経済メリットを享受できる「電力のストラテジーアイテム」としての役割が期待されています。5-3. 長期的な光熱費の最適化へ電力コストが今後も不安定な推移を続ける中、光熱費の“固定費化”は家計にとって大きな安心材料になります。蓄電池を導入することで、自宅の電力消費の一部または大部分を自家発電・自家消費でまかなえるようになれば、将来的な値上がりリスクを大幅に軽減できます。また、再生可能エネルギーの活用は地球環境にもやさしく、CO2排出削減への貢献にもつながります。家庭でできるエネルギーシフトの一環として、蓄電池はまさに“未来を見据えた投資”といえるのではないでしょうか。エネルギーの自立、自給、安心のために──電気代高騰が続く今こそ、蓄電池の導入を本気で検討する価値があります。 6. 蓄電池導入のすすめ電気は、日々の暮らしに欠かせないインフラです。これまで「当たり前」に使えていた電力も、災害時や非常時には途絶える可能性があります。そんな時に、家庭用蓄電池があれば、電力の備蓄という安心感を得られます。また、再生可能エネルギーの活用や電気代の節約、環境配慮といった複数の観点からも、蓄電池は私たちの生活をよりスマートで持続可能なものへと進化させてくれます。太陽光発電とセットで導入することで、電力を「つくる・ためる・つかう」自給自足型のライフスタイルが実現します。特に長期的な視点で見ると、エネルギーコストの削減と安心の備えを同時に得られる蓄電池は、まさに未来への投資と言えるでしょう。弊社では、お客様のライフスタイルや電力使用状況を丁寧にヒアリングした上で、最適な蓄電池をご提案しております。導入に関する疑問や不安も、専門のスタッフが丁寧にご案内いたします。ご相談から設置後のサポートまで、安心してお任せいただける体制を整えております。未来の安心と快適な暮らしのために── 今こそ「家庭用蓄電池」の導入を真剣に考えてみてはいかがでしょうか? 7. 「イエミライ」について「イエミライ」は、太陽光発電・蓄電池・HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)を標準搭載した、当社オリジナルのスマート住宅商品です。エネルギーの自給自足を目指し、災害時の備えと日々の電力コスト削減を両立。さらに、家全体の省エネ性能や快適な住環境にもこだわって設計されています。新築住宅をご検討の際には、「イエミライ」の導入を通して、これからの時代にふさわしいスマートな暮らしを実現してみてはいかがでしょうか。いえとち本舗の「イエミライ」を見てみる
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平屋の外観をおしゃれに!和風から洋風までデザインのポイントを解説
最近はマイホームを平屋で建てられる方が多くなり、若いご夫婦にも人気があります。平屋のデザインはスタイリッシュで現代的な外観から落ち着きのある和風な外観と様々ですが、どんな外観にしたいか夢は膨らんでいくけど、どうやって決めていけばいいかわからないと家づくりに悩まれている方も多くいます。そこで、この記事では平屋の外観デザインのポイントをご紹介していきたいと思います。1 平屋の外観デザインのポイント2 おしゃれな平屋の外観【外壁】 3 おしゃれな平屋の外観【屋根】 4 おしゃれな平屋の外観【窓・ドア】 5 おしゃれな平屋の外観【テラス】6 おしゃれな平屋の内観 7 平屋の外観で失敗しやすいパターン8 まとめ平屋の外観デザインのポイント平屋の外観は建物の印象を決める大切なポイントです。見た人の第一印象となりますので、しっかりとこだわっていきたいところです。外観デザインを決めるポイントは外観を構成する屋根と外壁にあります。屋根の形状や色、外壁の模様などが外観を作っていきますので、どんなデザインで装飾していくかが大切です。そして、外観のデザインを考えていく上で最も重要となってくるポイントが統一性です。どんなに優れたデザインを持っていても外壁や屋根のテイストがチグハグでは見栄えは悪くなってしまいます。また、デザインばかり重視しすぎて実用性に欠けてしまうのも問題です。このため統一感のあるデザインと実用性の両方を兼ねて外観をデザインしていくことが大切になります。 おしゃれな平屋の外観【外壁】 外観を決める要素の一つが外壁です。外壁は現在住宅に多く普及するサイディングや昔から日本住宅に採用されているモルタル外壁、タイルなどたくさん種類があります。窯業系サイディングは普及率が高いことからコストが安価にも関わらず、レンガ調や石目調など意匠性に優れた模様が外壁に施されています。サイディングのデザインは豊富にありますので自分の好みに合ったテイストを選ぶことができるメリットがあります。スタイリッシュでモダンな外観にしたい方は金属サイディングがおすすめです。金属のシャープさとシンプルな凹凸ラインが現代的な外観を演出してくれます。塗壁は昔から使われているモルタルの他にも漆喰などがあり、コテで仕上げる美しい模様を外壁に施すことができます。塗壁は和風から洋風と様々な家のスタイルに合わせられます。左官職人によるコテ仕上げは自然の風合いを演出し趣のある仕上がりになります。外壁の種類によって外観の印象が決まりますので、どんな家にしたいかイメージを持って外壁を決めることがポイントです。 おしゃれな平屋の外観【屋根】 屋根の形状は切り妻や寄棟、片流れ、陸屋根などがあり、形状や傾きの角度によって外観のイメージもガラッと変わります。平屋で多く採用されているのは片流れや陸屋根です。片流れは屋根の傾斜が一方向の形状をしており、家を大きく見せる効果があります。傾斜が一方向なためスタイリッシュな印象があり、太陽光パネルの設置も有効です。南向きに太陽光パネルを設置すれば効率的にエネルギーを蓄えることができ光熱費の負担も軽減できます。陸屋根は傾斜がほぼない屋根となっており、建物の外観が箱のようなキューブ型になります。キューブ型の外観はモダンな印象があり、おしゃれな家としても雑誌で掲載されていることが多いです。和風にしたいという方は切り妻屋根がおすすめです。傾斜が二方向にあり屋根と破風板が外観に和を演出してくれます。 おしゃれな平屋の外観【窓・ドア】 開口部は室内の開放性と外観をつくります。窓から漏れる明かりが夜の外観を美しく演出してくれますので、開口部の場所や大きさをよく検討して計画を立てましょう。開口部が大きくなるほど室内の解放性は増しますが、その分外部からの視線が遮断されませんので、計画的なプライバシーと防犯性の確保が必要です。外部から入る視線は生垣やフェンスなどを設けて遮断することができますし、防犯性は人感センサー付きの照明や防犯カメラの設置で対策することができます。照明の光を外観に演出したい方は一階部分の開口は適度にして、二階に開口幅の狭い縦滑り出し窓などを等間隔に複数設置する、若しくはプライバシー空間は仕切り壁を設け、パブリックな空間のところだけ開口を大きくして外部から見えるようにするといった演出も有効です。家の形状をコの字型にして中庭を設けると開放性、プライバシーの確保の両方が実現し、家族との憩いの場として活用することもできます。 おしゃれな平屋の外観【テラス】 テラスは洗濯物を干す実用的なスペースと子供の遊び場として活用する憩いの場、部屋間のアクセスの活用などいろいろな用途を盛り込むことができます。リビングを延長するようにテラスを設ければ内部と外部がつながる奥行きのある空間を作り出すことができます。テラスを外観として取り入れる場合は庭の植栽も大切な要素です。庭のシンボルツリーは育った時のことも想定して計画を立てることが重要になります。育った時に建物やウッドデッキなどに干渉してしまわないように注意しましょう。植栽が多くなると虫害や鳥害を受ける恐れもありますので、防虫剤の散布や鳥よけグッズの設置など対策が必要です。 おしゃれな平屋の内観 おしゃれな内観の特徴はデザインが統一されていることです。壁紙や建具などの内装、住宅設備の他に配置する家具も平屋のテイストに合っていることが大切ですので、イメージしている雰囲気を固めて計画しましょう。平屋は2階建てや3階建てと比べて天井高の制限を受けにくいため開放感のある空間を作ることができます。天井高が低いと圧迫感が出やすいためなるべく天井を高くしておくことをおすすめします。天井をボードで塞がず梁や柱を見せる「あらわし」という仕上げにすると古民家風になって味のある内観になります。また、フラット感が否めない平屋ですが、リビングの床レベル(床の高さ)を下げるダウンフロアは空間に立体感が生まれ、ベンチとしても活用することができますので、家族が集まりやすいリビングにすることができます。 平屋の外観で失敗しやすいパターン これから家づくりをする方は失敗しやすいパターンを知ってすてきな家を計画していきましょう。外観で失敗しやすいパターンは以下のことが挙げられます。 デザインの統一感がない デザインを重視しすぎて実用性に欠けてしまう メンテナンスのことを考えてなく維持するためのコスト負担が大きいプライバシー性と防犯性の確保ができていない家のテイストを統一させるためには、好みのものだからといって安易に取り入れないことです。夫婦でご計画される際はお互いに好きなものを選ぶのではなく、ちゃんとデザインや色が合っているか夫婦同士で確かめるのも重要です。また、住んでみて不便だったということがないように実用性も考えておかなければいけません。住み心地が良くなるように断熱や気密のことは考えて設計しましょう。家は維持していくために定期的にメンテナンスが必要です。最終的にメンテナンスに掛かるトータルコストも想定して計画を立てましょう。 まとめ 平屋の外観を決めていくポイントは屋根と外壁のデザインになります。色やテイストで印象は大きく変わりますので、どんな平屋を建てていきたいかイメージを持っておくことが大切です。統一感のないデザインは外観の見栄えを悪くさせてしまいますので、なるべく採用する色や素材など家のスタイルに合わせて設計しましょう。家づくりは情報収集することが大切です。いえとち本舗は無料で家づくりに役立つ資料を提供しておりますので、これから家を購入しようと考えている方はぜひご利用ください。資料請求はこちらからさらに会員登録をするとVIP会員様限定の間取り集や施工事例、最新の土地情報をお届けいたします。当社は一切押し売りを致しませんので安心してご登録ください。会員登録はこちらから