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建物・家づくり
ウォークインクローゼットとは?収納のコツもご紹介

家の中が物で溢れてしまうと生活するスペースが雑然となり、必要以上に狭く感じてしまいます。収納量が増えるウォークインクローゼットは収納の他に生活動線も効率的になりますので、快適に生活していくためにもしっかり収納の計画を立てていきましょう。この記事ではウォークインクローゼットのことや収納のコツをお伝えしていきます。
ウォークインクローゼットとは

一般的なクローゼットの大きさは(幅)1,800mm×(奥行き)900mmほどのサイズになりますが、ウォークインクローゼットは3畳ほどと人が出入り可能な広さを持っているため、たくさん収納することができます。独立した収納部屋ですので、入り口には扉を設置し、室内は棚やハンガーパイプを設置しています。
また、「ウォークスルークローゼット」というものもあり、こちらは出入り口を2つ設けているため、一つの方向にしかアクセスできないクローゼットと比べて動線を効率化させることができます。また、通り抜けができるクローゼットのため一つのクローゼットを共有することも可能です。
ウォークインクローゼットのメリット・デメリットとは

ここではウォークインクローゼットのメリットとデメリットをご紹介していきます。
メリット
- 収納量が増える
- 大きい物を収納できる
- 収納物の管理がしやすい
- 効率的な家事動線にすることができる
ウォークインクローゼットは人の出入りができるほどの余裕のあるスペースがあるため、視認性に優れ、収納物の管理がしやすくなっています。また、衣類の他にキャリーバッグやスキー用品、家具など大型の物も置けるため、物が溢れてしまうといったことも回避できます。
収納する物や量に合わせて棚やハンガーパイプなどで自由にレイアウトすることが可能なため効率的に収納ができ、物干場と隣接する間取りなら洗濯から収納までのアクセスが効率的で家事動線も良くなります。
デメリット
- 居住する部屋を削ることになる
- 配置を間違えると使い勝手が悪くなる
- 定期的な掃除が必要
ウォークインクローゼットを設けるには最低でも2畳ほどの広さが必要です。ある程度のスペースを収納に当てることになりますので、限られた面積をどう配分していくかが重要になります。
また、配置を間違えると使い勝手が悪くなり、使わなくなってしまう恐れもありますので、設計の際は実際に使用するイメージを持って計画することが大切です。また、使っていると埃も溜まりますので、定期的に掃除が必要になります。
ウォークインクローゼットの種類

【パイプハンガータイプ】
衣類をメインに収納したい場合は上部に棚を設置し、棚下にはハンガーパイプを取り付けたパイプハンガータイプがおすすめです。こちらのタイプはコートやジャケットなど丈のある服もたくさん収納ができます。注意するところは下のスペースがあきやすいため、そこのスペースをどう活用するかが重要になります。
【収納棚タイプ】
クローゼット内を収納棚で仕上げたタイプは、服の他にバッグや靴を収納するのに適しています。可動棚にすることで棚の高さを自由に設定でき、効率的な収納が可能になります。棚の設置スペースが必要になりますので、ある程度の広さを持たせることが必要です。
【ユニット棚タイプ】
既製品のキャビネットをクローゼット内に配置し、造作で棚を設けるのが「ユニット棚タイプ」です。家具の設置スペースが必要ですが、収納するものや好みに合わせてキャビネットを用意することができ、収納物の幅も広がります。
ウォークインクローゼットの間取り

【2畳】 2人家族が使うのに適している広さです。2畳は1,800mm×1,800mmの広さがあり、60cm幅で当分することができます。60cm幅の収納スペースを両端に設けることができ、通路も60cm取れるため、収納物の管理もしやすいです。
ハンガーパイプにかけた服の下にはキャリーバッグなど大型の物も置けますが、たくさん置けるというわけではないので注意が必要です。また、2畳だとクローゼットの中で着替えるには少し手狭に感じるため、もう少し広さを確保する必要があります。
【3畳】
3畳は一般的に採用されやすい広さで3〜4人家族に適しています。通路のスペースも大人2人が入っても余裕があり、十分な収納量がありますが、服が多めの方は少し物足りないかもしれません。服をぎゅうぎゅうに詰めてしまうと管理もしにくくなるため、服が多めの方は3.5〜4畳の広さを取るのが無難です。【4畳】
4〜5人家族に適した広さで、衣類や大型の物も余裕を持って収納することができます。この広さなら収納ユニットを配置することも可能なため収納の幅が広がります。また、クローゼット内で着替える場合は鏡やベンチソファを置くと便利でしょう。注意するところは収納の使い方によって無駄なスペースができてしまう可能性がありますので、棚やキャビネットには収納物に合わせられる可変性を持たせるといいでしょう。ウォークインクローゼットの収納レイアウト

【I字型】
片側のみに収納スペースを配置したタイプが「I字型」です。このタイプは奥行きが取れない時に有効で、収納スペースと通路のスペースが等分された配置になります。そのため他のレイアウトと比べて通路のスペースが多くなり、収納としては非効率的です。収納棚とハンガーパイプを設置したレイアウトが一般的で、外壁に面している場合は窓の設置が可能です。【II字型】
クローゼットの中心を通路とし、両側に収納スペースを配置したタイプが「II字型」です。このタイプは収納スペースが両側に配置されているため「片方を衣類のためにハンガーパイプを設置し、もう片方は箱物を置くために収納棚を設置する」といった収納物を分けてレイアウトすることができます。通路の突き当たりの壁は収納スペースではないため窓の設置も可能。「I字型」ほど人が移動するスペースを取らなくてもいいので、収納も効率的です。【L字型】
片側と奥側の壁に収納スペースを配置した一般的に採用されやすいレイアウトです。II字型のレイアウトに似ていますが、コーナー部分はデッドスペースとなりやすいので注意が必要になります。こういったスペースには使用頻度の少ないものを置くなど無駄なスペースとならないように配慮することが大切です。このレイアウトは一面だけ収納スペースとならない壁ができるため窓を設けることができます。【コの字型】
両側と奥の壁に収納スペースを配置したレイアウトが「コの字型」です。このレイアウトもよく採用されやすく、すべての壁が収納スペースとなるため窓を設置することはできませんが、その分収納できる量が増えます。収納物を見渡すことができるため管理がしやすく、出し入れも容易です。パイプハンガーや収納棚の設置、キャビネットの配置などレイアウトできる幅も広がるため収納物に合わせた効率的な収納が可能です。ウォークインクローゼットの設置場所

ウィークインクローゼットの配置はライフスタイルに合わせて計画することをおすすめします。設計の際はどう利用するかが大切ですので、どんなことを求めているか明確にしておきましょう。おすすめの設置場所を以下にまとめましたのでご参考にしてください。
- 起きてすぐに着替えたい場合は寝室横に設置
- 更衣室として使うなら廊下に設置
- バスルームとのアクセスを考えるのなら洗面所と隣接する位置に設置
- 帰宅してすぐに着替えたい場合は玄関横に設置
- 家事動線を考慮するならベランダやバルコニー横に設置
まとめ
収納量が増えるとあちこちに物を置くことがなくなり家の中がきれいになります。収納物や用途によって適切なレイアウトや設置場所がありますので、間取り計画の時はどんな物を収納するのか、どういった使い方がしたいか設計士の方に伝えて使いやすいウィークインクローゼットを計画しましょう。家づくりは情報収集することが大切です。いえとち本舗は無料で家づくりに役立つ資料を提供しておりますので、これから家を購入しようと考えている方はぜひご利用ください。
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注文住宅をもっと快適に!おすすめ設備と失敗しない選び方
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2×4(ツーバイフォー)工法とは?メリット・デメリットについて
木造住宅で一般的に採用されているのは在来工法ですが、もう一つ木造住宅の工法で2×4(ツーバイフォー)工法というものがあります。同じ木造住宅ですが、構造はもちろん特徴やメリット、デメリットが異なりますので、これから新築の購入を検討されている方は2×4(ツーバイフォー)工法について知っておきましょう。この記事は2×4(ツーバイフォー)工法とはどんな工法か、メリットやデメリットをご紹介します。1 2×4(ツーバイフォー)工法とは2 2×6(ツーバイシックス)との違い 3 木造枠組壁工法と木造軸組工法(在来工法)4 2×4(ツーバイフォー)のメリット5 2×4(ツーバイフォー)のデメリット6 まとめ 2×4(ツーバイフォー)工法とは 2×4(ツーバイフォー)工法は木造住宅の工法の一つで、枠組壁工法とも呼ばれています。この工法はアメリカの開拓時代にセルフビルドで簡単に家を建てるために考案されました。名前になっている2×4(ツーバイフォー)とは、2インチ×4インチの角材が使われていることが由来し、建物は規格された角材を構成部材に合板を張った耐力壁や床、天井で構成される箱のような面構造を持っています。合板を張る釘は規定されているものを使い、定められた間隔以下で打ちつけるように決められており、建物の荷重を壁に分散して伝えられる壁と床が一体化した剛性の高い構造を持っています。2×4(ツーバイフォー)工法はすべての部材が2インチ×4インチの角材を使っているのではなく、床組や梁などの部材には2×6(ツーバイシックス)や2×8(ツーバイエイト)、2×10(ツーバイテン)、4×4(フォーバイフォー)などのサイズの違う角材も使っています。このようにある程度サイズが決まっている部材を使用して建てていくため、工程もマニュアル化がしやすく高い技術がなくても建てることができるのも2×4(ツーバイフォー)工法の特徴となっています。 2×6(ツーバイシックス)との違い 同じ枠組壁工法でも基本部材に2×6(ツーバイシックス)を採用している建物もあります。2×4(ツーバイフォー)は38mm×89mmの角材のため壁の内寸法は89mmとなり、そこに入れる断熱材の厚さも限られてしまうのが難点です。木造軸組工法(在来工法)の柱寸法は105mmが一般的ですので、2×4(ツーバイフォー)工法と比べると壁の内寸法は大きくとることができます。断熱材の厚さは断熱性能に影響し、断熱材が厚いほど熱抵抗値も高くなり、より断熱性能を得ることが期待できます。2×4(ツーバイフォー)工法だと89mm厚の断熱材となるため、もっと断熱性能を上げたいということができません。そこでもっと断熱性能を高められるように登場してきたのが2×6(ツーバイシックス)です。2×6(ツーバイシックス)は38mm×140mmの角材ですから、壁内寸法が広くなり断熱材も140mm厚の断熱材を壁に入れることができます。また、壁や床も厚くなりますので、断熱性能の他に耐震性や遮音性も向上し、より快適な家を建てることができます。 木造枠組壁工法と木造軸組工法(在来工法) 木造住宅でよく比較されるのが木造枠組壁工法と木造軸組工法(在来工法)です。木造軸組工法(在来工法)は日本の住宅に多く採用されている伝統的な工法で、柱や梁、土台などを組み合わせた骨組み構造となっています。木造枠組壁工法との大きな違いはこの骨組み構造にあり、木造枠組壁工法のように耐力壁を設けて建物強度を保つのではなく、柱や梁、土台、筋交いなどの軸組が建物を支えるため、壁の制約が少なく間取りの自由度も高くなっています。木造軸組工法は普及率が高いということもあり、建築コストを抑えられるメリットがあり、間取りの自由度の高さにより部分的な解体と補修が容易なためメンテナンス性も優れます。子供の自立や同居する家族構成が変わった時も間取り変更がしやすいというのも木造軸組工法の強みと言えます。木造軸組工法は面構造を持つ木造枠組壁工法よりも耐震性が劣ると言われていますが、必ずしも木造軸組工法は地震に弱いというわけではありません。柱や梁などの骨組みの接合は金物を使用し、筋交いを適切な位置に配置、耐力壁や剛床を設ける、といった設計を行えば耐震性を向上させることが可能です。性能はどちらの工法も設計次第で高めることができます。木造枠組壁工法は耐力壁を抜くことはできない、といった構造上難しいことはありますが、それは木造軸組工法に耐力壁を設けた時もそうですし、筋交いを抜くことができないというのも同じことです。ポイントはメンテナンス性や建築コストの違いになり、希望している家がどちらの工法で建てた方がバランスが良いかが判断基準となります。 2×4(ツーバイフォー)のメリット 2×4(ツーバイフォー)工法の家をご検討されている方は、どんなメリットがあるかポイントを押さえておきましょう。それでは以下にて2×4(ツーバイフォー)工法のメリットをお伝えしていきます。 耐震性・耐風性に優れる 2×4(ツーバイフォー)工法は面構造となっていますので、地震の鉛直方向と水平方向の揺れに対して強い構造を持っており耐震性に優れています。壁と床、天井の箱形状ですから強風などの外力にも強く頑丈な建物です。断熱・気密・耐火性能に優れる 2×4(ツーバイフォー)工法は天井と壁、床を合板で囲うため気密性・断熱性に優れ、火もまわりにくいということもあり耐火性能も高いです。このため火災保険料も在来工法と比べて安くなる傾向にあり、地震保険も安くなる可能性が見込まれます。安定した品質と工期が短い 在来工法は土台の設置から柱、梁と部材を組み上げていく技術力が必要であり、施工する職人によって品質にバラつきがあるデメリットがあります。2×4(ツーバイフォー)工法の場合は規格化された角材と合板を使用し、マニュアル化された施工方法が確立されていますので、安定した品質で家を建てることができ、工期も短いメリットがあります。2×4(ツーバイフォー)のデメリット 2×4(ツーバイフォー)工法のデメリットは、特徴である箱構造によりリフォームの際に安易に壁を取り除くことができないということです。2×4(ツーバイフォー)工法の壁は耐力壁となっていますので、構造上重要なところになります。ですので、間取り変更で部屋を広げるために壁を取り払うといったことができません。また、雨漏りにより耐力壁が腐食してしまうと建物の構造強度も低下してしまいますので注意が必要です。在来工法も同様に雨漏りで構造体が腐食すると強度が低下しますが、より壁が重要視されるのは2×4(ツーバイフォー)工法となります。外側の壁は基本的に耐力壁となりますので、外壁を解体して壁を作り直す必要があり、工事規模も大きくなります。2×4(ツーバイフォー)工法の箱構造は開口部の間口を大きく取れないのもデメリットとして挙げられます。開口部の間口が大きいほど空間に開放性が生まれますが、開口部の制約が2×4(ツーバイフォー)工法には課せられてしまいます。2×4(ツーバイフォー)工法は設計基準があり、部屋の一区画の壁の長さが12m以下、開口部の間口は4m以下となりますので、この基準どおりに家づくりをしなければいけません。在来工法は耐力壁を設けることもありますが、土台や柱、梁などの骨組みで構成されるため、間取り設計やメンテナンス時の柔軟性は2×4(ツーバイフォー)工法よりもあります。特に注意しておきたいのは構造強度が低下するような劣化ですので、定期的にメンテナンスを行い耐力壁など構造強度に関わるところを腐食させないようにしましょう。 まとめ ここまで2×4(ツーバイフォー)工法についてお伝えしてきました。2×4(ツーバイフォー)工法は木造住宅の工法の一つで、箱構造となっているのが特徴です。面で建物が構成されていますので、地震や風に強く頑丈な建物です。木造住宅の工法は他にも在来工法がありますので、これから家を建てる方は今回ご紹介した2×4(ツーバイフォー)工法と在来工法のメリット、デメリットをよく比較してどちらの工法が最適か検討しましょう。家づくりは情報収集することが大切です。いえとち本舗は無料で家づくりに役立つ資料を提供しておりますので、これから家を購入しようと考えている方はぜひご利用ください。資料請求はこちらからさらに会員登録をするとVIP会員様限定の間取り集や施工事例、最新の土地情報をお届けいたします。当社は一切押し売りを致しませんので安心してご登録ください。会員登録はこちらから