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建物・家づくり
失敗例から学ぶ!後悔しない家づくり【いえとち本舗の新築・山口・宇部・防府・山陽小野田・周南・下松】
こんにちは!いえとち本舗山口中央店の下村です!
現在、宇部・山陽小野田・防府・山口・周南で、家づくりを検討されているみなさん!
せっかく新築住宅を購入するなら絶対に失敗はしたくないものですよね。
そこで今回は、「失敗例から学ぶ!後悔しない家づくり」というテーマのもと、後悔しない家づくりをするためのポイントについてご紹介していきたいと思います。( ^ ^ )/

すでに出来上がっている建売、ハウスメーカーのモデルハウス通りに建てる、中古物件をリフォームする。これらは自分たちの生活が、その今ある建物に合うか合わないかで判断できれば後悔することも少ないかと思われます。
ですが、自分たちの家を自分たちでつくる場合は、予算内でどこまで希望を叶えられるか、どんな家にしていくか、時間をかけて一から考えなければなりません。
ここで後悔しない理想のお家づくりを実現していくにはどのようにしたらよいでしょうか。

■今の住まいに対する不満を考えてみる
何もない状態から新しいお家のことを考えることは誰でも難しいことです。
やはり、「今の暮らし方」から「これからはこう暮らしたい」という理想が生まれてくると思いますので、「今の住まい」と比較していく必要があります。
例えば「キッチンが使いにくい」という現実があったとします。
それを解決するために問題点を明確にします。
・単純に狭い
・作業の流れと合っておらずキッチンの構成が使いにくい
・調理器具や食器をしまっておく収納スペースが足りない
・キッチンと食卓への距離があり、無駄な動きが多くなってしまう
また「玄関に不満がある」のであれば、
・靴を収納するスペースがない
・脱ぎ履きをするスペースが狭い
・段差が高い/低い
などの弱点が浮かび上がるかもしれません。
どの問題点も、今の自分の暮らし方に合っていないからこそ解決したいと思うはずです。
これらの問題点をしっかりと把握しておくことで、新築を建てる際に快適に暮らせるように前もって解決策を考えることができると思います。

■さらなるメリットを付け足す
後悔しない家づくりをするためには、先ほどのように問題点を挙げた上で、問題点はもちろん解決し、さらに満足度を上げる仕組みをつけた方がいいです!
例えばキッチンの問題点で壁面に向いてシンクやガス台が付いているキッチンが使いにくいとすると、
☆家族との空間をつくるため対面式、またはアイランドキッチンにする
☆料理を運ぶ際の手間を極力省くためにダイニングルームとの一体感を強化する
☆収納スペースが増えるカウンター式を兼ね備えたコの字型キッチンにする
などの解消法が見えてくると思います。
料理だけができればいいという一般的なキッチンとは大きく異なり、リビングルームと一体的でありとても便利です。
まずは自分自身が思い描く暮らし方、最低限ここはクリアしたい!という問題点と、それ以上に欲しい快適さをどの部分に求めているか、考えてみてください。(=゜ω゜)ノ
ここからは、家づくりにおいてよくある失敗例についてご紹介します!

■暮らしの快適さを左右する”間取り”
間取りは実際に住む前に考えますので、住んだ時のイメージをしにくく、念入りに考えていた間取りであったとしても、実際に住んでみると少し不便だったということも少なくはありません。
では、間取りの中でもどのような部分で失敗と感じる人が多いのでしょうか。
□冷暖房の効率が悪い広いリビング
家族みんなが快適に過ごせるような広いリビングを作ろうとリビングの面積を広くしたところ、クーラーの効きが悪くなったり、暖房が床まで温かくなりにくかったりと、空調の効率が悪くなり後悔してしまうということもあります。
快適に過ごそうと思って考えた間取りであっても、デメリットをつくってしまう恐れもあるのです。
そこで、広いスペースでリビングをとりたい場合は、移動できる仕切りをつけることをオススメします!
必要に応じて仕切りを作ることで、無駄な部分を冷やそうとせず冷房の効きも効率的になると思われます。
□こんな場所に配線!?
間取りの失敗で多いのが配線の問題です。
生活をする上で、家電を多く利用する場合は、コンセントを多くしておいたほうが安全です。
必要な場所にコンセントが設けられていないと、家電を使う場所が制限されてしまいます。
ここで大事なことは、「どこでどのような家電を使うことが多いか」をイメージしておきましょう!
間取りを考える場合は、その間取りで本当にデメリットは出ないか、または、デメリットがあるとしても解決できるかを一つ一つ確認していくことがとても大事になってくると思います!そのためにも普段の自分の暮らしを振り返り、新しいお家での生活をたくさんイメージしましょう!

■昼と夜の違いが多い”土地選び”での失敗
多くの方が、昼の時間帯を中心に土地選びをすると思われますが、昼と夜では当然印象が変わってきます。
□夜になると暗い!
昼と夜で大きく印象が変わってくるのが、照明です。
昼間に見た時は明るいと感じていた場所でも、夜はとても暗かった!なんてこともあります。
土地を探す際は、昼間の様子を中心にチェックしてしまいがちですが、安全面などを考慮し、夜間の土地周辺のチェックもしっかりとしておきましょう!
□交通量が多い!
平日と休日では交通量が変わってくる地域もあります。
土地を見に来るのがいつも休日であったりすると平日の交通量などがよくわかりませんよね。
もしかすると、平日の通勤時間はとても混んでいたり、なんてことも考えられます。
道路の交通状況は平日、休日、そして朝、昼、夜でも差があるため、周辺の交通状況はどの時間帯でもチェックしておきましょう!

■”資金面”での失敗
家づくりにはさまざまな費用がかかるので、予算がオーバーしないように事前に把握しておく必要があります。
□家具の費用を考えていなかった!
家はあくまで建物であり、快適に暮らしていくためには、当然ながら家具やインテリアが必要となります。
じっくりと考えて家づくりをしたものの、新しい家にあったインテリアを購入する予算を確保していなかったという事例も少なくはありません。
せっかく理想の家を建てても、満足のいく家具をそろえることができなかったと後悔しないように、建てた後の費用のことも事前に考えておきましょう!

■失敗例から家づくりのイメージを描いてみる
ズバリ、家づくりの失敗は、住むまでのイメージと実際の住み心地とのギャップが原因だと思われます。
間取り決めや土地選びの段階からのイメージ作りをたくさんしていたとしても、やはり、住んでみると理想通りにはいかないことも多いです。
家づくりをすると考えた当初からできるだけ具体的なシチュエーションを行うことや、実際に土地へ足を運び、暮らしていくイメージを鮮明に描いてみることから始めてみましょう!
そこから失敗しない・後悔しない家づくりがスタートします!d(^^*)
山口・周南・山陽小野田・宇部・防府で新築住宅をお考えの方は
是非一度、いえとち本舗までお気軽にお問合せください!
家族全員が楽しく過ごせるお家づくりを一緒に考えていきましょう。
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室内の空間を作り出す"室内照明"の重要性②【いえとち本舗の新築・山口・宇部・周南・山陽小野田・防府】
みなさんこんにちは!(*'▽'*)ノいえとち本舗山口中央店です! 今回の投稿は、前回に引き続き、「室内の空間を作り出す”室内照明”の重要性」について掲載させていただきます。 前回は、部屋の空間を作り出す際に重要な”室内照明”の基本的なこと直接照明と間接照明についてお伝えさせていただきました。 直接照明や間接照明の特徴を知ったうえで、今回は、照明の光の色や照らし方によって空間のイメージが変わるということをご紹介させていただきます。(●・ω・) 明かりの照らし方や色も大切 みなさん、自分のお家以外でもリラックスできたという経験はございませんか?(o゜ー゜o)雰囲気の良いカフェやホテルに行った際、リラックスできるのは光の効果によるものかもしれません。 同じ光でも明るさや色によってイメージは変わってきますので照明の明るさや色で、お部屋の雰囲気はどのように変わるのか見てみましょう。(´w`*) 光の色の種類 オフィスなどで使われる蛍光灯は少し落ち着かないイメージがありますよね。ですが、電球を温かみのあるオレンジ色などにすることで、室内で使用する場合でも、温かみも生まれ、室内の雰囲気がやわらかい雰囲気になると思います。 こうした色でイメージを変えることが可能ですが、光源の色には多くの種類があります。LEDは選べる色が多く、蛍光灯に近い色や白熱電球に近い色、青みがかったクールな色など、それぞれ好みに合わせて使い分けることができます。 また、スポットライトやスタンドライトなどの間接照明は、どのように配置するか、どのように照らすかによって、部屋の雰囲気を左右させます。 この配置や照らし方によって、部屋を広く見せたり、圧迫感のない部屋をつくるなど室内照明によってお部屋が変わってきます。(*・▽・*) 光の明るさ 照明の明るさのことを照度と言い、この照度が高いほど明るい印象になりますが、明るすぎても落ち着いた空間にはならないかもしれません。(´∩`。) 例えばリビングは、部屋全体を照らす照明の照度を少し低くし、間接照明で明るさを補うことで、ゆったりとした雰囲気をつくりだすことができます。寝室でも2種類の照明を上手く取り入れると、視覚的にも睡眠にフィットした室内空間を演出できるかもしれませんね。 このように直接照明と間接照明を上手く組み合わせることで部屋の雰囲気を作ることができます。 いかがでしたか?照明を取り付ける場所や高さ、照明の色やタイプを上手く組み合わせることで、空間の見え方は大きく変わってきますので、“室内照明“はとても重要です。 毎日生活を送る住宅なので、せっかくなら過ごしやすい空間を作りたいものですよね。シーリングライトのような直接照明だけでなく、間接照明も上手く組み合わせて過ごしやすい、落ち着きのある空間を作ってみませんか?(●´I`●) 山口・周南・山陽小野田・宇部・防府で新築住宅をお考えの方は是非一度、いえとち本舗までお気軽にお問合せください!家族全員が楽しく過ごせるお家づくりを一緒に考えていきましょう。ヾ(・∀・*) 1月25日(土)~2月2日(日)開催イベント↓【防府市田島】地域最大級!超絶怒涛の3棟同時見比べ見学会
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ローコストで二世帯住宅は建てられる?費用や間取りなどについて解説
二世帯住宅はコストがかかるため、予算内で建築できるかが不安になるのではないでしょうか。ローコストの二世帯住宅も選択肢に含めると、予算内で建築できる可能性が高まります。 この記事では、ローコストの二世帯住宅の費用と間取りを解説します。お互いのプライバシーを確保しながら低コストで二世帯住宅を建てたい方は、ぜひ参考にしてみてください。 二世帯住宅とは?ローコストで二世帯住宅は建てられる?二世帯住宅の種類完全同居型部分共用型完全分離型ローコストの二世帯住宅のメリット・デメリットローコストの二世帯住宅のメリットローコストの二世帯住宅のデメリットローコストの二世帯住宅にかかる費用ローコストの二世帯住宅の間取りを決める際のポイント親世帯と子世帯のプライバシーの確保動線の効率化将来の変化に対応ローコストの二世帯住宅を建てる際の注意点親子でしっかりと話し合う希望をリストアップし優先順位をつける複数の業者を比較検討するローコストの二世帯住宅の間取りや施工事例完全同居型の間取りの事例部分共用型の間取りの事例完全分離型の間取りの事例ローコストで二世帯住宅は建てられる!しっかりと話し合って理想の間取りを実現しよう 二世帯住宅とは? 二世帯住宅とは、親子などの二世帯がひとつ屋根の下で暮らす住宅を指します。一般的な住宅にはないメリットがあり、親子の両世帯が助け合いながら暮らせます。子育てや介護が楽になり、相続税対策になる可能性があることは二世帯住宅ならではの魅力です。 戦前は親子二世帯が同居するライフスタイルが一般的でした。戦後に核家族化が進み、親子二世帯が同居するケースは少なくなっています。二世帯住宅は1970年代に誕生し、新しい住宅のスタイルとして定着しています。 二世帯住宅は住宅メーカーが考案した商品名で、建築基準法での定義はありません。完全同居型・部分共用型・完全分離型の3種類あり、ライフスタイルに合った間取りの二世帯住宅を建築できます。 ローコストで二世帯住宅は建てられる? ローコストで二世帯住宅を建てることは可能です。予算の関係で二世帯住宅の建築を諦めていた場合でも、建築できる可能性があります。二世帯住宅の価格は坪数や間取り、所在する地域、依頼先などによって異なりますが、3,000~5,000万円程度が相場の目安です。 しかし、ローコスト住宅の建築を得意としているハウスメーカーや工務店に依頼すると、2,000~4,000万円程度で二世帯住宅を建築できます。ローコストメーカーは、建材を一括で大量に仕入れたり、広告宣伝費を削減したりすることで低価格を実現しています。 ただし、ローコストで二世帯住宅を建てる際には、シンプルな形にしたり水回りをまとめたりする工夫が必要です。 二世帯住宅の種類 二世帯住宅は完全同居型・部分共用型・完全分離型の3種類に分けられます。二世帯住宅を建築する際は、3種類のうちどのタイプにするかを決めなければなりません。タイプによってプライバシーの確保や生活利便性が異なるため、慎重な検討が必要です。 ここでは、完全同居型・部分共用型・完全分離型のそれぞれの特徴を解説します。 完全同居型完全同居型は、一般的な一戸建て住宅に二世帯が同居するタイプの二世帯住宅です。玄関やリビング、キッチン、浴室などは親世帯と子世帯が共有します。一般的には高齢者の階段の上り下りを避けるため、親世帯の居室を1階に設け、子世帯の居室を2階に設けるケースが多いです。 完全同居型は、親世帯と子世帯が一致協力して子育てや介護をしたいファミリーに向いています。ただし、両世帯のプライバシーの確保は難しく、過干渉になったり衝突したりすることがあるため注意が必要です。お互いのプライバシーを尊重して暮らすことが大切になってきます。 部分共用型部分共用型は、玄関やキッチンだけを共有するなど、一戸建て住宅を部分的に共有するタイプの二世帯住宅です。玄関やキッチンなどは二世帯で共有しますが、居住スペースは分離しており、お互いのプライバシーに配慮しながら同居できます。 完全同居型と完全分離型の中間のタイプで、親子の関係性とプライベート空間のバランスが取れることがメリットです。完全分離型と比べると建築費を低く抑えられることもメリットで、共有部分を多くするほど建築費は割安になります。 ただし、完全分離ではないため、両世帯のプライバシーの確保には限界があります。ルールを設けて共有部分の利用方法などを調整し、生活スタイルの違いによるトラブルを防ぐことが重要です。 完全分離型完全分離型の二世帯住宅は、親世帯と子世帯が完全に独立した住宅ユニットを持つ住宅形態です。玄関を2ヵ所設置し二世帯が完全に分離して暮らす形態であり、「同居」というより「近居」に近く、お互いのプライバシーを完全に保てます。 左右に完全に独立した住宅ユニットを持つ「完全左右分離型」と、1階と2階に独立した住宅ユニットを持つ「上下完全分離型」があります。いずれのタイプも両世帯のプライバシーを完全に保てますが、建築費が高額になることがデメリットです。 また、両親が亡くなれば片側が空き家になるため、将来の利用方法も考えておく必要があります。完全分離型の二世帯住宅は、プライバシーを重視し、独立性を保つのに適しますが、建設費用や両世帯の距離感についての検討が重要です。 ローコストの二世帯住宅のメリット・デメリット ローコストの二世帯住宅は、一般的なローコスト住宅と二世帯住宅の特性を併せ持っており、特有のメリット・デメリットがあります。ローコストの二世帯住宅を建築する際は、メリット・デメリットを総合的に検討することが大切です。 ここでは、ローコストの二世帯住宅に特有のメリットとデメリットをご紹介します。 ローコストの二世帯住宅のメリットローコストの二世帯住宅は、一般的な二世帯住宅と比べると建設費用を低く抑えられることがメリットです。完全同居型だと1,000万円台で建築できる可能性があり、完全分離型でも工夫を施すと2,000~3,000万円程度で建てられる場合があります。 一般的な二世帯住宅と同様に、お互いのプライバシーを確保しながら、家族間の交流の機会が増えることもメリットです。建築費を低く抑えつつ、二世帯住宅ならではのメリットを享受したいファミリーにとって、ローコストの二世帯住宅は最適な選択肢でしょう。 ローコストの二世帯住宅のデメリットローコスト住宅は間取りや設備の自由度が低く、希望する間取りや設備が実現できない場合があります。間取りや設備の変更が可能であっても、オプション追加費がかかります。また、断熱性能が低い建材が使用される可能性もあり、信頼できるローコストメーカーに依頼することが大切です。 一般的な二世帯住宅と同じく、プライバシーの確保などの問題が発生する可能性があることもデメリットになります。完全分離型にするとお互いのプライバシーを確保できますが、建築費が割高になるため注意が必要です。 ローコストの二世帯住宅にかかる費用 一般的なローコスト住宅の相場は坪単価30~50万円程度であり、二世帯住宅の仕様にすると坪単価45~60万円前後が目安です。 完全同居型の二世帯住宅であれば一般的なローコスト住宅と間取りは変わらないため、30~40坪であれば900~2,000万円程度で建築できる可能性があります。 部分共用型は間取りにもよりますが、40~50坪であれば1,800~3,000万円程度が相場の目安になるでしょう。完全分離型は最も建築費が高く、55~65坪であれば2,500~4,000万円程度が相場の目安です。 これはあくまでも相場の目安であり、実際の建築費は要望を伝えたうえで見積もりを取得し、確認すると良いでしょう。 ローコストの二世帯住宅の間取りを決める際のポイント ローコストに限らず、二世帯住宅は間取りが最も重要であり、間取りによってプライバシーの確保や生活利便性が変わってきます。「親世帯と子世帯のプライバシーの確保」「動線の効率化」「将来の変化に対応」の3点が、間取りを決める際の重要なポイントです。 ここでは、ローコストの二世帯住宅の間取りを決める際の3つのポイントを解説します。 親世帯と子世帯のプライバシーの確保親世帯と子世帯のプライバシーの確保をどうするかによって間取りは決まります。完全同居型は一般的な一戸建て住宅と同じであるため、親世帯と子世帯のプライバシーの確保は難しいです。 部分共用型は親世帯と子世帯の関係性や距離感を保ちながら、お互いのプライバシーを確保できます。ただし、玄関やキッチンなどの共有スペースでは顔を合わせるため、プライバシーの確保には限界があります。 完全分離型であれば、完全なプライバシーの確保が可能です。家計も完全分離ができ、水道光熱費の負担の割合で揉めることもありません。完全同居型と部分共用型はトラブルを防ぐため、水道光熱費の負担の割合を事前に決めておきましょう。 動線の効率化二世帯住宅の間取りの設計において、動線の効率化は極めて重要なポイントです。室内のスムーズな移動と利便性を確保することで、快適かつ機能的な住環境が実現します。動線の効率化のポイントは、動線を可能な限り短くし、別の動線と交差しないようにすることです。 動線がスムーズであればキッチンから居室などへの移動が楽になり、より快適に暮らせます。また、完全同居型と部分共用型の二世帯住宅は親世帯と子世帯が共有スペースを使うことがあるため、動線を工夫することでお互いのプライバシーを尊重できます。 さらに間取りを決める際は、トイレや浴室など衛生面に関する「衛生動線」と、調理や洗濯など家事に関する「家事動線」が交差しないようにすることも、利便性や快適性、プライバシーの確保において重要です。 将来の変化に対応間取りを決める際は、子どもの成長や親の介護、死別など、将来の変化も考慮することが大切です。家族構成やニーズは時間とともに変化するため、適切な設計を行うことで、将来の変化に柔軟に対応できます。 子どもが成長するにつれて、個別の勉強部屋や寝室が必要になる場合があります。兄弟姉妹がいる家庭では、子どもの成長を意識して間取りを決めましょう。親の介護が予想される場合は、バリアフリー化や親の居室を1階に配置するなど、アクセスしやすい間取りの設計が重要です。 両親が高齢の場合は、親世帯の死別も考慮する必要があります。特に完全分離型は半分が空き家になるため、賃貸に供するなど将来の利用方法を念頭に間取りを設計しましょう。完全同居型と部分共用型は、部屋の再配置や用途の変更を容易に行えるようにしておくと、将来の変化に柔軟に対応できます。 ローコストの二世帯住宅を建てる際の注意点 ローコストの二世帯住宅を建てる際は、家族同士の話し合いなどが重要になってきます。複数の業者を比較することも大切です。ここでは、ローコストの二世帯住宅を建てる際に、特に注意しておくべき事項を解説します。 親子でしっかりと話し合うローコストの二世帯住宅を建てる際は、親子でしっかりと話し合うことが大切です。どのような生活環境を求めるのかや、どのようなプライバシーの確保が必要なのかなど、意見を交換することで理想の二世帯住宅が実現します。 完全同居型と部分共用型の二世帯住宅の設計においては、プライバシーの確保と共有スペースのバランスを考える必要があります。お互いのプライバシーを尊重できるようにするために設計やルールを話し合い、合意を形成しましょう。 二世帯住宅の建築にはコストがかかります。建築費の費用負担の割合を話し合って決めておくことが大切です。完全同居型と部分共用型は、水道光熱費の費用負担の割合も事前に決めておくと、将来のトラブルを防げます。 希望をリストアップし優先順位をつける親子双方の希望をすべて実現させると予算オーバーになる可能性があります。希望は優先順位づけが必要です。親子双方の希望事項をリストアップし、優先順位をつけることで、どの要素が最も重要かが明確になります。 これにより、設計や予算の決定において焦点を絞りやすくなり、限られた予算を最適に配分できるようになります。コスト効率の向上は希望を可能な限り実現するのに欠かせません。最も重要な要素に予算を割り当て、それに従って設計を調整できます。 希望事項をリストアップし、優先順位をつける際には、家族全員が参加しての話し合いを通じて合意を形成することが成功の鍵となります。間取りの設計プロセスがより円滑に進行し、家族全員が納得できる住環境を実現するのに役立つでしょう。 複数の業者を比較検討するローコストの二世帯住宅の施工実績が豊富な業者を3社程度選んで、相見積もりを取ることは重要です。複数の業者から見積もりを取得することで価格競争が生まれ、建築費をより低く抑えられる可能性が高まります。 ただし、価格だけで比較するのは禁物です。価格が安くても品質が悪ければ建ててから後悔するでしょう。各社のこだわりや強みを比較して、予算内で希望を実現可能で信頼できる業者を選ぶようにします。 業者の信頼性と品質を評価するには、過去の施工実績や、実際に利用したことのある人の口コミが参考になります。アフターフォローや保証条件も重要であり、保証期間なども比較検討しましょう。長期保証を採用していれば建ててからも安心です。 ローコストの二世帯住宅の間取りや施工事例 ローコストの二世帯住宅の間取りを決める際は、ハウスメーカーのホームページやブログなどに掲載されている間取り図や施工事例が参考になります。さまざまな間取り図や施工事例を確認することで、理想的な間取りがわかるようになるでしょう。 ここでは、ローコストの二世帯住宅の間取りや施工事例をご紹介します。 完全同居型の間取りの事例完全同居型の間取りの事例として一般的なのは、1階に共有スペースと親世帯の居室を配置して、2階は子世帯の居室を配置する間取りです。以下のような間取りが参考になります。 1階 ・共有の玄関ホール ・共有のリビングルーム ・共有のキッチン ・共有の洗面室 ・共有の浴室とトイレ ・親世帯の居室や寝室 2階 ・子世帯の居室や寝室 ・子世帯の子どもの勉強部屋 ・子世帯の洗面室 ・子世帯のトイレ ・収納スペース ・バルコニー 予算やスペースに余裕があれば、2階に子世帯専用のミニキッチンを設置することも検討できます。完全同居型の二世帯住宅の間取りは、パブリック空間とプライベート空間のバランスを最適にするのがポイントです。親子でしっかりと話し合って間取りを決めましょう。 部分共用型の間取りの事例部分共用型は共有スペースを何にするかによって間取りが決まります。玄関とキッチンを共有する場合の間取りの事例は以下のとおりです。 1階 ・共有の玄関ホール ・共有のリビングキッチン ・親世帯の洗面室 ・親世帯の浴室とトイレ ・親世帯の居室や寝室 2階 ・子世帯の居室や寝室 ・子世帯の子どもの勉強部屋 ・子世帯の洗面室 ・子世帯の浴室とトイレ ・バルコニー 部分共用型の二世帯住宅は、双方の日常生活に支障のない間取りにするのがポイントです。また、双方のプライバシーを尊重しながら共同生活を楽しむための設計が求められます。動線の効率化を意識して、各世帯が共有スペースやプライベートなスペースにアクセスしやすいように設計しましょう。 完全分離型の間取りの事例完全分離型は「完全左右分離型」と「上下完全分離型」がありますが、どちらのタイプも親世帯と子世帯が独立した住宅ユニットを持ちます。間取りの事例は以下のとおりです。 上下完全分離型 1階 ・親世帯の玄関ホール ・親世帯のリビングキッチン ・親世帯の洗面室 ・親世帯の浴室とトイレ ・親世帯の居室や寝室 ・和室や洋室 2階 ・子世帯の玄関ホール ・子世帯のリビングキッチン ・子世帯の洗面室 ・子世帯の浴室とトイレ ・子世帯の居室や寝室 ・子世帯の子どもの勉強部屋 ・バルコニー 完全左右分離型も1階と2階が左右になるだけで、基本的な間取りはほぼ同じです。2階には親世帯・子世帯専用のバルコニーを設置できます。完全分離型は親子の関係性を維持するために、二世帯が交流しやすい間取りにするのがポイントです。 ローコストで二世帯住宅は建てられる!しっかりと話し合って理想の間取りを実現しよう ローコストで二世帯住宅の建築は可能です。ローコストの二世帯住宅の建築を得意としているハウスメーカーや工務店に依頼すると、2,000~4,000万円程度で二世帯住宅を建築できます。間取りを工夫すると、1,000万円程度でも建築できる可能性があります。 二世帯住宅を建築する際は、間取りの決め方が特に重要です。親世帯と子世帯のプライバシーの確保と動線の効率化、将来の変化への対応の3点を念頭に、最適な間取りを検討しましょう。 間取りを決める際は、家族同士でしっかりと話し合うことが大切です。建築費や水道光熱費の負担の割合なども決めておくと、トラブルを未然に防げます。しっかりと話し合って、理想の二世帯住宅を実現させてください。 監修者:宅地建物取引主任者 浮田 直樹不動産会社勤務後、株式会社池田建設入社。いえとち本舗山口の店長を経て、セカンドブランドのi-stylehouse山口店店長に就任。後悔しない家づくりをモットーにお客様の家づくりの悩みを日々解決している。