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建物・家づくり
注文住宅の相場は?予算の決め方や抑えるコツを解説

注文住宅を建てるのにどれくらいの費用が掛かってくるのか気になるもの。家を購入しようと考えている方は予算を立てるために費用相場を知っておくことも大切です。
計画なしに家を建ててしまうと、新しく始まるマイホーム生活も苦しくなってしまう可能性がありますので、しっかり予算を決めて計画を立てていきましょう。この記事は注文住宅の相場や予算の決め方、コストを抑えるコツをご紹介していきます。
注文住宅の費用相場について

住宅金融支援機構による調査で注文住宅購入の平均費用を公開しています。以下に「フラット35利用調査2019年集計全国平均の注文住宅の費用」について表にまとめましたのでご覧ください。
【土地付注文住宅】
| 建設費(万円) | 土地取得費(万円) | 住宅面積(㎡) | 敷地面積(㎡) |
| 2,874.3 | 1,382.5 | 111.5(約33坪) | 219.5(約66坪) |
【注文住宅】
| 建設費(万円) | 住宅面積(㎡) | 敷地面積(㎡) |
| 3,452.4 | 125.8(約38坪) | 309.0(93坪) |
上記の表により住宅面積約33〜38坪、建設費が約2,800〜3,452万円というのがわかります。4人家族が住める家の延床面積は125㎡(約37坪)ですので、この規模の注文住宅は平均的で2000万円後半〜3000万円半ばが相場になります。
土地と家の建築にかかる費用
家を建てるには土地の購入費用と家の建築費が掛かります。 以下に必要になる費用を記しましたのでご覧ください。【土地に掛かる費用】
- 手付金(土地価格の5〜10%)
- 仲介手数料(土地価格の3〜5%が目安)
- 印紙税
- 登記費用
- 不動産取得税(一回限り)
- 固定資産税(年に一回)
【家の建築にかかる費用】
- 本体工事+付帯工事
- 建築確認申請や登記費用
- 固定資産税
- 不動産取得税
- 固定資産税
- 印紙税
- 水道加入費用(新規水道メーター設置時)
- 上棟式・地鎮祭費用(約10万円)
- 地盤調査・地盤改良費
- 引越し費用や家具代
- エアコン導入費
ローンで土地を購入する際は支払い当日に融資が降りるようにしておく必要があります。家は建築費の他に仮住まい費、引越し代、家具代などが掛かりますので、必要な予算として計算しておきましょう。
また、土地によっては水道や電気がきていないところもあります。このような土地は引き込み工事が必要になりますので、土地選びの際は水道や電気がきているかよく確認しておきましょう。
建築費ごとの一戸建ての特長について

家の価格がわかっても、それがどんな家なのか気になるところだと思います。家の大きさや仕様によって価格は変わりますので、1000〜3000万円台で建てた時、どんな家になるのか価格別に特徴をお伝えしていきます。
1000万円台で建てられる家
ローコスト住宅の部類に入るのが1000万円台になります。この価格の家は無駄を省いたシンプルな家が特徴です。オプションを用意している会社もありますが、オプションをつけると価格も上がり1000万円台を超えてしまう可能性がありますので、この価格帯で家を購入したい場合、オプションは基本的にないと思っていた方がいいでしょう。家の形状はシンプルで凹凸がなく箱形状なものが多いです。屋根はコストを抑えられる片流れや切妻屋根になります。この価格帯の家はリーズナブルに家を提供することをコンセプトにしておりますので、コストを抑えるために様々な工夫がされていて、建材や設備など会社オリジナル製品を使っているところもあります。
2000万円台で建てられる家
こだわりたい部分に費用を掛けたい場合は、他のところのコストを抑える必要があり、予算の配分に工夫をしないといけない価格帯になります。こだわる部分以外のところのコストを抑えれば窓の数を増やしたり、キッチンなどの水まわりの設備のグレードを上げたりすることが可能です。コストを抑えるには建材や内装クロスに量産品のものを使うといいでしょう。また、時期的なものになりますが、設備類はメーカーの展示品を選べば通常の価格より安く抑えることができます。予算オーバーしやすい価格帯になりますので、どこにこだわり、どこを抑えるかを明確にして計画を立てていくことが大切です。
3000万円台で建てられる家
4人家族が住める家として平均的な価格です。平均的であるため家の特徴も一般的なもので、内装や建材なども標準的な品質のものが基本仕様となっています。設備のグレードアップや家を広くするなど、すべてではありませんが家にこだわりを盛り込むことが可能です。無垢材や自然素材などを取り入れる際は、価格が高くなりすぎないように、壁は塗壁にして天井は塗壁風のクロスを貼るなど、見た目ではわかりにくいちょっとした工夫をすることで費用を抑えることができます。
予算の決め方と資金計画の立て方

家の予算を決める時は資金計画を立てることが大切です。まずは、購入時に必要な頭金をどれくらい用意できるか決めましょう。頭金は住宅購入額の20%以上が目安。少なくとも10%は用意しておいた方がいいです。500万円用意できる場合は20%で除して2500万円の購入額が目安として算出できます。
住宅ローンを利用する場合は、ローン返済期間を明確にしておくことが重要です。定年前に完済、ローン返済期間は30年前後が一般的です。65歳に定年を迎える場合、返済期間を35年とすると30歳にローンが開始されるスケジュールとなります。
金利は固定型と変動型があり、現在は低金利なため変動型の方が金利は安くなっています。しかし、景気の動向で金利が変わりますので、安定を求めるのなら固定型が無難です。
ローンの借入額を決める際は返済負担率が重要になります。返済負担率は20〜25%の範囲が無理のない返済額となっています。借入額と返済額の計算は下記になります。
借入額の計算
【年収×返済負担率20〜25%÷金利×返済期間=借入額】例:500万円×20%÷1.2%×35年=約2900万円
返済額の計算
【年収×返済負担率20〜25%÷返済期間=借入額】例:500万円×20%÷12ヶ月=約8.3万円
借入額に自己資金や援助金を加えた金額が家の購入費になります。借入額と自己資金の割合は借入額が物件価格の80%、自己資金や援助金が物件価格の20%が目安となっています。
予算を抑えるためのポイントとは?

予算を抑えるためにはいろいろな工夫をすることが大切です。以下には予算を抑えるポイントを記しましたのでご覧ください。
- 設備や建材、内装仕様のグレードを抑える
- 凹凸をなくしたシンプルな建物形状
- キッチンやお風呂などの水回りをまとめる
- 壁を少なくしてオープンな間取りにする
- 内装クロスや建材は量産品を使う
- 設備類は展示場のセールを利用
- 洗面化粧台や収納などを造り付けにする
- 塗壁など湿式工事は避ける
- 可能なところはD I Yも活用
造り付けは自分で仕様を決められるため、既製品よりも安く抑えられることができます。既製品のキッチンや洗面化粧台は扉が付いていて価格も高くなっていますが、扉が必要ないなと思う方は、造り付けでオープンな仕様に変更すればコスト削減になります。
注意する点は造り付けの家具は高くなりやすいので、予算を抑えたい方は避けましょう。D I Yを活用するのもおすすめです。塗壁はDIYにすることでコストを抑えることができ、漆喰や珪藻土など材料だけ用意してもらい、施工は家族で行なえば施工費用を削ることができます。家族の共同作業が思い出でとして残りますので、D I Yでできるところは実践してみましょう。
まとめ
注文住宅の費用相場は2000万円後半〜3000万円半ばになります。ほとんどの方は住宅ローンを利用して家を購入すると思いますので、毎月の返済額のことを考慮して無理のない借入額を設定しましょう。新しいマイホーム生活を豊かにするためにも、資金計画やライフプランを綿密に立てることが大切ですので、家族と話し合い必要なお金を割り出していきましょう。家づくりは情報収集することが大切です。いえとち本舗は無料で家づくりに役立つ資料を提供しておりますので、これから家を購入しようと考えている方はぜひご利用ください。
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ツーバイ材で柱や梁などを作り、壁や床などには合板を張った箱構造が木造壁式工法です。モノコック構造とも呼ばれていて、水平の力に強く耐震性に優れています。【木質パネル工法】木造壁式工法と同じモノコック構造を持ち、床や壁に木質パネルを採用した構造です。木質パネルの性能はメーカーにより違いますが、工場で大量生産して組み立てるためコストを抑え、工期短縮、品質の安定、などのメリットがあります。木造建築のメリット・デメリット木造建築(住宅)には、やはりメリットとデメリットが存在します。木造住宅と鉄骨住宅いずれかを選択する場合には、メリットとデメリットについて、よく皮革検討しておきましょう。木造住宅のメリットとしては、以下のような点が挙げられます。 鉄筋コンクリート造と比較して、費用が安い吸湿性にすぐれて、快適に過ごせる断熱性にすぐれ、冬は暖かく、夏は涼しい建築デザインの自由度が高い化学繊維などを利用しないため、健康リスクが低い構造がシンプルなため、将来的にリフォームを実施しやすい木造ならではの、自然で落ち着きある空間に仕上がる香りがよい とくに重要なのは、やはり鉄筋コンクリート造と比較して費用が安いという点でしょう。一方で、鉄筋コンクリート造などではあり得ないメリットを持っているのも魅力的です。そして、意外にも木材は断熱性にすぐれており、快適な室内温度を維持できるのも大切なポイントと言えます。 木造住宅は建築デザインの自由度も高く、希望の設計が実現しやすいでしょう。建物の強度に合わせて柱を配置していかなければいけませんが、柱をデザインとして見せることも可能。構造体で建物の強度を確保できれば壁を少なくすることもできます。木造の中でも木造軸組構法(在来工法)は骨組み構造ですので、間取り設計の自由度と後々必要になるメンテナンス性が優れています。あまり注目されませんが、健康という側面でも木造住宅は優秀です。木造住宅では、壁紙などで化学物質が含まれた素材を利用しないケースが大半。よって、化学物質に由来したアレルギー反応などを心配する必要はなく、とても安心しできます。 一方でデメリットとしては、以下のような点が挙げられます。 鉄筋コンクリート造と比較して、耐衝撃性などの強度に劣るメーカーごとで、品質に差異がある雨水などで絵腐食しやすく、経年による劣化が激しいシロアリなどによる被害が考えられる使用する木材の数が多いため、空間を圧迫しがち防音性が低い やはり、鉄筋コンクリート造と比較すると、強度に劣る部分は否めません。そして、木材が使っていることに由来する劣化の早さも気になるところです。 そして、メーカーごとで品質に差異があるのも、オーダー前の今段階では特に理解しておく必要が高いでしょう。やはり木材にたずさわる職人や担当者の力量次第で、品質はいくらでも変化します。実際に着工する前段階で、できるだけ良質な木材を用意できる、信頼できる業者依頼しましょう。木造住宅の耐震性続いて、木造住宅の耐震性について考えてみましょう。木を使っているとなると、地震には弱そうだと感じる人も多いはず。しかし、意外にも木造住宅は、地震に強いという特徴を持っています。 木造住宅が耐震性を得られる理由は、木材の組み合わせ方によります。代表的なのは、「筋交い」という部分です。筋交いとは、木材と木材に、また木材を斜めに通すこと。このような形を作ることで、木造住宅は耐震性を持つようになります。 ちなみに筋交いには、 斜めに一本だけ木材を通す「方筋交い」左右両方から目次を通して”バツ”印にする「たすき掛け」があり、たすき掛けのほうがより強い耐震性をもたらします。 そのほかにも、木造住宅の工法によって、耐震性はさまざまです。木造住宅の工法自体は多種多様ですが、たとえ「ツーバイフォー工法」などは、耐震性が高いと言われています。 ツーバイフォー工法とは、2インチ×4インチの角材を主軸として建築していくものです。この工法であれば、耐震性とともに断熱性や通気性まで確保できると言われています。木造住宅の防火・耐火性続いて、木造住宅の、防火、耐火性について考えてみましょう。木材などでいかにも燃えやすそうですが、実はそうでもありません。むしろ、防火・耐火性はそれなりに高いと考えられています。 そもそも木材自体、そうそう簡単に燃えるものではありません。特に木造住宅で使われている木材は太いので、火が付きづらいのです。 また、太い木材は燃やしても延焼しづらい側面があります。木材に着火すると、当然ながら表面が燃えて炭へと変化していくわけです。 炭になった部分は、酸素を通しづらくなります。つまり木材の表面は燃えたとしても、その先では酸素が足りず、延焼せずに鎮火するというわけですね。表面が燃えても、内部は生木のままです。 ちなみに多くの実験では、木材を15分ほど火で燃やしても、表面が数センチ焦げ付くだけで済んだりしています。また表面が焼けたところで住宅の基礎としての強度は保たれたまま。つまり、崩落しづらいわけです。 最近は「防耐火構造外壁」など、防火性や耐火性に特化した建築技法も登場しています。こういったものであれば、より炎に強い住宅となるでしょう。もちろん費用はかかりますが、万が一のことを考えて、導入を検討する価値はあります。 木造建築の物件選びのチェックポイントとは?これから木造住宅を購入しようと考えている方はどんなことをチェックしておいた方がいいでしょうか。ここでは木造住宅を購入する際にチェックしておきたいポイントをご紹介していきます。使用されている木材の確認木造住宅といっても使われている木材は種々あるもの。どんな木材が使われて建てられているかというのもこだわっておきたいところです。以下に木造住宅に使われる木材の種類をご紹介します。【ヒノキ・スギ】ヒノキやスギはメジャーな木材と言えますので、名前は聞いたことがある人も多くいるのではないでしょうか。ヒノキは昔から住宅に使われている木材です。ヒノキは木材にとっては弱いイメージのある水や虫に強く、木造住宅の天敵であるシロアリにも強い木材です。ヒノキにはリラックス効果のある「ヒノキチオール」という精油成分を含み、さらに高い殺菌効果、独特の香りなどの特徴もあります。スギも同じく古くから親しまれる日本を代表する木材です。スギは柔らかく加工がしやすい特徴があり、成長も早いため安い価格で販売されています。構造材、造作材、建具など幅広く用いられています。【ケヤキ】ヒノキと並ぶ高級木材。硬く耐久性の高い特徴があり、大黒柱に用いられることがあります。材が硬いため加工しにくく職人を選ぶ木材となっています。【ウォールナット】 深みのある暗褐色の美しい木目が特徴的な木材。家具やフローリングに使われ、加工がしやすく耐久性も高いです。経年変化による風合いも楽しめる木材です。【ブナ】 耐久性が低く狂いも生じやすいとされていたため、建築用材では積極的に使われていませんでしたが、現在では乾燥技術と合板加工技術が発展してきたことにより需要が増えています。木目は明るく主張がないため家具用材やフローリングとして好まれています。工法を確認する前述したように木造住宅は工法に種類があります。住宅の購入ではどの工法を選ぶかも重要なポイントです。普及率の高い木造軸組構法は間取りの自由度が高く、メンテナンス性も優れていますので、コストや性能のバランスが安定しています。木造軸組構法と似た木造ラーメン構造という工法もあり、この工法は木造軸組構法が柱や梁などの構造体に耐力壁を設けて水平力を強化するのとは違い、接合部を強くして柱や梁だけで水平力に耐えられるようにした工法です。壁を少なくすることができるため、さらに間取りの自由度が広がります。生活をしていけばライフスタイルの変化や家族人数も変えわります。将来のことも考えてライフスタイルの変化に対応できる設計にしておきましょう。各工法はメリット、デメリットがありますので、求めていることが実現できる工法を選びましょう。まとめ木造住宅というと、少し古いことのように聞こえてしまう部分があるかもしれません。しかし実際のところ、現在でも鉄筋コンクリート造などとともに、”現役”の建築方法として採用されています。 木造住宅は、コストが低いにもかかわらず、さまざまなメリットを有しているものです。吸湿性や断熱性などは、鉄筋コンクリート造などよりもはるかに優れています。また、耐震性や耐火性なども、イメージに反して高いのが特徴です。もちろんデメリットもありますが、それを補ってあまりあるメリットがあると言えるでしょう。ぜひ一度、木造住宅を検討してみてください。 いえとち本舗では、新築住宅や家づくりで重要な情報をおさえた資料を配布しています。本記事のような木造住宅についても、より大切なことをお伝えしているので、ぜひご参考ください。資料請求はこちらから さらに会員登録された方には、会員限定の住宅情報を多数配信しています。ご興味がある方は、ぜひ会員登録してみてください。会員登録はこちらから