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失敗しないための家づくり成功の10ヶ条【いえとち本舗の新築・山口・宇部・周南・山陽小野田・防府】
みなさまこんにちは!いえとち本舗山口中央店です★☆
山口で新築住宅をお考えのみなさまは、「理想の家」というのはありますか(*^^*)?

よほど裕福な方でもない限り、家を購入するチャンスは人生で一度きり。。。
その一度しかないチャンスで、絶対に失敗したくないと誰もが思うはずです!
家づくりに失敗したというブログをよく見かけたり、家づくりは3度目でやっと満足のいく家を建てられると言われていたり、少し家づくりを難しく考えすぎていませんか?
はじめに言ってしまいますが、思考さえ間違えなければ、家づくりを成功させることは簡単です。
誰にでも、絶対にできます!!

この記事では、山口での家づくりで失敗して後悔する方を減らせるよう、より多くの方に家づくりを成功に導くための10ヶ条をお伝えします。
実は、家づくりを成功する究極の方法は、この10ヶ条をマスターすることです。
マスターすれば、まさに鬼に金棒!
山口での家づくりの成功する確率をぐっと上げたい方は、こちらの記事を先にお読み、10ヶ条を知る方が効果絶大です。
まずはじめに、家づくりの成功とは何かをはっきりとさせておく必要があります。
家づくりの成功は、大きくて設備の充実した凄い家を建てることでしょうか?
もしあなたのゴールが凄い家を建てることなら、この記事は参考にならないと思います。
家を建てる目的は、あなたやあなたのご家族の生活をよりよくするためで、家づくりの成功とは、今よりも良い生活をおくれることだと考えています。
家づくりは幸せな生活を手に入れるための手段です。
決して家を建てることが目的になってはいけません。
幸せな生活を送るための家づくり

そのために必要な考え方を、ここではお伝えします。
(※あくまでも私が考え抜いたことです。)
---- 新築住宅で失敗しないための家づくり成功の10ヶ条 ----
1. 絶対に無理な資金計画はしない
2. 追加設備をなくし費用をなるべく抑える
3. 決めた予算内で考えてオーバーしない
4. 変わっていくライフスタイルに対応できる間取りにする
5. メリットだけではなくデメリットも知る
6. 金融機関に強いパルプのある会社を選ぶ
7. 土地の状況をしっかりと把握する
8. アフターフォローが充実している会社を選ぶ
9. どんどん売り込んでくる営業マンがいる会社には要注意
10. 良い営業マンとの出会いが成功の鍵
ここでご紹介したのは、家づくりをこれからの生活のための手段として考えている方へ向けた、成功の10ヶ条です。
この10ヶ条を参考に、あなたに新築住宅を通して今より良い生活を手に入れて頂ければ幸いです。

素人のあなたにとって、家づくりはわからないことだらけだと思います。
だから、正しく導いてくれる良い営業マンとの出会いが、家づくりを成功させるためには不可欠です。
何度もお伝えしているように、新築住宅を購入するのは、これからより良い生活をするための一つの手段です。
家よりもむしろ、家を買った後の生活にフォーカスして計画を進めてくれる会社を探して下さい。
良い営業マンに出会えれば、家づくりは9割以上成功したようなものです。
最初のパートナー探しには絶対に妥協しないようにしてください!!

また、いい会社を見つけるためには、カタログをうまく利用するのが効果的です。
カタログを甘くみていませんか?
良い会社を見つけたい方はぜひ一度、次の記事をお読みください。
また、いえとち本舗山口中央店では、イベントを随時開催中です♪
是非一度来店下さいませ\(^^)/
1月11日(土)~1月17日(金)開催イベント↓
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ウォークインクローゼットとは?収納のコツもご紹介
家の中が物で溢れてしまうと生活するスペースが雑然となり、必要以上に狭く感じてしまいます。収納量が増えるウォークインクローゼットは収納の他に生活動線も効率的になりますので、快適に生活していくためにもしっかり収納の計画を立てていきましょう。この記事ではウォークインクローゼットのことや収納のコツをお伝えしていきます。1 ウォークインクローゼットとは2 ウォークインクローゼットのメリット・デメリットとは3 ウォークインクローゼットの種類4 ウォークインクローゼットの間取り5 ウォークインクローゼットの収納レイアウト6 ウォークインクローゼットの設置場所 7 まとめ ウォークインクローゼットとは 一般的なクローゼットの大きさは(幅)1,800mm×(奥行き)900mmほどのサイズになりますが、ウォークインクローゼットは3畳ほどと人が出入り可能な広さを持っているため、たくさん収納することができます。独立した収納部屋ですので、入り口には扉を設置し、室内は棚やハンガーパイプを設置しています。また、「ウォークスルークローゼット」というものもあり、こちらは出入り口を2つ設けているため、一つの方向にしかアクセスできないクローゼットと比べて動線を効率化させることができます。また、通り抜けができるクローゼットのため一つのクローゼットを共有することも可能です。 ウォークインクローゼットのメリット・デメリットとは ここではウォークインクローゼットのメリットとデメリットをご紹介していきます。メリット収納量が増える大きい物を収納できる収納物の管理がしやすい効率的な家事動線にすることができるウォークインクローゼットは人の出入りができるほどの余裕のあるスペースがあるため、視認性に優れ、収納物の管理がしやすくなっています。また、衣類の他にキャリーバッグやスキー用品、家具など大型の物も置けるため、物が溢れてしまうといったことも回避できます。収納する物や量に合わせて棚やハンガーパイプなどで自由にレイアウトすることが可能なため効率的に収納ができ、物干場と隣接する間取りなら洗濯から収納までのアクセスが効率的で家事動線も良くなります。 デメリット居住する部屋を削ることになる配置を間違えると使い勝手が悪くなる定期的な掃除が必要ウォークインクローゼットを設けるには最低でも2畳ほどの広さが必要です。ある程度のスペースを収納に当てることになりますので、限られた面積をどう配分していくかが重要になります。また、配置を間違えると使い勝手が悪くなり、使わなくなってしまう恐れもありますので、設計の際は実際に使用するイメージを持って計画することが大切です。また、使っていると埃も溜まりますので、定期的に掃除が必要になります。 ウォークインクローゼットの種類 【パイプハンガータイプ】衣類をメインに収納したい場合は上部に棚を設置し、棚下にはハンガーパイプを取り付けたパイプハンガータイプがおすすめです。こちらのタイプはコートやジャケットなど丈のある服もたくさん収納ができます。注意するところは下のスペースがあきやすいため、そこのスペースをどう活用するかが重要になります。【収納棚タイプ】クローゼット内を収納棚で仕上げたタイプは、服の他にバッグや靴を収納するのに適しています。可動棚にすることで棚の高さを自由に設定でき、効率的な収納が可能になります。棚の設置スペースが必要になりますので、ある程度の広さを持たせることが必要です。【ユニット棚タイプ】 既製品のキャビネットをクローゼット内に配置し、造作で棚を設けるのが「ユニット棚タイプ」です。家具の設置スペースが必要ですが、収納するものや好みに合わせてキャビネットを用意することができ、収納物の幅も広がります。 ウォークインクローゼットの間取り【2畳】 2人家族が使うのに適している広さです。2畳は1,800mm×1,800mmの広さがあり、60cm幅で当分することができます。60cm幅の収納スペースを両端に設けることができ、通路も60cm取れるため、収納物の管理もしやすいです。ハンガーパイプにかけた服の下にはキャリーバッグなど大型の物も置けますが、たくさん置けるというわけではないので注意が必要です。また、2畳だとクローゼットの中で着替えるには少し手狭に感じるため、もう少し広さを確保する必要があります。 【3畳】 3畳は一般的に採用されやすい広さで3〜4人家族に適しています。通路のスペースも大人2人が入っても余裕があり、十分な収納量がありますが、服が多めの方は少し物足りないかもしれません。服をぎゅうぎゅうに詰めてしまうと管理もしにくくなるため、服が多めの方は3.5〜4畳の広さを取るのが無難です。 【4畳】 4〜5人家族に適した広さで、衣類や大型の物も余裕を持って収納することができます。この広さなら収納ユニットを配置することも可能なため収納の幅が広がります。また、クローゼット内で着替える場合は鏡やベンチソファを置くと便利でしょう。注意するところは収納の使い方によって無駄なスペースができてしまう可能性がありますので、棚やキャビネットには収納物に合わせられる可変性を持たせるといいでしょう。 ウォークインクローゼットの収納レイアウト【I字型】 片側のみに収納スペースを配置したタイプが「I字型」です。このタイプは奥行きが取れない時に有効で、収納スペースと通路のスペースが等分された配置になります。そのため他のレイアウトと比べて通路のスペースが多くなり、収納としては非効率的です。収納棚とハンガーパイプを設置したレイアウトが一般的で、外壁に面している場合は窓の設置が可能です。【II字型】 クローゼットの中心を通路とし、両側に収納スペースを配置したタイプが「II字型」です。このタイプは収納スペースが両側に配置されているため「片方を衣類のためにハンガーパイプを設置し、もう片方は箱物を置くために収納棚を設置する」といった収納物を分けてレイアウトすることができます。通路の突き当たりの壁は収納スペースではないため窓の設置も可能。「I字型」ほど人が移動するスペースを取らなくてもいいので、収納も効率的です。 【L字型】 片側と奥側の壁に収納スペースを配置した一般的に採用されやすいレイアウトです。II字型のレイアウトに似ていますが、コーナー部分はデッドスペースとなりやすいので注意が必要になります。こういったスペースには使用頻度の少ないものを置くなど無駄なスペースとならないように配慮することが大切です。このレイアウトは一面だけ収納スペースとならない壁ができるため窓を設けることができます。【コの字型】 両側と奥の壁に収納スペースを配置したレイアウトが「コの字型」です。このレイアウトもよく採用されやすく、すべての壁が収納スペースとなるため窓を設置することはできませんが、その分収納できる量が増えます。収納物を見渡すことができるため管理がしやすく、出し入れも容易です。パイプハンガーや収納棚の設置、キャビネットの配置などレイアウトできる幅も広がるため収納物に合わせた効率的な収納が可能です。 ウォークインクローゼットの設置場所 ウィークインクローゼットの配置はライフスタイルに合わせて計画することをおすすめします。設計の際はどう利用するかが大切ですので、どんなことを求めているか明確にしておきましょう。おすすめの設置場所を以下にまとめましたのでご参考にしてください。 起きてすぐに着替えたい場合は寝室横に設置更衣室として使うなら廊下に設置バスルームとのアクセスを考えるのなら洗面所と隣接する位置に設置帰宅してすぐに着替えたい場合は玄関横に設置 家事動線を考慮するならベランダやバルコニー横に設置 まとめ 収納量が増えるとあちこちに物を置くことがなくなり家の中がきれいになります。収納物や用途によって適切なレイアウトや設置場所がありますので、間取り計画の時はどんな物を収納するのか、どういった使い方がしたいか設計士の方に伝えて使いやすいウィークインクローゼットを計画しましょう。家づくりは情報収集することが大切です。いえとち本舗は無料で家づくりに役立つ資料を提供しておりますので、これから家を購入しようと考えている方はぜひご利用ください。資料請求はこちらからさらに会員登録をするとVIP会員様限定の間取り集や施工事例、最新の土地情報をお届けいたします。当社は一切押し売りを致しませんので安心してご登録ください。会員登録はこちらから
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カタログを活用して家づくりを失敗しないコツ 【いえとち本舗の新築・山口・宇部・周南・山陽小野田・防府】
みなさんこんにちは!いえとち本舗山口中央店です!●・ω・)ノ新築住宅の購入は、一生に一度の大イベントですよね!しかし「こんなはずじゃなかった・・・」という失敗談をよく聞きます。一生に一度の大きな買い物、家づくりを成功させるにはどうすればいいのでしょうか? 家づくりで失敗する原因 なぜ家づくりで多くの方が失敗してしまうのでしょう? 家づくりで失敗してしまう大きな原因は、会社や担当者の提案力不足です。住宅提案のプロとはいえ、その能力には大きな差があります。 良い住宅会社の良い営業マンに出会うことができれば、高い確率で成功するでしょう。反対に、良い会社の良い営業マンに出会うことができなければ、失敗してしまう確率は高くなってしまいます。 家づくりで成功したと思えるためには、住宅会社や営業マン選びがとても大切です。 カタログの活用が成功のカギ では、家づくりで失敗しないためにはどうすればいいのでしょうか?一番良いのは、多くの住宅会社を訪問することです。できるだけ多くの住宅会社を比べ、営業マンを比べることで、本当に良い担当者が見えてきます。 新築住宅を検討している人は平均9.6社に問い合わせをしているというデータがあります。それくらい、家づくりで成功するのは難しいことなんです。 しかし、約10社もの会社を訪問するのはとても大変です。行く先々で営業を受けるため精神的に疲れてしまいますし、時間や交通費もかかります。 そこでオススメしたいのが、カタログをうまく活用する方法です。カタログを活用するメリットは3つあります♪ ・写真付きイメージを持ちやすい・家のトレンドを知れる ・簡単に住宅会社を比較できる そこでカタログを見て、先に会社だけを比較し、2~3社程度に絞り込んでから訪問することで、営業される心の疲労・時間・交通費の3つを大きく減らすことができます。 カタログにはその会社の考え方や価格が記載されていますので、あなたが共感できる考え方を持ち、予算内で新築住宅が建てられそうな会社をピックアップしてください。 カタログを手に入れる方法 カタログをうまく活用すれば、家づくりに成功する確率はぐっと高まります。カタログを手に入れる方法を3つご紹介します。 ①住宅会社を訪問 しかし、この方法では訪問後の営業も受けるし、時間や交通費もかかります。そのうえ、楽しく会社を比較できるというカタログのメリットは得られません。※あまりオススメできない方法です。 ②ホームページで資料請求 思いつく会社名や、「あなたがお住まいの地域名+新築住宅」などのキーワードで検索をし、出てきた会社にどんどん資料請求の問い合わせをします。 ホームページにはその会社の想いや過去の施工事例、お客様の声などが載っていると思いますので、会社を評価するには有効な手段です。 デメリットとしては、1社ずつ資料請求するのはとても面倒で時間がかかることと、電話番号が必須のところもあり、電話営業をかけられる確率がかなり高いという点です。 ③展示場でまとめて取得 住宅展示場へ行き、そこに出展している会社のカタログをまとめて手に入れる方法もあります。この方法のメリットは、実際に家を見られる点と、1社ずつ訪問しなくてもいいので時間と交通費がかからない点です。 デメリットは、がっつりと営業をされてしまうということと、地場の工務店は展示していない可能性が高いので、比較的規模の大きい会社しか見ることができないところが挙げられます。また、展示場は基本的にある程度の収入があり、予算に余裕がある方を対象としたモデルハウスであることが多く、収入が低いと相手にされないケースもあるようです。ある程度の収入があり、家にかなりお金をかけられる方向けの方法です。 カタログを活用して理想の新築を いかがでしたか?家づくりを成功するためには、カタログをうまく活用する方法がオススメです。通常、カタログを手に入れる方法は3つありますが、営業を受けたり、時間やお金がかかってしまいます。ですが、当社の場合は、無理な押し売りは一切いたしませんので、ご安心くださいませ。1分程度の簡単な入力をするだけで、まとめてカタログを請求することができます。☆★ 資料請求は➜こちら ★☆カタログは完成をイメージしやすく、見ているだけでも楽しいです。ぜひカタログを手にとってこれからの家づくりの参考にされてください。 カタログをうまく活用して最高の家づくりをしましょう! 1月11日(土)~1月17日(金)開催イベント↓【新春限定イベント】この内容を知るまでは家づくりは進めてはいけません!
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ツーバイフォー工法とは?メリット・デメリットを初心者にもわかりやすく解説!
家を建てることを検討している方は、「ツーバイフォー」という言葉を耳にすることがあると思います。しかし、ツーバイフォー工法とは何かがわからない方も多いでしょう。家を建てる際は、ツーバイフォー工法に関する理解を深めておくことが大切です。 この記事では、ツーバイフォー工法の特徴やメリット・デメリットなどを初心者にもわかりやすく解説します。ツーバイフォー工法とは何かがわかるようになるでしょう。 1.ツーバイフォー工法とは1-1.ツーバイフォー工法の特徴1-2.ツーバイフォー工法の歴史1-3.ツーバイフォー工法と在来工法の違い1-4.ツーバイフォー工法とツーバイシックス工法の違い2.ツーバイフォー工法のメリット2-1.耐震性・耐風性・断熱性・耐火性に優れている2-2.品質が安定しており強度と耐久性が期待できる2-3.工期が短く迅速な建設が可能2-4.施工費用が比較的安価で総工費を抑えられる3.ツーバイフォー工法のデメリット3-1.間取りの自由度が一部制限されることがある3-2.大きな開口部を設けることが難しい3-3.外観デザインの自由度が低い3-4.建物内部の音が響きやすい4.ツーバイフォー工法で家を建てる際のポイント4-1.ツーバイフォー工法の施工実績が豊富な工務店を選ぶ4-2.契約書や仕様書をしっかり確認しておく4-3.建ててからも定期的に点検やメンテナンスを行う5.ツーバイフォー工法に関するよくある質問5-1.広いリビングやダイニングを実現できますか?5-2.ツーバイフォー住宅の寿命は何年ですか?5-3.工事中に雨に濡れても問題はないのですか?6.ツーバイフォー工法のメリット・デメリットを理解した上で信頼できる業者を選びましょう 1.ツーバイフォー工法とは ツーバイフォー工法は、戸建住宅や木造賃貸住宅など、住宅建築において広く用いられている工法です。近年では、高気密高断熱の家や耐震性の高い住宅へのニーズの高まりとともに、日本でも普及が進んでいます。 はじめに、ツーバイフォー工法とは何かについて解説します。 1-1.ツーバイフォー工法の特徴 ツーバイフォー工法とは、北米発祥の木造建築工法の一つです。建築において、2インチ×4インチ(約38mm×89mm)の規格角材を使用することから「ツーバイフォー(2×4)」と呼ばれます。 正式名称は「枠組壁工法」といい、木材の枠組みに合板を張り付け、床・壁・屋根などの面で建物を支えるのが特徴です。垂直方向と水平方向の強度が向上することで、優れた耐震性・耐風性を発揮します。 また、壁内に断熱材を充填し隙間をなくすことで断熱性・気密性にも優れており、快適な室内環境の実現が可能です。さらに、面で炎を跳ね返す耐火構造により防火性能も高く、在来工法(木造軸組工法)とは異なる特徴があります。 1-2.ツーバイフォー工法の歴史 1830年代、アメリカのシカゴで誕生した「バルーンフレーム工法」がツーバイフォー工法のルーツといわれています。バルーンフレームは軽量で強度が高く、簡便に住宅を建設できることで、開拓者たちの住宅建設に広く用いられました。 その後、二度にわたるシカゴ大火 (1871年・1874年) をきっかけに、耐火性の高い建築工法へのニーズが高まり、バルーンフレームを改良したツーバイフォー工法が開発されました。 日本では高度成長期に急激に増加した住宅需要に対応するため、1974年に建築基準法に基づく住宅工法として認定を受けたのがツーバイフォー工法の始まりです。現在では技術開発や研究が進み、より高性能なツーバイフォー住宅が開発されています。 1-3.ツーバイフォー工法と在来工法の違い ツーバイフォー工法と在来工法は、住宅の建築方法が根本的に異なります。在来工法は「木造軸組工法」とも呼ばれ、柱や梁などの軸組みで建物を支える工法で、軸組みを現場で組み立てるため、職人の技量によって品質が左右されます。 ツーバイフォー工法は工場で部材を製造し現場で組み立てる工法であるため、作業する職人の技量によって品質にばらつきが出にくいことが特徴です。 住宅の建築方法の違いにより、ツーバイフォー工法と在来工法は構造や耐震性・耐風性、断熱性・気密性、工期、建築費用などが異なります。ツーバイフォー工法には耐震性や断熱性などが優れている反面、間取り変更が難しいなどのデメリットも存在します。 どちらが優れているというわけではなく、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、自分の希望に合った工法を選ぶことが大切です。 1-4.ツーバイフォー工法とツーバイシックス工法の違い ツーバイフォー工法とツーバイシックス(2×6)工法では、建築で使用する木材の規格が異なります。ツーバイフォー工法は柱や梁の木材の規格が「2×4」インチ(約38mm×89mm)であるのに対し、ツーバイシックス工法は「2×6」インチ(約38mm×140mm)と幅が約5cm大きくなっていることが大きな違いです。 ツーバイシックス工法は壁の厚みが約1.6倍になるため、断熱材や気密材をより多く充填でき、断熱性能や気密性能が向上します。ただし、「価格が高くなる」「間取りの自由度が低くなる」というデメリットがあります。 ツーバイフォー工法とツーバイシックス工法は、それぞれ異なる特徴を持つ工法です。どちらが優れているかというのはケースバイケースであり、建築の目的や条件、予算、好みなどを考慮して選択する必要があります。 2.ツーバイフォー工法のメリット ツーバイフォー工法と在来工法は、それぞれ異なる特性を持つ工法です。住宅建築を検討する際は、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、自分の希望に合った工法を選ぶことが重要です。ここでは、ツーバイフォー工法のメリットを解説します。 2-1.耐震性・耐風性・断熱性・耐火性に優れている 耐震性・耐風性・断熱性・耐火性に優れていることが、ツーバイフォー工法の大きなメリットです。ツーバイフォー住宅は「面」で構成されており、地震や強風などの外力に対して面全体で力を分散することで、耐震性や強風耐性を高められます。 在来工法でも耐震性や強風耐性を高めることは可能ですが、特別な耐震設計や耐風設計が必要になる場合があります。高度な施工技術も要求され、施工費が高くなることもあるでしょう。ツーバイフォー工法は特別な設計をしなくても、耐震性・耐風性が高い構造になっています。 また、柱と梁の木材の間に断熱材を充填することで気密性・断熱性が高く、石膏ボードで火災の拡大を防げることもメリットです。 2-2.品質が安定しており強度と耐久性が期待できる ツーバイフォー住宅は、規格化・システム化により品質向上が図られているため、品質が安定しやすいことがメリットです。ツーバイフォー工法においては、建築で使用する木材やその他の建材は工場であらかじめ規格化・システム化して製造されます。 建材の寸法や強度などは工場での生産プロセスにおいて厳密に管理されており、品質のばらつきは少ないです。安定した品質の建材の使用で建物全体の構造的な信頼性が向上し、強度と耐久性も期待できます。 ただし、良質な建材を使用しても、施工技術が低いと強度と耐久性のある住宅は建築できません。ハウスメーカーや工務店の技術力は重要であり、施工実績などを確認し信頼できる業者を選ぶことが大切です。 2-3.工期が短く迅速な建設が可能 ツーバイフォー工法では、建材が工場で準備されているため、現場での組み立て作業を効率的に行えます。これにより、ツーバイフォー工法は在来工法と比べて施工期間が短くなる傾向があります。住宅が早く完成することで仮住居費を削減でき、早めに新生活を始められるでしょう。 施工期間は3~4ヵ月程度で、在来工法と比べると短めです。在来工法では建材の加工や組み立て作業が現場で行われるため、ツーバイフォー工法と比べて施工期間が長くなることがあります。一般的に在来工法だと完成までに約半年間かかります。 ただし、建物の規模や形状、施工業者によって施工期間は大きく異なるため、具体的な工期は個別に確認が必要です。 2-4.施工費用が比較的安価で総工費を抑えられる ツーバイフォー工法のメリットとして、工期短縮による人件費削減と建材の規格化による材料費削減が挙げられます。ツーバイフォー工法は工期が短いため、職人の人件費を抑えられる可能性があります。また、建材の規格化によって大量生産が可能であり、材料費を抑えられる可能性もあるでしょう。 人件費と材料費の削減によって、施工費用が比較的安価になり、総工費を抑えられます。しかし、これらのメリットは必ずしもすべてのケースで当てはまるわけではありません。 総工費は建築プランの規模や条件、労働市場の状況などによって変動します。住宅建築においては建築プランなどを考慮に入れて、最適な建築手法を選択することが重要です。 3.ツーバイフォー工法のデメリット ツーバイフォー工法にはさまざまなメリットがありますが、同時にデメリットも存在します。建築手法を選択する際は、デメリットも知っておくことが大切です。ここでは、ツーバイフォー工法のデメリットを解説します。 3-1.間取りの自由度が一部制限されることがある 在来工法と比較すると、ツーバイフォー工法は間取りの自由度が一部制限される場合があります。理想の間取りがあっても、実現できない可能性があることはツーバイフォー工法のデメリットでしょう。 ツーバイフォー住宅の壁は柱と梁でしっかりと固定されており、面全体で一体化しているのが特徴です。そのため、壁を増減したり位置を変えたりすると、壁面全体で力を分散できなくなります。 間取り変更や大規模なリノベーションは難しく、間取りの自由度を確保したい場合は、設計段階からツーバイフォー工法の制限を考慮する必要があります。工務店や建築士と相談しながら、制限の中で希望の間取りを実現できるプランニングをすることが重要です。 3-2.大きな開口部を設けることが難しい ツーバイフォー工法では大きな開口部を設けることが難しい場合があります。大きな窓がある住宅を望んでも、実現できない可能性があることはツーバイフォー工法のデメリットです。 ツーバイフォー工法は壁が構造部材として機能するため、壁を大きく抜くと構造強度が低下する可能性があります。大きな開口部を設ける際には、構造強度を確保できる方法を検討しなければなりません。 一方、在来工法は壁に頼らずに建物を支えられるため、壁を大きく抜いても構造強度が低下しにくく、さまざまな開口部を設けられます。 ツーバイフォー工法で大きな開口部を設けるためには、特別な設計や補強材の追加などが必要になる場合があります。建築士や構造設計士など専門家の助言を仰ぎ、適切な補強策や設計を行うことが重要です。 3-3.外観デザインの自由度が低い ツーバイフォー工法は在来工法と比べると、外観デザインの自由度が低い傾向があります。ツーバイフォー工法は工場で製造したパネルを現場で組み立てて家を建てるため、パネルのサイズや形状によって外観デザインに一定の制限が生じます。 パネルは曲げられないため、なめらかな曲線のある家は作りにくく、理想の外観デザインが実現しないこともあるでしょう。一方、在来工法は内外ともにデザインの自由度は高いです。 ツーバイフォー工法でも、設計や施工に高度な技術が必要になりますが、設計段階で工夫したり、特注パネルを使用したりすることで、希望に近いデザインを実現できる可能性はあります。 ただし、デザインによっては構造上の問題が発生する可能性があるため、デザインと構造の両面でバランスを取りながら、最適な解決策を見いだすことが重要です。 3-4.建物内部の音が響きやすい ツーバイフォー住宅は建物内部の音が響きやすい傾向があります。ツーバイフォー住宅は気密性が高く、外部からの防音性能は優れている反面、建物内部の音は響きやすいです。壁や床に空洞があることも音が反響する原因になります。 また、1階の天井と2階の床が一体構造になっていることも、音が響きやすい原因のひとつです。2階で床を歩いたり物を落としたりした振動音が直接階下に伝わってしまいます。ツーバイフォー工法で施工する際は、階下への振動音を抑える対策を講じなければなりません。 テレビや音楽などの音が響きやすいという声もあり、吸音材を設置するなどの対策が必要になることがあります。特にツーバイフォー工法で木造賃貸住宅を建築する際は、入居者の騒音トラブルを防ぐための防音対策が必要です。 4.ツーバイフォー工法で家を建てる際のポイント ツーバイフォー工法で家を建てる際は、業者選びやアフターフォローが重要になってきます。後々のトラブルを避け、建物の耐久性や安全性、住環境の快適性を保つためにも、以下のポイントに留意することが大切です。 4-1.ツーバイフォー工法の施工実績が豊富な工務店を選ぶ 建ててから後悔しないよう、ツーバイフォー工法の施工実績が豊富なハウスメーカーや工務店を選ぶことが大切です。ツーバイフォー工法は在来工法と比べ、品質が職人の技量に左右されにくい傾向があります。しかし、最終的な性能はハウスメーカーや工務店の技術によって決まります。 ツーバイフォー工法は在来工法とは構造や施工方法が異なるため、専門的な知識と技術が必要です。施工実績が豊富なハウスメーカーや工務店はツーバイフォー工法のノウハウを熟知しており、高品質な住宅の建設が期待できます。 過去に建てたツーバイフォー住宅の棟数が多いほど、経験豊富といえます。コーポレートサイトなどで施工実績や評判をじっくりと確認し、信頼できるパートナーを選ぶことが大切です。 4-2.契約書や仕様書をしっかり確認しておく ハウスメーカーや工務店と工事請負契約を締結する際、契約書や仕様書をしっかり確認することは非常に重要です。契約書には工事の内容や価格、支払い方法、保証内容などが記載されており、これらを確認することで、後々トラブルが起きる可能性を減らせます。 仕様書には使用する材料や設備、工事の品質基準などが記載されており、これらを確認することで、どのような建物が建てられるのか、どのような工事が行われるのかを理解できます。 建設中や完成後に問題が発生することを避けるためにも、契約書や仕様書を入念にチェックすることが必要です。契約書や仕様書は専門用語が多く、内容がわかりにくい場合があります。わからない点があれば、必ずハウスメーカーや工務店に説明を求めましょう。 4-3.建ててからも定期的に点検やメンテナンスを行う 建物の耐久性を維持するためには、建ててからも定期的な点検やメンテナンスが不可欠です。定期的な点検を行うことで問題が早期に発見され、適切な修理や補修が行われることで建物の寿命を延ばせます。 住宅設備や内外装は経年劣化によって性能が低下したり見た目が悪くなったりします。住宅設備は築10~15年、内外装は築15~20年を目安に、交換や張り替え・塗り替えなどのメンテナンスが必要です。これにより、住宅の美観や住環境の快適性を保てます。 点検やメンテナンスは、建物の安全性を確保するためにも重要です。特に、屋根や外壁などの構造部分や電気設備、配管などの設備部分は定期的な点検が欠かせません。問題が放置されると、安全上のリスクが高まる可能性があります。 5.ツーバイフォー工法に関するよくある質問 ツーバイフォー工法に関する疑問やわからない点があれば、業者に質問することが重要です。業者に質問することで、正確な情報や適切なアドバイスが得られます。ここでは、ツーバイフォー工法に関するよくある質問に回答します。 5-1.広いリビングやダイニングを実現できますか? 日本のツーバイフォー工法では、最大72㎡(約21.8坪)までの広々とした空間の設計が構造計算なしで可能です。これは、間口6m×奥行12mの広さに相当し、開放感あふれるリビング・ダイニングや、家族みんながゆったり過ごせる多目的な空間など、さまざまな用途に活用できます。 72㎡の空間は、一般的なマンションのLDKを上回る広さです。ハウスメーカーや工務店のホームページでは、ツーバイフォー工法による広いリビングやダイニングの施工事例を紹介しています。 5-2.ツーバイフォー住宅の寿命は何年ですか? ツーバイフォー住宅の寿命は約80年といわれています。これはあくまでも目安であり、実際の寿命はさまざまな要因によって大きく左右されます。定期的な点検やメンテナンスは特に重要であり、リフォームをすることで100年以上に寿命を延ばすことは可能です。 定期点検で建物の劣化状況を確認し、劣化が見つかった場合は早めに対処しましょう。適切な換気を行って結露を防いだり、防虫・防カビ対策を行って木材の腐食を防いだりすることでも、住宅の寿命を延ばせます。 5-3.工事中に雨に濡れても問題はないのですか? 工事中に雨に濡れても、速やかに乾かせば問題ありません。ツーバイフォー住宅は構造用製材に含水率19%以下の乾燥材を使用するなど、さまざまな方法で湿気対策を行っています。ただし、長時間濡れたままにしておくと木材が腐朽するリスクが高まるため、注意が必要です。 信頼できるハウスメーカーや工務店は、木材を長時間濡れたままにしておくことはありません。ツーバイフォー住宅を建てる際は信頼できるハウスメーカーや工務店を選び、工事中に木材が長時間濡れることがないように注意しましょう。 6.ツーバイフォー工法のメリット・デメリットを理解した上で信頼できる業者を選びましょう ツーバイフォー工法は、耐震性・耐風性・断熱性・耐火性に優れており、工期が短く迅速な建設が可能です。このようなメリットがある一方で、間取りの自由度が一部制限され、外観デザインの自由度が低いなどのデメリットも存在します。ツーバイフォー工法と在来工法は、どちらが優れているかというのは一概にいえません。それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、自分の希望に合った工法を選ぶことが大切です。耐久性や安全性、快適性に優れた住宅を建築するには、信頼できるハウスメーカーや工務店の選択が重要になります。ツーバイフォー住宅の施工実績や評判などを確認して、信頼できる業者を選びましょう。 監修者:宅地建物取引主任者 浮田 直樹 不動産会社勤務後、株式会社池田建設入社。いえとち本舗山口の店長を経て、セカンドブランドのi-Style HOUSE山口店店長に就任。後悔しない家づくりをモットーにお客様の家づくりの悩みを日々解決している。