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ローコスト住宅の失敗例とは?安い理由や後悔しないためのポイントを解説

ブログやSNSでは、ローコスト住宅を建てて失敗した体験談を目にすることがあります。ローコスト住宅の建築を検討している方は、失敗例を知ると不安に感じるのではないでしょうか。しかし、失敗例を知っておくと、ローコスト住宅を建てる際の参考になります。 この記事では、ローコスト住宅の失敗例をご紹介し、安い理由や後悔しないためのポイントを解説します。安全かつ居住性に優れたローコスト住宅を建築するコツがわかるようになるでしょう。
ローコスト住宅とは?

ローコスト住宅はその言葉から「ローコストの住宅」であることがイメージできますが、具体的にはどのような特徴があるのでしょうか?ここでは、ローコスト住宅の定義と魅力、建築するリスクなどを解説します。
ローコスト住宅の定義
ローコスト住宅とは、安い価格(ローコスト)で建てられる住宅を指します。明確な定義はありませんが、坪単価は40〜60万円程度、総額1,000万円台がローコスト住宅の目安です。 坪単価が30万円程度で総額1,000万円以下の超ローコスト住宅も存在します。坪単価が30万円で延床面積が30坪だと、総額900万円で住宅の建築が可能です。土地代や諸費用などを含めると1,000万円以上になりますが、予算が限られている人にとっては、持ち家を持つための重要な選択肢になるでしょう。 ローコスト住宅は、ハウスメーカーや工務店、設計事務所などに家づくりを依頼できます。ローコスト住宅の建築を得意としているハウスメーカーは、ローコストメーカーと呼ばれます。
ローコスト住宅の魅力
ローコスト住宅は低価格であるため、収入が低い若い世代でも住宅を建てられることが大きな魅力です。住宅ローンも組みやすく、毎月の返済額を低く抑えられます。住宅ローンの負担が軽くなると、余裕のある生活が送れるようになるでしょう。 また、ローコスト住宅は工期が短いため、早く完成して入居できることも魅力の一つです。工期は2~3ヵ月程度で、一般的な注文住宅と比べると短期間で完成します。仮住まいの期間も短縮されるため、家賃を節約できます。
ローコスト住宅のリスク
ローコスト住宅のリスクとして、断熱性や耐震性、耐火性、遮音性などが劣る可能性があることが挙げられます。コストダウンを図るために安価な建材を使っていたり、工事がずさんだったりすると、安全かつ快適に暮らせません。 ただし、すべてのローコスト住宅が断熱性や耐震性に問題があるわけではなく、一定の基準を満たした長期優良住宅の認定を受けているローコスト住宅も存在します。安全で快適に暮らすには、施工実績が豊富で信頼できるローコストメーカーに建築を依頼することが大切です。
ローコスト住宅が安い理由

ローコスト住宅は総額1,000万円台で建築できるのが魅力です。予算が少なくても一戸建て住宅を建築できる可能性があります。しかし、どのような理由で価格を安くしているのかが気になる方は多いでしょう。ここでは、ローコスト住宅が安い理由を解説します。
コストを削減している
ローコスト住宅が安い理由は、企業努力でコスト削減に取り組んでいるためです。住宅の建築には「材料費」「人件費」「諸経費」が必要になりますが、これらのコストを可能な限り削減することで、低価格を実現しています。 コスト削減の取り組みの一例として、使用する建材や設備のグレードを統一し、一括大量仕入れをすることで材料の調達コストを低く抑えられます。全国展開をしているハウスメーカーであれば、全国の支店の材料調達を本部が行うことで一括大量仕入れが可能です。 また、広告宣伝費を削減するために、コストのかかるテレビコマーシャルをやめて、インターネット広告やSNSでの宣伝に切り替えているハウスメーカーも存在します。
間取りやデザインを規格化している
ローコスト住宅は間取りやデザインを規格化し、マニュアルに沿って工事を行うことでコストダウンにつなげています。規格化することで使用する建材や人件費などが予測でき、コストを低く抑えられます。 ローコスト住宅は、無駄のないコンパクトなデザインを採用するのが一般的です。ゴージャスな見栄えよりも、限られたスペースの効率的な利用と無駄の排除に焦点を当てます。コンパクトなデザインで間取りも規格化されていると、職人の負担が大きく軽減します。 また、規格化による一貫性のある設計で品質が安定し、修正作業を少なくすることも可能です。建設プロセスが迅速かつ効率的に進行することで工期が短縮し、人件費の削減につながります。
設備のグレードを低く抑えている
ローコスト住宅は、水回りなどの設備のグレードを低く抑えることでコストダウンを図っています。最新設備を導入するとコストがかかるため、一昔前の旧式の設備を使用することも多いです。 最新設備ではないため、機能性や利便性は低下しますが、コスト削減につながります。低価格で定評のあるリクシルの設備を標準仕様にするハウスメーカーも存在し、さまざまな工夫を施すことで大幅な低価格化を実現しています。 また、設備のグレードを同じにすることで一度に大量発注ができるようになり、仕入れコストの削減が可能です。職人も同じ設備を何度も繰り返し設置することで作業に慣れてくるため、工期の短縮による人件費の削減にもつながります。
オプションを設定している
ローコスト住宅は、標準仕様の本体価格を安くして、必要なものをオプションで追加することで安さを実現しています。例えば、標準仕様ではオール電化ではなくても、希望するとオプションでオール電化を追加できます。ただし、あらゆる最新設備をオプションで導入できるとは限りません。導入できる設備は限定されます。 ハウスメーカーによっては、長期優良住宅にするためのオプションを設定している場合があります。長期優良住宅の認定が受けられる仕様にすると、安全性や居住性が大きく向上しますが、オプション追加費が高額になることがあるため注意が必要です。なお、標準仕様が長期優良住宅の条件を満たしているハウスメーカーも存在します。
ローコスト住宅の失敗例

ブログやSNSでは、「ローコスト住宅を建てて失敗した」という書き込みを目にすることがあります。失敗例を知っておくと、ローコスト住宅を建てる際の教訓になるでしょう。ここでは、ローコスト住宅の失敗例をいくつかご紹介します。
間取りやデザインが希望通りではなかった
ローコスト住宅は間取りやデザインが規格化されているため、標準仕様だと希望通りにはならないことがあります。オプションで間取りやデザインを変更できる場合がありますが、すべての希望が実現するとは限りません。 間取りやデザインに強いこだわりのある方はローコスト住宅は向いておらず、フルオーダーやセミオーダーの注文住宅がおすすめです。一般的な注文住宅だと地域にもよりますが、坪単価は90万円程度になり、ローコスト住宅のような低価格は望めません。 ローコスト住宅を建てる際は、事前に間取りやデザインを確認して、希望に近いかを判断することが大切です。複数のハウスメーカーの間取りやデザインを確認することで、失敗を防げます。
断熱性が低くて夏は暑く冬は寒い
ローコスト住宅は価格を低く抑えるために、断熱性が低い場合があります。断熱性が低いと光熱費がかさむことがあり、毎月の電気代の負担が増えるので注意が必要です。 断熱材は、家の外から熱の出入りを遮る性能を高めるために重要な役割を果たします。断熱性が低いと冬は寒く夏は暑くなり、居住空間の快適性を大きく損ねます。 ただし、すべてのローコスト住宅が断熱性が低いわけではありません。断熱性能を重視したローコスト住宅も増えてきています。 ローコスト住宅を検討する際には、断熱性能についてもしっかりと確認しておくことが大切です。断熱材の厚みや種類、断熱等級、サッシや窓ガラスの性能などをチェックしましょう。
オプションの追加で割高になった
さまざまなオプションを追加すると割高になることがあります。広告などに掲載しているローコスト住宅の価格は標準仕様のものであり、さまざまなオプションを追加すると割高になるのは当然です。 必要としている設備などが標準仕様にあるかを確認しておくと、オプションの追加で割高になる失敗を防げます。また、カスタマイズを希望する場合は、オプションの内容と追加費をあらかじめ確認しておきましょう。 オプションを追加しすぎると、最終的な価格が一般的な注文住宅と同程度になることがあります。これでは、ローコスト住宅を建築する意味がなくなります。必要な設備とオプションを明確にし、予算内で満足できる住宅を建設するための適切なバランスを見つけましょう。
メンテナンス費用がかさんだ
ローコスト住宅は価格を抑えるために、耐久性やメンテナンス性に劣る建材や設備を使用することがあります。建材や設備によっては、経年劣化や故障による修繕や交換が必要になる頻度が高くなる可能性があります。 外壁や屋根の塗り替え、雨漏りの修理、給湯器やエアコンの交換、キッチンやトイレの交換などはメンテナンス費用がかさむ可能性が高いです。特に雨漏りは大変危険であり、放置しておくと腐食が進み、住宅に深刻なダメージを与えます。 なお、ローコスト住宅であっても、耐久性やメンテナンス性に優れた建材や設備を使用するハウスメーカーも増えてきています。ローコスト住宅の建築を依頼する際は、価格と品質のバランスを見極めましょう。
アフターフォロー体制に問題があった
ローコスト住宅は、価格を抑えるために、アフターフォロー体制を簡素化している場合があります。トラブルが発生した場合に迅速に対応してもらえない可能性があり、注意が必要です。 「保証期間が短い」「保証内容が限定されている」「アフターフォローの担当者が不在」「アフターフォローの対応が遅い」などが失敗例として挙げられます。ローコスト住宅を建てる際には、アフターフォロー体制についてもしっかりと確認しておくことが大切です。 事前にアフターフォローや保証の内容を確認しておくと失敗を防げます。ローコスト住宅であっても、アフターフォロー体制を充実させているハウスメーカーも増えており、30~60年の長期保証が受けられる場合があります。
ローコスト住宅を建てる際に後悔をしないためのポイント

ここまで、ローコスト住宅の失敗例を見てきましたが、失敗例を分析すると、建ててから後悔しないためのポイントがわかります。ここでは、ローコスト住宅を建てる際に後悔をしないための重要なポイントを解説します。
予算や希望を明確にする
予算や間取りなどの希望を明確にしておき、予算内で希望を実現できるかを確認しておくことが大切です。予算が少ない場合は、すべての希望を実現させるのは難しいでしょう。希望には優先順位を付け、予算内に収まるように優先順位の高い希望から実現させるのがポイントです。 また、希望と予算を明確にすることは、無駄を排除するのにも役立ちます。不必要な追加オプションや設備を避け、コストを最小限に抑えるための手助けとなります。ローコスト住宅の建設は、慎重なプランニングと予算管理が成功の鍵です。 希望や要件を明確にすることでローコスト住宅を予算内で建築できます。なお、予期せぬ追加費用の発生に備えて、予算は少し余裕を持たせておくと安心です。
断熱性をチェックする
断熱性は住みやすさを決める重要な要素であり、断熱性について確認することは大切です。住宅の断熱性能は、Q値やUa値、断熱等性能等級などの指標をチェックすると判明します。 Q値は熱損失係数であり、数値が低いほど省エネ性能は向上します。Ua値は外皮平均熱貫流率であり、Q値と同様に省エネ性能を判定するための指標です。Ua値が低いほど省エネ性能は向上します。 断熱等性能等級は、さまざまな住宅性能を評価するための指標です。1~7の等級があり、等級7が最も断熱性能が優れています。なお、長期優良住宅の認定基準を満たしていると、省エネ性能を確保できる断熱性能があると判断できます。住みやすさを重視するのであれば、長期優良住宅の仕様のローコスト住宅を選びましょう。
耐震性をチェックする
耐震性は安全性を左右する重要な要素であり、耐震等級をチェックしておくことが大切です。耐震等級は建築基準法で規定されている指標で、1~3の等級があります。耐震等級3が最も耐震性が高く、消防署や警察署などの建築物が該当します。 ローコスト住宅を含む一般の住宅の多くは耐震等級2です。また、ツーバイフォー工法で建築されたローコスト住宅は耐震性が高く、地震に強い構造になっています。 なお、ハザードマップを確認し、地震などの自然災害のリスクについても調べておくことも大切です。地震の危険度が高いエリアでローコスト住宅を建築する際は、耐震性を重視しましょう。地震に強い住宅を建築することで、家族や財産を守れます。
アフターフォローや保証をよく確認する
アフターフォロー体制や保証内容に問題があると、メンテナンス費用がかさむことがあります。アフターフォローや保証内容を確認する際に重要なのは保証期間です。保証期間が長いと安心して暮らせます。 保証期間は10~60年で設定されることが多く、ローコスト住宅であっても長期保証が受けられます。永年保証が受けられるハウスメーカーも存在しますが、保証期間の長さだけで判断するのは禁物です。 保証期間は条件によって変動するため、条件を確認したうえで判断しましょう。一般的には、最初の10年間が無償保証期間であり、その後は10年ごとに有償保証期間を延長するケースが多いです。無償保証期間内でメンテナンスを行うと費用はかかりません。
複数の業者を比較検討する
ローコスト住宅を建てる際に複数の業者を比較検討することは非常に重要です。複数の業者から相見積もりを取って、価格や品質、信頼性を比較しましょう。相見積もりを依頼すると業者間での価格競争が促進しますが、価格の安さだけでなく建材や設備の質なども比較することが大切です。 ローコスト住宅を建てる際は信頼できる業者に依頼することが重要であり、信頼性はこれまでの実績や実際に建築した施主の口コミが判断材料になります。営業担当者の接客態度も信頼性を見極める判断材料になるため、複数の業者とのコミュニケーションを通じて信頼性を見極めましょう。 なお、あまり多くの業者に見積もりを依頼すると手間と時間がかかるため、信頼できそうな業者を3社程度に絞り込んでおくことをおすすめします。
第三者機関に相談する
ローコスト住宅の断熱性能や耐震性能などに不安がある場合は、第三者機関である住宅診断士によるホームインスペクション(住宅診断)を受けると安心できます。ホームインスペクションを受けるには料金がかかるため、事前に調べてから依頼しましょう。 ホームインスペクションを受けるのであれば、基礎工事の段階で立ち会ってもらうことをおすすめします。基礎は住宅の土台であり、基礎工事に欠陥があると安心して暮らせません。 ホームインスペクションを受けてみて欠陥が発覚した場合は立て直してもらいましょう。信頼できるハウスメーカーであれば手抜き工事をすることはありませんが、ホームインスペクションを受けることで手抜き工事のリスクが減少します。
信頼できるハウスメーカーに依頼して安全性と居住性に優れたローコスト住宅を建築しよう!

ローコスト住宅が安い理由は設備や建材を大量発注したり、広告宣伝費を削減したりしてコストダウンを図っているためです。信頼できるハウスメーカーであれば、品質を落としてまで安くすることはありません。3社程度のハウスメーカーから相見積もりを取得して、信頼性を見極めましょう。 ローコスト住宅の失敗例で多いのは居住性に関するものです。ほとんどの失敗例は、信頼できるハウスメーカーに建築を依頼すると防げることがわかります。失敗を防ぐために、価格と品質のバランスが取れているハウスメーカーに建築を依頼しましょう。
監修者:宅地建物取引主任者 浮田 直樹

不動産会社勤務後、株式会社池田建設入社。いえとち本舗山口の店長を経て、セカンドブランドのi-stylehouse山口店店長に就任。後悔しない家づくりをモットーにお客様の家づくりの悩みを日々解決している。
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快適な空間・質の良い睡眠のために【いえとち本舗の新築・山口・宇部・防府・山陽小野田・周南・下松】
イエテラスの新築、いえとち本舗山口中央店の杉田です。現在、宇部・山陽小野田・防府・山口・周南で、家づくりを検討されているみなさん!今回は、「快適な空間で過ごせて、質の良い睡眠を取りやすくなる」新築住宅の作り方をご紹介いたします。仕事の疲れや日々の疲れをいやすためにも、快適な空間で暮らして、質の良い睡眠を取ることは、とても大切なことです。 新築住宅をせっかく建てたのに部屋の雰囲気が暗い、寝つけが悪い・寝覚めが良くない・・・。やっとの思いで建てた新築住宅では日々の生活を快適に暮らして、質の良い睡眠を日々取れたら理想ですね。 まずは、家を建てるときの方角を考えましょう!日本では方角によってよく運気が変わると言われており、家を建てる時は方角を気にかける方が多いです。中でも1番人気があるのは、『南向き』ですが、必ずしも南向きが良いとは限りません。ご家族のライフスタイルに合った方角で、家を建てることも視野に入れましょう。 【1番人気】南向きの家1日を通して日が当たりますので、明るいと南向きの土地は人気がある分、価格も高く設定されていることが多いです。新築住宅が車通りなどの大通りに面していると、目隠しのための柵や塀・植栽などが必要となり、逆に日当たりや通気性が十分ではなくなることもあります。日当たり良好な南向きのメリットを十分に生かせるか、周辺環境の状況を併せて考えていきましょう。 東向きの家 朝日でたっぷり照らされる東向きの家は、朝型の生活をしている方にはおススメです。東向きのリビングを作れば、朝日が入り、明るく元気いっぱいになれます。1日のスタートを快適に始めるためには東向きもおススメです。是非すがすがしい朝を迎えて下さい。 西向きの家西向きは不評で日当たりが悪く、西日は避けたいと思う方も多いと思います。 しかし、常に家を空ける時間が多い方は、夕方帰ってきたときに日差しが差し込む西向きの家は、ある意味おススメとも言えます。夕日が沈む瞬間を目の当たりして、仕事終わりの自分を落ち着かせることもできるでしょう。 方角を決めるときのポイント 家の向きを同時に考えたいのが各部屋の方角ですよね。家族は集まるリビングは、家の中で1番日差しが多く入り、部屋が明るく照られる位置にしましょう!風水では玄関は運気が1番左右されるという話を聞いたことがあります。玄関は、南・東・西・北西・南東に置くのが良いと言われています。また、キッチンは陰気なところですと熱がこもりやすく、料理のやる気が損なわれます。そのため、キッチンは風通しの良い位置に設置をして、さらにキッチンの近くには窓を設置することが良いです。 寝室は寒くて湿気がこもる北と西日が当たって、熱気がこもりやすい西向きの方角は、おススメしません。新築住宅を建てる際には、家の周囲の環境と併せて、部屋の位置も意識しつつ、より快適な空間のある家づくりを決めていきましょう。方角は営業スタッフにも相談しながら、決めていけば安心です。 寝るための環境を整えよう新築住宅で質の良い睡眠を確保するためには、寝室の環境を整えることも大切です。部屋の広さや温度・湿度・音・光・色などの要素があります。例えば、高級ホテルの一室を想像してみてください。高級ホテルでは、外の騒音を遮るために窓が一流のホテルでは、外の騒音を遮る為に窓がペアガラスだったり、オシャレな壁紙や間接照明で部屋の雰囲気を出したり、空調で温度や空気の調整ができたり・・・質の良い睡眠が追及されていて、快適な空間につくられています。新築住宅にも高級ホテルの要素を真似してみるのも良いと思います。 色を工夫する 色には暖色と寒色と大きく2つ分かれます。寝る前に赤などの暖色を見ると、神経が刺激されて熟睡できなくなってしまいます。また、派手な原色カラー(ピンクなど)や派手な模様などを見てしまうと目や脳がより休まりにくくなります。新築住宅の寝室においては寒色がおススメです!寒色には、気持ちを落ち着かせて眠りに入りやすい効果がありますし、例えば、緑には興奮を抑えてくれる効果があります。さらに、ベージュやブラウンなど土系の色には気持ちをのんびりとリラックスさせてくれる効果もあります。赤や紫など暖色が好きで新築住宅の寝室で使いたい場合には、トーンを抑えた薄い色合いにしたり、暖色は一面だけのアクセントカラーとして使うのが良いです! 質の良い睡眠を取るためにも色の工夫は欠かせません。 より良い睡眠のための色新築住宅での新生活が始まり、質の良い睡眠を得るためには、シーツやカーテンの色も大切になってきます。シーツやカーテンついてですが、一般的に眠りに入る前に刺激の強い色や模様は見ない方が良いです。壁紙と同様にシーツやカーテンなどは落ち着いた薄いブルー系やシンプルなモノトーンカラーや優しい土系の色のベージュカラーを取り入れたら良いでしょう。あと照明は薄暗くして、新築住宅の寝室には遮光カーテンを使いましょう。 窓を付ける新築住宅で質の良い睡眠をとるためには、規則正しい生活リズムをつくるのが理想的です。まずは朝起きたら、カーテンを開けて、しっかり太陽の光を浴びることが目覚めのスイッチを入れることができます。窓から入ってくる朝日を浴びたら、スッキリした気分で一日を始められます。新築住宅の寝室には手に届くところに窓を付け、太陽の光で目覚められるような位置にベッドを置くと良いですよ。 夏は涼しくて、冬は暖かい住まいイエテラスの住まいは、高性能ハイブリッド窓サーモスLを採用しており、高断熱・高気密の家です。大手ハウスメーカー様でも採用をすることが滅多にない最高水準の性能を誇る断熱材で1年中快適な住まいを実現しています。さらに断熱性が高く、結露による劣化を防ぐ施工にこだわっています。施工精度が低いと、建てた後でも数年後に結露が発生し、劣化・腐朽が進んでしまいます。しかし、イエテラスの家は結露を防ぎ、家の中でも温度差を作らないのも魅力の一つです。新築住宅に引っ越し後も新しい家で快適に暮らす為に重要なポイントになります。イエテラスの新築住宅では、快適な空間で過ごせて、質の良い睡眠を取りやすくなる家づくりをご提案しております。宇部・山陽小野田・防府・山口・周南で家づくりを検討されている方、是非一度ご相談ください。 9月21日(土)~9月23日(月)の最新イベント情報↓【山口市宮野】女性に大人気のアイランドキッチンを導入した完成見学会