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建物・家づくり
インテリアをおしゃれに決める7つのコツを大公開!誰でも簡単にできるポイントとは
「お部屋のインテリアをおしゃれにして友達に自慢したい。」
「そろそろ部屋を模様替えしたい、せっかくだからおしゃれに仕上げたい。」
そう思う方は多いのではないでしょうか。
お部屋がきれいになれば、毎日の気分もすっきりしますよね。
この記事ではお部屋のインテリアをおしゃれに仕上げるためのコツを紹介していきます。
お部屋を自慢できるようなお部屋にしたい、近々模様替えを行いたいと思っている方はぜひ参考にしてください。
おしゃれなインテリアに必要な7つのコツ
インテリアはお部屋の印象を決めます。
来客時の印象はもちろん、日常でもおしゃれな空間を演出することで毎日が楽しくなるでしょう。
ここではおしゃれなインテリアにするために抑えておきたいコツを紹介していきます。
これからおしゃれにコーディネートしたい、そろそろ模様替えをしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
インテリアのコンセプトを決める
まずはインテリアのコンセプトをしっかりと決めることが肝心です。
コンセプトを決めずに家具を選んでもつい目移りしてしまい、結果的に統一感のない空間に仕上がってしまいかねません。
大まかでいいので、シンプルにするのかモダンにするのか、それともナチュラルにするのか。
まとまりのあるコーディネートにするために、インテリアのコンセプトを決めておきましょう。
カラーは3色まで
インテリアの印象を決めるのはインテリアカラーといっても過言ではありません。
ただ好きな色を並べるのではなく、色を3色に絞るのがベストです。
基礎となるベースカラー・インテリアの主役となるメインカラー・メインを引き立たせるアクセントカラーで構成していきます。
目に心地よく理想的とされている配分はベースカラー70%、メインカラー25%、アクセントカラー5%です。
厳密に測る必要はありませんが、およその目安として頭に入れながらお部屋のインテリアを決めていきましょう。
差し色で遊び心を入れる
少し上級なコツになりますが、あえて差し色を入れることで格段におしゃれに仕上げることができます。
あえてインパクトのある色を選び、スパイス的にインテリアに効かせることができるのです。
あまり大きな家具を差し色にすると全体のバランスが崩れかねません。
クッションなどの小物を差し色にすることでバランスよく全体が引き締まり、おしゃれに仕上げることができます。
観葉植物や絵画でフォーカルポイントを作る
フォーカルポイントとは注視点という意味です。
おもわず目が行く場所をあえて作ることで部屋の印象がぼやけず、メリハリを持たせることができます。
フォーカルポイントには観葉植物や絵画、鏡がおすすめです。
視覚効果が高まる上にお部屋を広く感じさせる効果もあります。
いくつもフォーカルポイントを置くのではなく、文字通り目を引かせるように大きくワンポイントで置くのがコツです。
お部屋に広さや奥行きを持たせ、ゆとりを感じさせることができるでしょう。
照明を大事に使う
照明はお部屋の雰囲気作りを左右する大事なアイテムです。
間接照明やスポット照明を取り入れることで、お部屋にふんわりとした暖かい印象を持たせることができます。
間接照明と観葉植物を組み合わせることで、お部屋の雰囲気をおしゃれに仕上げることが可能に。
間接照明はお部屋の高さを強調することができますので、広々とした印象もプラスできます。
収納をうまく使ってスタイリッシュに
収納をうまく使うことで生活感をほどよく抑えながら、おしゃれに仕上げることができます。
特にキッチン周りは壁面を上手に使い、きれいに整頓することで収納スペースがインテリアに早変わりします。
リビングにはウォールシェルフを取り付けることで、小物を賢く収納しておきましょう。
クローゼットの中も収納ボックスや収納ケースをうまく使うことで、効率よくおしゃれに収納することができます。
ファブリックをジャストサイズにする
カーテンやベッドカバーなどのファブリックはかならずジャストサイズで調整しましょう。
例えどんなにカラーの相性がよく、インテリアに溶けこんでいたとしてもジャストサイズでなければ途端にだらしない印象になってしまいます。
しかし、逆をいえばファブリックはサイズさえ合っていれば遊ぶことができるポイントです。
差し色を入れてみたり、好きな色を入れてみたりするなどして冒険してみるのも一つの手です。
ワンランク上のインテリアを目指すための3つのポイント
インテリアをおしゃれにするためのポイントをご紹介してきましたが、もうワンランク上のおしゃれな部屋にするにはどうすれば良いでしょうか。
難しく考える必要はなく、3つのポイントを頭に置くことで目指すことができるのです。
もっとおしゃれにお部屋をコーディネートしたい方にぜひ参考にしていただき、今後のインテリアを決める際に活かしていただければ幸いです。
コーディネートの引き出しを増やす
雑誌やSNSなどでおしゃれなコーディネートをチェックして、コーディネートの引き出しを増やしていきましょう。
引き出しがあることで自分好みのインテリアを見つけた時に、どうやってお部屋に落とし込むかをイメージしやすくなります。
家具の下見に行く際にもコーディネートの引き出しがあることで、思わぬ組み合わせを思いつきやすくなります。
常に情報のアンテナをはっておくことで一歩上のコーディネートを実現しましょう。
こだわりのアイテムを一つ決める
コーディネートの際にこだわりのアイテムを一つだけでも決めておくことで、お部屋が持つテーマが明確になります。
どうやってこだわりのアイテムを際立たせていくか、目的がはっきりするのでコーディネートもしやすくなります。
テーマがはっきりしていないと、どうしてもお部屋の雰囲気がぼやけてしまいます。
お部屋に個性を持たせる上でこだわりのアイテムは決めておくべきでしょう。
コーディネートに統一感を持たせる
コーディネートはカラーバランスも大事ですが、統一感も大事です。
様々なジャンルのインテリアがお部屋に並ぶと雑多な雰囲気が出てしまいます。
お部屋ごとにコーディネートの統一感をもたせ、ばらつきがないように配慮しましょう。
まとめ
インテリアを上手に仕上げるコツはカラーやコンセプトをしっかりと決め、ブレがないようにすることです。
フォーカルポイントや照明などをうまく使い、おしゃれに仕上げていきましょう。
インテリアの上達においてプロのコーディネートを見て勉強することは欠かせません。SNSや専用サイトで何パターンも見てコーディネートの引き出しを増やしていきましょう。
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新築住宅で起こりうる夫婦喧嘩とそのおさめ方
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新築住宅の防犯対策【いえとち本舗の新築・山口・宇部・防府・山陽小野田・周南・下松】
今回は、新築住宅の防犯対策についてお話をします。山口の空き巣の被害は他県と比較しても被害は少なく、治安は良いですが、日本全体では4日に1件ペースで被害にあっています・・・。山口で新築住宅を計画する段階でも防犯対策を行っておきたいものです。 警察庁の調査によると、空き巣や泥棒の侵入方法で、最も多いのは「鍵の施錠忘れによる被害」だそうです。外出の際の締め忘れはもちろん、「少しの間外に出るとき」、「2階に居て1階が施錠されていないとき」などにも狙われています。まずは、防犯対策の基本中の基本、「施錠」について、常日頃から意識を持つようにしましょう。 窓ガラスの被害対策次いで多い侵入方法は「ガラス破り」です。どこも鍵がかかっていた場合の侵入方法で1番でした。対策として、掃き出しや人が通れるサイズの窓は防犯ガラスにするのが良いでしょう。イエテラスの窓は全て『複層ガラス』のため、割られにくい窓ガラスです。 侵入を防ぐために 2番目に多いのは、ピッキングなどの「施錠開け」。ただし、近年はピッキング対策されたドアや錠の製品が増えたこともあり、年々減少しているそうです。新築時はもちろん、玄関リフォームのときにぜひ検討しましょう。 泥棒が狙いづらい新築住宅は、「見つかりやすい」・「侵入に時間がかかる」といった建物です。 工夫として、・新築住宅の窓は、大きな窓を一つより、小さな窓を二つにしてみる。・格子やシャッターを取り付ける。・補助錠を取り付け、本錠とのツーロックにする。・人感センサーライトを取り付ける。などの対策も効果的です。イエテラスでは玄関ドアの鍵は全て『ダブルロック』でより安全対策をほどこしていますが、このような追加オプションとしてつけることもできますので、お気軽にご相談下さい。 新築住宅の防犯対策 警察庁の調査によると、泥棒の犯行場所の選定理由は、「富豪の家かどうか」より、「犯行がばれるリスクが少ないか」で選ぶことの方が多いようです。 最近では、インターネットの写真付き地図で都合の好さそうな場所を探したり、インスタやツイッターなどのSNSから情報収集を行う泥棒もいるそうです。 また、泥棒というと、「誰も居ない家を狙って侵入する」、いわゆる「空き巣」をイメージする方が多いと思います。実際、侵入窃盗ではこの空き巣が最も多く、全体の約6割を占めているようですが、一方、家に人が居る間に侵入する「忍込み」「居あき」のケースも、約3割ほどあるようです。 万が一、家の中で犯人と出くわしてしまった場合、身体的危害を加えられることにもなりかねません。「忍込み」「居あき」は、食事中や団らんなどで家族が一つの部屋に集まっているとき、また、主婦が洗濯物を干しているときなどに狙われやすいようです。在宅中であっても、家人のいない場所は必ず施錠をするようにしましょう。 「留守にしている」と確信を持たれてしまうと、空き巣の標的とされやすくなります。以下に、「留守にしている」と判断される要因と、その対策を紹介します。 留守を見抜かれるポイント①インターホンを押しても誰も出てこない空き巣が留守を確認する方法として多いのが、オーソドックスにインターホンを押してみるという方法。インターホンを押させない対策として、録画機能付きのインターホンの設置がおススメです。イエテラスのインターホンは全て、『TVインターホン』で録画機能もついていますので、ご安心下さい。ボタン付近に「録画中」と書いておけば、空き巣もインターホンを押すのをためらうでしょう。②大きな荷物をもって出かけたキャリーバッグをもって出かけた場合、長時間、あるいは長期間留守になる可能性が高いと思われます。家を出るとき、家にだれもいなくても「いってきます」と声をかけるようにすると、他に誰かが要るものだと思わせることができます。可能であれば大きな荷物は事前に目的地に送ってしまうのも良いでしょう。また、車の有無でも留守を判断されるので、シャッター付きのガレージであれば、普段から閉めておくようにしましょう。③電話に誰も出ない電話番号を事前に入手し、電話をかけることで留守かどうかを判断されることがあります。携帯電話への自動転送などを活用しましょう。また、留守番電話機能を活用し、「迷惑電話対策のため、最初にお名前とご用件を伺っています」というアナウンスにし、誰からかかってきた電話か確認してからとるようにしておけば、空き巣からの着信だった場合に留守の確信を持たれないうえ、「声」の証拠を残したくない詐欺電話などの撃退にもつながります。④郵便受けに配達物が溜まっている新聞や郵便物が溜まっていると、しばらく留守にしていると思われます。特にお盆や正月など留守の可能性が高い時期に新聞が溜まっていると非常に危険です。常日頃郵便受けに郵便物を貯めないようにし、長期間不在になるときは、配達を止める手続きをしておきましょう。⑤自宅に不在だということがわかるSNS投稿がある今現在外出しているという投稿を見て、過去の投稿から住所を特定し空き巣の標的とすることがあるようです。写真をアップした際に位置情報が表示されてしまうこともあるので、旅行や山口からお出かけの報告は、帰宅後に行うのが安全です。普段意識せず行っている行動が、空き巣にとっては良い情報源となってしまっていることがあります。留守と思わせない行動を実行してみましょう。 空き巣が狙う家の条件「5分以内に侵入できるかどうか」が判断となっていることが多いそうです。防犯対策として、侵入に手間がかかりそうだと思わせることがポイントです。 侵入が容易だと思われる特徴①窓の防犯対策がとられていない新築住宅を建てた後でも侵入経路となりそうな窓には防犯フィルムを貼ったり、補助錠を取り付けるようにしましょう。このとき、外から見て一目で「防犯対策が取られている」とわかるようにすると、抑止力につながり防犯により効果的です。 ②侵入できそうな場所に足場となる物が放置されている戸建ての場合、上階の防犯対策が手薄となっている傾向があり、またベランダに侵入できれば外部からの死角が確保されるため、周囲に気づかれずガラスやぶりを行うことができます。上階に登れてしまえば侵入が容易とされるため、新築住宅を計画する段階で2階のベランダと、物置や室外機、電柱などの位置関係を気にするようにしましょう。また、どうしても移動できない場合は忍び返しを設置するなどの対策をしましょう。 犯行に気づかれにくそうな特徴当然ながら空き巣は犯行中に周囲に気づかれることを恐れます。周囲に気づかれそうだと思わせる対策をしましょう。①侵入箇所が死角になっている「5分以内に侵入できなければ諦める」と言われていますが、死角であれば周囲の目を気にせずに犯行が行えます。侵入されそうな場所は、フェンスや植栽で死角とならないよう、できるだけ見通し良くしておきましょう。②犯行時の音が周囲に聞こえづらいガラスを割るなどするときの音で犯行が気づかれるのを恐れるので、その音をかき消してくれるような場所は狙われやすくなります。例えば線路や幹線道路の近くなどで新築を計画する場合は、庭に防犯砂利(踏むと通常の砂利より大きな音が出ます)敷いたり、窓ガラスに衝撃が加わるとブザーが鳴る装置の取り付けなどが効果的です。「音が出る」「明かりがつく」装置は、単純でありながら、目立ちたくない犯人からするとやはり避けたいものです。見えるところに取り付けてあるだけで犯罪の抑止力となりますので、ぜひ検討してみてください。 山口で新築住宅をご検討する際に、防犯上のお話も新味になってお答えいたします。ご心配事がございましたら、いえとち本舗までお気軽にご相談下さいませ。 8月24日(土)~8月25日(日)の最新イベント情報↓初めてでも安心!失敗しない土地探しセミナー
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ツーバイフォー工法とは?メリット・デメリットを初心者にもわかりやすく解説!
家を建てることを検討している方は、「ツーバイフォー」という言葉を耳にすることがあると思います。しかし、ツーバイフォー工法とは何かがわからない方も多いでしょう。家を建てる際は、ツーバイフォー工法に関する理解を深めておくことが大切です。 この記事では、ツーバイフォー工法の特徴やメリット・デメリットなどを初心者にもわかりやすく解説します。ツーバイフォー工法とは何かがわかるようになるでしょう。 1.ツーバイフォー工法とは1-1.ツーバイフォー工法の特徴1-2.ツーバイフォー工法の歴史1-3.ツーバイフォー工法と在来工法の違い1-4.ツーバイフォー工法とツーバイシックス工法の違い2.ツーバイフォー工法のメリット2-1.耐震性・耐風性・断熱性・耐火性に優れている2-2.品質が安定しており強度と耐久性が期待できる2-3.工期が短く迅速な建設が可能2-4.施工費用が比較的安価で総工費を抑えられる3.ツーバイフォー工法のデメリット3-1.間取りの自由度が一部制限されることがある3-2.大きな開口部を設けることが難しい3-3.外観デザインの自由度が低い3-4.建物内部の音が響きやすい4.ツーバイフォー工法で家を建てる際のポイント4-1.ツーバイフォー工法の施工実績が豊富な工務店を選ぶ4-2.契約書や仕様書をしっかり確認しておく4-3.建ててからも定期的に点検やメンテナンスを行う5.ツーバイフォー工法に関するよくある質問5-1.広いリビングやダイニングを実現できますか?5-2.ツーバイフォー住宅の寿命は何年ですか?5-3.工事中に雨に濡れても問題はないのですか?6.ツーバイフォー工法のメリット・デメリットを理解した上で信頼できる業者を選びましょう 1.ツーバイフォー工法とは ツーバイフォー工法は、戸建住宅や木造賃貸住宅など、住宅建築において広く用いられている工法です。近年では、高気密高断熱の家や耐震性の高い住宅へのニーズの高まりとともに、日本でも普及が進んでいます。 はじめに、ツーバイフォー工法とは何かについて解説します。 1-1.ツーバイフォー工法の特徴 ツーバイフォー工法とは、北米発祥の木造建築工法の一つです。建築において、2インチ×4インチ(約38mm×89mm)の規格角材を使用することから「ツーバイフォー(2×4)」と呼ばれます。 正式名称は「枠組壁工法」といい、木材の枠組みに合板を張り付け、床・壁・屋根などの面で建物を支えるのが特徴です。垂直方向と水平方向の強度が向上することで、優れた耐震性・耐風性を発揮します。 また、壁内に断熱材を充填し隙間をなくすことで断熱性・気密性にも優れており、快適な室内環境の実現が可能です。さらに、面で炎を跳ね返す耐火構造により防火性能も高く、在来工法(木造軸組工法)とは異なる特徴があります。 1-2.ツーバイフォー工法の歴史 1830年代、アメリカのシカゴで誕生した「バルーンフレーム工法」がツーバイフォー工法のルーツといわれています。バルーンフレームは軽量で強度が高く、簡便に住宅を建設できることで、開拓者たちの住宅建設に広く用いられました。 その後、二度にわたるシカゴ大火 (1871年・1874年) をきっかけに、耐火性の高い建築工法へのニーズが高まり、バルーンフレームを改良したツーバイフォー工法が開発されました。 日本では高度成長期に急激に増加した住宅需要に対応するため、1974年に建築基準法に基づく住宅工法として認定を受けたのがツーバイフォー工法の始まりです。現在では技術開発や研究が進み、より高性能なツーバイフォー住宅が開発されています。 1-3.ツーバイフォー工法と在来工法の違い ツーバイフォー工法と在来工法は、住宅の建築方法が根本的に異なります。在来工法は「木造軸組工法」とも呼ばれ、柱や梁などの軸組みで建物を支える工法で、軸組みを現場で組み立てるため、職人の技量によって品質が左右されます。 ツーバイフォー工法は工場で部材を製造し現場で組み立てる工法であるため、作業する職人の技量によって品質にばらつきが出にくいことが特徴です。 住宅の建築方法の違いにより、ツーバイフォー工法と在来工法は構造や耐震性・耐風性、断熱性・気密性、工期、建築費用などが異なります。ツーバイフォー工法には耐震性や断熱性などが優れている反面、間取り変更が難しいなどのデメリットも存在します。 どちらが優れているというわけではなく、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、自分の希望に合った工法を選ぶことが大切です。 1-4.ツーバイフォー工法とツーバイシックス工法の違い ツーバイフォー工法とツーバイシックス(2×6)工法では、建築で使用する木材の規格が異なります。ツーバイフォー工法は柱や梁の木材の規格が「2×4」インチ(約38mm×89mm)であるのに対し、ツーバイシックス工法は「2×6」インチ(約38mm×140mm)と幅が約5cm大きくなっていることが大きな違いです。 ツーバイシックス工法は壁の厚みが約1.6倍になるため、断熱材や気密材をより多く充填でき、断熱性能や気密性能が向上します。ただし、「価格が高くなる」「間取りの自由度が低くなる」というデメリットがあります。 ツーバイフォー工法とツーバイシックス工法は、それぞれ異なる特徴を持つ工法です。どちらが優れているかというのはケースバイケースであり、建築の目的や条件、予算、好みなどを考慮して選択する必要があります。 2.ツーバイフォー工法のメリット ツーバイフォー工法と在来工法は、それぞれ異なる特性を持つ工法です。住宅建築を検討する際は、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、自分の希望に合った工法を選ぶことが重要です。ここでは、ツーバイフォー工法のメリットを解説します。 2-1.耐震性・耐風性・断熱性・耐火性に優れている 耐震性・耐風性・断熱性・耐火性に優れていることが、ツーバイフォー工法の大きなメリットです。ツーバイフォー住宅は「面」で構成されており、地震や強風などの外力に対して面全体で力を分散することで、耐震性や強風耐性を高められます。 在来工法でも耐震性や強風耐性を高めることは可能ですが、特別な耐震設計や耐風設計が必要になる場合があります。高度な施工技術も要求され、施工費が高くなることもあるでしょう。ツーバイフォー工法は特別な設計をしなくても、耐震性・耐風性が高い構造になっています。 また、柱と梁の木材の間に断熱材を充填することで気密性・断熱性が高く、石膏ボードで火災の拡大を防げることもメリットです。 2-2.品質が安定しており強度と耐久性が期待できる ツーバイフォー住宅は、規格化・システム化により品質向上が図られているため、品質が安定しやすいことがメリットです。ツーバイフォー工法においては、建築で使用する木材やその他の建材は工場であらかじめ規格化・システム化して製造されます。 建材の寸法や強度などは工場での生産プロセスにおいて厳密に管理されており、品質のばらつきは少ないです。安定した品質の建材の使用で建物全体の構造的な信頼性が向上し、強度と耐久性も期待できます。 ただし、良質な建材を使用しても、施工技術が低いと強度と耐久性のある住宅は建築できません。ハウスメーカーや工務店の技術力は重要であり、施工実績などを確認し信頼できる業者を選ぶことが大切です。 2-3.工期が短く迅速な建設が可能 ツーバイフォー工法では、建材が工場で準備されているため、現場での組み立て作業を効率的に行えます。これにより、ツーバイフォー工法は在来工法と比べて施工期間が短くなる傾向があります。住宅が早く完成することで仮住居費を削減でき、早めに新生活を始められるでしょう。 施工期間は3~4ヵ月程度で、在来工法と比べると短めです。在来工法では建材の加工や組み立て作業が現場で行われるため、ツーバイフォー工法と比べて施工期間が長くなることがあります。一般的に在来工法だと完成までに約半年間かかります。 ただし、建物の規模や形状、施工業者によって施工期間は大きく異なるため、具体的な工期は個別に確認が必要です。 2-4.施工費用が比較的安価で総工費を抑えられる ツーバイフォー工法のメリットとして、工期短縮による人件費削減と建材の規格化による材料費削減が挙げられます。ツーバイフォー工法は工期が短いため、職人の人件費を抑えられる可能性があります。また、建材の規格化によって大量生産が可能であり、材料費を抑えられる可能性もあるでしょう。 人件費と材料費の削減によって、施工費用が比較的安価になり、総工費を抑えられます。しかし、これらのメリットは必ずしもすべてのケースで当てはまるわけではありません。 総工費は建築プランの規模や条件、労働市場の状況などによって変動します。住宅建築においては建築プランなどを考慮に入れて、最適な建築手法を選択することが重要です。 3.ツーバイフォー工法のデメリット ツーバイフォー工法にはさまざまなメリットがありますが、同時にデメリットも存在します。建築手法を選択する際は、デメリットも知っておくことが大切です。ここでは、ツーバイフォー工法のデメリットを解説します。 3-1.間取りの自由度が一部制限されることがある 在来工法と比較すると、ツーバイフォー工法は間取りの自由度が一部制限される場合があります。理想の間取りがあっても、実現できない可能性があることはツーバイフォー工法のデメリットでしょう。 ツーバイフォー住宅の壁は柱と梁でしっかりと固定されており、面全体で一体化しているのが特徴です。そのため、壁を増減したり位置を変えたりすると、壁面全体で力を分散できなくなります。 間取り変更や大規模なリノベーションは難しく、間取りの自由度を確保したい場合は、設計段階からツーバイフォー工法の制限を考慮する必要があります。工務店や建築士と相談しながら、制限の中で希望の間取りを実現できるプランニングをすることが重要です。 3-2.大きな開口部を設けることが難しい ツーバイフォー工法では大きな開口部を設けることが難しい場合があります。大きな窓がある住宅を望んでも、実現できない可能性があることはツーバイフォー工法のデメリットです。 ツーバイフォー工法は壁が構造部材として機能するため、壁を大きく抜くと構造強度が低下する可能性があります。大きな開口部を設ける際には、構造強度を確保できる方法を検討しなければなりません。 一方、在来工法は壁に頼らずに建物を支えられるため、壁を大きく抜いても構造強度が低下しにくく、さまざまな開口部を設けられます。 ツーバイフォー工法で大きな開口部を設けるためには、特別な設計や補強材の追加などが必要になる場合があります。建築士や構造設計士など専門家の助言を仰ぎ、適切な補強策や設計を行うことが重要です。 3-3.外観デザインの自由度が低い ツーバイフォー工法は在来工法と比べると、外観デザインの自由度が低い傾向があります。ツーバイフォー工法は工場で製造したパネルを現場で組み立てて家を建てるため、パネルのサイズや形状によって外観デザインに一定の制限が生じます。 パネルは曲げられないため、なめらかな曲線のある家は作りにくく、理想の外観デザインが実現しないこともあるでしょう。一方、在来工法は内外ともにデザインの自由度は高いです。 ツーバイフォー工法でも、設計や施工に高度な技術が必要になりますが、設計段階で工夫したり、特注パネルを使用したりすることで、希望に近いデザインを実現できる可能性はあります。 ただし、デザインによっては構造上の問題が発生する可能性があるため、デザインと構造の両面でバランスを取りながら、最適な解決策を見いだすことが重要です。 3-4.建物内部の音が響きやすい ツーバイフォー住宅は建物内部の音が響きやすい傾向があります。ツーバイフォー住宅は気密性が高く、外部からの防音性能は優れている反面、建物内部の音は響きやすいです。壁や床に空洞があることも音が反響する原因になります。 また、1階の天井と2階の床が一体構造になっていることも、音が響きやすい原因のひとつです。2階で床を歩いたり物を落としたりした振動音が直接階下に伝わってしまいます。ツーバイフォー工法で施工する際は、階下への振動音を抑える対策を講じなければなりません。 テレビや音楽などの音が響きやすいという声もあり、吸音材を設置するなどの対策が必要になることがあります。特にツーバイフォー工法で木造賃貸住宅を建築する際は、入居者の騒音トラブルを防ぐための防音対策が必要です。 4.ツーバイフォー工法で家を建てる際のポイント ツーバイフォー工法で家を建てる際は、業者選びやアフターフォローが重要になってきます。後々のトラブルを避け、建物の耐久性や安全性、住環境の快適性を保つためにも、以下のポイントに留意することが大切です。 4-1.ツーバイフォー工法の施工実績が豊富な工務店を選ぶ 建ててから後悔しないよう、ツーバイフォー工法の施工実績が豊富なハウスメーカーや工務店を選ぶことが大切です。ツーバイフォー工法は在来工法と比べ、品質が職人の技量に左右されにくい傾向があります。しかし、最終的な性能はハウスメーカーや工務店の技術によって決まります。 ツーバイフォー工法は在来工法とは構造や施工方法が異なるため、専門的な知識と技術が必要です。施工実績が豊富なハウスメーカーや工務店はツーバイフォー工法のノウハウを熟知しており、高品質な住宅の建設が期待できます。 過去に建てたツーバイフォー住宅の棟数が多いほど、経験豊富といえます。コーポレートサイトなどで施工実績や評判をじっくりと確認し、信頼できるパートナーを選ぶことが大切です。 4-2.契約書や仕様書をしっかり確認しておく ハウスメーカーや工務店と工事請負契約を締結する際、契約書や仕様書をしっかり確認することは非常に重要です。契約書には工事の内容や価格、支払い方法、保証内容などが記載されており、これらを確認することで、後々トラブルが起きる可能性を減らせます。 仕様書には使用する材料や設備、工事の品質基準などが記載されており、これらを確認することで、どのような建物が建てられるのか、どのような工事が行われるのかを理解できます。 建設中や完成後に問題が発生することを避けるためにも、契約書や仕様書を入念にチェックすることが必要です。契約書や仕様書は専門用語が多く、内容がわかりにくい場合があります。わからない点があれば、必ずハウスメーカーや工務店に説明を求めましょう。 4-3.建ててからも定期的に点検やメンテナンスを行う 建物の耐久性を維持するためには、建ててからも定期的な点検やメンテナンスが不可欠です。定期的な点検を行うことで問題が早期に発見され、適切な修理や補修が行われることで建物の寿命を延ばせます。 住宅設備や内外装は経年劣化によって性能が低下したり見た目が悪くなったりします。住宅設備は築10~15年、内外装は築15~20年を目安に、交換や張り替え・塗り替えなどのメンテナンスが必要です。これにより、住宅の美観や住環境の快適性を保てます。 点検やメンテナンスは、建物の安全性を確保するためにも重要です。特に、屋根や外壁などの構造部分や電気設備、配管などの設備部分は定期的な点検が欠かせません。問題が放置されると、安全上のリスクが高まる可能性があります。 5.ツーバイフォー工法に関するよくある質問 ツーバイフォー工法に関する疑問やわからない点があれば、業者に質問することが重要です。業者に質問することで、正確な情報や適切なアドバイスが得られます。ここでは、ツーバイフォー工法に関するよくある質問に回答します。 5-1.広いリビングやダイニングを実現できますか? 日本のツーバイフォー工法では、最大72㎡(約21.8坪)までの広々とした空間の設計が構造計算なしで可能です。これは、間口6m×奥行12mの広さに相当し、開放感あふれるリビング・ダイニングや、家族みんながゆったり過ごせる多目的な空間など、さまざまな用途に活用できます。 72㎡の空間は、一般的なマンションのLDKを上回る広さです。ハウスメーカーや工務店のホームページでは、ツーバイフォー工法による広いリビングやダイニングの施工事例を紹介しています。 5-2.ツーバイフォー住宅の寿命は何年ですか? ツーバイフォー住宅の寿命は約80年といわれています。これはあくまでも目安であり、実際の寿命はさまざまな要因によって大きく左右されます。定期的な点検やメンテナンスは特に重要であり、リフォームをすることで100年以上に寿命を延ばすことは可能です。 定期点検で建物の劣化状況を確認し、劣化が見つかった場合は早めに対処しましょう。適切な換気を行って結露を防いだり、防虫・防カビ対策を行って木材の腐食を防いだりすることでも、住宅の寿命を延ばせます。 5-3.工事中に雨に濡れても問題はないのですか? 工事中に雨に濡れても、速やかに乾かせば問題ありません。ツーバイフォー住宅は構造用製材に含水率19%以下の乾燥材を使用するなど、さまざまな方法で湿気対策を行っています。ただし、長時間濡れたままにしておくと木材が腐朽するリスクが高まるため、注意が必要です。 信頼できるハウスメーカーや工務店は、木材を長時間濡れたままにしておくことはありません。ツーバイフォー住宅を建てる際は信頼できるハウスメーカーや工務店を選び、工事中に木材が長時間濡れることがないように注意しましょう。 6.ツーバイフォー工法のメリット・デメリットを理解した上で信頼できる業者を選びましょう ツーバイフォー工法は、耐震性・耐風性・断熱性・耐火性に優れており、工期が短く迅速な建設が可能です。このようなメリットがある一方で、間取りの自由度が一部制限され、外観デザインの自由度が低いなどのデメリットも存在します。ツーバイフォー工法と在来工法は、どちらが優れているかというのは一概にいえません。それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、自分の希望に合った工法を選ぶことが大切です。耐久性や安全性、快適性に優れた住宅を建築するには、信頼できるハウスメーカーや工務店の選択が重要になります。ツーバイフォー住宅の施工実績や評判などを確認して、信頼できる業者を選びましょう。 監修者:宅地建物取引主任者 浮田 直樹 不動産会社勤務後、株式会社池田建設入社。いえとち本舗山口の店長を経て、セカンドブランドのi-Style HOUSE山口店店長に就任。後悔しない家づくりをモットーにお客様の家づくりの悩みを日々解決している。