ブログ/コラム
Blog/Column
建物・家づくり
理想の天井高とは?天井を高くするメリット・デメリットは?後悔しないための注意点

家づくりの時は部屋の広さにこだわってしまうことが多いですが、天井の高さも生活のしやすさにかなり影響してきます。普段は天井の高さをあまり気にされないかもしれませんが、天井が低いと圧迫感があり、快適な気持ちで過ごすことができません。この記事では最適な天井の高さと、天井を高くするメリット、デメリットなどをお伝えしていきます。
天井高の標準はどれくらい?

建築基準法では居室の天井高は2.1m以上と定められています。しかし、現在では平均身長が高くなってきた背景もあり、天井の高い住宅が多くなりました。天井の標準的な高さは2m20cm〜2m40cmです。天井が高いほど圧迫感がなくなり、開放性が増しますので、最近では高い天井が好まれ、2m40cmが主流となってきています。
また、住宅会社によってはさらに天井を高くした住宅もあり、3mを超える高さもあります。工法や構造の違いで天井高の制限を受けることはありませんが、住宅会社が設定する範囲でしか天井高を決めることができないこともありますので注意しましょう。
いろいろな天井の仕上げ方
一般的に天井は石膏ボードが張られていてフラットな変哲のない内観ですが、天井ボードをなくして梁を見せる仕上げ方法もあります。この方法だと構造を変えることなく天井を高くすることが可能で、内観も梁を見せることで古民家風の趣ある空間を演出することができます。その他にも天井の高さを場所ごとに変える方法もあります。天井の高さが違うことで動きのある空間になり、低いところから高いところへ移動した時の縦空間の広がりはフラットな天井では味わえない雰囲気を与えてくれます。
天井を高くするメリット・デメリット

空間を作る上で天井の高さはとても重要になってきます。ここでは天井を高くすることのメリット、デメリットをお伝えしていきます。
メリット
【開放感が得られる】天井が高いほど開放感のある空間になります。天井が低いと圧迫感が出てしまいますので、明るく開放性が求められるリビングは天井を高めに設定することが望ましいです。天井が高いと縦空間が広がるため、部屋も広く感じられゆとりのある空間となります。
【採光の確保・高い位置に窓をつくることができる】
天井が高いことで高い位置に窓をつくることができます。ハイサイドライト(高窓)は、採光を確保する際に、近隣の建物の影響が少ない窓です。
1階の部屋が暗くなってしまう原因は天井が低く窓から入る光も限られてしまうからです。こういった光を多く取り入れたいという方は天井を高くしてハイサイドライト(高窓)を設けるといいでしょう。
【間取りの自由度も増す】
縦空間を広げることでスキップフロアにすることが可能です。スキップフロアは敷地が狭く床面積が少なくなってしまう場合に有効な間取りで、通常の家は横に部屋を配置していくのをスキップフロアは縦の空間を利用して部屋を配置していきます。
天井の高い家を土台に縦空間に部屋を配置していけば、部屋数を多くすることが可能です。内観もおしゃれな空間になりますので注文住宅を建てる方に人気があります。
デメリット
【部屋の温度に注意】天井が高くなると部屋の体積も増えて冷暖房効率が下がるため、夏や冬は快適な室温になりにくくなる可能性があります。冷暖房効率が下がると光熱費が上がってしまうのも注意。室温を安定させるためには断熱性と気密性が求められますので、天井を高くする場合は高断熱・高気密にすることをおすすめします。
【コストの負担】
天井が高くなると壁の面積が増えるため、材料費や施工費が高くなります。わかりやすいのは内装クロスです。クロスを貼り替える量が増えますので、新築時だけでなく、数十年後のクロス貼り替えの費用も通常より高くなります。
また、カーテンを選ぶ時も注意が必要です。天井が高くなったことで掃き出し窓の高さも天井に合わせてしまうと、規格サイズではカーテンの丈が足りなくなります。規格サイズで長いものは2mほどですので、これ以上の長さが必要な場合はオーダーサイズになります。
【お部屋別】理想的な天井高とは?

天井の高さは部屋によって最適な高さがあります。天井は一般的にはどの部屋も同じ高さにしがちですが、快適な空間となるように部屋ごとに天井高を変えてみるのもおすすめです。
リビング
家族が集まる部屋ですので、明るく開放感が優先されます。天井の高さはできるだけ高くすることが望ましく、吹き抜けや勾配天井にするのもおすすめです。大人の目線高さは1m50cmほどですので、その倍の高さがあると開放感を得ることができます。リビングの天井高は最低でも2m40cmは確保しておきたいです。ダイニング
ダイニングは椅子に座るため、リビングより天井を低くしても大丈夫です。椅子に座った時の目線高さは1m10cmほどになりますので、その倍の2m20cnほどあれば天井が低いとは感じにくいでしょう。現在はLDKの間取りが増えてダイニングとリビングの空間がつながっていますので、ダイニングとリビングの天井高を変えて空間にメリハリを持たせるのもいいでしょう。
キッチン
キッチンの天井高を決める時は、キッチンカウンターの高さと吊り戸棚のサイズを考慮して決めることがポイントです。キッチンカウンターの高さは80cm、85cm、90cm、吊り戸棚は60〜80cmです。キッチンカウンターは85cmが一般的な高さで、レンジフードは消防法によりコンロから80cm以上離す必要があります。例えばカウンター高さ85cmにカウンター上端から吊り戸棚まで80cm、吊り戸棚を70cmとした場合、最低でも2m35cmの天井高が必要になりますので、設置するキッチンのことも考えて天井高を決めましょう。キッチンの天井高は2m30cmほどあれば圧迫感なく過ごせるでしょう。
寝室
寝室はリラックスして就寝することも考えて、天井を低くしておくのがおすすめです。建築基準法の天井高の規定がありますので2.1m以上必要ですが、天井に頭をぶつけないように「ベッドの高さ+1m」が適しています。また、勾配天井はその部屋の平均天井高でいいため、天井が低くなっているところにベッドを配置するのもおすすめです。玄関
玄関の天井はそのまま廊下の天井になってくるのに注意。玄関ドアの高さが基準になってきますので、選んだサイズで天井高を決めましょう。既製品の玄関ドアは2m20cm〜2m30cmほどです。また、廊下の天井は、玄関框を上ったところになります。玄関框は土間から20cmほどの高さ。玄関ドアの高さと玄関框の20cmの高さを加えて2m40cm〜2m50cmほどが玄関の天井高になります。和室
和室は床に座ることを前提に天井の高さを決めていきますので、他の部屋よりも天井を低く設定します。座った時の目線の高さは90cmほど。天井高は建築基準法で定める2.1mほどで大丈夫です。小上がり和室の場合は、床から40cmほど高くなることに注意しましょう。リビングに隣接する小上がり和室は、リビングの一部として見られますので、リビンの天井高を2m40cmにすると和室の天井は2mほど確保できます。
天井高の違いが分かる事例を紹介
天井の高さを数字だけで見てもなかなかイメージがわかないかと思います。写真やモデルハウスなど視覚的に見ることで自分の理想とするお部屋が見つかるかもしれませんので、実際に家づくりされる時は、天井の高さでどんな風に印象が変わってくるか事例を参考にすることをおすすめします。【フラット天井】

一般的なフラット天井は、安定した仕上がりと費用相場を目安に計画できます。現在では2.4mほどの天井高が主流で、このくらいの高さなら圧迫感がなく生活ができます。
【吹き抜け】

吹き抜け天井にすることで縦空間が広がりますので、開放感はフラット天井よりも感じやすいでしょう。断熱性と気密性は注意が必要ですが、リビングのように家族が集まる空間には、開放感があるように他の部屋よりも天井を高くするといいでしょう。リビング階段と吹き抜けの組み合わせは、家族とのコミュニケーションもとりやすくなります。
【梁を見せる天井】

梁を見せることで、箱のイメージに近い空間から趣のある古民家風の内観にすることができます。勾配天井との組み合わせも相性がよく、天井も高くなるためデザイン性と開放性の両方を得ることができます。
まとめ
天井の高さは部屋の雰囲気に大きく影響してきます。低い天井は圧迫感があり、窮屈さを感じさせてしまうため、自分に合った天井高で家を建てていきましょう、天井はあまり注目しないかもしれませんが、見せ方で内観の雰囲気もガラッと変わります。快適な空間となるように最適な天井高を決めていきましょう。家づくりは情報収集することが大切です。いえとち本舗は無料で家づくりに役立つ資料を提供しておりますので、これから家を購入しようと考えている方はぜひご利用ください。
資料請求はこちらから
さらに会員登録をするとVIP会員様限定の間取り集や施工事例、最新の土地情報をお届けいたします。当社は一切押し売りを致しませんので安心してご登録ください。
会員登録はこちらから
関連記事
-
住宅展示場に行く前に必見!展示場見学のチェックポイント
家を購入しようと思い立ったら、まず住宅展示場に行こうと考える方も多いのではないでしょうか。住宅展示場はいろいろなメーカーのモデルハウスをたくさん見学することができますので、家のことを知りたい時はとても便利な場所です。しかし、やみくもに住宅展示場に行ってしまっては時間を無駄にしてしまうことも。この記事は住宅展示場に見学する際にチェックしておきたいポイントについてお伝えします。 住宅展示場のチェックポイント住宅展示場の良いところは実際に生活しているような体験ができることです。ここでは住宅展示場を見学する際にチェックしておきたいポイントをお伝えします。 展示場は家のいろいろな悩みについて相談できる場所 住宅展示場に来る人は家の購入を検討している人がほとんどですが、みんなそれぞれ事情は異なるもの。中古物件を購入してリフォームにするか、そのまま今の家をリフォームするか、いますぐ家を建てたい、いずれ家を建てたい、など家に対する思いも違います。住宅展示場はこういった悩みを相談するのにうってつけの場所です。住宅展示場に行く理由は情報収集ですので、自分が抱えている悩みを住宅展示場のスタッフの方に相談しましょう。また、住宅展示場の見学の際は営業マンとの相性もチェックしておくといいです。家を建てるには担当者とのコミュニケーションが大切になります。できるだけ好感のもてるメーカーを見極めておきましょう。 展示場に行く前に目的を決めて事前準備する 展示場に行くのなら目的を決めて事前準備をしておきましょう。散歩中や突然思い立ってふらりと立ち寄るのもいいですが、時間帯や目的を決めて行った方が効果は高いです。目当てのメーカーがある場合は事前に資料請求をして知識を深めておくことも大切です。見学前に情報収集をしているとモデルハウスの見るポイントや質問したいことなどを絞ることができます。ある程度目的が決まっている場合は予約して住宅展示場に行くことをおすすめします。予約しておけばスタッフからの説明をもらうことができ、ただ見るよりもずっと得られるものがあるでしょう。 住宅展示場の見学の際に持っていくもの 住宅展示場を見学する際はメジャーやペン、メモ帳などを持参しましょう。また、カタログなど持ち帰るためのエコバッグがあると便利です。モデルハウスのメリットは実寸を体験できることなので、廊下の幅、窓のサイズや高さ、キッチンカウンターの高さや間口など、どれくらいの寸法なのか数値で把握しておきましょう。住宅展示場を見学する時は薄手の靴下を履いておくのもおすすめです。足元の感覚はスリッパ越しではわかりづらいですが、薄手の靴下を履いておくことでフローリングの触覚や無垢材と合板の違い、タイルの硬さなども確かめることができます。 1日にモデルハウスを多く見すぎない 住宅展示場はたくさんのメーカーのモデルハウスが建っています。たくさんのモデルハウスを見てまわりたいと思うかもしれませんが、そこはグッと抑えて、見学するのは1日に3棟ほどにしておきましょう。なぜ3棟で抑えるのかというと、それ以上見てしまうと最初に見たものがどんなだったか忘れてしまうからです。どんな印象を受けたか記憶に留めておくためにも1日に多くのモデルハウスを見すぎないことがポイントです。 住宅性能やオリジナル製品をチェック 住宅展示場のモデルハウスを見る際は性能やメーカーのオリジナル製品をチェックしておきましょう。モデルハウスは見栄え良くできていますので、インテリアや内装などに意識が向いてしまうかもしれません。しかし、内装やインテリア、間取りに関しては後からどうとでもなるのが実情です。そしてモデルハウスでしか確認できないのが住宅性能とメーカーのオリジナル製品です。住宅性能は省エネ性や耐震性などあり、ある程度のところは数値で判断することになりますが、断熱性など空間の快適性はモデルハウスで体感することができます。また、透明の壁にして耐震構造を見えるようにしているモデルルームもあります。オリジナル製品についてはメーカー独自のものになるため、モデルルームでしか見られません。住宅展示場を見学する際は、モデルハウスでしか得られない情報を優先してチェックしましょう。 実際に住んだ時のことをイメージして見学する モデルハウスを見学する時は流し見は厳禁です。実際に生活しているイメージを持って見学すると間取り計画の時もその体験が活かせます。特に家事動線は間取り図だけでは実感できないところ。家事動線については間取りの失敗でよく聞くことです。自分が家事した時のことをイメージして見ればどうすれば効率的か実感することができますので、モデルハウスを見る時は実際に生活しているように見学しましょう。メーカーによってはモデルハウスに一泊できる宿泊イベントを催しているところがあります。 より情報を得たい時はしっかりアンケートに答えよう 住宅展示場に行くとアンケートを求められることがあります。アンケートに答えてしまうと営業の人にしつこく訪問されると思って敬遠する人も少なくないですが、より情報を得たいのならアンケートを答えておくことをおすすめします。アンケートは家を購入する本気度を判断する意味合いも持っています。当然のことですが、本気で家を購入しようとしている人にはメーカーも必死に応えてくれます。もし、電話や訪問が嫌なら事前にその旨をお断りしておけば大丈夫です。カタログなどの資料は郵送してもらえばいいことですので、家の情報を深めたい方はアンケートに答えておきましょう。 住宅展示場がすべてではない!他にもチェックしておくこと家の情報収集はなにも住宅展示場の見学だけではありません。モデルハウスは規模が大きく豪華に建てていることが多いので、間取りやインテリアについては実際に建てることを考えるとあまり参考にはなりません。見学会は他にもあり、家の構造を見ることができる現場見学会や、実際に購入した人の家を見ることができる完成見学会などもあります。住宅展示場のモデルハウスを見学する以外にも事前に知識を深めておくことも大切ですので、情報収集はしっかりしておきましょう。 まとめ 家は一生に一度のお買い物です。後悔のないマイホームを手に入れるために、焦らずにじっくりと時間をかけて計画を進めていきましょう。住宅展示場はカタログや図面では得られない体験をすることができます。実物に触れられるのはモデルハウスでしかできないので、住宅展示場に行った際は、今回ご紹介したことを押さえて見学しましょう。いえとち本舗は無料で家づくりに役立つ資料を提供しておりますので、これから家を購入しようと考えている方はぜひご利用ください。資料請求はこちらから さらに会員登録をするとVIP会員様限定の間取り集や施工事例、最新の土地情報をお届けいたします。当社は一切押し売りを致しませんので安心してご登録ください。会員登録はこちらから
-
いい家は“いい見学”から!モデルハウスで後悔しないための7つの視点
モデルハウスの見学は、家づくりの第一歩。でも「なんとなく見に行っただけ」で終わってしまうと、本当に自分たちに合った住まいは見えてきません。近年では、ネットで事前に情報を集めたうえで、実際に訪れるのは2〜3社程度という人がほとんど。だからこそ、1回の見学の“質”がとても大切なのです。この記事では、モデルハウス見学を「いい家づくり」につなげるための7つの視点を、初心者にもわかりやすくご紹介します。営業トークに惑わされず、自分たちにぴったりの暮らしを見つけたい方は、ぜひ最後までご覧ください。 1. 見学は“比較”だけじゃない!現代的な家づくりのスタート地点 1-1. いきなり見に行くのは2〜3社だけ。それが今の主流 1-2. ゴールを持って見学すれば、得られる情報が変わる 1-3. モデルハウスは「理想の暮らし」を体感できる絶好の機会2. 豪華さに惑わされない!空間演出の正体を見抜くコツ 2-1. 標準仕様とオプションの違いを見極める 2-2. 家具・照明・天井高による“広く見せる”演出に注意 2-3. 大手ハウスメーカーほど「演出が上手」な点に注意3. 暮らしをイメージする“体感目線”で間取りを見る 3-1. 図面では見えない「生活のしやすさ」に注目する 3-2. 音・視線・空気感にも意識を向けてみる4. 営業トークに飲まれない!費用と提案の見極め方 4-1. 「費用感」は必ず標準仕様ベースで確認する 4-2. ライフプランに合わせた提案ができているか見極める5. 比較してこそ見えてくる!質問リストで判断力をアップ 5-1. 見学は1社で終えない!比較してわかる「違い」 5-2. 質問リストを用意して比較検討を 5-3. モデルハウス見学時に使える質問リスト【例】6. 見たあとの行動が大事!振り返りと家族のすり合わせ 6-1. 見学直後の“メモ”が判断を助けるカギになる 6-2. 家族で見た感想を持ち寄ってすり合わせる7. 最後に:いい見学が、いい家づくりにつながる理由 7-1. 「感動」ではなく「現実目線」で見ることが成功のカギ 7-2. 「自分たちの基準」を持つことが、比較・決断を楽にする1. 見学は“比較”だけじゃない!現代的な家づくりのスタート地点1-1. いきなり見に行くのは2〜3社だけ。それが今の主流現在の住宅購入者の多くは、最初から複数のハウスメーカーを回ることはしません。特に共働きや子育て中の30〜40代夫婦では、限られた時間の中で効率的に情報を得るため、「ネットで徹底的に調べてから、実際に行くのは2〜3社だけ」という動きが一般的です。そのため、モデルハウス見学は“最終候補”の中から実物を確認するフェーズとも言えます。事前にWebサイトやSNS、口コミ、資料請求などを通じて絞り込み、自分たちの希望や価値観に合った会社を選んでから訪問する傾向にあります。このように、今の見学は「とりあえず見てみよう」ではなく、「この会社でいいかを確認する」行動に近いのです。1-2. ゴールを持って見学すれば、得られる情報が変わる限られた2〜3社しか見学しないのであれば、1回の見学で得られる情報の質がとても重要になります。そのためには、あらかじめ「このモデルハウスでは何を確認するか」という目的をはっきりさせておくことが大切です。例えば、「子どもが走り回れる間取りか」「水回りの家事動線はストレスなく使えそうか」「収納は本当に足りそうか」など、実生活をイメージした具体的な視点を持つことで、“見るべきポイント”が明確になります。営業担当者の話にただ耳を傾けるだけでなく、自分たちが知りたいこと・確認したいことを事前に整理しておくことで、限られた見学の機会を無駄にせず、納得感のある家づくりにつなげることができます。1-3. モデルハウスは「理想の暮らし」を体感できる絶好の機会モデルハウス見学は、単なる情報収集にとどまらず、住まいへのイメージを“具体化”するための大切なステップです。図面やカタログでは分からない「空間の広がり」や「自然光の入り方」「床材やドアの質感」「設備の使い勝手」など、五感を通じて体験できるのは、モデルハウスだけの魅力です。また、営業担当者との対話を通じて、自分たちが気づいていなかったこだわりや、思い描いていた暮らしの輪郭がはっきりしてくることもあります。「自分たちの理想はこうだったんだ」と気づけるきっかけにもなり、家づくりの軸が定まる瞬間でもあるのです。つまり、見学は“会社を選ぶため”だけではなく、“自分たちの理想を明確にするため”の機会でもあります。限られた時間だからこそ、その1回1回を前向きに活かしていく姿勢が、満足度の高い家づくりにつながります。 2. 見た目に惑わされないチェックポイント2-1. 標準仕様とオプションの違いを見極めるモデルハウスには、最新設備やおしゃれな内装がふんだんに取り入れられていますが、その多くが「オプション仕様」であることに注意が必要です。キッチンのグレード、造作収納、床材、天井高、外壁など、実際の建築プランにそのまま反映できるわけではないケースが多々あります。例えば、モデルハウスで見たキッチンが気に入っても、標準仕様ではグレードが異なり、希望通りにするには数十万円の追加費用が発生することもあります。見学時には「これは標準ですか?オプションですか?」と積極的に確認する姿勢が大切です。2-2. 家具・照明・天井高による“広く見せる”演出に注意モデルハウスは“魅せる”ために作られています。そのため、実際の居住空間よりも広く、開放的に感じるよう巧みに演出されています。代表的なテクニックとして、以下のようなものがあります。ダイニングテーブルやソファなどの家具サイズを小さく配置天井を高めに設計建具(ドアや窓)をハイタイプに間接照明やスポットライトで空間を美しく見せるこれらは決して悪いことではありませんが、「この広さなら自分たちの生活にちょうどいい」と感じたとしても、それが標準仕様でない場合、実際の建物で再現できない可能性があります。実寸を測る、間取り図と照らし合わせるなど、冷静な視点を持つことが重要です。2-3. 大手ハウスメーカーほど「演出が上手」な点に注意特に大手ハウスメーカーのモデルハウスは、住宅展示場の中でも「とにかく豪華」「非現実的なほど立派」なケースが目立ちます。玄関ホールが吹き抜けになっていたり、収納があらゆる場所に組み込まれていたり、デザイン住宅のような内装が施されていたりするのは珍しくありません。しかし、それらはあくまで“ハウスメーカーのブランド力を見せるためのモデル”であり、現実的な住まいとは少し距離があります。特に「展示場仕様の建物」=「一般的な商品プラン」とは限らないため、「自分たちの予算や敷地に収まるか」「ライフスタイルにフィットするか」という視点を忘れないようにしましょう。 3. 暮らしをイメージする“体感目線”で間取りを見る3-1. 図面では見えない「生活のしやすさ」に注目するモデルハウスを見学するとき、つい「おしゃれかどうか」「豪華かどうか」に目がいきがちですが、実際に住んだときの“生活のしやすさ”こそ、もっとも大切にすべきポイントです。例えば、家族が日常的に使う動線――「玄関からリビングまでの流れ」「洗濯・干す・しまう」の流れなどを自分の行動に当てはめて歩いてみると、思わぬ不便さや工夫に気づけることがあります。さらに、買い物帰りの荷物を運び込む動線、子どもが走り回るスペース、来客時のプライバシー確保など、モデルハウスを“生活の場”として体感することで、図面や間取り図だけではわからない現実的な視点が得られます。3-2. 音・視線・空気感にも意識を向けてみる生活とは視覚だけで完結しません。モデルハウスでは、「音の伝わり方」「視線の抜け感」「採光や通風の心地よさ」といった、空間の“感じ方”もぜひ意識してみてください。たとえば、リビングと子ども部屋の距離感によって、生活音の干渉度は大きく異なりますし、吹き抜け構造があると上下階の音が意外と響くこともあります。また、窓の位置や大きさによって視線の抜け方が変わり、開放感やプライバシー性に直結します。季節によって日の入り方がどう変化するか、風通しがどうか――こうした点は、現地でしか感じ取れない重要な要素です。 4. 営業トークに飲まれない!費用と提案の見極め方4-1. 「費用感」は必ず標準仕様ベースで確認するモデルハウスで営業担当から説明を受けるときに気をつけたいのが、“話されている価格がどこまで含まれているか”という点です。大切なのは、「このモデルハウスをこのまま建てる場合、総額でいくらになるのか?」「自分たちが希望する仕様にしたらいくらになるのか?」を具体的に尋ねることです。モデルハウス見学は、夢を描くだけでなく、現実的な資金計画を立てる第一歩でもあります。4-2. ライフプランに合わせた提案ができているか見極める営業担当者によっては、モデルハウスの魅力を伝えることに終始してしまい、顧客の暮らしや家族構成、将来のライフプランをあまり聞かずに話を進めてしまうことがあります。ですが、良い提案とは「今の理想」だけでなく「10年後、20年後も快適に暮らせる家」を一緒に考えてくれる姿勢から生まれるものです。たとえば、「子どもが巣立ったあとの暮らし方」や「住宅ローン返済を続けながら老後資金をどう確保するか」といった話題に触れてくれる営業担当であれば、信頼できる相手かどうかを見極める材料になります。逆に、予算を無視した高額プランを強く勧めてくる場合は注意が必要です。 5. 比較してこそ見えてくる!質問リストで判断力をアップ5-1. 見学は1社で終えない!比較してわかる「違い」家づくりにおいて、1社だけを見て決めるのはリスクがあります。同じ価格帯でも、間取りの自由度・標準仕様のグレード・営業の対応・アフターサポート体制など、各社ごとに大きな違いがあるからです。たとえ「ここが良さそう」と思ったとしても、他社と比べて初めてその良さが際立つ、もしくは過剰だったと気づけることもあります。また、複数のモデルハウスを見ることで、自分たちの希望や好みがより明確になるメリットもあります。例えば「収納が多い間取りがいい」「やっぱり平屋が暮らしやすそう」といった“気づき”は、比較を通して生まれることが多いのです。5-2. 質問リストを用意して比較検討を見学時は限られた時間しかありません。その中で効率よく情報を引き出すには、事前に「質問リスト」を用意しておくのがおすすめです。営業担当者に任せきりにせず、自分たちから積極的に聞くことで、各社の考え方やサービス姿勢にも違いが見えてきます。同じ質問を各社にぶつけてみることで、「どこまで具体的に答えてくれるか」「提案の幅があるか」「回答が曖昧でないか」などを比較する視点も持てるようになります。5-3. モデルハウス見学時に使える質問リスト【例】 このモデルハウスの仕様は、どこまでが標準でどこからがオプションですか? この家を建てる場合、土地以外でどれくらいの費用がかかりますか?(本体・付帯・諸経費など) 間取りの自由度はどのくらいありますか? 設計のカスタマイズは可能ですか? 断熱性能・耐震性能など、住宅性能について教えてください 太陽光発電や蓄電池などの提案はありますか? 標準のアフターサポートや保証内容はどうなっていますか? 自分たちの年収で、無理なく返済できる資金計画はどのように立てられますか?このような質問を投げかけながら、営業の反応や説明の仕方にも注目することで、「この人なら信頼できる」と感じられる判断材料にもなります。 6. 見たあとの行動が大事!振り返りと家族のすり合わせ6-1. 見学直後の“メモ”が判断を助けるカギになるモデルハウス見学は印象が強いため、「この間取りは良かった」「収納の工夫が参考になった」といった感想がその場では明確に残ります。しかし、時間が経つにつれて複数の見学内容が混ざってしまい、「どこがどの会社だったか分からなくなった」ということはよくあります。そうした混乱を防ぐためには、見学直後に感じたことを“文章でメモしておく習慣”が非常に有効です。気に入った点、不安に感じた点、営業の印象、話に出た費用や仕様の内容など、気づいたことを簡単に書き留めておくだけで、後から比較・検討する際に大きな助けとなります。記録は手書きでもデジタルでも構いませんが、「その場でしか得られない気づき」をできるだけフレッシュなうちに残しておくことが重要です。6-2. 家族で見た感想を持ち寄ってすり合わせる見学後には、家族で「どう感じたか」を共有する時間を設けましょう。どんな家が自分たちに合っているのかという判断は、家族それぞれの価値観によって異なるものです。「キッチンの動線が使いやすそうだった」「リビングの広さはちょうど良かった」「この営業さんは信頼できそう」など、主観的な意見を持ち寄ることで、新たな気づきが生まれます。お互いの感想を聞いたうえで「自分たちが求める暮らしに近いのはどの会社か」「優先すべき条件は何か」を明確にしていくことで、今後の比較検討もより納得のいくものになります。 7. モデルハウス見学まとめ:後悔しないためのポイント整理7-1. 「感動」ではなく「現実目線」で見ることが成功のカギモデルハウスは「理想の住まい」をイメージするために作られているため、見学中はどうしてもテンションが上がりがちです。「この家に住みたい!」「素敵すぎる!」という感動は、家づくりのモチベーションにはなりますが、その感情だけで判断してしまうのは非常に危険です。本当に大切なのは、その家が“自分たちの暮らし”にとって現実的かどうかです。予算に収まるか、土地に適しているか、家族の生活スタイルに合っているか。感情と現実のバランスを取ることが、後悔しない家づくりの第一歩になります。7-2. 「自分たちの基準」を持つことが、比較・決断を楽にする複数のモデルハウスを見学する中で重要なのは、「自分たちの基準」をしっかり持つことです。他人の評価や営業のトークに流されるのではなく、自分たちが重視するポイント――たとえば家事動線・収納の量・家族のプライバシー確保・アフターサービスなど――に沿って判断していく姿勢が大切です。その基準が定まっていれば、たとえ豪華な演出や過剰な設備に惑わされても「自分たちにとっては不要だ」と冷静に見極めることができますし、各社の提案を比較する際にも迷いが少なくなります。モデルハウス見学は、ただ“家を選ぶ場”ではなく、“自分たちの暮らしを見つめ直す場”でもあります。情報を冷静に整理し、家族と価値観を共有しながら、納得のいく家づくりを進めていきましょう。
-
失敗したくない!新築住宅の間取りづくりの9つのポイント【いえとち本舗の新築・山口・宇部・防府・山陽小野田・周南・下松】
こんにちは!いえとち本舗山口中央店の与倉です! 本日の投稿では、山口県の山口市・防府市・宇部市・周南市・山陽小野田市で新築住宅の購入をお考えのお客様に、 「失敗したくない!新築住宅の間取りづくりの9つのポイント」をお伝えします。 外観、内観、インテリア、設備、、、 新築住宅を購入すると、決めなくてはならないことがたくさんあります。 その中でも、よりお客様の暮らしに影響を与える間取り実はこの間取り作りを失敗してしまうと、生活のストレス源になっちゃうんですね。。。 なぜ、間取りがストレス源になるんでしょうか?実際に家を建て、暮らし始めると 「あぁ、ここはこうしておけばよかった」「玄関からリビングまでの動線が…」 というところが必ず出てきます。 これは、仕方のないことかもしれませんが、出来るだけ住む前と住んでからのギャップは無くしたいですよね… そのため、今回は、 このような、既に家を建てた先輩の声をもとに、「失敗したくない!間取りづくりの9つのポイント」をお伝えします! ①収納量や収納の内部の作り、収納のつくりで失敗! 1階を広くするために、階に大型収納をつけたけれど…→階段やはしごをつかって、物の移動が大変→今はできるけど、老後はとても大変な作業になり、移動できなくなる可能性もある これは、収納スペースの大きさだけでなく、収納の内部の作りや、収納場所にも問題があります。単に、大きな収納スペースを設けるだけでなく、生活を送る上で、必要な収納位置にもあった方が便利ですよね! また、大きな収納スペースを設けるメリットとして、1か所にまとめて収納できることができますが、デメリットとしては、1か所であるがゆえに、物を探すのに時間がかかってしまったり、物を移動するのも、大変なんです… ◎日常生活で使うモノ(取り出しやすい位置にあってほしいもの)と必要な収納を、きちんと調べておきましょう!→収納スペースの坪数や面積だけでなく、幅や奥行きも考えましょう! ②広すぎても狭すぎても困る…部屋の広さで失敗! 来客が一番初めに見る玄関。広々と見せたかったけれど…→玄関を広くしたことで、玄関収納が激減。結局収納にはいらない旦那さんのゴルフ用品が、玄関に出しっぱなしになってしまう マイホームの間取りを決めていく上で、必要なことは収納と部屋のバランス。あまりにも部屋を広くしすぎると、収納が狭くなり、かえって見栄えの悪い空間にしちゃう可能性もあるんですね… ◎収納と部屋のバランスを考えましょう。→LDKや寝室など、部屋で過ごす人数や動線を考えて、バランスを考えると、より快適で過ごしやすい空間を作ることができます。 ③聞きたくない音まで聞こえちゃう…音の伝わり方で失敗! 家の前の道路が予想以上の交通量!夜中までうるさくて…→寝室が道路に近いため、眠れない→リビングが道路に近いため、子どもの声も丸聞こえ! 実は、音って生活のストレス源になりやすいもののつなんです!「賃貸を出て、家を持ちたい」と思ったきっかけが“(周囲の)音に関すること”である方も多いのではないでしょうか? せっかくの持ち家で、また音に悩まされる…そんな生活は絶対に嫌ですよね! ◎家の周囲の道路の交通状況や地域の様子を知っておきましょう!→不動産業者は、土地のプロです!そのため、家の周りの道路の交通状況を知っているはずなので、まずは聞いてみましょう!また、意外と見落としやすいのがマンホール。 実は、このマンホール。昼間はそれほど気にならないのですが、夜は、車が通ると「ガタンゴトン」という音が響いてしまい、睡眠の邪魔になる可能性も… ぜひ、注意して土地を選んでくださいね! ④もっと、欲しかった…コンセントの少なさで失敗! コンセントを十分に配置したつもりだったけれど…→の四隅にコンセントを配置したら、掃除機をかけるがめんどくさい!→家事中にテレビを見たいけれど、テレビの配置が悪くて、見えない 「コンセントがここに欲しいのに…」と思って、しぶしぶ延長コードで対応しちゃう…そうすると、コードで部屋がごちゃごちゃして見える…そんな経験をしたことがある方って多いのではないでしょうか? ◎家電を多く使用する部屋や寝室には少し多めに、設置しましょう!→コンセントに関しては、なくて困るより、あって困る方が快適に暮らしやすいです。 また、間取りを決めながら、あらかたの家電の配置を考えることで、コンセントの数を決めやすくなります! ⑤人には見られたくない!プライバシーの空間での失敗! 風通しの良いことばかりに気を取られてしまって…→リビングの窓を大きくしすぎて、外から室内が見えちゃう→風通しをよくするためにドアを開けると、玄関から奥の洗面室まで丸見え… 他にも、窓やドアを開けた時に、隣のお家の方と向かい合ってしまうことや、来客が通る動線から、汚れた部屋や浴室が見えるのは、複雑な気持ちになりますよね。 そして、なかなか掃除の時間を作るのが難しい方や整理整頓が苦手な方もいらっしゃると思います。この場合、よりよい収納スペースを作ることよりも、部屋の見せ方を工夫するほうが良い場合もあります ◎外からの視線や避けたい視線を把握しましょう!→家には、道路側と周囲の家からの視線が入ります。間取りを決めていく際には、周囲の家の視線も書き入れておくことで、窓やドアの配置を決めることも大切です。また、玄関を開けてすぐに部屋がある家にしたい場合は、扉をつけることをオススメします。 ⑥位置、数、大きさ、窓の失敗! 照明だけが部屋を明るくしてくれるわけじゃなかった…→トップライトをリビングに付けたのはいいけれど、南向きの部屋だから、日中は必要なかった(別の部屋に付けるべきだった)→後日、間切りする予定の部屋の南側に照明を付けてしまったせいで、北側が暗い部屋になる可能性が… せっかくのLDKだから、部屋全体が明るく見えるようにしたい!その思いばかり、走ってしまうと、こんなことが起きてしまうんですね… しかし、北側にLDKを作ると、暗い部屋になってしまいます… ◎部屋に入る光の量を、間取りに書き込み、自然光を取り入れる部屋を決めましょう!→いくら、南側に部屋があるからといっても、天候が悪い時期や、光を遮断する建物が周囲にあると、光は入りません。自然光と照明のどちらを使って部屋を明るくするのか、決めておくと、間取りづくりがスムーズになります。 ⑦屋内なのに遠く感じる…動線づくりの失敗! 暮らしやすさ=生活動線のスムーズさと言っても、過言じゃない…→朝の時間は、ドタバタ!廊下や洗面スペースが狭くて困る→玄関の隣にトイレがあると、来客が来たとき恥ずかしい 生活動線は、快適な生活を送るためには、とても大切。「慣れれば、大丈夫」なんて、妥協しないでほしい… ◎家族の行動パターンをいくつかで書き出す!→平日は、仕事や学校のため、朝は親も子供も、みんな忙しい。そのため、忙しい平日の朝や平日の夜、休みの日と分けて、行動パターンを書き出すことで、その家族のライフスタイルに沿った、間取りを作ることができます。 ⑧もう少し考えればよかった…屋外スペースの失敗! 家庭菜園や、屋外でやりたいことを考えておかないと…→土地の中央に家を建てたことで、庭で何をするにも狭い!→控えめなバルコニーにしたら、中途半端なスペースで不便! 「屋内の間取りに気を取られてしまい、屋外のことは考えてなかった…」という方が稀にいらっしゃいます。屋外には、物干しざおや室外機を置くスペースも必要だし…どのくらいのスペースを作るべきなんだろう… ◎屋外でやりたいこととやりたくないことを決めておきましょう!→もしも、庭で家庭菜園やBBQをしたい!といった要望があれば、ある程度の庭のスペースを設ける必要もあります。 逆に、草抜きが面倒だから、屋外で何かする予定はない方もいらっしゃいますよね。 そのため、屋外のスペースを考えるには、屋外を作る目的と屋外でやりたくないことを明確にしておくことが大切です。 ⑨目には見えない、臭いの伝わり方での失敗! 最も、考えにくい臭いの動線。寝室まで、臭いがするのはちょっと…→オープンキッチンにしたら、部屋中に臭いが充満。家で焼き肉はできない…→キッチンの近くに洗濯物を干すスペースを設けたことで料理や生ごみの臭いが服についちゃった… 昨今、オープンキッチンが主流化しています。このオープンキッチンのデメリットとしてあがるのが、料理の臭いが部屋に充満してしまうこと。また、階から階への吹き抜けをつくることで、臭いが広がりやすいことも… ◎部屋ごとに、防臭対策をする!→臭いがつよいキッチンや、オープンキッチンのあるには、風通しのよい空間を作り、他の部屋に繋がらないような風の通り道をつくることが大切。 また、広い空間の場合は、消臭剤などを用いることで、臭いを防ぐこともできます。 以上のポイントを全て叶えた土地や環境に家を作るには、ある程度の金額もかかってきますし、正直、なかなか見つかりません。 そのため、家族内である程度の優先順位をつけながら、間取りを決めていくことで、より快適な暮らしを手に入れることができます。 間取りで、快適な生活を手に入れてみませんか? 10月5日(土)~6日(日) 開催イベント↓【山口市秋穂】土地90坪の平屋3LDK 完成見学会