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建物・家づくり
家を持とうとしたきっかけ【いえとち本舗の新築・山口・宇部・防府・山陽小野田・周南・下松】
イエテラスの新築、いえとち本舗山口中央店の杉田です。
本日は宇部・山陽小野田・防府・山口・周南で新築住宅をお考えの方に、
「家を持とうとしたきっかけ」についてお伝えします。
今から、山口・周南・宇部・山陽小野田・防府で新築住宅を建てようと思うと、たくさんの不安が出てくるかと思います。
山陽小野田・周南・宇部・山口・防府で新築住宅を建てるのに、「何がわからないのかがわからない!」という状態になってしまいますよね。
防府・山口・宇部・周南・山陽小野田で新築住宅を建てることは、 ほとんどの方が一生で一番の大きな買い物になると思いますので、絶対に失敗はしたくないものです。
今回は、子供と暮らすちょうどいい家づくりにお伝えをしていければと思います。山口で新築住宅を建てようと決心したお客様へ

新築住宅はそれぞれのご家庭により事情が変わります。
「予算」「必要性」「要望」「条件」と新築住宅を計画する事情が、ご家庭が違うのです。
そして、子供の成長や環境の変化とともに、その事情も欲しいものも変化をしていきます。
先日のコラムでもお伝えしてきましたが、子供の将来を見据えての家づくりも課題がたくさんあります。
「これが理想の新築住宅だ!」と正解を見つけたとしても、新築住宅でも暮らしの中で、子供の成長や環境の変化とともに、求めるモノが変化するものなのです。
このように考えますと、今現在の状況のみだけで、山口で新築住宅を計画するのではなく、少なくとも10年後、出来れば20年後も山口で暮らしていく住まいをイメージして計画することが重要だと分かりますね。
そうすることが10年後、20年後も後悔しない山口での新築住宅が建てれそうです。
家を持とうとしたきっかけ

皆様は山口で新築住宅を建てることにおいてどのようなご要望をお持ちでしょうか?
設備、間取り、デザイン、価格、場所、学校の校区の条件など、初めての新築住宅にしろ、子供が独立されたのちのリフォームにしろ、新築住宅には誰しも夢がありますよね。
しかし、全ての要望を叶えた理想の新築住宅にしたいのですが、土地の条件や予算に何かしらを妥協しなければならないというのが現状だと思います。
そこで多くの方が打開策を見つけて、ちょっとずつ予算や間取りの条件を変更したり、理想の新築住宅に近づけていくのですが、
時には、時間と労力がかかり、希望や理想などが少しずつに削られて、家づくりに行き詰ってしまうこともあります。
そんなときには、一度立ち止まり、最初に「なぜ、家を持ちたいと思ったのか」を考えてみましょう。
例えば、山口で新築住宅を考えたきっかけが、現在は賃貸アパートにお住まいで家族が増えたのに「高い家賃を払い続けるのがもったいない」という方がいたとします。
その方が新築住宅を考えているうちに、外装や壁紙なデザインへのこだわりが強くなり結果、予算をオーバーしたデザイン重視の新築住宅を建ててしまい月々のローン支払いに追われてしまうことになる。
なんて、せっかくの夢の新築住宅が進め方によっては、今の生活を圧迫して負担がかかってしまいます。
それではせっかく山口で新築住宅を建てるのに、楽しい気持ちが半減してしまいます。
新築住宅を建設するための計画性

山口で新築住宅の計画が進まなくなってきたとき、またこのままで大丈夫なのか?
と進んでいる方向に心配ことを感じたときは、
山口で新築住宅を建てたいと考えたキッカケを振り返ってみて、頭を休めて整理をしてみてください。
そうすればきっと、理想の新築住宅への道が見えてくるはずです。
資金計画のタイミング

予算を把握しないままに新築住宅のプラン選考を始めてしまうと、せっかく理想の新築住宅プランができたのに、住宅ローンの組める金額を超えてしまったり、反対にもう少しゆとりがあって、贅沢ができたのに妥協した家づくりになってしまったということにもなりかねません。
それではどちらにしても損します!
重要なのは、現在の収入で「いくらまで毎月の住宅ローンを支払いできるのか?」と将来をイメージして考えるべきだということです。
新築住宅だけが立派にあっても、旅行や外食など家族との大切な思い出さえ作ることができません。
資金計画は、支払い続ける限界を考えるのではなく、余裕をもった「ゆとりのある予算」を計画していくことがポイントなのです。
まず初めに、毎月これくらいの支払いならゆとりのある生活出できるという金額について考えましょう。
現在、家賃が5万円でちょうどいいとお考えであれば、私たちはその5万円で建てられる土地と建物のプランをご提案いたします。
そして、実際その5万円で考えた住宅のローン総額が銀行で通るか、事前審査をしましょう。
資金計画を後回しにしてしまうと、何度も打ち合わせに足を運んだのにもかかわらず、
住宅ローンの審査が通らず、労力だけが無駄になってしまいます。
時間や労力を無駄にしてしまわないためにも、まずはしっかりと資金計画を立てましょう。
これだけは押さえたい土地探しルール

新築住宅がどんなに立派でも希望する土地がなければ何も始まりません。
土地を探すなら不動産会社が土地いっぱい持っていそうなイメージがあると思います。
ですが、不動産屋は、不動産取引のプロですが、建物のプロではありません。
したがって、建築基準法の知識のない不動産営業マンですと、
その土地にお客様の理想の建が住宅てられるのかを配慮せずに土地を買わせてしまう、ということケースが起こります。
例えば、自由に住宅を建てられない土地があります。
見たん目は同じような土地でも、その地域によって様々な土地利用の制限があります。
その中でも「市街化区域」であるか「市街化調整区域」であるかなど、「市街化区域」は住宅を建てることができますが、
「市街化調整区域」の土地は安く手に入れることができますが、住宅を建てるのにはクリアしなくてはいけない様々な条件がありますので、
どんなに気に入った土地を紹介されても、即決せず必ず建築会社に相談しましょう。
ちなみに当社での土地探しでは、
・境界線が確定しているのか
・巻尺等で実際の土地の大きさを確認
・土地の登記簿謄本を入手し、所有者を確認
・建築コストアップになる形状の土地ではないか
・その道路は、本当に建築基準法上の道路なのか
・日当たりの確認
など様々な具体的な「土地探しのポイント」を現地でチェックしています。
建築敷地から山口で新築住宅を計画する場合、土地探しもしなければいけませんが、
当社にお任せをいただければ、お客様のご要望に沿って、土地探しのお手伝いを致します。
家族の10年後20年後を考えた上での安心できる土地探しをしましょう!
よく土地探しをするにあたり「○○小学校の学区内で」というお客様がいます。
現時点でのお子様の生活拠点を希望しているのですよね。
しかし、ほとんどのお客様がのちに
「なぜ、あんなにも小学校・中学校の学校校区にこだわったんだろう」
「高校生になれば、学校校区など関係なかったのに」
な学校校区について考えすぎて、失敗したとの意見を聞きます。
子供の学校校区で限定するのではなく、土地購入金額を一番にはじめに考えて、
新築住宅の本体への資金割合を重視した方が、住みやすい住まいになるはずです。
経験値の無い買い物

山口で新築住宅を建てようと決意することは、本当に勇気がいることです。
生涯で1番高額な個人の買い物と言われる新築住宅は、簡単な買い物ではありません。
ほとんどのお客様が、住宅の購入は初めての買い物なのです。
経験値が無いのは当たり前なことです。
たとえ高価な自動車でも何度か購入すると買い方や選び方も分かってきますが、新築住宅は、繰り返し購入する人はほとんどいないのです。
経験値がないので、誰でも迷い、そして不安な買い物になるのです。
人生の買い物の中でも特別高額なのです。
「失敗したくない」という恐れが緊張感を生み、
「騙されたくない」という猜疑心が生まれるのも当然のことでしょう。
ましてや、新築住宅ということになったら、契約時には家は出来上がっていないのです。
分譲マンションや建売住宅のように完成品を見ることも出来ないのです。
契約するにも図面と見積書で判断して、決断しなければいけないのです。
実物を見ないで、モデルハウスや現場見学会で
「このような雰囲気に」
「このような感じに」
ということで契約するのです。
経験値のない買い物を実物を見ることなく、選ぶのは不安だらけだと思います。
だからこそ、私たちいえとち本舗は、信頼を約束します。
ご相談事ございましたら、お気軽にお問合せ下さいませ。
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その他の料金は、別のサービスの利用料や法律に基づいて徴収される料金です。再エネ発電賦課金などが該当し、請求書に明示されます。 電気代やガス代、水道代に暖房用の灯油代などを加えた金額が、1ヵ月間の光熱費(水道光熱費)になります。 1-2.光熱費は固定費に含まれる光熱費は毎月支払う必要があり、流動費ではなく固定費に含まれます。使用量に応じて変動する部分があるため流動費としての側面も有しますが、使用しなくても毎月必ず支払う費用であるため固定費とみなすのが一般的です。 家計の節約は固定費の見直しが基本で、固定費の節約効果は長く続きます。これは、光熱費は生活に不可欠なエネルギーの利用料金であり、家計の基盤となる費用であるためです。省エネ対策をしたり、サービス提供会社や料金プランを見直したりすることで、家計の節約につながる可能性があります。 1-3.光熱費は地域や世帯人数によって異なる光熱費は地域や世帯人数によって異なることが特徴です。北海道や東北、北陸地方などの豪雪地帯では冬場のエネルギー使用量が増加するため、他の地方と比較すると光熱費が高めになる傾向があります。 また、光熱費は世帯人数が増えるほど高くなり、一人暮らし世帯よりも4人家族世帯の方が光熱費は高額になります。これは世帯人数が増えるほど、広い生活スペースが必要になるためです。なお、建物の構造によっても光熱費は異なってきます。 2.一戸建ての方がマンションよりも光熱費が高くなる理由とは? 光熱費は建物の構造によっても異なり、一戸建てはマンションよりも光熱費が高くなる傾向があります。これは建物の専有面積や気密性・断熱性の違いによるものです。ここでは、一戸建ての方がマンションよりも光熱費が高くなる理由を解説します。 2-1.専有面積が広い一戸建てはマンションやアパートと比べると専有面積が広く、エアコンなどの消費電力が大きくなる傾向があります。また、一戸建てはマンションやアパートよりも部屋数が多い傾向があり、部屋数が増えるほどエアコンや照明器具の設置数も増えるため、光熱費が高くなります。 2階建てや3階建ての戸建て住宅は、ワンフロアの集合住宅と比べると空調効率が落ちることも光熱費が高くなる理由の一つです。 2019年9月に日本生活協同組合連合会が実施した「電気・ガス料金調査」においても、一戸建ては集合住宅よりも使用量・料金ともに高いという結果になっています。 同調査によると、一戸建ての1ヵ月当たりの電気料金は平均8,546円で、集合住宅の6,477円と比べると2,000円以上高いです。 出典:日本生活協同組合連合会「電気・ガス料金調査」 2-2.契約アンペア数が大きい電気代は契約アンペア数によって基本料金が変わり、一般的に一戸建てはマンションよりも契約アンペアが大きくなる傾向があります。 一戸建てはマンションよりも電気使用量が大きくなる傾向があるため、マンションよりも高めのアンペア数での契約が必要です。アンペア数が低いと、一度に多くの電気を使用するとブレーカーが落ちてしまいます。 東京電力の場合、30アンペアの基本料金は885.72円/月、60アンペアの基本料金は1,771.44円/月です。 出典:東京電力エナジーパートナー「ご契約アンペアの選び方」 電気代は基本料金と使用料、その他の料金(燃料費調整と再エネ発電賦課金)を加えた金額になるため、基本料金が高くなると電気代も高くなります。 2-3.気密性・断熱性が低い一戸建てはマンションと比べて壁や天井、床などの構造が複雑で、隙間ができやすい傾向があり、冷暖房の効率が落ちてしまいます。 また、一戸建ては外部との接点が多く、屋根や外壁は直射日光にさらされ、室内は外気温の影響を強く受けます。猛暑日などに室温を適正に保つにはエアコンをフル稼働しなければならず、電気代は高くなりがちです。ただし、一戸建てでも高性能な断熱材を使用することで、高い気密性と断熱性を実現している住宅も増えています。気密性と断熱性を高めることで冷暖房の効率が良くなり、光熱費の節約につながります。 3.水道光熱費の平均額 家計を節約するには、水道光熱費の平均額を把握しておくことが大切です。ここでは、世帯人員別・地域別の水道光熱費の平均相場をご紹介します。なお、一戸建て・マンション別のデータはなく、あくまでも水道光熱費の平均額です。 3-1.世帯人員別の水道光熱費の平均額総務省統計局のデータを基に、一般社団法人エネルギー情報センターが運営する新電力ネットが算定した世帯人数別の水道光熱費の平均額(電気代・ガス代・他の光熱・上下水道代)は以下のようになります。 世帯人数1ヵ月あたりの水道光熱費の平均額単身11,847円2人家族19,607円3人家族22,834円4人家族23,764円5人家族25,751円6人家族以上 32,652円 出典:新電力ネット「電気・ガス・水道料金の平均目安」 上記のデータから、世帯人数が増えるほど水道光熱費の平均額も増えることがわかります。単身世帯と2人家族の差額は7,760円、2人家族と3人家族の差額は3,227円、3人世帯と4人世帯の差額は930円です。 単身世帯と2人家族では水道光熱費に大きな差がありますが、世帯の構成人員が2人以上になると、大きな増加は見られません。これは、電気代やガス代がかかるエアコンやキッチン、お風呂などを家族全員で共有することで、個々の使用量が分散されるためです。 ただし、家庭ごとに状況は異なり、省エネ対策や設備の違いによっても差が生じることに留意する必要があります。 3-2.地域別の水道光熱費の平均額総務省統計局のデータを基に、新電力ネットが算定した地域別の水道光熱費の平均額(電気代・ガス代・他の光熱・上下水道代)は以下のようになります。 地域1ヵ月あたりの水道光熱費の平均額北海道地方23,465円東北地方22,404円関東地方18,091円北陸地方22,471円東海地方18,196円近畿地方 17,765円中国地方17,845円四国地方19,409円九州地方17,135円沖縄地方16,750円 出典:新電力ネット「電気・ガス・水道料金の平均目安」 最も水道光熱費が高いのは北海道地方で、水道光熱費の平均額は23,465円です。2番目に高いのは北陸地方で22,471円、3番目は東北地方の22,404円となります。豪雪地帯になるほど水道光熱費が高くなることがわかります。 最も水道光熱費が安いのは沖縄地方で、水道光熱費の平均額は16,750円です。北海道地方との水道光熱費の差額は6,715円になります。沖縄地方は本土と比べると冬は暖かく、冬場のエネルギー消費量を低く抑えられるため、水道光熱費が低めになることがわかります。 3-3.2023年に電気代やガス代が値上がりしている理由電気代やガス代は、新型コロナウイルス感染症パンデミックやロシアによるウクライナ侵攻、円安などの影響を受け、2021年4月頃から値上がり傾向にあります。これは、原油や天然ガスなどの輸入価格が上昇し、電気代とガス代の原料費調整額が上昇したためです。 政府与党の公明党が実施した調査によると、東京ガスを使用している標準家庭のガス料金は2022年1月から2023年1月の1年間で約37%値上がりしています。 出典:公明党「暮らしの安全」 電気代は、2023年6月1日に大手電力会社7社は値上げを実施しましたが、経済産業省は「電気・ガス価格激変緩和対策」を実施しており、政府による「激変緩和措置」により値上げの影響は抑えられています。 激変緩和措置は2024年4月末まで延長されたものの、2024年5月からは激変緩和の幅を縮小する方針です。今後の電気代やガス代の値動きについては、原油やLNGなどの燃料価格や円相場の状況、国の政策などによって変わってきます。 4.一戸建ての光熱費を低く抑える方法 一戸建ての光熱費はマンションよりも高めになる傾向があり、電気代やガス代も値上がり傾向にあります。家計の負担を軽減するには、光熱費の節約が必要です。ここでは、一戸建ての光熱費を低く抑える方法を解説します。 4-1.冷暖房の効率を上げる冷暖房の効率を上げると、光熱費の節約につながります。冷暖房の効率を上げるには、住宅の気密性と断熱性を高め、エネルギー効率の高い機器の使用が有効な方法です。 窓は建物の外部と内部を結ぶ接点であり、外気が入り込んだり室内の熱や冷気が逃げたりします。窓に断熱シートを貼ると断熱性が高まり、冷暖房の効率が上がります。遮光カーテンの使用や二重窓の導入、Low-Eガラス(エコガラス)の使用も気密性と断熱性を高めるのに有効です。 また、古いタイプのエアコンは省エネ性能が低いため、最新の機種に買い替えることも冷暖房の効率を上げることにつながります。フィルターの掃除や適切な温度設定、サーキュレーターの併用なども、冷暖房の効率を上げる方法の一つです。 4-2.電力会社やガス会社を乗り換える電力会社やガス会社を乗り換えることで、光熱費を削減できる可能性があります。エネルギー市場は電力自由化によって市場が開放されており、数多くの企業が参入し、価格競争が行われています。 現在の電力やガスの契約内容と料金を確認し、他の会社が提供するプランと比較すると、より良い条件での契約が可能です。これにより、光熱費の節約につながります。賃貸の一戸建てであっても、電力会社を変える際には基本的に家主の許可は必要ありません。 なお、電力会社やガス会社を乗り換える際は、契約条件や違約金などの確認が大切です。しっかり確認していないと節電につながらなかったり、違約金を請求されたりすることがあります。 倒産や事業停止することもあるため、経営の安定面なども調査し、時間に余裕を持って入念に検討しましょう。 4-3.電気やガスの使用量を減らす電気やガスの使用量を減らすことは、光熱費の節約に直結します。使用量を減らすには、電気のつけっぱなしはしないなど、日頃から節約を意識することが大切です。 お風呂の追い焚きの回数を減らしたり、電子レンジを使った調理を取り入れたりすることで電気代やガス代を節約できます。また、冷暖房の設定温度を適切に管理し、不要なときには電源を切るなどして、無駄なエネルギー使用を避けることが重要です。 照明をLEDに切り替えたり、洗濯機や乾燥機、冷蔵庫の使い方を見直したりするなど、節電の方法は数多くあります。なお、電気やガスの使用量を減らすことで、環境への負荷の軽減にもつながります。環境に配慮した生活を送るためにも、電気やガスの使用量を減らすことは重要なことです。 5.エネルギー消費量を抑えられる省エネ住宅 エネルギー消費量を抑えることは光熱費の節約につながります。「省エネ住宅」という言葉は社会に定着していますが、具体的にはどのような住宅なのかがわからない方も多いでしょう。ここでは、エネルギー消費量を抑えられる省エネ住宅(省エネルギー住宅)を解説します。 5-1.省エネ住宅とは?省エネ住宅とは、一定の性能基準を満たした省エネ性能が高い住宅を指します。エネルギーの使用量を最小限に抑え、快適で健康的な住環境を提供するために設計されていることが特徴です。 家庭においては冷暖房がエネルギー消費の30%を占めており、省エネ住宅は冷暖房を効率化することでエネルギー消費量を抑えます。また、断熱性を高め日射遮蔽をすることで、冬は暖かく夏は涼しくなり、快適で健康的な住環境を実現します。 住宅のエネルギーコストを削減するだけでなく、地球環境に配慮しCO₂の排出削減につながることも省エネ住宅の特徴です。省エネ住宅にはZEH住宅やLCCM住宅、長期優良住宅などがあり、いずれもエネルギー消費量を低く抑えられます。 5-2.ZEH住宅ZEH(ゼッチ)住宅とは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略称で、創エネ性能を備えた住宅です。エネルギーの自己生成と使用のバランスを取り、年間でゼロエネルギーの達成を目指します。年間のエネルギー消費量を0以下にできるため、光熱費の大幅な削減につながります。 ZEH住宅の特徴は、省エネだけではなく、エネルギーを創造する創エネ性能を備えていることです。ZEH住宅は太陽光発電などの再生可能エネルギーシステムを完備しており、建物自体でエネルギーを生成します。 また、高い断熱性と気密性を誇り、暑さと寒さを防いで快適に暮らせることも特徴です。断熱性と気密性を高めることで、冷暖房の効率が良くなり、エネルギー消費量を減らせます。 5-3.LCCM住宅LCCM住宅(ライフサイクルカーボンマイナス住宅)とは、建築・居住・解体までの全過程におけるCO₂の収支をマイナスにする住宅です。ZEH住宅と同様に年間のエネルギー消費量を0以下にするだけではなく、CO₂を削減するための厳しい基準が設けられています。 省エネと創エネに加えて、長寿命であることがLCCM住宅の特徴です。耐久性の高い建材や設備の使用で建物の寿命を延ばし、保守コストを低減させます。建物の寿命をできるだけ長くし、解体時のコストも考慮します。 政府が普及を推進している低炭素住宅の最終目標がLCCM住宅です。LCCM住宅はまだ普及途上にありますが、低炭素社会の実現に向けて、今後ますます注目されるでしょう。 5-4.長期優良住宅長期優良住宅とは、一定の基準を満たした長期にわたって良好な状態で使用できる住宅です。75~90年程度の寿命があり、適切なメンテナンスを行うことで、親子孫の3代にわたって住み続けられます。 省エネ性能も優れており、ZEH住宅と同程度の厳しい基準を満たしていることも特徴です。高い断熱性と気密性で室内の温度を安定させ、エネルギー効率を向上させます。エネルギー効率の高い設備や機器も導入されており、光熱費の節約につながります。 長期優良住宅の認定を受けるには、国土交通省が定めた基準を満たすことが必要です。太陽光発電システムなどの創エネ設備の導入は要求されませんが、創エネ設備を導入することで、長期優良住宅の認定を受けやすくなる可能性があります。 6.光熱費が安い一戸建てを新築・購入・リフォームする際のポイント 一戸建ての光熱費を安くするには、新築・購入・リフォームをする際に省エネ性能を高めることを意識する必要があります。ここでは、光熱費が安い一戸建てを新築・購入・リフォームする際のポイントを解説します。 6-1.一戸建てを新築する場合一戸建てを新築する際は、ZEH住宅やLCCM住宅、長期優良住宅などの省エネ住宅を建築することが光熱費を安くすることにつながります。省エネ住宅はエネルギー消費量を低く抑えられるため、光熱費を大幅に削減できる可能性があります。 省エネ住宅を建築する際は、基準を満たすと補助金・給付金制度の利用が可能です。補助金・給付金制度として、ZEH支援事業や子育てエコホーム支援事業などがあります。補助金・給付金制度を効果的に利用することで、一定の経済効果のメリットを受けることが可能です。 6-2.中古一戸建てを購入する場合中古一戸建てを購入する場合、太陽光発電システムなどの省エネ・創エネ設備を完備している住宅を選ぶと光熱費を安くできます。なお、オール電化の中古一戸建てはガス代が不要になりますが、タイプが古いと電気代が高額になることがあるため注意が必要です。 省エネ住宅やZEH住宅にリフォームした住宅を選ぶことでも、光熱費を安くできます。ZEH住宅や長期優良住宅などの省エネ住宅は断熱性・気密性が高く、光熱費の削減につながります。 6-3.住んでいる一戸建てをリフォームする場合一戸建てを省エネリフォームすることは、光熱費を削減する効果があります。省エネリフォームは、建物の断熱性能を向上させ、効率的な設備の導入などを通じてエネルギーの効率を改善することを指します。 省エネリフォームの費用相場は工事内容にもよりますが、100〜200万円程度が一般的です。省エネリフォームをする際は、補助金制度を利用すると工事費の一部が補助されます。補助金制度には先進的窓リノベ事業や既存住宅における断熱リフォーム支援事業などがあり、条件を満たすと利用できます。7.まとめ:省エネ住宅や省エネリフォームで一戸建ての光熱費を削減しよう! 一戸建ての光熱費は世帯人数や地域、建物の省エネ性能などによって異なります。世帯人数が増えるほど光熱費は高くなり、北海道や東北など冬の寒さが厳しい地域は光熱費が高めになります。 一戸建てはマンションと比べると気密性や断熱性が低いことが光熱費が高くなる主な理由です。しかし、省エネ住宅は気密性や断熱性が高く、省エネ設備や創エネ設備の導入で、光熱費を大きく削減できます。 一戸建ての光熱費を節約したい方は、省エネ住宅の新築や購入、省エネリフォームがおすすめです。光熱費を大幅に削減できるでしょう。 監修者:宅地建物取引主任者 浮田 直樹 不動産会社勤務後、株式会社池田建設入社。いえとち本舗山口の店長を経て、セカンドブランドのi-stylehouse山口店店長に就任。後悔しない家づくりをモットーにお客様の家づくりの悩みを日々解決している。
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リビングを広く見せる工夫【いえとち本舗の新築・山口・宇部・防府・山陽小野田・周南・下松】
こんにちは!いえとち本舗山口中央店の下村です。 本日の投稿では、山口県の山口市・防府市・宇部市・周南市・山陽小野田市で新築住宅の購入をお考えのお客様に、「リビングを広く見せる工夫」についてお伝えします。 ~リビングを広く見せて、リラックスできる空間へ~ リビングを見て、「最初はもっと広かったはずなのに…!」と感じたことはありませんか?リビングの面積自体はそれほど狭くない場合も、なんだかんだ家族みんなが集まるリビングが狭く感じてしまうこともありますよね。同じ坪数のお家でも間取りやインテリアの配置によって、広いと感じるお家、または窮屈だと感じるお家があると思われます。 そこで、「広いリビングにしたい!」「居心地の良い空間を作りたい!」とお考えの方に空間を広く見せる工夫をご紹介していきます。ヾ(○・ω・)ノ☆ ■本当に必要な家具を選ぶ インテリアの配置を考える前に、まずは、リビングに必要なモノを考えてみましょう。インテリアを選ぶ際、リビングにはソファを、ダイニングにはダイニングテーブルを選ぶ方も多いと思われます。ですが、これをどちらか一方だけにするという考え方も大事です。ここで一旦、あなた自身のライフスタイルを思い返してみて下さい。ダイニングテーブルはあるけど、食事はローテーブルで食べているということはないでしょうか?実は、私の家でもそうでした(;^_^Aお恥ずかしながら基本、ダイニングテーブルは物置になっていた記憶があります。 その他にも、ソファ、テーブル、ラグ、棚 など無駄だと感じたら一度リビングから取り除いてみることも良いかもしれません。そして、一度リビングが広くなってから、徐々に必要なモノを増やしていくと良いと思われます。 ■インテリアの配置 インテリアの配置換えは意外と簡単にできるものですよね。模様替えをすると気分もリフレッシュできると思います♪ 1か所にまとめて広い床面をつくる歩く途中に、ソファの肘置きや棚などがあると、狭く感じると思います。ドアへ続く通路、ソファからテレビに移動するまでの通路など余白を多く取って、動きやすくすることも大事です。 動線に家具を置かないソファや棚を壁際に寄せるなどして動線に家具を置かないこともリビングを広く見せるためのコツの1つです。ソファの背もたれ、収納の使わない部分を壁際に持っていくだけで、無駄なスペースも減り、自然と空間が生まれると思われます。 ロータイプで広々空間をつくる壁にモノを飾る場合や、飾り棚のスペースをとる場合、通常の目線の高さよりも少し低めのインテリアを取り入れると良いと思われます。背の高いインテリアは、圧迫感があり、少し重たい空気を生み出してしまいます。視界の邪魔にならずスッキリとした印象を持たせるグッズとして、例えば・ローテーブル・ローソファ・座椅子・ビーズクッションなどがあります。 絵や壁の飾り棚も、少し大きくスペースを取りたい場合、通常の目線の高さよりも少しずらすと、壁の色が遮られず、狭くなったと感じられないようになります。下にはすでにテレビなどの物があるので、そこから少し離して、今度は首を上に向けないと見えない場所に壁の棚を設置すると、すっきり見えます。■色や光の効果実は、リビングが広く見えるか、窮屈に見えるかということは、色や光にも関係してきます。 例えば、暑く感じる部屋を青色の心理効果で涼しく見せるなど、色で感じ方が変わりますよね。このように色の特性をいかして狭い部屋を広く見せることができます。 白やパステルカラーは「膨張色」と言い、空間を広く感じさせてくれますが、反対に黒やこげ茶などのダークカラーは、全体的に引き締まって見え、インテリアに多く利用すると、圧迫感があり、部屋が狭く見えることがあります。なので、黒などのダークカラーはポイントとして使い、白の割合を多くすると部屋が広く感じられます。 ■色づかいで工夫するまずは、部屋の中で面積の大きい床・壁・天井の色についてです。横に広く見えるだけでなく、高さもあるとより開放感を得ることができます。とは言ったものの、今住んでいる家の床・壁・天井を替えることは容易くないですよね。ここで使えるのが、色の効果です。できれば、同系色で色の「明るさ」を床・壁・天井の順に、下から上に上げていくと天井が高く広く見えるように感じます。 そして、ソファ・ラグ・カーテンも大きな面積をとるので、部屋の雰囲気を左右させるアイテムですので、やはり明るい色を選んだ部屋が広々としています。例えばカーテンですが、カーテンをしめている時でも部屋をすっきりと見せたい時は薄めの色のカーテンを、あまり広く感じても寂しいかもしれないというときには濃い目の色のカーテンを選ぶようにしたらいいかもしれません。 また、窓からの光も大切です。リビングに大きい窓があるお家は多いと思われます。その大きな窓から入ってくる光を遮らないように、窓の前には極力、物を置かない方が良いでしょう。少しでも窓との空間をあけることで明るい光が入り込み、部屋を広く見せることができます。インテリアの配置でも家具を端に寄せることをオススメいたしましたが、どうしても窓の前にものを置きたい場合も、窓の真ん中は避けて、端のほうに置くようにすると良いでしょう。 ■いつも整理整頓を心がける!ここまで家具選び、インテリアの配置、色の効果についてお話しさせていただきましたが、やはり、たくさんの物があふれていてごちゃごちゃしていると面積的には広いリビングも、なんだか狭くなり清潔感もなくなってしまいますよね。 リビングで勉強して、ノートや教科書をそのまま置いてしまっていたり…読みかけの雑誌、漫画をテーブルに置きっぱなしにする…なんてことはないですか?(;´-`) 新築住宅にする場合、マガジンラックや収納つきテーブルなどもともと収納できるスペースを作っておくと、整理整頓もしやすく、お部屋もスッキリした空間にできると思います。 いかがでしたか?現在、住まわれているお家でも、新築住宅を建てる際でも使えるポイントはいくつかあったのではないかと思います。本当に必要なモノだけを考えてみたり、普段よりロータイプの家具を選んでみたり、色の使い方を考えてみたりなど、いろいろと試してみて、ぜひ、リビングを広く見せて、リラックスできる空間を作ってみてください♪山口・周南・山陽小野田・宇部・防府で新築住宅をお考えの方は是非一度、いえとち本舗までお気軽にお問合せください!家族全員が楽しく過ごせるお家づくりを一緒に考えていきましょう。 10月26日(土)~27日(日) 開催イベント↓年に一度のハロウィン家まつり開催!
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【事例あり】間取り図の見方と作成時のポイントを徹底解説
家づくりの打ち合わせでは間取り図を見て計画を立てていきますので、どんなことが書かれているのか間取り図の見方を知っておくことが大切です。また、建てたい家を考えていくために自分で間取りを書けることも重要ですので、間取り作成のポイントも押さえておきましょう。この記事では間取り図の見方と作成時のポイントについてご紹介します。1 間取り図の見方2 間取り図作成のポイント3 間取り図作成の注意点4 まとめ 間取り図の見方 設計は部屋の位置や広さ、窓の位置などがわかる間取り図を元に計画されていきます。間取り図は設計する家の情報がたくさん詰まっていますのでこれから家づくりをご検討されている方は間取り図の見方を知っておくことが大切です。間取り図には部屋の用途や収納スペース、洗濯機置き場など、わかりやすく表現するために記号や特有の用語で記されています。以下の表は間取り図によく使われる用語ですので、どんな意味なのか覚えておきましょう。 間取り図の用語LDKリビング・ダイニング・キッチンUBユニットバス・浴室・お風呂WCトイレCLクローゼットWCLウォークインクローゼットSCLシューズインクローゼットSRサービスルーム・何度RFロフトPSパイプスペースSBシューズボックスW洗濯機置き場R冷蔵庫置き場 3LDK・4LDKなど◯LDKはどんな間取りの建物かを表している リビングとダイニング、キッチンを1部屋にまとめたプランがLDKです。「Lはリビング」「Dはダイニング」「Kはキッチン」を意味しています。キッチンとダイニングを同じ部屋に配置し、リビングは別の部屋として仕切るプランをDKと呼びます。このプランの場合はリビングのところは「L」と間取りに記されています。物件情報でよく見かける3LDKや4LDKとは部屋数とLDKを表しています。3LDKは3つの居室とLDKのある建物、4LDKは4つの部屋とLDKのある建物ということを示しています。 間取り図の見るポイント 【A】洋室の建具が記されています。この記号は引き戸を表しており、引き戸の種類は片引き戸になります。戸の引き込むところは台所側の部屋になっており、間取り図をよく見ていただくと点線が記されているのがわかると思います。これが戸の動きを表しています。【B】窓の種類を表しており、この図では引き違い窓になります。間取り図は平面ですので、この図だけでは掃き出し窓なのか腰窓なのかはわかりません。高さ方向は間取り図ではわかりませんので、仕様書や立面図で窓の種類を確認する必要があります。【C】この記号はクローゼットの折れ戸を表しています。もしクローゼットの扉が引き戸の場合は【A】の記号が使われます。【D】動線は人の動きを表します。間取り図には動線まで書かれていないことが多いですが、上記の図面を見ていただくと、玄関から台所へと直接アクセスできる設計になっています。この動線なら買い物したものを台所に置くのにとても効率的で移動は玄関から台所と短くなっています。動線を確認する時は矢印などの記号を図面に描いてどんな動きになるか確かめるとわかりやすいです。【E】開き扉の開き方向を表現している記号です。上記の図ではLDK側に扉が開く設計になっており、物入れ側に扉が開くようになっています。扉の開く方向は普段の生活の利便性にとても関わりますので、設計時はよく確認しておくことが大切です。 間取り図作成のポイント 家づくりをする時はラフスケッチでもいいですので、間取り図を自分で描いてみるのも有効です。しかし、どうやって間取り図を書いていけばいいか初めての方には難しく感じてしまうかもしれません。そこでここでは間取り図作成の時に押さえておくポイントをご紹介します。 土地の形と方角 間取りを考える上で土地の形状や方角は住み心地にとても影響を与えます。例えば日中は日が入りにくいと言われている北側に家族が集まるリビングを配置するのは最適とはいえません。土地には北向き、東向き、南向きなどがあり、どの方角に面した土地かで部屋の配置も決まります。また、土地の形には正方形や長方形のものから旗竿地や三角地といった不整形地などの特殊な形の土地もあります。土地の形状でも部屋の配置の仕方は変わってきますので、どんな形の土地に家を建てるのか、どの方角に面しているのか、を意識して間取りをつくることが重要になります。 家はなんでも自由に建てられるというわけではなく、建築する土地には建ててもいい建物の制限がされています。代表的なのが「建ぺい率」や「容積率」「接道義務」「高さ制限」などで、建物の高さや大きさ、建築していい敷地の広さ、部屋の延床面積数の上限が決まっています。理想の家をイメージして間取りをつくることも大切ですが、土地にかかる制約や建築基準法で定める規定により、せっかく考えた間取りが実現できないということもありますので、間取りを作成する時は事前に土地の制約や建築基準法を破っていないか確認しながら計画することが大切です。家族構成と必要な部屋の広さ 間取り図を考えていく上で大切にしたいのが家族構成です。家に住む家族人数により必要な部屋数や広さが決まります。家族人数は現時点での人数ではなく将来を見通して考えることが重要で、子供の自立や両親の介護、など数十年後どんな暮らしをしているかイメージを持って計画を立てていくことが大切です。また、この時にライフプランも計画していくと間取りづくりと同時に家の資金計画を立てていくことができます。効率的な生活動線になっているか 使い勝手のいい家は効率的な生活動線がしっかり計画されています。動線とは人の動きを意味しており、生活する人の動きに無駄がなく効率的に動けることでストレスの少ない暮らしをおくることができます。例えば食品の収納スペースとキッチンに距離があると、調理する時に材料を取りに行く手間が大きく不便と感じるはずです。キッチンの隣にパントリー(食品庫)があればすぐに材料を取り出すことができ、調理にすぐ取り掛かることができます。何かを動作する時にその間にある移動や手間が増えるほど効率の悪い動線となってしまいますので、効率的な動線を考えて間取りを作りましょう。 間取り図作成の注意点 間取り作りはそのまま完成した家の暮らしに繋がりますので、後悔のない設計をしていきたいもの。しかし、家づくりの経験者の声を聞くと間取りに失敗したという方も多くいます。家は一生に一度の買い物ですから、後悔のない家づくりをしていくことが大切です。ここでは間取り図作成の時に注意しておきたいポイントをご紹介します。 水回りの配置場所 キッチンやお風呂、トイレなどの水回りはできるだけ近い場所に配置するのがポイントです。水回りの部屋が近いことで給水・給湯の配管や排水の配管をまとめることができ、後々のメンテナンスがしやすくなります。注意しておくことは生活音です。トイレの音がリビングや寝室など居住スペースに聞こえてくるのはあまり生活をしていて快適なものではありません。音の伝わりを意識して間取りを作っていきましょう。収納スペースの広さ 家づくりでは収納スペースに失敗したという声が多くあります。失敗したと感じてしまうところは、「収納スペースが足りなかった」「収納場所が不便」です。収納スペースを計画する時は収納する量や物をちゃんと把握して考えることが大事です。また、どこに収納スペースを配置するのかがポイントになりますので、収納するものをチェックし、実際に出し入れする時に不便ではないかイメージして考えていきましょう。コンセントの位置や配置 家電を使うにはコンセントが必要ですので、コンセントの位置や量はしっかり計画しておかないと「使いたい場所にコンセントがない」ということになってしまいます。掃除機は移動しながら使いますので、掃除するところにコンセントがないと近くの部屋のコンセントを使わなければいけません。生活する部屋にはコンセントがあっても廊下には設置していなかったということもありますので、間取り図にはコンセントの位置や量を記して計画しておくことが大切です。 まとめ 間取りの作成はいきなり図面らしく書く必要もなく、ラフスケッチや希望していることの箇所書きなどでも十分です。最初は手探りな状態で進んでいき、少しずつ間取りとしての形になっていきますので、どんな家を建てたいか家族と話し合いながら間取りを作成していきましょう。家づくりは情報収集することが大切です。いえとち本舗は無料で家づくりに役立つ資料を提供しておりますので、これから家を購入しようと考えている方はぜひご利用ください。資料請求はこちらからさらに会員登録をするとVIP会員様限定の間取り集や施工事例、最新の土地情報をお届けいたします。当社は一切押し売りを致しませんので安心してご登録ください。会員登録はこちらから