ブログ/コラム
Blog/Column
建物・家づくり
新築住宅の防犯対策【いえとち本舗の新築・山口・宇部・防府・山陽小野田・周南・下松】
今回は、新築住宅の防犯対策についてお話をします。
山口の空き巣の被害は他県と比較しても被害は少なく、治安は良いですが、日本全体では4日に1件ペースで被害にあっています・・・。
山口で新築住宅を計画する段階でも防犯対策を行っておきたいものです。
警察庁の調査によると、空き巣や泥棒の侵入方法で、最も多いのは「鍵の施錠忘れによる被害」だそうです。
外出の際の締め忘れはもちろん、「少しの間外に出るとき」、「2階に居て1階が施錠されていないとき」などにも狙われています。
まずは、防犯対策の基本中の基本、「施錠」について、常日頃から意識を持つようにしましょう。
窓ガラスの被害対策

次いで多い侵入方法は「ガラス破り」です。
どこも鍵がかかっていた場合の侵入方法で1番でした。
対策として、掃き出しや人が通れるサイズの窓は防犯ガラスにするのが良いでしょう。
イエテラスの窓は全て『複層ガラス』のため、割られにくい窓ガラスです。
侵入を防ぐために

2番目に多いのは、ピッキングなどの「施錠開け」。
ただし、近年はピッキング対策されたドアや錠の製品が増えたこともあり、年々減少しているそうです。
新築時はもちろん、玄関リフォームのときにぜひ検討しましょう。
泥棒が狙いづらい新築住宅は、「見つかりやすい」・「侵入に時間がかかる」といった建物です。
工夫として、
・新築住宅の窓は、大きな窓を一つより、小さな窓を二つにしてみる。
・格子やシャッターを取り付ける。
・補助錠を取り付け、本錠とのツーロックにする。
・人感センサーライトを取り付ける。
などの対策も効果的です。
イエテラスでは玄関ドアの鍵は全て『ダブルロック』でより安全対策をほどこしていますが、このような追加オプションとしてつけることもできますので、お気軽にご相談下さい。
新築住宅の防犯対策

警察庁の調査によると、泥棒の犯行場所の選定理由は、「富豪の家かどうか」より、「犯行がばれるリスクが少ないか」で選ぶことの方が多いようです。
最近では、インターネットの写真付き地図で都合の好さそうな場所を探したり、インスタやツイッターなどのSNSから情報収集を行う泥棒もいるそうです。
また、泥棒というと、「誰も居ない家を狙って侵入する」、いわゆる「空き巣」をイメージする方が多いと思います。
実際、侵入窃盗ではこの空き巣が最も多く、全体の約6割を占めているようですが、
一方、家に人が居る間に侵入する「忍込み」「居あき」のケースも、約3割ほどあるようです。
万が一、家の中で犯人と出くわしてしまった場合、身体的危害を加えられることにもなりかねません。
「忍込み」「居あき」は、食事中や団らんなどで家族が一つの部屋に集まっているとき、
また、主婦が洗濯物を干しているときなどに狙われやすいようです。
在宅中であっても、家人のいない場所は必ず施錠をするようにしましょう。
「留守にしている」と確信を持たれてしまうと、空き巣の標的とされやすくなります。
以下に、「留守にしている」と判断される要因と、その対策を紹介します。
留守を見抜かれるポイント

①インターホンを押しても誰も出てこない
空き巣が留守を確認する方法として多いのが、オーソドックスにインターホンを押してみるという方法。
インターホンを押させない対策として、録画機能付きのインターホンの設置がおススメです。
イエテラスのインターホンは全て、『TVインターホン』で録画機能もついていますので、ご安心下さい。
ボタン付近に「録画中」と書いておけば、空き巣もインターホンを押すのをためらうでしょう。
②大きな荷物をもって出かけた
キャリーバッグをもって出かけた場合、長時間、あるいは長期間留守になる可能性が高いと思われます。
家を出るとき、家にだれもいなくても「いってきます」と声をかけるようにすると、
他に誰かが要るものだと思わせることができます。
可能であれば大きな荷物は事前に目的地に送ってしまうのも良いでしょう。
また、車の有無でも留守を判断されるので、シャッター付きのガレージであれば、
普段から閉めておくようにしましょう。
③電話に誰も出ない
電話番号を事前に入手し、電話をかけることで留守かどうかを判断されることがあります。
携帯電話への自動転送などを活用しましょう。
また、留守番電話機能を活用し、「迷惑電話対策のため、最初にお名前とご用件を伺っています」
というアナウンスにし、誰からかかってきた電話か確認してからとるようにしておけば、
空き巣からの着信だった場合に留守の確信を持たれないうえ、
「声」の証拠を残したくない詐欺電話などの撃退にもつながります。
④郵便受けに配達物が溜まっている
新聞や郵便物が溜まっていると、しばらく留守にしていると思われます。
特にお盆や正月など留守の可能性が高い時期に新聞が溜まっていると非常に危険です。
常日頃郵便受けに郵便物を貯めないようにし、
長期間不在になるときは、配達を止める手続きをしておきましょう。
⑤自宅に不在だということがわかるSNS投稿がある
今現在外出しているという投稿を見て、過去の投稿から住所を特定し空き巣の標的とすることがあるようです。
写真をアップした際に位置情報が表示されてしまうこともあるので、
旅行や山口からお出かけの報告は、帰宅後に行うのが安全です。
普段意識せず行っている行動が、空き巣にとっては良い情報源となってしまっていることがあります。
留守と思わせない行動を実行してみましょう。
空き巣が狙う家の条件

「5分以内に侵入できるかどうか」が判断となっていることが多いそうです。
防犯対策として、侵入に手間がかかりそうだと思わせることがポイントです。
侵入が容易だと思われる特徴

①窓の防犯対策がとられていない
新築住宅を建てた後でも侵入経路となりそうな窓には防犯フィルムを貼ったり、補助錠を取り付けるようにしましょう。
このとき、外から見て一目で「防犯対策が取られている」とわかるようにすると、抑止力につながり防犯により効果的です。
②侵入できそうな場所に足場となる物が放置されている
戸建ての場合、上階の防犯対策が手薄となっている傾向があり、
またベランダに侵入できれば外部からの死角が確保されるため、周囲に気づかれずガラスやぶりを行うことができます。
上階に登れてしまえば侵入が容易とされるため、
新築住宅を計画する段階で2階のベランダと、物置や室外機、電柱などの位置関係を気にするようにしましょう。
また、どうしても移動できない場合は忍び返しを設置するなどの対策をしましょう。
犯行に気づかれにくそうな特徴

周囲に気づかれそうだと思わせる対策をしましょう。
①侵入箇所が死角になっている
「5分以内に侵入できなければ諦める」と言われていますが、死角であれば周囲の目を気にせずに犯行が行えます。
侵入されそうな場所は、フェンスや植栽で死角とならないよう、できるだけ見通し良くしておきましょう。
②犯行時の音が周囲に聞こえづらい
ガラスを割るなどするときの音で犯行が気づかれるのを恐れるので、
その音をかき消してくれるような場所は狙われやすくなります。
例えば線路や幹線道路の近くなどで新築を計画する場合は、
庭に防犯砂利(踏むと通常の砂利より大きな音が出ます)敷いたり、
窓ガラスに衝撃が加わるとブザーが鳴る装置の取り付けなどが効果的です。
「音が出る」「明かりがつく」装置は、単純でありながら、
目立ちたくない犯人からするとやはり避けたいものです。
見えるところに取り付けてあるだけで犯罪の抑止力となりますので、ぜひ検討してみてください。
山口で新築住宅をご検討する際に、防犯上のお話も新味になってお答えいたします。
ご心配事がございましたら、いえとち本舗までお気軽にご相談下さいませ。
8月24日(土)~8月25日(日)の最新イベント情報↓
関連記事
-
【事例あり】スキップフロアとは?メリット・デメリットをご紹介!
スキップフロアはいくつもの床レベルに部屋が配置され、とても楽しい雰囲気を感じさせてくれる設計方法の一つです。よくおしゃれな家として住宅雑誌にも掲載されており、あまり部屋の数を取ることができないお家にもスキップフロアは有効な設計方法となっています。この記事ではスキップフロアとは何か、メリットやデメリットについてご紹介します。1 スキップフロアってなに? 2 スキップフロアのメリット 3 スキップフロアのデメリット 4 まとめ スキップフロアってなに? 通常の住宅は1階や2階、3階といった階層を設けて建てられます。住宅の設計方法の中にはスキップフロアというものがあり、これは階層との間に中間階を設ける設計方法です。もう少しわかりやすく言いますと、1階と2階との間に新しくフロアをつくるということです。通常は一つの階層にある限られたスペースの範囲で部屋を配置していきますが、スキップフロアの場合は高さ方向で部屋を増やすことができますので、空間を有効活用ができ、床面積を確保することができます。そのため床面積を多く取ることができない場合や間口が狭く奥行きが広い土地、斜面のある土地などにスキップフロアは有効です。また、スキップフロアはなにも2階建てなど階層のある建物だけができるのではなく平屋にも採用することができます。平坦になりやすい間取りに高さ方向に部屋がつくられるため立体的な内観となります。 スキップフロアのメリット スキップフロアの家は空間に動きが生まれ楽しいという印象があり、よくおしゃれな家として雑誌に掲載されていることがあります。ここではスキップフロアのメリットについてご紹介していきますので、しっかりポイントを押さえていきましょう。 空間を有効活用できる 床から天井の何もないところを有効活用して新しくフロアをつくるため、部屋数を増やすことができないケースにスキップフロアは有効です。結果的に床面積が増えますので、3階建てが建てられないという場合にも適しており、通常の二階建てよりも空間の有効活用ができ床面積を増やすことができます。家づくりでは収納が少なくて後悔したという声が多くありますが、収納スペースが増えると今度は居住スペースが減ってしまいます。このようなケースにスキップフロアを取り入れれば、天井が低くなってしまいがちな1階部分を収納スペースとし、中二階はリビングにするといったことができます。3階建てよりもコストを抑えられる 3階建ての家よりもスキップフロアを取り入れた家の方がコストは抑えられます。家の固定資産税も3階建ての方が高く、スキップフロアの家の方が安く済む傾向にありますので、床面積は捨てられないけれど費用は抑えたいという方に適しています。また、建築コストの上でも3階建ては構造上耐震性を有していることが大切ですので、構造計算書の提出が必須になり、設計費用も嵩みます。3階建てに耐える構造にすることも必要ですので、材料費や施工費も高くなることも考慮しなければいけません。費用を抑えながらも床面積を確保することを希望している方はスキップフロアのメリットを感じやすいでしょう。子供にとって楽しい家になる 屋内には高いところや低いところにいくつものフロアが生まれ、まるで枝葉にのる巣箱のような楽しくにぎやかな印象を空間に与えてくれます。各部屋は壁で仕切られているわけではないため、違う部屋にいても子供の様子を見ることができ、家族との会話もとりやすいです。家族の動きや会話などが部屋に伝わり、家族との繋がりをより感じ取らせてくれる家になってくれるでしょう。下の階の天井が低くなっている部屋は隠れ家のような趣がありますので子供にとっても楽しい家になります。 スキップフロアのデメリット スキップフロアの優れているところがわかったところで、続いてはデメリットになります。これから建てる家にスキップフロアを取り入れていこうとご計画されている方は、しっかり不利な点も抑え対策を立てていくことが大切です。 天井が低くなる スキップフロアは建物の高さを利用してフロアを設けるため、天井高が低くなってしまう部屋も生まれてしまいます。下の階は天井の高さが1.4m以下になることが多く、大人が生活するには低すぎてしまいます。天井の低い部屋は腰をかがめて入ることになりますので、腰を痛めてしまうということも注意しなければいけません。天井が低くなってしまう部屋は子供の遊び部屋や収納などに利用するといいでしょう。2階建てと比較してコストは割高 メリットでも挙げましたがスキップフッロアの家は3階建てよりは費用を抑えることができますが、2階建てだとコストは割高になります。スキップフロアの家の設計は難易度も高く、計画に時間がかかる可能性もあるため設計時の費用が高くなってしまうことも考えておく必要があるでしょう。冷暖房効率が悪い 縦空間が広くなる構造になりますので、断熱性と気密性を考えた設計にしないと冷暖房効率が悪くなり、室温も安定しない家になってしまいます。冷暖房効率が悪いと電気代も高くなるため経済的ではありません。また、温かい空気は上に流れていくため下の部屋は室温が低下し寒くなります。エアコンで整えた空気をいかに循環させ室温を安定させるかが重要となりますので断熱性は特に重要視しておきたい性能です。階段が多くなるため危険 スキップフロアは高さ方向にフロアをつくり部屋を設けるため、どうしても階段が多くなります。階段で心配されることは転倒やつまづきです。足腰が弱くなる高齢者にとっては階段の登り下りは体の負担を感じやすく事故の恐れもあります。また、小さなお子さんのいるご家庭も階段は心配の種になります。若いうちは体が動くからいいかもしれませんが、自分が高齢者となった時のことも想定しておくことが大切です。手すりや柵などを設置してなるべく体への負担が少なく安全に生活ができる対策を取りましょう。掃除が大変 スキップフロアは高低差があるため掃除が大変ということも考慮する必要があります。上下に部屋がありますので、お掃除ロボットも使うことができず自力で掃除をしなければいけません。天井が低いところは腰をかがめて掃除しなければいけませんので、通常の掃除と比べて負担が大きく大変です。スキップフロアを取り入れる場合は掃除のしやすさを考えて、コードレスで軽量な掃除機を使う、各部屋に掃除道具を置いておく、などの対策を立てましょう。設計力が必要 通常は家の設計時に間取り図を見ながら計画を立てていきますが、スキップフロアは部屋の配置が立体的になるため、間取り図ではどんな家なのか把握しづらくなります。また、スキップフロアの設計は難易度も高いため対応する業者が限られてしまう可能性があります。スキップフロアに不慣れな業者に任せてしまうと、後々不具合が起きたり、住みづらい家になってしまったりする恐れがありますので注意が必要です。スキップフロアを取り入れた家を建てたい場合は、ちゃんとスキップフロアの実績があり、設計や施工に慣れている住宅会社にお願いしましょう。設計時では間取り図の他に断面図の確認と、図面を立体に起こしてもらい3D画像で確認することをおすすめします。スキップフロアは匂いや音が届きやすいということも難点ですので、設計の時は対策を立てて計画をしましょう。 まとめ ここまでスキップフロアについてご紹介してきました、スキップフロアは狭小な土地でも床面積を増やすことができ、部屋数を増やせない場合に有効です。空間もスキップフロア独特な雰囲気があり楽しいお家となりますので、これから家を建てるという方はぜひご検討してみてください。家づくりは情報収集することが大切です。いえとち本舗は無料で家づくりに役立つ資料を提供しておりますので、これから家を購入しようと考えている方はぜひご利用ください。資料請求はこちらからさらに会員登録をするとVIP会員様限定の間取り集や施工事例、最新の土地情報をお届けいたします。当社は一切押し売りを致しませんので安心してご登録ください。 会員登録はこちらから
-
在来工法とは?ツーバイフォー工法との違いやメリットを徹底解説
木造住宅には在来工法とツーバイフォー工法があります。木造住宅はこの2つの工法で建てられることが多く、どちらの工法で建てようか判断に迷われる方もいます。同じ木造でも特徴は異なりますので、自分にとって最適な工法を選んで家づくりをすることが望ましいです。この記事では在来工法やツーバイフォー工法についてご紹介していきます。1 在来工法とは? 2 在来工法とツーバイフォー工法の違い3 在来工法のメリット4 在来工法のデメリット5 まとめ在来工法とは? 日本で古くから用いられている工法の一つが在来工法です。基礎の上に土台や柱、梁などの部材を接合した骨組み構造が特徴で木造軸組構法とも呼んでいます。構造体の接続は継手や仕口、ほぞ、などの伝統的な接続方法が基本となります。現在では耐震基準の改正などにより筋交いの設置や金物での補強、耐力壁の設置など、建物がさらに強固になる手法がとられています。在来工法は普及率も高いため住宅会社により独自の工法を取り入れたり、コストを抑える工夫がされていたりします。昔は大工によって継手や仕口、ほぞなど、接続のための加工が必要だったため高い技術力が必要で、時間もかかりました。しかし、現在ではプレカット工場で加工していますので、組むだけの状態で部材が現場に納品され、ツーバイフォー(2×4)工法なみの生産性を有しています。木材加工の手間が減るため、昔のように接続部を一から加工することがなく施工にかかる時間も短縮されるようになりました。 在来工法とツーバイフォー工法の違い ツーバイフォー工法は、北米生まれの工法でアメリカ全土に普及されています。名前の由来である2インチ×4インチの部材で構成がされており、他にも2インチ×6インチ、2インチ×8インチ、2インチ×10インチなどの規格化された部材で建物を建てていきます。それでは以下にその違いについてお伝えしていきます。 構造と接合 名前の由来である2インチ×4インチの部材で構成がされており、耐力壁と剛床で一体化した箱構造となっています。このためツーバイ工法は枠組み壁工法とも呼ばれており、在来工法の骨組み構造に対してツーバイフォー工法は箱構造により面で支える特徴があります。地震などの水平力に対して耐性があるため優れた耐震性を有し、複数もの耐力壁を設けるため耐火性、断熱性、気密性、防音性にも優れています。接合方法は太さの異なる専用の釘や接合金物を用いて接合していきます。専用の釘はカラーリングがされており、打ち込み後でも確かめることができるようになっています。釘を打ち込むピッチ(間隔)は決まっていて釘の種類と打ち込み本数で強度も変わってきます。 工期 規格化された部材を組んでいくだけですから、余計な加工がなく施工にかかる日数が在来工法と比べて短くなります。また、施工技術もそこまで求められるものではないため品質も安定しています。 リノベーションのしやすさ ツーバイフォー工法は箱構造となっているため、壁が非常に重要な役割を持っています。主要な構造部が耐力壁となっており、それがそのまま耐震性などの強度に関わるため、新たに耐力壁を設置して設計し直すことをしない限りは、基本的に壁をなくす工事はできないと思っていたほうがいいでしょう。将来的に間取り変更をしたいという方は、この耐力壁が原因して壁を取り除くことができない可能性がありますので間取り変更のしやすさは劣ります。 施工業者の対応 普及率の高い在来工法は多くの業者が対応できるのに比べて、ツーバイフォー工法の場合は独自の手法がとられていたり、そもそも経験がなかったりする業者も多く見られ、対応する業者が限られてしまう傾向にあります。特にメンテナンスの際は対応する業者がいないと苦労してしまいますので、事前に懇意にできる業者を見つけておくことが大切です。 在来工法のメリット自由な間取り設計が可能 在来工法は骨組み構造のため、比較的に間取りを自由に設計することができます。最大間口は約4mと広くとることができ、住宅メーカーによっては独自の柱を使うことで鉄骨構造なみの間口を取り入れることも可能です。耐震性などの建物強度を考慮しながら間取り設計が可能ですので、できるだけ好みの間取りを実現したいという方に在来工法は適しています。 リノベーションがしやすい 耐力壁となっていない仕切り壁なら、数十年後のリフォーム時に壁を抜くことができるため、家族構成の変化で間取り変更をすることができます。不具合があっても一体化されている構造とは少し違うので、部分的に修理することが可能で、工事規模も最小限に抑えやすい構造といえます。在来工法は柱や梁などの骨組み構造を持つため、この特徴から柔軟な対応ができて、メンテナンスのしやすさもポイントが高いです。 在来工法に対応する業者が多い 在来工法で建てられた建物は多く普及しているため、対応できる業者も多いです。メンテナンス時は対応できる業者が多いと探す手間も軽減されます。大手住宅メーカーの他にも中小工務店も在来工法を採用していることが多いですので、地域密着型の業者に依頼したいという方に在来工法はおすすめです。 在来工法のデメリット施工期間が長い 材料がプレカットで納品されるとはいえ、工場生産される規格型住宅やツーバイフォー工法と比べると施工期間は長くなります。在来工法は現地調査から基礎工事、仮設工事、建て方、木工、内装などの工程を踏んでいき、完成までに約半年間かかります。設計の打ち合わせまで含むと完成するまで1年以上かかるケースもありますので、新築を検討されている方は、いつまでに入居していたいかある程度日程を決めておき、逆算してどのくらいから家づくりを始めればいいか前もってスケジュールを組んでおくことをおすすめします。 コストがかかる 在来工法はツーバイフォー工法と比べてコストが高くなると言われています。ただし、これは使用する材料や設備、建物の規模、施工期間などでコストは大きく変わってくるため、在来工法の方がコストはかかるとは一概に言えません。また、現在では同じ木造枠組み壁工法でも2×4インチの部材ではなく2×6インチの部材を採用した工法も多くなったためコストが在来工法よりも高くなっていることがあります。ローコスト住宅を建てる会社も在来工法を採用している傾向にありますので、業者によってコストは異なると考えたほうがいいでしょう。 品質にばらつきがある 在来工法は、現在でこそ接続部の加工する手間が軽減されたとはいえ、骨組みを組んでいったり、調整のための加工が必要になったりと、ある程度の技術は必要になります。部材を組んでいく中で、建物に歪みができないように下げ振りを使って調整し、強風で煽られて狂わないように仮筋交いで固定する作業も在来工法ならではといえます。建物を組みあげる職人の腕が試されるわけで、こういった要因により品質にばらつきが出てしまうデメリットは否めません。ツーバイフォー工法の場合は部材が規格化されていることと、釘ピッチなどの施工方法もマニュアル化されており、枠を作って壁を張っていくという在来工法よりも比較的に簡略化された工法であるため品質が安定しやすいです。 まとめ 在来工法は日本の伝統技術を受け継ぐ工法です。多くの住宅に在来工法が採用されており、間取りの自由度の高さとメンテナンス性のしやすさが強みといえます。同じ木造で比較されるツーバイフォー工法は、壁で支える面構造のため、在来工法とはまったく違う構造を持つ建物になります。どちらもメリット、デメリットありますので、コストや優先したいことなどを考慮して、自分に合った工法を採用しましょう。家づくりは情報収集することが大切です。いえとち本舗は無料で家づくりに役立つ資料を提供しておりますので、これから家を購入しようと考えている方はぜひご利用ください。 資料請求はこちらからさらに会員登録をするとVIP会員様限定の間取り集や施工事例、最新の土地情報をお届けいたします。当社は一切押し売りを致しませんので安心してご登録ください。会員登録はこちらから
-
インテリアをおしゃれに決める7つのコツを大公開!誰でも簡単にできるポイントとは
「お部屋のインテリアをおしゃれにして友達に自慢したい。」「そろそろ部屋を模様替えしたい、せっかくだからおしゃれに仕上げたい。」そう思う方は多いのではないでしょうか。お部屋がきれいになれば、毎日の気分もすっきりしますよね。この記事ではお部屋のインテリアをおしゃれに仕上げるためのコツを紹介していきます。お部屋を自慢できるようなお部屋にしたい、近々模様替えを行いたいと思っている方はぜひ参考にしてください。おしゃれなインテリアに必要な7つのコツ インテリアはお部屋の印象を決めます。来客時の印象はもちろん、日常でもおしゃれな空間を演出することで毎日が楽しくなるでしょう。ここではおしゃれなインテリアにするために抑えておきたいコツを紹介していきます。これからおしゃれにコーディネートしたい、そろそろ模様替えをしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。 インテリアのコンセプトを決める まずはインテリアのコンセプトをしっかりと決めることが肝心です。コンセプトを決めずに家具を選んでもつい目移りしてしまい、結果的に統一感のない空間に仕上がってしまいかねません。大まかでいいので、シンプルにするのかモダンにするのか、それともナチュラルにするのか。まとまりのあるコーディネートにするために、インテリアのコンセプトを決めておきましょう。 カラーは3色まで インテリアの印象を決めるのはインテリアカラーといっても過言ではありません。ただ好きな色を並べるのではなく、色を3色に絞るのがベストです。基礎となるベースカラー・インテリアの主役となるメインカラー・メインを引き立たせるアクセントカラーで構成していきます。目に心地よく理想的とされている配分はベースカラー70%、メインカラー25%、アクセントカラー5%です。厳密に測る必要はありませんが、およその目安として頭に入れながらお部屋のインテリアを決めていきましょう。 差し色で遊び心を入れる 少し上級なコツになりますが、あえて差し色を入れることで格段におしゃれに仕上げることができます。あえてインパクトのある色を選び、スパイス的にインテリアに効かせることができるのです。あまり大きな家具を差し色にすると全体のバランスが崩れかねません。クッションなどの小物を差し色にすることでバランスよく全体が引き締まり、おしゃれに仕上げることができます。 観葉植物や絵画でフォーカルポイントを作る フォーカルポイントとは注視点という意味です。おもわず目が行く場所をあえて作ることで部屋の印象がぼやけず、メリハリを持たせることができます。フォーカルポイントには観葉植物や絵画、鏡がおすすめです。視覚効果が高まる上にお部屋を広く感じさせる効果もあります。いくつもフォーカルポイントを置くのではなく、文字通り目を引かせるように大きくワンポイントで置くのがコツです。お部屋に広さや奥行きを持たせ、ゆとりを感じさせることができるでしょう。 照明を大事に使う 照明はお部屋の雰囲気作りを左右する大事なアイテムです。間接照明やスポット照明を取り入れることで、お部屋にふんわりとした暖かい印象を持たせることができます。間接照明と観葉植物を組み合わせることで、お部屋の雰囲気をおしゃれに仕上げることが可能に。間接照明はお部屋の高さを強調することができますので、広々とした印象もプラスできます。 収納をうまく使ってスタイリッシュに 収納をうまく使うことで生活感をほどよく抑えながら、おしゃれに仕上げることができます。特にキッチン周りは壁面を上手に使い、きれいに整頓することで収納スペースがインテリアに早変わりします。リビングにはウォールシェルフを取り付けることで、小物を賢く収納しておきましょう。クローゼットの中も収納ボックスや収納ケースをうまく使うことで、効率よくおしゃれに収納することができます。 ファブリックをジャストサイズにする カーテンやベッドカバーなどのファブリックはかならずジャストサイズで調整しましょう。例えどんなにカラーの相性がよく、インテリアに溶けこんでいたとしてもジャストサイズでなければ途端にだらしない印象になってしまいます。しかし、逆をいえばファブリックはサイズさえ合っていれば遊ぶことができるポイントです。差し色を入れてみたり、好きな色を入れてみたりするなどして冒険してみるのも一つの手です。 ワンランク上のインテリアを目指すための3つのポイント インテリアをおしゃれにするためのポイントをご紹介してきましたが、もうワンランク上のおしゃれな部屋にするにはどうすれば良いでしょうか。難しく考える必要はなく、3つのポイントを頭に置くことで目指すことができるのです。もっとおしゃれにお部屋をコーディネートしたい方にぜひ参考にしていただき、今後のインテリアを決める際に活かしていただければ幸いです。 コーディネートの引き出しを増やす雑誌やSNSなどでおしゃれなコーディネートをチェックして、コーディネートの引き出しを増やしていきましょう。引き出しがあることで自分好みのインテリアを見つけた時に、どうやってお部屋に落とし込むかをイメージしやすくなります。家具の下見に行く際にもコーディネートの引き出しがあることで、思わぬ組み合わせを思いつきやすくなります。常に情報のアンテナをはっておくことで一歩上のコーディネートを実現しましょう。 こだわりのアイテムを一つ決めるコーディネートの際にこだわりのアイテムを一つだけでも決めておくことで、お部屋が持つテーマが明確になります。どうやってこだわりのアイテムを際立たせていくか、目的がはっきりするのでコーディネートもしやすくなります。テーマがはっきりしていないと、どうしてもお部屋の雰囲気がぼやけてしまいます。お部屋に個性を持たせる上でこだわりのアイテムは決めておくべきでしょう。 コーディネートに統一感を持たせるコーディネートはカラーバランスも大事ですが、統一感も大事です。様々なジャンルのインテリアがお部屋に並ぶと雑多な雰囲気が出てしまいます。お部屋ごとにコーディネートの統一感をもたせ、ばらつきがないように配慮しましょう。 まとめインテリアを上手に仕上げるコツはカラーやコンセプトをしっかりと決め、ブレがないようにすることです。フォーカルポイントや照明などをうまく使い、おしゃれに仕上げていきましょう。インテリアの上達においてプロのコーディネートを見て勉強することは欠かせません。SNSや専用サイトで何パターンも見てコーディネートの引き出しを増やしていきましょう。 いえとち本舗の会員なら家づくりのお得情報やプロが手掛けたコーディネートが見放題です。無料で会員登録できますので、お家のことでお悩みの方はぜひいえとち本舗に登録してみましょう。