ブログ/コラム
Blog/Column
建物・家づくり
マイホームを売却したい!どんな新築が高く売れる?

新築を手に入れたら長く住んでいたいと思うかもしれませんが、何らかの理由で手放すこともあり得ます。
その他にも子供が成長し独立する、定年退職するなどライフスタイルの変化でマイホームを売却することも考えられます。
家を売るならできるだけ高い金額で売りたいですよね。
そこで今回の記事では、マイホームを売却するときに高く売りやすい家とはどんな条件があるのかなどをご紹介していきます。
マイホームを売却しやすい条件とは?

マイホームを売却する際は、売りやすい条件というものがあります。
では、マイホームを売却しやすい条件とは何か下記にてお伝えしていきたいと思います。
立地・周辺環境・利便性がいい

立地や周辺環境、利便性がいい住宅は売却しやすい重要な要素です。
中古住宅は、家から駅まで近いことが求められ、少しでも近いことが望ましいです。
また、最寄駅から都心までのアクセスがいいか、人気の高い沿線上に物件があるかも、家の売却のしやすさに影響します。
ショッピングセンターや市役所、病院などの施設が周辺に揃っているかも大事なポイントになります。
マイホームを売却する際は、徒歩15分圏内または1km圏内にどんな施設があるかリストアップしておくといいでしょう。
その他にも緑豊かな閑静な住宅街は子育て世帯にも人気があり、駅から少し遠くても需要があります。
周辺環境の良い場所に物件があるのも売却するのに有利と言えます。
築年数が10年以内

マイホームの売却は築年数も影響します。
売却のしやすさは、築年数が浅いほど売りやすく、目安は築10年以内と言われていています。
その理由は築年数10年を超えると家のメンテナンスのことを考えなければいけないからです。
中古物件を求めている方は、今後かかりそうなお金のことも見積もって探しています。
築年数10年だと、外壁やコーキング、シロアリ、壁紙などが目に見えて劣化する時期です。
また、新築時の瑕疵担保責任保険の期限もきれる年数ですので、売却する家の状態を考慮して価格設定することが大事です。
早く売却したいからといって、あまりに安い価格に設定してしまうと、反対に築年数が浅いのになぜこんなに安いのか、と怪しまれてしまう場合もあるので注意しましょう。
日当たりがいい

新築も中古も日当たりの良さを気にする方は多くいるはずです。
日当たりの良さはマイホームの売却のしやすさに影響し、多少悪条件であっても日当たりが良ければ売れてしまうこともあります。
人気が高いのは「南向きの物件」「角地の物件」です。
ただし、日当たりと風通しは周囲の建物が影響するため、必ずしもこの場所にマイホームがあるから売却しやすいとはなりません。
また、近隣で大規模な開発が予定されていないかについても調べておく必要があるでしょう。
一般的な間取り

中古物件は一般的な間取りの方が好まれます。
住んでいた人のこだわりが前面にでている間取りや独特な間取りは、実際は住む人を選ぶことになってしまいます。
ごく普通の間取りは、どの家庭が住んでも対応しやすいメリットがありますので、売却することを考えて家を建てる場合は、奇抜な間取りにはせずに一般的な間取にすることをおすすめします。
最近では壁を少なくする開放的な間取りが好まれています。
人気のある間取りになっているかもマイホームの売却にとても影響します。
駐車スペースがある

家に駐車スペースがあるかについてもマイホームを売却がしやすいか影響してきます。
車を所有する人の場合、駐車スペースがない物件は別に駐車場を契約しなければならず、中古物件のお金の他に毎月駐車場代を払う必要がでてきます。
車を所有する人にとっては駐車スペースがあるか、ないかは大きな違いです。
一般的には駐車スペースのある物件の方が売却はしやすいでしょう。
特に地方だと車が必要になるケースが多く、2台以上の駐車スペースが求められるため、駐車スペースがないのはデメリットになります。
ただし駐車スペースがない物件は、価格を安く設定すれば割安感があって買い手がでてくるかもしれません。
売却時の家の状態も重要

どんなに立地や周辺環境が良くても建物自体が劣化して美観が損なわれてしまっては売るに売れなくなってしまいます。
見た目から劣化がはっきり見えてしまう物件は、家の構造体や設備類などの状態も不安に感じてしまい買い手がつかなくなる可能性があるでしょう。
家の状態は定期的にメンテナンスを行うことで保たれていきます。
一時的なメンテナンスでは家の状態が戻らなかったり、大規模工事となってしまったりするので、売却を考えている方は良好な状態を保てるように定期的にメンテナンスを行うことが大切です。
マイホームの売却にかかる税金

不動産の売却は、法律上では「譲渡」となります。
不動産を売却して儲けが発生した場合は、その儲けに対して所得税と住民税に課税されます。
不動産を売却して得た儲けを譲渡益といいます。
マイホームを売却する際は、譲渡益が発生していれば確定申告をして税金を納める必要があるので注意しましょう。
マイホーム売却時の譲渡所得の計算方法
マイホームを売却して得た所得を譲渡所得といいます。譲渡所得の計算は下記のようになります。
譲渡所得=譲渡収入金額−(取得費+譲渡費用)
譲渡価格とは、家を売却した価格です。
取得費は不動産の価格のことですが、最初に取得した不動産の価格ではなく、減価償却費を差し引いた金額になります。
減価償却費とは、家のように年数の経過で劣化するものに対して、経過した時間を考慮して価値が減少していくことです。
また、土地は建物とは違って劣化していくとは考えられていないため、減価償却費はありません。
譲渡費用は、マイホームを売却する際にかかった不動産会社への仲介料などが該当します。
不動産を売却し、計算した譲渡所得に対して所得税と住民税が課税されますが、譲渡所得がマイナスの場合は課税されません。
また、譲渡所得は給与所得とは分けて計算される分離課税です。
マイホームの売却は譲渡所得から控除される特例があり、税金対策することができます。
では、マイホームの売却の特例について下記にてお伝えしていきます。
マイホームを売ったときの特例

マイホームを売却した際に、所有期間の経過に関係なく譲渡所得から最高3,000万円まで控除ができる特例があります。
国税庁ではこれを「居住用財産を譲渡した場合の3,000万円の特別控除の特例」といいます。
なお、この特例は適用条件がありますので、利用される方は国税庁の「マイホームを売ったときの特例」をご覧ください。
国税庁「マイホームを売ったときの特例」
まとめ
マイホームの売却を考えているのなら、相場的に売りたい物件の価値があるかを調べておくことが大事です。これから家を建てる方も将来的に家を売却するかもしれないという場合は、売却しやすい要素を含ませて家を建てるといいでしょう。
また、どの不動産会社を利用するかも重要です。
複数社から査定を受けて信頼できる不動産会社を見つけることが大切になります。
家づくりについてどうしたらいいかわからないと迷われる方は、住宅会社の資料請求を利用してみましょう。
いえとち本舗は家づくりについての資料を無料で提供しています
もしご興味がありましたらご利用ください。
資料請求はこちら
また、無料の会員登録をして頂けますと、数千種類の中から厳選された間取りを閲覧することができます。 こちらも、もし良ければご参考ください。
会員登録はこちら
関連記事
-
人気のエクステリアのご紹介♪【いえとち本舗の新築・山口・防府・山陽小野田・宇部・周南】
みなさまこんにちは!いえとち本舗山口中央店です(^^♪ 山口・周南・山陽小野田・宇部・防府で新築住宅の購入をお考えのみなさま、『エクステリア』ってなにを指すか分かりますか? 『エクステリア』=『外構』といったイメージかもしれませんが少しだけ違いがあります。 『エクステリア』とは、家の外側の空間をとらえた言葉です。エクステリアの対になる言葉がインテリアです(^^♪ インテリアは室内のテーブルやイス、時計やカーテンなど色々なものを含んだ空間を指しますよね。 つまり、『エクステリア』はフェンスやカーポート、花壇などの「外構」を含めた空間をとらえた言葉になります◎ 山口・防府・宇部・周南・山陽小野田で新築住宅購入をお考えのみなさまはこのエクステリアについてどうお考えでしょうか? 建売などはエクステリアが完成しているものもありますが、多くの場合はご自身でエクステリアを決められると思います。 なので今回は、「人気エクステリアのご紹介♪」についてお伝えしていきます(^^♪ 山口で新築住宅をご購入されて、エクステリアで悩んでいる方の参考になれば幸いです(^^) ★エクステリアの考え方のポイント エクステリアを考えるうえで「家の外側をどういう風に使いたいか」ということが大事になってきます。 自動車を何台止めたいのか、お子様がおられるなら芝生かウッドデッキか、動線や敷地の形等をいろいろと配慮しなければなりません。 また、エクステリアはよく天候に左右されます。なので工期に余裕をもって検討することが大切になってきます。 ★ダントツ人気のウッドデッキ♪ お子様やペットがいるご家庭にダントツ人気なのがウッドデッキです。 デッキやテラスはどちらも家のリビングと空間的につながった外部リビングのようなものです。どちらも第二のリビングとして活用することが多いようです◎ 天然木のウッドデッキは人気が高いですが、メンテナンスを怠ると傷んだり変色してしまいます。 メンテナンスは毎日水洗いすることが理想ですが、毎日となると大変ですよね。 そんな時は撥水効果のあるオイルや塗料をぬって木材を保護し腐朽菌などの浸入を防ぎましょう(*^-^*) ★おしゃれに防犯ができるライティング 昼と夜で違った家の顔を見せてくれるライティング。夜におしゃれな光があるお家は目を引きますよね。 ライティングは光の色や種類、明るさを変えるだけでお家の印象がガラッと変わります。 夜間の防犯や安全を確保する効果もありますので、ライティングを施すことで見た目も防犯上もグレードアップさせることができます♪ ★ペットのことを考えたエクステリアは? ペットは大事な家族の一員といわれる方は多いですよね。新築住宅を購入されるとき、室内はもちろんエクステリアにもペットの配慮は必要です! ワンちゃんも猫ちゃんもいつも裸足です。とてもデリケートな部分になりますので、エクステリアも床材や塗料にはこだわりましょう。 動物が食べてはいけない植物(アサガオやチューリップの球根等)がお庭に生えてしまう可能性もあるので、チェックは欠かせません! また、道路への飛び出しを防ぐためにもフェンスを設置したり踏み台になるようなものを置かないようにするなどの配慮も必要です。 ★さいごに これから新築住宅の購入をお考えの方、またはエクステリアをお考えの方に少しでも参考になりましたでしょうか。エクステリアはお家を演出し自分だけの空間を作り出せるものです。 たくさんのエクステリア施工を参考にして、たくさん悩んで、家族の笑顔が集うお家を実現しましょう♪ 12月14日(土)~12月22日(日)開催イベント↓ 【山口市下市町】リビング21.3帖平屋3LDK完成見学会
-
インナーバルコニーとは?メリットや活用事例を解説
新築住宅を建てるとき、ついつい興味が湧いてくる「インナーバルコニー」。インナーバルコニーのスタイリッシュさや使い勝手の良さに、魅力を感じている人は多いでしょう。 しかし、インナーバルコニーがどういったもので、何がすぐれているのかわからない人も多いはず。「嫁が『インナーバルコニーが欲しい!』と言い出しているが、一体なんのことだ?」と不思議に思っている男性もいるかもしれません。 本記事では、インナーバルコニーのメリットやデメリット、活用事例について解説します。本記事を読めば、インナーバルコニーが必要かどうか、はっきりとわかるはずです。 インナーバルコニーとは?インナーバルコニーのメリット・デメリットインナーバルコニーの活用事例①バルコニーを”部屋”にして、最高のリラックス空間に②カフェテリアのような、フォトジェニックな空間を作るインナーバルコニーをつくるときに注意することは?まとめインナーバルコニーとは?まずは、インナーバルコニーがどういったスペースなのか解説しましょう。インナーバルコニーとは、一言で言えば、「バルコニーのうち、大部分が屋根でおおわれている場所」のことです。もっとわかりやすく言うと、「ベランダのような場所だけれど、屋根はついている」といった状態ですね。ちなみにインナーバルコニーにはちゃんとした基準があり、屋根で覆われている部分の奥行きは90cm以上でなければいけません。 インナーバルコニーは、後ほど詳しく解説するようにさまざまなメリットがあり、最近では間取りとして積極的に取り入れられるようになりました。インナーバルコニーのメリット・デメリットなんとなくお洒落なイメージが湧いてくるインナーバルコニー。具体的に、どんなメリットとデメリットがあるのか考えてみましょう。まず、メリットとしては以下のような点が挙げられます。第一に、設置する位置を工夫すれば「リビングが延長される」という点。つまりリビングとインナーバルコニーを直結させることで、実質的にリビングを広げることが可能です。さらにインナーバルコニーの部分は、光や風、外の気温を味わえます。リビングにいながらも、外の空気感が楽しめるわけですね。 また、「屋外ではあるけれど、屋根はついている」という点も大きなメリットです。最低でも90cmが屋根で覆われているということは、やはり洗濯物を干すうえでとても便利。雨の日でも、何ら問題なく洗濯物を干せます。 急な雨が降ってきても、インナーバルコニーなら基本的に安心です。できるだけ奥張ったところで干せば、横殴りな雨が降ってきても大丈夫。ほかにもイスとテーブルを置いてカフェテリア風に仕上げる、子供たちの遊び道具を置くなど、さまざまな活用方法が考えられます。 最後に、「人の目を気にしなくてもよい」といデメリットも紹介しておきましょう。インナーバルコニーは二階に作られる構造なので、基本的には外にいる人たちよりも目線は高いわけです。 一階では御近所さんや通行人の視界に入ってしまいますが、インナーバルコニーではそうではありません。インナーバルコニーでは、人の目をほとんど気にせず、プライベートな時間が楽しめるはずです。快適ながらプライバシーも守れられるのは、インナーバルコニーならではのメリットと言えるでしょう。 一方で、インナーバルコニーにはデメリットもあります。デメリットとしては、大きく分けてふたつ挙げられるでしょう。 ひとつ目は、やはり費用がかかりやすいというところ。インナーバルコニーにかかる費用は、スタンダードなバルコニーと比較して2倍前後とされています。インナーバルコニー自体は実に魅力的ですが、2倍も費用がかかるなら、設置はためらわれますよね。 無理なくインナーバルコニーを設置するなら、他の部分で費用をおさえるといった工夫も必要となるでしょう。絶対に必要な間取りではないので、配偶者からの同意を得るのも少したいへんになるかもしれません。 ふたつ目は、日当たりがよくないところ。インナーバルコニーのメリットは、やはり屋根があるところから生まれています。しかし屋根があるということは、日当たりを悪くするとも言い換えられるわけです。 日当たりを確保したい場合は、設置する場所を工夫しなければいけません。天窓を設置するといった方法も考えられますが、それだとインナーバルコニー特有の開放感は低減されてしまいます。というようにインナーバルコニーを設置するうえでは、日当たりとの付き合い方をしっかり考えておく必要があるわけです。 インナーバルコニーの活用事例というように気になるデメリットもありますが、インナーバルコニーが実に魅力的な場所であることは間違いありません。とはいえ、具体的にインナーバルコニーをどのように活用するか、ピンとこない人も多いでしょう。下記では、インナーバルコニーの活用事例について、いくつか紹介します。インナーバルコニーをより有効に、そしてスタイリッシュに活用したい場合は、ぜひ参考としてください。 ①バルコニーを”部屋”にして、最高のリラックス空間にhttps://www.instagram.com/p/BhMPn1ynmpG/?utm_source=ig_web_copy_link ひとつめは、バルコニーを部屋のように仕上げる活用。画像のように屋根下部分に家具を置けば、たいへん開放的、そしてスタイリッシュな空間が出来上がります。これに心を引かれない人は、そうそういないでしょう。 外とつながっている場所でくつろぐことは、家の中でで過ごすのと、また一味違った趣があります。リラックスやリフレッシュの場所としては、これ以上なく素晴らしいものとなるはずです。 ②カフェテリアのような、フォトジェニックな空間を作るhttps://www.instagram.com/p/B9K52YfgdDx/?utm_source=ig_web_copy_link ふたつめは、カフェテリアのようにイスとテーブルを設置するスタイル。インナーバルコニーの活用方法としては、もっともスタンダードな形ですね。ただイスとテーブル、そして少々の観葉植物を置くだけて、とてもスタイリッシュな空間に仕上がります。 カフェテリアのようなスタイルは、再現するのが実に簡単です。インナーバルコニーが手に入ったら、まずはこういったアレンジメントから試してみるとよいいでしょう。 インナーバルコニーをつくるときに注意することは?上記のような活用事例を見て、「絶対に設置したい!」という気持ちになる人もいるはずでしょう。とはいえ、インナーバルコニーを設置するときは、ふたつほど注意点があります。注意点を踏まえたうえで、ベストなインナーバルコニーを設置しましょう。 ひとつ目の注意点は、「活用方法に応じて動線を意識すること」。たとえばインナーバルコニーを「開放的な場所」として活用するなら、やはり外とのつながりを強く感じられるようにしたいところです。具体的にはリビングと連結させる、できるだけ屋根を小さくするといった工夫が考えられます。 逆にプライバシーの問題などから、「外とのつながりはさほど必要でない」という人も多いでしょう。だとすればできるだけ屋根は小さくしたほうが、よりプライベートな空間となります。また外壁を高くするなどして、できるだけ人の目が届かないようにするといった方法もあるでしょう。 ふたつ目は、「インナーバルコニーに出すものを、格納できる場所を用意しておくこと」。インナーバルコニーにいろいろと置くのは楽しいものですが、天候次第では一時的に(本当の意味での)屋内に格納しなければいけない場面もあります。よって、それだけの家具やアイテムを格納する場所を用意しておかなければいけません。まとめわかりやすく言ってしまえば「ベランダに屋根がついているだけ」なのに、インナーバルコニーの醸し出す雰囲気は、人々を魅了して止みません。「嫁が欲しいと言っていたけど、たしかに悪くなさそうだな......」と思い直した人もいるのではないでしょうか? 費用面など問題などもありますが、インナーバルコニーだけがあるだけで、普段の暮らしはグッと明るく、そしてスタイリッシュになるはずです。ぜひともインナーバルコニーを設置する方向で、検討してみてください。 いえとち本舗では、インナーバルコニーはもちろん、住まいや家づくりに関する情報とコンテンツを多数配信しています。「インナーバルコニーが欲しいけど、うまく設置する方法が思いつかない」なんて思っている人もいるでしょう。いえとち本舗なら、とっておきの解決方法が見つかるかもしれません。ぜひ一度、資料請求、および会員登録をしてみてください。 資料請求する会員登録する
-
【事例あり】間取り図の見方と作成時のポイントを徹底解説
家づくりの打ち合わせでは間取り図を見て計画を立てていきますので、どんなことが書かれているのか間取り図の見方を知っておくことが大切です。また、建てたい家を考えていくために自分で間取りを書けることも重要ですので、間取り作成のポイントも押さえておきましょう。この記事では間取り図の見方と作成時のポイントについてご紹介します。1 間取り図の見方2 間取り図作成のポイント3 間取り図作成の注意点4 まとめ 間取り図の見方 設計は部屋の位置や広さ、窓の位置などがわかる間取り図を元に計画されていきます。間取り図は設計する家の情報がたくさん詰まっていますのでこれから家づくりをご検討されている方は間取り図の見方を知っておくことが大切です。間取り図には部屋の用途や収納スペース、洗濯機置き場など、わかりやすく表現するために記号や特有の用語で記されています。以下の表は間取り図によく使われる用語ですので、どんな意味なのか覚えておきましょう。 間取り図の用語LDKリビング・ダイニング・キッチンUBユニットバス・浴室・お風呂WCトイレCLクローゼットWCLウォークインクローゼットSCLシューズインクローゼットSRサービスルーム・何度RFロフトPSパイプスペースSBシューズボックスW洗濯機置き場R冷蔵庫置き場 3LDK・4LDKなど◯LDKはどんな間取りの建物かを表している リビングとダイニング、キッチンを1部屋にまとめたプランがLDKです。「Lはリビング」「Dはダイニング」「Kはキッチン」を意味しています。キッチンとダイニングを同じ部屋に配置し、リビングは別の部屋として仕切るプランをDKと呼びます。このプランの場合はリビングのところは「L」と間取りに記されています。物件情報でよく見かける3LDKや4LDKとは部屋数とLDKを表しています。3LDKは3つの居室とLDKのある建物、4LDKは4つの部屋とLDKのある建物ということを示しています。 間取り図の見るポイント 【A】洋室の建具が記されています。この記号は引き戸を表しており、引き戸の種類は片引き戸になります。戸の引き込むところは台所側の部屋になっており、間取り図をよく見ていただくと点線が記されているのがわかると思います。これが戸の動きを表しています。【B】窓の種類を表しており、この図では引き違い窓になります。間取り図は平面ですので、この図だけでは掃き出し窓なのか腰窓なのかはわかりません。高さ方向は間取り図ではわかりませんので、仕様書や立面図で窓の種類を確認する必要があります。【C】この記号はクローゼットの折れ戸を表しています。もしクローゼットの扉が引き戸の場合は【A】の記号が使われます。【D】動線は人の動きを表します。間取り図には動線まで書かれていないことが多いですが、上記の図面を見ていただくと、玄関から台所へと直接アクセスできる設計になっています。この動線なら買い物したものを台所に置くのにとても効率的で移動は玄関から台所と短くなっています。動線を確認する時は矢印などの記号を図面に描いてどんな動きになるか確かめるとわかりやすいです。【E】開き扉の開き方向を表現している記号です。上記の図ではLDK側に扉が開く設計になっており、物入れ側に扉が開くようになっています。扉の開く方向は普段の生活の利便性にとても関わりますので、設計時はよく確認しておくことが大切です。 間取り図作成のポイント 家づくりをする時はラフスケッチでもいいですので、間取り図を自分で描いてみるのも有効です。しかし、どうやって間取り図を書いていけばいいか初めての方には難しく感じてしまうかもしれません。そこでここでは間取り図作成の時に押さえておくポイントをご紹介します。 土地の形と方角 間取りを考える上で土地の形状や方角は住み心地にとても影響を与えます。例えば日中は日が入りにくいと言われている北側に家族が集まるリビングを配置するのは最適とはいえません。土地には北向き、東向き、南向きなどがあり、どの方角に面した土地かで部屋の配置も決まります。また、土地の形には正方形や長方形のものから旗竿地や三角地といった不整形地などの特殊な形の土地もあります。土地の形状でも部屋の配置の仕方は変わってきますので、どんな形の土地に家を建てるのか、どの方角に面しているのか、を意識して間取りをつくることが重要になります。 家はなんでも自由に建てられるというわけではなく、建築する土地には建ててもいい建物の制限がされています。代表的なのが「建ぺい率」や「容積率」「接道義務」「高さ制限」などで、建物の高さや大きさ、建築していい敷地の広さ、部屋の延床面積数の上限が決まっています。理想の家をイメージして間取りをつくることも大切ですが、土地にかかる制約や建築基準法で定める規定により、せっかく考えた間取りが実現できないということもありますので、間取りを作成する時は事前に土地の制約や建築基準法を破っていないか確認しながら計画することが大切です。家族構成と必要な部屋の広さ 間取り図を考えていく上で大切にしたいのが家族構成です。家に住む家族人数により必要な部屋数や広さが決まります。家族人数は現時点での人数ではなく将来を見通して考えることが重要で、子供の自立や両親の介護、など数十年後どんな暮らしをしているかイメージを持って計画を立てていくことが大切です。また、この時にライフプランも計画していくと間取りづくりと同時に家の資金計画を立てていくことができます。効率的な生活動線になっているか 使い勝手のいい家は効率的な生活動線がしっかり計画されています。動線とは人の動きを意味しており、生活する人の動きに無駄がなく効率的に動けることでストレスの少ない暮らしをおくることができます。例えば食品の収納スペースとキッチンに距離があると、調理する時に材料を取りに行く手間が大きく不便と感じるはずです。キッチンの隣にパントリー(食品庫)があればすぐに材料を取り出すことができ、調理にすぐ取り掛かることができます。何かを動作する時にその間にある移動や手間が増えるほど効率の悪い動線となってしまいますので、効率的な動線を考えて間取りを作りましょう。 間取り図作成の注意点 間取り作りはそのまま完成した家の暮らしに繋がりますので、後悔のない設計をしていきたいもの。しかし、家づくりの経験者の声を聞くと間取りに失敗したという方も多くいます。家は一生に一度の買い物ですから、後悔のない家づくりをしていくことが大切です。ここでは間取り図作成の時に注意しておきたいポイントをご紹介します。 水回りの配置場所 キッチンやお風呂、トイレなどの水回りはできるだけ近い場所に配置するのがポイントです。水回りの部屋が近いことで給水・給湯の配管や排水の配管をまとめることができ、後々のメンテナンスがしやすくなります。注意しておくことは生活音です。トイレの音がリビングや寝室など居住スペースに聞こえてくるのはあまり生活をしていて快適なものではありません。音の伝わりを意識して間取りを作っていきましょう。収納スペースの広さ 家づくりでは収納スペースに失敗したという声が多くあります。失敗したと感じてしまうところは、「収納スペースが足りなかった」「収納場所が不便」です。収納スペースを計画する時は収納する量や物をちゃんと把握して考えることが大事です。また、どこに収納スペースを配置するのかがポイントになりますので、収納するものをチェックし、実際に出し入れする時に不便ではないかイメージして考えていきましょう。コンセントの位置や配置 家電を使うにはコンセントが必要ですので、コンセントの位置や量はしっかり計画しておかないと「使いたい場所にコンセントがない」ということになってしまいます。掃除機は移動しながら使いますので、掃除するところにコンセントがないと近くの部屋のコンセントを使わなければいけません。生活する部屋にはコンセントがあっても廊下には設置していなかったということもありますので、間取り図にはコンセントの位置や量を記して計画しておくことが大切です。 まとめ 間取りの作成はいきなり図面らしく書く必要もなく、ラフスケッチや希望していることの箇所書きなどでも十分です。最初は手探りな状態で進んでいき、少しずつ間取りとしての形になっていきますので、どんな家を建てたいか家族と話し合いながら間取りを作成していきましょう。家づくりは情報収集することが大切です。いえとち本舗は無料で家づくりに役立つ資料を提供しておりますので、これから家を購入しようと考えている方はぜひご利用ください。資料請求はこちらからさらに会員登録をするとVIP会員様限定の間取り集や施工事例、最新の土地情報をお届けいたします。当社は一切押し売りを致しませんので安心してご登録ください。会員登録はこちらから