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建物・家づくり
注文住宅を建てる前に知っておきたいこと!理想を叶える家づくり情報
注文住宅を建てよう、と思い立ったら、まず何から始めたらいいと思うでしょうか。
住宅展示場に行く、住宅会社にプランを作ってもらう、などが思いつくかもしれませんが、もっと大切なのが情報収集です。
理想の家を建てるためには家のことをよく知っておかなければいけません。
そこで、今回は注文住宅を建てる前に知っておきたい事をご紹介していきます。
注文住宅を建てる前に家が建つまでの流れを知っておこう
家が建つまでの流れとスケジュール

注文住宅を建てる計画をしたら、まず家が建つまでの流れと期間について把握しておきましょう。
家づくりのスケジュールは下記のように流れていきます。
スケジュール内容 | 期間の目安 | |
① | どんな家にするか情報収集 どんな家にするかイメージ 資金計画を立てる |
約1ヶ月〜3ヶ月 |
② | 土地探し・土地の売買契約 建築プラン・見積もり依頼 施工会社の決定・建築請負契約 敷地調査 |
約3ヶ月〜10ヶ月 |
③ | 住宅ローンの契約 工事着工 |
約4ヶ月〜12ヶ月 |
④ | 工事完了〜引き渡し 入居 |
約1ヶ月〜3ヶ月 |
このように家が建つまでの流れを知り、いつ頃から新しい家に入居したいかを決めて逆算する事で、いつから家づくりを始めればいいか知る事ができます。
注文住宅を建てる前に知っておきたいこと:資金計画編
注文住宅を建てると掛かる税金の種類

注文住宅を建てるといくつかの税金が掛かります。
家を建てて最初の一回の支払いで済む税金や毎年支払わなければいけない税金がありますので覚えておきましょう。
- 消費税:家の購入費用や土地の仲介手数料に掛かる
- 印紙税:工事請負契約書や土地売買契約書に掛かる
- 登録免許税:家や土地の登記の際に掛かる
- 不動産所得税:家を購入後、一回限り納税
- 固定資産税:毎年一回の納税、家と土地の両方に掛かる
- 都市計画税:都市計画による市街化区域内に所在する土地・建物に課税
住宅ローンの基礎知識

住宅ローンの種類は大きく分けると自治体などが行なっている公的融資と銀行や信用金庫が行う民間融資があります。
金利タイプにも種類があり、固定金利型、変動金利型、固定金利選択型があります。
当然ですが、住宅ローンはいくらでもお金を借りられるというわけではありません。
融資を受けるためには、審査に通る必要があり、事前審査と本審査があります。
本審査を通過する事で住宅ローンの契約を結ぶ事が可能になりますので、自分ならいくらまで借り入れが可能かなど計算する事が大切です。
住宅ローンを利用する際に注意していただきたいのが、いくらまで借りる事ができるかよりも、完済する事ができるか、が重要になります。
返済をしながら生活を送っていきますので、生活が苦しくなるような返済額の設定は避けましょう。
補助金を利用して建築費用の負担を減らそう

注文住宅を建てる方を対象に国や地方自治体から建築費用の負担を軽減する補助金交付制度が実施されています。
例えば実施されている補助金制度は下記のようなものがあります。
- すまい給付金:補助金額最大50万円
- 地域型住宅グリーン化事業:補助金額50〜140万円
- ネット・ゼロ・エネルギーハウス支援事業(ZEH):補助金額70万円〜
補助金を受けるには申請を行う必要がありますが、基本的に申請業務は依頼する業者が主導となって行います。
注文住宅は高額ですから、上記のような補助金を利用すれば費用負担も減らす事ができますので、ぜひ利用しましょう。
各年度によって実施される補助金制度や交付条件は異なるため、利用する際は事前に確認が必要です。
注文住宅を建てる前に知っておきたいこと:建物編
家の構造の種類

注文住宅を建てる際は家の構造の種類も知っておきましょう。
【家の構造の種類】
- 木造
- 鉄骨造(S造)
- 鉄筋コンクリート造(RC造)
- 鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)
主に日本で多く普及している住宅は木造です。
木造には2つ工法があり、在来軸組工法と2×4工法(ツーバイ工法)があります。
2つの工法の違いをポイントでお伝えしますと下記になります。
- 在来軸組工法:柱・土台・梁などを組み合わせた骨組みで建てる日本伝統工法
- 2×4工法:枠組み壁工法とも呼ぶ、規格化した木材を組み合わせ、耐力壁を設けた工法
在来軸組工法や2×4工法はそれぞれメリット・デメリットがありますので、どちらの工法で建てるかよく検討しましょう。
家を建ててくれる会社の種類

注文住宅を建ててくれる会社は複数あり、大きく分けると下記のような会社になります。
- ハウスメーカー
- 工務店
- 建築設計事務所
ハウスメーカーは全国に営業所や住宅展示場を構えて活動していて、安定した品質を全国規模で提供する住宅会社です。
工務店は、地元を中心とした地域密着型の営業活動をしており、手厚いアフターサービスやレスポンスの早い対応が期待できる特徴があります。
建築設計事務所は、設計を専門とした住宅会社です。
設計に特化し、制限のない自由な設計が可能なため、世界に一つだけの注文住宅を建てる事ができます。
このように住宅会社によってそれぞれ特徴が異なりますので、どの住宅会社が適切かよく考えて選びましょう。
注文住宅の種類

注文住宅の種類を大きく分けると下記の種類があります。
- 規格型
- セミオーダー型
- フルオーダー型
規格型の注文住宅は、決められた間取りから壁紙や設備、床の種類などを選んでいく設計となっています。
間取りや窓の位置の変更はできず、設計に制限がある注文住宅となっています。
セミオーダー型は、間取りや外装・内装の仕様、設備など基本となるプランがあり、そのプランを土台に自分の好みに合わせて設計ができる注文住宅です。
フルオーダー型は、完全自由設計が可能な注文住宅です。
一から間取りを設計し、仕様を決めていきますので、その分の時間と建築コストが掛かります。
住宅に欠かせない性能

どんなに外観が素敵な家でも地震に弱い家であったり、室内が寒かったりする家では問題です。
外観などのデザインも大切ですが、住宅に必要なのは快適に生活を送れる環境がある事です。
暮らしやすい生活を作る住宅性能とは何かというと下記のような性能です。
- 耐震性能
- 断熱・気密性能
耐震性能は言葉の通り、地震に対する性能です。
日本は地震大国ですから、耐震性能がしっかりと取れた家を建てる事が重要です。
断熱・気密性能とは、簡単に言いますと室内温度の快適さに影響する性能です。
冬は暖かく、夏は涼しい家というのは、この断熱・気密性能が高い家となっています。
冷暖房効率も高くなり省エネ効果もあるので、住宅には欠かせない性能です。
まとめ
ここまで注文住宅を建てる前に知っておきたい事についてご紹介してきました。きっと、ほとんどの方は注文住宅を建てるのは初めてかと思います。
注意していただきたいのが、何も情報がないまま家づくりを進めてしまうと、後々後悔してしまう可能性があるという事です。
一生に一度の買い物とも言える家づくりですから後悔がないように、今回ご紹介した事を参考にしていただけたら嬉しく思います。
家づくりの最初の一歩は情報収集です。
まず、住宅会社の資料請求をして、たくさん情報を集めて理想の家を建てましょう。
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木造住宅の特徴やメリットデメリットを徹底解説
日本において、古くから主流となっている住宅構造といえば、やはり「木造住宅」が挙げられるでしょう。住宅構造には鉄骨住宅をはじめとしたさまざまなものが登場していますが、それでも木造住宅には根強いニーズがあります。 もしかしたら、今まさに木造住宅の家を建てようと考えている人もいるかもしれませんね。しかし木造住宅という名称は知っていても、その特徴や詳細まで知っている人は少ないはず。とはいえ木造住宅を建てるのであれば、特徴や詳細についてはかならず理解しておく必要がああります。 本記事では 木造住宅の定義やメリット・デメリット、耐震性などについて詳しく解説します。実際に建ててから後悔しないように、ぜひ参考にしてください。木造住宅とは?木造建築の構造木造建築のメリット・デメリット木造住宅の耐震性木造住宅の防火・耐火性木造建築の物件選びのチェックポイントとは?まとめ 木造住宅とは?まずは、木造住宅の定義を確認しておきましょう。といっても、さほど難しい話ではありません。「柱や梁などの、建物として大切な部分に木を使っている住宅」が、木造住宅です。 柱や梁は、建物自体を自立させ、風水による圧力や、建物自体の重量を受け止めます。したがって強度の高いスギやヒノキなどが好まれて用いられる様子です。 古くから神社仏閣などで用いられた建築方法ですが、現在でも一般的な住宅などで活用されています。国内に現存する建物の8割は、木造住宅に分類されるいった調査結果もありました。木造の建築方法は長い歴史の中で高められており、今も建築業界で通用しているのです。 ちなみに、木造住宅の(法律における)耐用年数は22年とされています。法律的には築22年目で減価償却が終わり、建物としての価値はゼロ円となるわけですね。ただし、細かな点検や修繕によって、それよりも長い間耐用させることも可能です。 法律で定められていない実質的な耐用年数は、おおよそ30年程度と言われています。しかし、実際のところはそれよりも早く建て替えしてしまうケースが多い様子です。木造住宅は「期待耐用年数」というものもあります。これは前述した耐用年数の考え方とは異なり、求められる性能などの基準があります。フラット35の技術基準を満たす木造住宅の期待耐用年数は50〜60年程度とされています。長期優良住宅だとさらに100年以上の期待耐用年数があるとされていて、木造住宅はこれまでの技術向上により、適切なメンテナンスを行えばとても長く住める住宅と見られています。建物構造の種類住宅など、建物は木造以外の構造もあります。以下に建物構造の種類を記しましたのでご覧ください。 木造 鉄筋コンクリート造 鉄骨鉄筋コンクリート造 鉄骨造 【木造】柱や梁、土台など主要な部材に木材が使われているのが木造です。神社仏閣など日本では古くから木造で建てられた建物が多くあります。木材の吸水性、吸湿性の特性から四季がはっきりしている日本の気候風土にも木造は合っていて、現在でも多くの住宅に木造が採用されています。普及率の高さから比較的コストを抑えて家を建てることができ、メンテナンス性にも優れています。【鉄筋コンクリート造】組んだ鉄筋を覆うようにコンクリートを打って柱や梁、床スラブなどの構造体を作るのが鉄筋コンクリート造です。鉄筋コンクリート造のことをRC造とも呼びます。圧縮に強いコンクリートとひっぱりに強い鉄筋を合わせた構造のため耐震性に優れ、火災にも燃えにくい構造を有しています。また、機密性が高いのも特徴的です。鉄筋を組んでからコンクリートを打設して建築するため、工期が長くなること、コストがかかることがデメリットに挙げられます。【鉄骨鉄筋コンクリート造】鉄骨の周りに鉄筋を組んでコンクリートを打設する構造が鉄骨鉄筋コンクリート造です。鉄骨鉄筋コンクリート造のことをSRC造とも呼びます。鉄骨を使っていることから鉄筋コンクリート造よりも強度は高く、高層マンションなどの大規模建築に採用されます。耐震性、防音性、気密性など性能は非常に高いですが、戸建て住宅に採用されることはありません。【鉄骨造】柱、梁など主要な構造体に鉄骨を使っているのが鉄骨造です。鉄骨造のことをS造とも呼びます。鉄骨造は住宅にも多く採用されている構造で、鉄骨の頑丈さから間口の広い設計が可能。火災にも強い特徴があります。コストは木造よりは高く、鉄筋コンクリート造よりは安く、住宅の他にもビルやマンション、工場など幅広く採用されています。木造建築の構造木造建築には以下の種類があります。 木造軸組構法(在来工法)木造壁式工法 木質パネル工法 【木造軸組構法(在来工法)】柱や梁、土台などが骨組み構造となっています。一般的な木構造を持ち、もっとも多く住宅に採用されています。【木造壁式工法】 ツーバイ材で柱や梁などを作り、壁や床などには合板を張った箱構造が木造壁式工法です。モノコック構造とも呼ばれていて、水平の力に強く耐震性に優れています。【木質パネル工法】木造壁式工法と同じモノコック構造を持ち、床や壁に木質パネルを採用した構造です。木質パネルの性能はメーカーにより違いますが、工場で大量生産して組み立てるためコストを抑え、工期短縮、品質の安定、などのメリットがあります。木造建築のメリット・デメリット木造建築(住宅)には、やはりメリットとデメリットが存在します。木造住宅と鉄骨住宅いずれかを選択する場合には、メリットとデメリットについて、よく皮革検討しておきましょう。木造住宅のメリットとしては、以下のような点が挙げられます。 鉄筋コンクリート造と比較して、費用が安い吸湿性にすぐれて、快適に過ごせる断熱性にすぐれ、冬は暖かく、夏は涼しい建築デザインの自由度が高い化学繊維などを利用しないため、健康リスクが低い構造がシンプルなため、将来的にリフォームを実施しやすい木造ならではの、自然で落ち着きある空間に仕上がる香りがよい とくに重要なのは、やはり鉄筋コンクリート造と比較して費用が安いという点でしょう。一方で、鉄筋コンクリート造などではあり得ないメリットを持っているのも魅力的です。そして、意外にも木材は断熱性にすぐれており、快適な室内温度を維持できるのも大切なポイントと言えます。 木造住宅は建築デザインの自由度も高く、希望の設計が実現しやすいでしょう。建物の強度に合わせて柱を配置していかなければいけませんが、柱をデザインとして見せることも可能。構造体で建物の強度を確保できれば壁を少なくすることもできます。木造の中でも木造軸組構法(在来工法)は骨組み構造ですので、間取り設計の自由度と後々必要になるメンテナンス性が優れています。あまり注目されませんが、健康という側面でも木造住宅は優秀です。木造住宅では、壁紙などで化学物質が含まれた素材を利用しないケースが大半。よって、化学物質に由来したアレルギー反応などを心配する必要はなく、とても安心しできます。 一方でデメリットとしては、以下のような点が挙げられます。 鉄筋コンクリート造と比較して、耐衝撃性などの強度に劣るメーカーごとで、品質に差異がある雨水などで絵腐食しやすく、経年による劣化が激しいシロアリなどによる被害が考えられる使用する木材の数が多いため、空間を圧迫しがち防音性が低い やはり、鉄筋コンクリート造と比較すると、強度に劣る部分は否めません。そして、木材が使っていることに由来する劣化の早さも気になるところです。 そして、メーカーごとで品質に差異があるのも、オーダー前の今段階では特に理解しておく必要が高いでしょう。やはり木材にたずさわる職人や担当者の力量次第で、品質はいくらでも変化します。実際に着工する前段階で、できるだけ良質な木材を用意できる、信頼できる業者依頼しましょう。木造住宅の耐震性続いて、木造住宅の耐震性について考えてみましょう。木を使っているとなると、地震には弱そうだと感じる人も多いはず。しかし、意外にも木造住宅は、地震に強いという特徴を持っています。 木造住宅が耐震性を得られる理由は、木材の組み合わせ方によります。代表的なのは、「筋交い」という部分です。筋交いとは、木材と木材に、また木材を斜めに通すこと。このような形を作ることで、木造住宅は耐震性を持つようになります。 ちなみに筋交いには、 斜めに一本だけ木材を通す「方筋交い」左右両方から目次を通して”バツ”印にする「たすき掛け」があり、たすき掛けのほうがより強い耐震性をもたらします。 そのほかにも、木造住宅の工法によって、耐震性はさまざまです。木造住宅の工法自体は多種多様ですが、たとえ「ツーバイフォー工法」などは、耐震性が高いと言われています。 ツーバイフォー工法とは、2インチ×4インチの角材を主軸として建築していくものです。この工法であれば、耐震性とともに断熱性や通気性まで確保できると言われています。木造住宅の防火・耐火性続いて、木造住宅の、防火、耐火性について考えてみましょう。木材などでいかにも燃えやすそうですが、実はそうでもありません。むしろ、防火・耐火性はそれなりに高いと考えられています。 そもそも木材自体、そうそう簡単に燃えるものではありません。特に木造住宅で使われている木材は太いので、火が付きづらいのです。 また、太い木材は燃やしても延焼しづらい側面があります。木材に着火すると、当然ながら表面が燃えて炭へと変化していくわけです。 炭になった部分は、酸素を通しづらくなります。つまり木材の表面は燃えたとしても、その先では酸素が足りず、延焼せずに鎮火するというわけですね。表面が燃えても、内部は生木のままです。 ちなみに多くの実験では、木材を15分ほど火で燃やしても、表面が数センチ焦げ付くだけで済んだりしています。また表面が焼けたところで住宅の基礎としての強度は保たれたまま。つまり、崩落しづらいわけです。 最近は「防耐火構造外壁」など、防火性や耐火性に特化した建築技法も登場しています。こういったものであれば、より炎に強い住宅となるでしょう。もちろん費用はかかりますが、万が一のことを考えて、導入を検討する価値はあります。 木造建築の物件選びのチェックポイントとは?これから木造住宅を購入しようと考えている方はどんなことをチェックしておいた方がいいでしょうか。ここでは木造住宅を購入する際にチェックしておきたいポイントをご紹介していきます。使用されている木材の確認木造住宅といっても使われている木材は種々あるもの。どんな木材が使われて建てられているかというのもこだわっておきたいところです。以下に木造住宅に使われる木材の種類をご紹介します。【ヒノキ・スギ】ヒノキやスギはメジャーな木材と言えますので、名前は聞いたことがある人も多くいるのではないでしょうか。ヒノキは昔から住宅に使われている木材です。ヒノキは木材にとっては弱いイメージのある水や虫に強く、木造住宅の天敵であるシロアリにも強い木材です。ヒノキにはリラックス効果のある「ヒノキチオール」という精油成分を含み、さらに高い殺菌効果、独特の香りなどの特徴もあります。スギも同じく古くから親しまれる日本を代表する木材です。スギは柔らかく加工がしやすい特徴があり、成長も早いため安い価格で販売されています。構造材、造作材、建具など幅広く用いられています。【ケヤキ】ヒノキと並ぶ高級木材。硬く耐久性の高い特徴があり、大黒柱に用いられることがあります。材が硬いため加工しにくく職人を選ぶ木材となっています。【ウォールナット】 深みのある暗褐色の美しい木目が特徴的な木材。家具やフローリングに使われ、加工がしやすく耐久性も高いです。経年変化による風合いも楽しめる木材です。【ブナ】 耐久性が低く狂いも生じやすいとされていたため、建築用材では積極的に使われていませんでしたが、現在では乾燥技術と合板加工技術が発展してきたことにより需要が増えています。木目は明るく主張がないため家具用材やフローリングとして好まれています。工法を確認する前述したように木造住宅は工法に種類があります。住宅の購入ではどの工法を選ぶかも重要なポイントです。普及率の高い木造軸組構法は間取りの自由度が高く、メンテナンス性も優れていますので、コストや性能のバランスが安定しています。木造軸組構法と似た木造ラーメン構造という工法もあり、この工法は木造軸組構法が柱や梁などの構造体に耐力壁を設けて水平力を強化するのとは違い、接合部を強くして柱や梁だけで水平力に耐えられるようにした工法です。壁を少なくすることができるため、さらに間取りの自由度が広がります。生活をしていけばライフスタイルの変化や家族人数も変えわります。将来のことも考えてライフスタイルの変化に対応できる設計にしておきましょう。各工法はメリット、デメリットがありますので、求めていることが実現できる工法を選びましょう。まとめ木造住宅というと、少し古いことのように聞こえてしまう部分があるかもしれません。しかし実際のところ、現在でも鉄筋コンクリート造などとともに、”現役”の建築方法として採用されています。 木造住宅は、コストが低いにもかかわらず、さまざまなメリットを有しているものです。吸湿性や断熱性などは、鉄筋コンクリート造などよりもはるかに優れています。また、耐震性や耐火性なども、イメージに反して高いのが特徴です。もちろんデメリットもありますが、それを補ってあまりあるメリットがあると言えるでしょう。ぜひ一度、木造住宅を検討してみてください。 いえとち本舗では、新築住宅や家づくりで重要な情報をおさえた資料を配布しています。本記事のような木造住宅についても、より大切なことをお伝えしているので、ぜひご参考ください。資料請求はこちらから さらに会員登録された方には、会員限定の住宅情報を多数配信しています。ご興味がある方は、ぜひ会員登録してみてください。会員登録はこちらから
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それぞれのライフスタイルに合った間取り【いえとち本舗の新築・山口・宇部・防府・山陽小野田・周南・下松】
イエテラスの新築、いえとち本舗山口中央店の下村です。現在、宇部・山陽小野田・防府・山口・周南で新築住宅を建てたい!とお考えの方、家づくりをする際、考えることが楽しい反面、間取りのことで悩むことも多いと思われます。キッチンやリビングを広くしたい、収納を多くしたい、子供部屋を作りたい、などみなさんそれぞれの理想の家づくりの考え方があると思います。せっかく新築住宅を建てたにも関わらず、建てた後にこの間取りでは生活がしにくい、自分のライフスタイルには間取りが合っていなかったかもしれない…という状況にはなりたくないですよね。 そこで今回は、山口で家づくりをお考えのあなたにとって一番の間取りを見つけるために「それぞれのライフスタイルに合った間取り」についてお伝えします。 本日は、より良い家づくりのために必要な知識、間取りで失敗しないために押さえておきたいことなどをお伝えできたらと思います。 そもそも間取りとは? まず、そもそも間取りとは何かについて簡単にご説明させて頂きます。突然ですがみなさん、1DK、2LDKなどという語句を聞いたことがあると思います。 まずこの頭文字の数字は居室の数に当たります。例えば2DKだと、居室2つ+DK、1LDKだと居室1つ+LDKのお部屋ということになります。 この後ろに続いているアルファベットは部屋の性質、用途を表しており、それぞれR=ルームD=ダイニングL=リビングK=キッチンという意味になっております。 1Rはキッチンと居室が仕切られていない部屋で、1Kはキッチンと居室が分けられている部屋です。また、L・D・Kの3つは組み合わせて使われることがよくあります。DK=ダイニング・キッチンとなり、キッチンと食事をするスペースが一緒になっている部屋を表し、これにLが加わるとLDK=リビング・ダイニング・キッチンとなり、ダイニング・キッチンにリビングの機能が加わります。LDKではくつろげる空間が確保してあることが多いです。 簡単に用語について説明させて頂きましたが、ご理解は深まりましたでしょうか?この用語を頭の片隅に少し入れながら間取り図を見てみると、また考え方が変わってくるかもしれません。 では、用語についてお話をした上で、どのような間取りのお部屋にしたらよろしいでしょうか。様々なライフスタイルに合わせて考えてみましょう。 理想の間取り 「間取り」と一言で言ったとしても、これが一番良いという間取りはありません。みなさんそれぞれライフスタイルがありますので、誰もが使いやすいという間取りは存在しないのです。では、どのような間取りがあなたにちょうど良いかを考えていくために、まず居住人数やライフスタイル別にみてみましょう。 〇1人暮らしまず、1人暮らしの場合ですが、1人暮らしの場合、料理を作るところ、食事をするところ、寝るところが同じでも問題がない方は、1Rや1Kといった居室が1つである部屋を選択すると良いと思われます。ですが、食事をするところと寝るところはやっぱり分けたいという方は1DK、1LDKがオススメです! 〇2人暮らし2人暮らしの場合、その一緒に住む方との関係性、生活のスタイルによって、間取りの選び方もだいぶ変わってきます。例えば・お互いの生活習慣を理解しており、1人の時間がなくても大丈夫な方は、広いリビングがくつろぎの空間となる1LDK。・ダイニングキッチンの他に2つ部屋があることから、自分の生活スタイルを守ったまま2人で生活のできる2DK。など、寝室が1つでも支障がない場合は、カップルや夫婦でも1DK、1LDKが対象となりますが、お互いの仕事の都合などでライフスタイルが違う場合は、ルームシェアのように、2K以上、DK、LDKで生活空間を分けられる間取りが向いていると思われます。 〇2~4人暮らし(家族)2~4人暮らしの場合、それぞれの個室が必要か、共有のスペースをどのようにするかで間取りは大きく変わってきます。個室がほしい場合は、人数分の個室を確保し、反対に個室が必要ではなく、家族団らんのスペースを広く取りたい場合は、DK、LDKの間取りを考えてみることもオススメです! 〇4~5人暮らし(家族)4~5人暮らしの場合は、2~4人暮らしの場合と同様な部分が多いですが、やはり人数が増える分、共有のスペースは大事になってきますので、DKよりもくつろぎ空間を持てるLDKを確保することをオススメします。 これまで居住人数別に合った間取りをみてきましたが、やはり、新しいお子さんの誕生を機会に、またはお子さんと広々と新たな生活をしていきたいということで新築住宅を建てる方も多いと思われますので、奥さんが家事をしやすい間取り、子育てしやすい間取りについても見ていきましょう! 家事をしやすい間取り 実際、家を建てた後に間取りに不満がある方の中で、家事動線を意識できてないという原因が挙げられています。 家事動線とは、文字通り家事をする際に移動する経路のことです。この家事動線がしっかりと確保できていないと、料理、洗濯、掃除、子育てを同時に行う際に、何度も同じ経路を往復したり、時間が多くかかってしまう場合もあり、家事をすることが大変になってしまいます。この家事のための経路をなくす=家事の時間短縮をするために、キッチンと洗面所、ベランダをなるべく近くに設置する。さらには、キッチン、洗面所、リビングを一回りできる動線をつくると、行き止まりもなく、両方向から部屋へ移動ができるので、家事の効率をあげることができると思います。 また、キッチンが広いことに憧れがある方は多いと思われますが、実際にキッチンが広いと、動く距離が多くなるので、意外とコンパクトなキッチンの方が、一連の動作をしやすくなるということもあります。(;^_^A 子育てしやすい間取り 先ほどの家事がしやすい間取りとも関係があるのですが、やはり、家事をしながら子供の様子が見れた方が安心しますよね!特に0~6歳のお子さんがいる方は、いつでもお互いの姿が見えて、一緒に居られる空間が良いと思われます。例えば、オープンキッチンにして、食事の支度をしながらお子さんを見守ることができ、コミュニケーションをとりながらお手伝いの習慣がつくことも考えられますよね。お子さんを見守ることとコミュニケーションを自然にとることにオススメな間取りはLDKです! 効率の良い家事動線を確保しながら、子供を見守ることのできる空間を作るというのは難しいことではありますが、このようなことも視野に入れながら、間取りを見ていくことがとても重要です。 あなたにとって一番の間取りを見つけましょう 今回見てきた、家族の人数や、効率の良い家事動線、その他にも収納のことなど、間取りを決める際、考えるポイントは多くありますが、・これから先どんな暮らしをしたいのか・どのようなライフスタイルが合っているのか・何を求めているのか現在のことだけでなく、未来のことも視野に入れながらあなたのライフスタイルに合った理想の間取りを探してみてください。いえとち本舗のイエテラスは規格住宅ですが、あなたのライフスタイルに合った間取りが見つかるかもしれません。山口・周南・山陽小野田・宇部・防府で新築住宅をお考えの方は是非一度、いえとち本舗までお気軽にお問合せください!家族全員が楽しく過ごせるお家づくりを一緒に考えていきましょう。9月21日(土)~9月23日(月)イベント↓【山口市宮野】女性に大人気のアイランドキッチンを導入した完成見学会