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ローコスト住宅の相場とは?坪単価の目安や価格が安い理由などを解説

ローコスト住宅は価格が安いイメージがありますが、実際にはどの程度の価格なのかを知りたい方は多いでしょう。価格が安くても品質や寿命なども気になります。
この記事では、ローコスト住宅の相場の目安を解説します。価格が安い理由や建てる際の注意点などもわかるようになるため、ローコスト住宅を建てる際はぜひ参考にしてみてください。
ローコスト住宅の定義と主な特徴
ローコスト住宅は価格が安いイメージですが、どのような特徴があるのでしょうか。ここでは、ローコスト住宅の定義と主な特徴を解説します。ローコスト住宅がおすすめの人もご紹介するので、参考にしてみてください。
ローコスト住宅の意味や定義
ローコスト住宅に特に決まった定義はありません。通常の価格帯の注文住宅と比較すると低価格で、坪単価は30〜50万円程度、トータルの建築費が1,000万円台の住宅を指すことが多いです。
シンプルな設計や建材の一括仕入れなどで低価格を実現しています。 フルオーダーやセミオーダーの注文住宅と比べると設計の自由度は低いですが、低価格で一戸建てを建てられることは大きな魅力です。
一戸建てを新築するのを諦めていた方でも、持ち家を持てる可能性が高まります。 ローコスト住宅は標準規格が決まっていることが特徴です。間取りや設備などはあらかじめ決まっており、必要に応じてオプションを追加する仕組みになっています。
ローコスト住宅の寿命
ローコスト住宅であっても、寿命は一般的な住宅と変わりません。住宅を建築する際は、建築基準法や耐震基準を遵守しなければならず、ローコスト住宅も法律の基準を満たして建築されています。
手抜き工事をしない限り、ローコスト住宅も一般的な住宅と同じ寿命だといえるでしょう。
国土交通省の資料によると、実際に住まいとして使える住宅の寿命(期待耐用年数)は、木造は30~80年、鉄骨造は30~60年、鉄筋コンクリート造は40~90年となっています。
出典:国土交通省「期待耐用年数の導出及び内外装・設備の更新による価値向上について」
ローコスト住宅であっても、30~80年程度の寿命は見込めるため、信頼できるハウスメーカーや工務店に建築を依頼し、適切なメンテナンスを行うことで長く暮らせます。
ローコスト住宅がおすすめの人
住宅を購入するための予算が限られている方は、ローコスト住宅がおすすめです。建築費用が安いため、一般的な注文住宅の購入は難しくても、ローコスト住宅であれば購入できる可能性があります。
ローコスト住宅はトータルコストを低く抑えられるため、住宅ローンの返済の負担を軽減したい方にも向いています。購入価格が安いと住宅ローンを組みやすく、毎月のローンの返済も楽になるので、生活にゆとりが生まれるでしょう。
間取りや設備などに強いこだわりがない方も、ローコスト住宅がおすすめです。ローコスト住宅は間取りや設備を規格化することでコストダウンを図っており、間取りや設備にこだわらなければ安い価格で購入できます。
ローコスト住宅の相場

ローコスト住宅は低価格なのが魅力ですが、一般的な注文住宅と比べるとどの程度安くなるのでしょうか。ここでは、ローコスト住宅の相場を解説します。いわゆる「コミコミ価格」についても解説するので、参考にしてみてください。
ローコスト住宅の価格相場(建物のみ・土地なし)
ローコスト住宅の価格は、坪単価30〜50万円で、トータルの建築費が1,000万円台が相場の目安です。これは建物価格のみで、別途、土地代がかかります。土地代は地域によって大きく差があるため、相場は一概にはいえません。
住宅金融支援機構が実施したフラット35利用者調査によると、一般的な注文住宅の平均坪単価は90~100万円程度になっています。
出典:住宅金融支援機構「2020年度 フラット35利用者調査」
30坪の4LDKの注文住宅を建築すると、2,700~3,000万円程度の建築費が必要になりますが、ローコスト住宅であれば、900~1,500万円程度の費用で建築できる可能性があります。価格の差は歴然であり、建築費の安さがローコスト住宅の魅力です。
ローコスト住宅の坪単価とは?
ローコスト住宅の坪単価は、建物価格から付帯工事費と諸費用を差し引いた本体価格で計算されます。建物価格の総額ではなく本体価格で計算される理由は、土地の条件や法令上の制限などによって付帯工事費や諸経費が違ってくるためです。価格を安く見せようとして、わざと付帯工事費と諸費用を含めないわけではありません。
ローコスト住宅の坪単価は30~50万円ですが、この価格には付帯工事費と諸費用が含まれないため注意が必要です。一般的に坪単価は以下の計算式で算出します。 建物の坪単価 = 建物の本体価格 ÷ 建物の延床面積 なお、ハウスメーカーによっては延床面積ではなく、施工面積で計算することがあります。
ローコスト住宅のコミコミ価格とは?
ハウスメーカーがローコスト住宅を販売する際、「コミコミ価格」という表現が使われることがあります。勘違いされる方がいますが、コミコミ価格は建物価格の総額ではありません。
先述したように、建物の坪単価は建物価格から付帯工事費と諸費用を差し引いた本体価格で計算されます。コミコミ価格には付帯工事費と諸費用は含まれず、エクステリア工事費や登記費用などは別途必要になります。
ただし、ハウスメーカーによっては、付帯工事費の一部が含まれる場合があるため、コミコミ価格には何が含まれるのかを確認することが大切です。ローコスト住宅の総額は基本的には以下の計算式で算出できます。
ローコスト住宅の総額 = 本体価格(コミコミ価格)+ 付帯工事費 + 諸費用 + オプション追加費
本体価格1,000万円以下で建てられる超ローコスト住宅とは?
ローコスト住宅の中には、さらに安い「超ローコスト住宅」も存在します。超ローコスト住宅に明確な定義はありませんが、本体価格が1,000万円以下で建てられる、坪単価が30万円以下の住宅を指すことが多いです。
坪単価が30万円であれば、30坪の建物価格は900万円であり、超ローコスト住宅に該当します。総額は一概にはいえませんが、付帯工事費と諸費用を含めても1,200万円程度であり、圧倒的な安さです。 平屋の超ローコスト住宅であれば、本体価格500万円台~で建てられる可能性があります。
相場はかなり安いため、低価格に徹底的にこだわるのであれば、平屋の超ローコスト住宅を選択肢に含めるとよいでしょう。
ローコスト住宅が安い理由

ローコスト住宅は坪単価30~50万円程度で建てられますが、価格が安い理由は合理化を徹底するなどして無駄なコストを削減しているためです。ここでは、ローコスト住宅が安い理由を解説します。
経費削減を行っているため
ローコスト住宅が安い理由は、徹底した合理化を図り、経費削減を行っているためです。無駄な経費を徹底的に削減することで、手頃な価格で提供することを目指しています。
ローコストメーカーは人件費を削減するために建設プロセスを最適化しており、無駄な工程を排除して作業コストを削減しています。建設期間が短縮することで、人件費の削減が可能です。ローコスト住宅は安価ですが、手抜き工事をして人件費を削減しているわけではありません。
また、広告宣伝費を低く抑えるために、費用がかかる広告手法ではなく、インターネット広告など安価な手法で宣伝活動を行っています。営業体制を見直すなどの取り組みも行っており、コスト削減につなげています。
建材や設備のグレードを統一しているため
ローコスト住宅は建材や設備のグレードを統一していることも安さの理由です。建材や設備のグレードを統一することで大量一括仕入れが可能になり、調達コストが削減されます。 グレードや仕様を統一することは、デザインと施工の単純化にもつながります。設計と施工の複雑さが低減し、単純化されることはコスト削減において重要な要素です。職人は作業が楽になり、工期の短縮につながるでしょう。
顧客がよりグレードの高い建材や設備を望む場合は、オプションで対応します。例えば、顧客が長期優良住宅の基準を満たすことを希望する場合は、オプション料を支払うことで対応できます。ローコストメーカーはオプション料を徴収することで粗利の確保が可能です。
間取りの選択肢を限定しているため
ローコスト住宅は間取りの選択肢を限定しており、これも安さにつながっています。間取りのバリエーションを限定することで設計と施工プロセスを単純化し、コストを削減できます。
職人は同じ間取りの住宅を繰り返し施工することで建設作業が効率化され、工期の短縮にもつながるでしょう。また、標準化された間取りに合わせて建材を調達および配置することで材料の最適利用が実現し、建設コストを節約できます。
さらに、標準化された間取り設計により、建物の無駄なスペースが排除され、建物全体の効率が向上することもメリットです。なお、顧客が間取りにこだわる場合は、標準規格の間取りではなく、オプションで別の間取りを提供します。
ローコスト住宅のメリット・デメリット

ローコスト住宅は価格の安さが魅力ですが、設計の自由度が低いなどのデメリットも存在します。ローコスト住宅を建てる際は、メリットとデメリットの両面からの検討が大切です。ここでは、ローコスト住宅のメリット・デメリットを解説します。
ローコスト住宅のメリット
ローコスト住宅の最大のメリットは建築費用を低く抑えられることです。間取りや設備、デザインなどにこだわらないのであれば、ローコスト住宅は最適な選択でしょう。
平屋の超ローコスト住宅だとさらに安く購入できるため、予算が限られていても持ち家を所有できます。 また、着工から完成までの工期を短くできることもメリットです。ローコスト住宅は建設プロセスを最適化しており、2~3ヵ月で完成します。
一般的な注文住宅だと完成までに2~6ヵ月はかかるため、ローコスト住宅だと速やかな入居が可能です。 新居に早く入居できると仮住まいの期間も短くなり、家賃の節約にもつながります。時間に余裕がない方にとっても、ローコスト住宅は賢明な選択です。
ローコスト住宅のデメリット
ローコスト住宅のデメリットとして、デザインや間取りプランの自由度が低いことが挙げられます。デザインや間取りの変更はオプションで対応できますが、バリエーションは限定されます。
オプションを追加すると割高になることもデメリットです。 ローコスト住宅はコスト削減を図るために、設備のグレードが低い傾向があります。特に水回りは旧式のタイプが使われることが多く、追い焚き機能や浴室テレビなどはないケースが多いです。
最新設備を完備した住宅で快適に暮らしたい方には、ローコスト住宅は向きません。なお、設備もオプションで変更できますが、最新設備を導入しすぎるとオプション追加費が割高になるため注意が必要です。
ローコスト住宅を建てる際の注意点

ローコスト住宅を建てる際は、価格の安さだけで判断すると建ててから後悔することがあります。建てる際の注意点を知っておくことで失敗を防げるでしょう。ここでは、ローコスト住宅を建てる際の注意点を解説します。
広告の金額だけで判断しない
広告に掲載されている金額だけで判断すると、想定以上の価格になることがあります。坪単価が30万円であったとしても、付帯工事費や諸費用は含まれていないケースが多いです。
特に「コミコミ価格」には注意が必要で、コミコミ価格は建物価格の総額ではありません。 建物の本体価格が安くても、別途、付帯工事費や諸費用がかかるため、総額は高くなります。フェンスや駐車場などの外構工事だけでも数十万から数百万円はするため、総額で判断することが重要です。総額を安くするためにも、エクステリアにお金をかけることは避けましょう。
追加費用の発生を考慮して、予算に余裕を持たせておくことも大切です。予算に余裕を持たせておくと、想定外の追加費用にも対応できます。
複数のハウスメーカーや工務店を比較する
ローコスト住宅を建てる際は1社だけでなく、3~4社程度のハウスメーカーや工務店を比較して、最も信頼できそうな業者に依頼するのが重要です。
信頼性の高い業者を選ぶことは、将来のトラブルを回避するのにも役立ちます。 希望と予算を伝え、予算内に収まるプランを提案してもらい、相見積もりを取得して比較しましょう。比較する際は価格だけでなく、過去の実績や利用者の口コミ、こだわりや強みを比較するのがポイントです。
価格の安さだけをアピールする業者には注意しましょう。価格が安くても品質が悪ければ住んでから後悔します。「国産木材を使っている」「施工技術には自信がある」などの強みやこだわりをアピールする業者がおすすめです。
アフター保証の内容を確認する
ローコスト住宅を建てる際は、アフター保証がしっかりしているハウスメーカーを選ぶと安心です。最長保証30年のアフター保証を提供するハウスメーカーもあるため、保証の内容をしっかりと確認しましょう。
ローコスト住宅であっても寿命は一般的な住宅と同じで、メンテナンスをきちんと行えば30~80年は良好な状態を維持できます。5年ごとの無償点検や有償補修などを提供するハウスメーカーであれば、必要に応じてメンテナンスが受けられます。
ハウスメーカーを選ぶ際は、保証期間と保証内容、延長条件などを比較して、最も内容が充実しているローコストメーカーを選ぶのがおすすめです。アフター保証は極めて重要であるため、不明な点があれば担当者に質問して正確な内容を把握しましょう。
オプションを付けると価格が高くなることがある
ローコスト住宅は標準仕様で提供されるのが一般的ですが、追加のオプションやカスタマイズを選択すると価格が上昇することがあります。オプションを追加する際は、価格と品質、機能とのバランスを考慮し、本当に必要なのかを見極めて判断することが大切です。
追加のオプションやカスタマイズが予算を超えないよう事前に予算を設定し、予算内に収めるように注意しましょう。あまりにも多くのオプションを追加すると、一般的な注文住宅と同程度の価格になることがあります。
少しでも安い価格でローコスト住宅を建てるのであれば、オプションは追加せず、標準仕様のままが理想です。また、オプションを徐々に付けて、価格を吊り上げる営業手法にも注意してください。
ローコスト住宅は坪単価の安さが魅力!注意点も考慮して慎重に検討しよう

ローコスト住宅は坪単価30~50万円が相場の目安です。一般的な注文住宅と比べると低価格であり、予算に余裕がなくても建築できる可能性があります。
価格が安い理由は、規格を統一するなどしてコストダウンを図っているからです。 設計の自由度は低いですが、オプションを追加することで希望を実現できる可能性があります。
ただし、オプションを追加しすぎると割高になるため注意が必要です。 ハウスメーカーを選ぶ際は価格だけを比較するのではなく、こだわりや強みを比較して信頼できるローコストメーカーを選びましょう。
監修者:浮田 直樹

不動産会社勤務後、株式会社池田建設入社。いえとち本舗山口の店長を経て、セカンドブランドのi-stylehouse山口店店長に就任。後悔しない家づくりをモットーにお客様の家づくりの悩みを日々解決している。
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そのローコスト住宅、本当に大丈夫?後悔しないための落とし穴対策と賢い選び方
1. ローコスト住宅とは?1-1. なぜ今ローコスト住宅が注目されているのか1-2. ローコストを実現するための仕組み1-3. ローコスト=低品質ではない理由2. 知らないと後悔するローコスト住宅の落とし穴2-1. 「標準仕様だけでは住めない」オプション地獄2-2. 真冬・真夏に後悔する断熱・気密性能の甘さ2-3. 「買った後」が怖い保証・アフターの盲点2-4. 目先の安さに潜む将来コストの落とし穴3. 賢い選択としてのローコスト住宅3-1. 資金計画に無理をしないメリット3-2. 初期コストと将来コストをバランス良く考える3-3. 仕様と性能を「自分で確かめて選ぶ」重要性4. 弊社のローコスト住宅なら安心できる理由4-1. 標準仕様で満たす高性能基準4-2. 明確な価格設定とオプション内容4-3. 長期保証と手厚いアフターサポート体制4-4. 将来の暮らしまで見据えた家づくり5. まとめ ~落とし穴を知れば、家づくりは怖くない~5-1. 正しく知って、正しく選ぶことの大切さ5-2. 賢い選択で「建てた後」の幸せを手に入れる 1. ローコスト住宅とは?1-1. なぜ今ローコスト住宅が注目されているのかかつては「安かろう悪かろう」というイメージを持たれていたローコスト住宅ですが、近年ますます注目度が高まっています。その背景には、物価や建築資材価格の高騰、住宅ローン金利の上昇、将来不安による家計の堅実化などがあります。「無理なく建てられる家」が求められる今、コストを抑えながらも満足できる住宅は、多くの方にとって現実的で賢い選択肢となっています。若い世代を中心に、堅実な家づくりへの関心が高まっているのも特徴です。1-2. ローコストを実現するための仕組みローコスト住宅は、単に「安い材料を使う」だけで成り立っているわけではありません。大量仕入れによるコストダウン、設計・仕様の標準化、広告費や営業経費の圧縮、工期短縮による人件費の削減など、さまざまな工夫が組み合わさっています。これにより、品質を大きく損なうことなく価格を抑えることが可能になっています。ただし、企業ごとに工夫の内容や優先順位は異なるため、どこにコストをかけ、どこを削っているかを見極めることが重要です。1-3. ローコスト=低品質ではない理由「ローコスト住宅=低品質」と思われがちですが、実は必ずしもそうではありません。近年は技術革新が進み、安価でも性能の良い建材や設備が普及しています。また、住宅性能評価基準に適合した家づくりを行う会社も増えており、ローコストであっても耐震性・断熱性に優れた住宅を手に入れることが可能です。重要なのは、見た目や価格だけで判断せず、構造や性能面の裏付けをしっかり確認すること。選び方次第で、高品質な家を賢く手に入れることができるのです。 2. 知らないと後悔するローコスト住宅の落とし穴2-1. 「標準仕様だけでは住めない」オプション地獄「本体価格◯万円!」と聞くと夢が広がりますが、実際には標準仕様だけでは快適に暮らせないケースが多々あります。キッチン、バス、収納、サッシ、外壁材──ほぼすべてが「最低限」で設定されているため、希望に近づけようとするとオプションの追加が必要になり、結果として数百万円単位でコストが跳ね上がることも。モデルハウスで見た華やかな設備は、実はすべて高額オプションだった、ということも珍しくありません。標準仕様の中身を細部まで確認せず契約してしまうと、「思っていた家と全然違う…」という後悔につながります。2-2. 真冬・真夏に後悔する断熱・気密性能の甘さ価格を抑えるために、断熱材や窓サッシのグレードを落としているローコスト住宅も少なくありません。その結果、冬は底冷えし、夏はうだるような暑さに悩まされることに。断熱性能が低いとエアコン効率も悪くなり、光熱費が高騰するという負の連鎖が起こります。外見ではわかりづらいため、引き渡し後に「こんなはずじゃなかった」と気づいても遅いのが恐ろしいところです。快適な暮らしを守るには、UA値(外皮平均熱貫流率)や断熱等級などの断熱性能を表す数値を事前にチェックすることが不可欠です。2-3. 「買った後」が怖い保証・アフターの盲点家を建てた直後は気にならない保証やアフターサービス。しかし、いざトラブルが起きたとき、保証対象外だったり、最低限保証しか付いていなかったりすると、高額な修理費を自己負担することになりかねません。ローコスト住宅では、保証の範囲を縮小してコストダウンしているケースも多く、オプションで延長保証を付けると結局高額になることも。契約前に保証内容やアフター対応の体制をしっかり確認しておかないと、「守られているつもりが全然違った」という事態に陥るリスクがあります。2-4. 目先の安さに潜む将来コストの落とし穴ローコスト住宅では、初期費用を抑えるために安価な外壁材や屋根材、内装材が採用されることがあります。しかし、耐久性が低い素材を使うと、わずか10年程度で外壁塗装や屋根修繕が必要になり、数十万円〜百万円単位の出費が発生するリスクも。建物価格だけを見て「お得だ」と判断してしまうと、将来的なメンテナンスコストを甘く見積もってしまい、結果的にトータルコストで損をすることになりかねません。「初期コスト」と「将来コスト」、どちらもしっかり比較して判断することが重要です。 3. 賢い選択としてのローコスト住宅3-1. 資金計画に無理をしないメリット家づくりで最も怖いのは、「無理な資金計画」による生活の圧迫です。高額な住宅ローンを組んでしまうと、家は建っても日々の暮らしが苦しくなり、旅行や趣味、子どもの教育費にも影響が出かねません。ローコスト住宅を選ぶことで、月々の返済負担を抑え、生活にゆとりを持つことができます。「家を建てた後の暮らしを楽しめるか」は非常に重要なポイントです。無理のない資金計画は、心の余裕にも直結し、豊かな生活を支える大きなメリットとなります。3-2. 初期コストと将来コストをバランス良く考える住宅の価格は「初期コスト」と「将来コスト」のバランスで考えるべきです。たとえ建築費が安くても、メンテナンス費用や光熱費が高くついてしまっては意味がありません。一方、適切な仕様・性能を見極めて選べば、ローコスト住宅でも将来的な支出を最小限に抑えることが可能です。例えば、断熱性能を高めれば光熱費の削減につながり、耐久性の高い外装材を選べばメンテナンス周期も延ばせます。「目先の安さ」だけでなく、トータルでお得な家を考える視点が大切です。3-3. 仕様と性能を「自分で確かめて選ぶ」重要性ローコスト住宅を賢く選ぶためには、「自分の目で仕様と性能を確かめる」ことが不可欠です。営業トークや広告に惑わされず、標準仕様に何が含まれるのか、断熱性能や耐震等級はどうか、保証内容はどうなっているかを冷静にチェックしましょう。必要であれば第三者機関の住宅性能評価を参考にするのも有効です。仕様や性能を自分で見極めたうえで納得して契約すれば、「後悔しない家づくり」が実現できます。情報を鵜呑みにせず、しっかり確認する姿勢が成功のカギです。 4. 「いえとち本舗」なら安心できる理由4-1. 標準仕様で満たす高性能基準いえとち本舗はローコスト住宅でありながら、標準仕様の段階で高い性能基準を満たしています。たとえば、断熱性能は省エネ基準をクリアし、耐震等級も最高ランク相当を確保。これにより、快適さと安心感を両立した住まいを実現しています。オプション追加に頼らずとも、十分に満足できる仕様であるため、後から費用が膨らむ心配もありません。標準仕様で「暮らしやすい家」を提供することが、私たちのこだわりです。4-2. 明確な価格設定とオプション内容住宅価格に対する不安を減らすため、弊社では価格設定を明瞭にし、標準仕様とオプションの違いを徹底的にオープンにしています。ご契約前に細かな部分までご説明し、「あとから思わぬ出費が発生する」ことがないよう配慮しています。モデルハウスの展示内容についても、どこまでが標準で、どこからがオプションかを明示しています。安心して検討できる環境づくりを徹底していることが、弊社の大きな強みです。4-3. 長期保証と手厚いアフターサポート体制建てた後の安心こそ、家づくりで最も大切なポイントです。弊社では、基本保証に加え、さらに長期保証制度も整備しており、10年・20年と安心して住み続けられるサポート体制を整えています。また、定期点検やアフターメンテナンスにも力を入れており、万が一のトラブルにも迅速に対応します。「建てたら終わり」ではない、お客様との長いお付き合いを前提にした体制を整えていることが、私たちの誇りです。4-4. 将来の暮らしまで見据えた家づくり弊社の家づくりは、単に「今」だけを考えたものではありません。将来のライフスタイル変化や家族構成の変動も見据え、長く快適に暮らせる間取り設計、素材選びを行っています。メンテナンス性にも配慮し、トータルコストを抑えながら、住み続けるほどに満足感が増す住宅を目指しています。「家を建てた後の暮らしまでサポートしたい」──それが私たちの変わらぬ思いです。 5. まとめ ~落とし穴を知れば、家づくりは怖くない~5-1. 正しく知って、正しく選ぶことの大切さローコスト住宅には確かに注意すべきポイントが存在します。しかし、それらを「知らずに選ぶ」のと、「理解した上で選ぶ」のとでは、結果は大きく違ってきます。家づくりで失敗を防ぐためには、標準仕様や性能、保証内容を細かく確認し、自分の目で納得して選択する姿勢が不可欠です。不安な点は遠慮せず質問し、曖昧なままにしないことも大切です。知識と意識を持つことで、ローコスト住宅も安心して選べる時代になっています。5-2. 賢い選択で「建てた後」の幸せを手に入れる家を建てることはゴールではなく、新たな暮らしのスタートです。無理のない資金計画、快適な住環境、将来を見据えたメンテナンス計画──これらをバランスよく考えることで、「建てた後の生活」を心から楽しめる住まいが実現します。ローコスト住宅は、賢く選べば非常にコストパフォーマンスに優れた選択肢となり得ます。当社がローコストで高品質な住宅を提供できる理由は、いえとち本舗というフランチャイズネットワークに加盟しており、建材や設備の流通コストを大幅に削減できているからです。さらに、無駄な広告宣伝費をかけず、必要な情報だけを効率的に発信することで、その分のコストをお客様にしっかり還元しています。私たちは、お客様が後悔せず、笑顔で長く暮らしていただける家づくりを全力でサポートしてまいります。【いえとち本舗の低価格×高品質な住まいの秘密を知る】
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こんな物件は注意!買ってはいけない建売住宅の特徴と選び方ポイント
戸建て住宅の購入を検討している方は、注文住宅と建売住宅のどれにするか選択する事になります。比較的に費用が安い建売住宅は、すでに建物が完成している物件もあり、入居までの日数も注文住宅より掛からないメリットがあります。しかし、建売住宅にも買ってはいけない物件というものがあります。今回は、買ってはいけない建売住宅の特徴と家の購入に失敗しない選び方についてご紹介していきます。 こんな建売住宅は買うな!失敗してしまう物件の特徴と成功する選び方点検口がない建売住宅は注意!点検口とは、床下や屋根裏の中を覗く事ができるように設けられたものです。外から見る事ができない配管類や構造体の確認ができるように点検口は設けられており、建物の維持管理をしていくためには重要な箇所となっています。建物の配管や構造体に異常が見られる場合や不具合がないか定期的に点検を行う際は、この点検口を用いて建物の状態を確認します。注意しなければいけないのが、建売住宅の中には点検口が設けられていない物件があるという事です。点検口の有無は、間取り図に記載されていない場合もあり、営業担当者から点検口がない事を説明してくれない可能性もあります。主に点検口を使用するのは業者で、一般の方には縁がありませんから、点検口がない事に気づかないまま契約してしまうなんて事もあるかもしれません。生活するようになり、建物のメンテナンスが必要になった時に初めて点検口がない、という事になりかねませんので、必ず購入する住宅に点検口があるか確認しましょう。 未完成物件や資料不足の建売住宅は注意!標準仕様という曖昧な仕様標準仕様とは、キッチンやシステムバス、床の素材、建物の性能など、住宅会社があらかじめ決めた物件の基準となる仕様のことです。標準仕様は、住宅会社によってそれぞれ内容が異なり、提供する商品のグレードによっても標準仕様は変わります。住宅には仕様書という書類があり、どんな材料で建てられているかを記載している大切な書類があります。建物が完成した後では、柱や梁、基礎など構造体がどうなっているか確認する事ができませんので、図面や仕様書がある事が大切です。どんな建物になっているか書面で確認する事ができない資料不足の物件の購入は、どんな建物か不明のままですから、購入は控えましょう。 高額になる?対応してくれない?追加工事・オプション工事建売住宅の会社によっては、追加工事に対応しない場合もあり、追加を受けても高額な費用を請求してくる会社もあります。また、通常は付いていて当たり前のものまでオプション扱いとなっている建売住宅もあるので注意が必要です。網戸やカーテンレールなど建物の価格を安く見せるために必要なものまでオプション化している事もあります。建物に付いていて当たり前のものが契約するまで知らなかったというのも決して少なくはありません。このように住宅会社の言う標準仕様というのは、各会社によって内容が異なり、建物に付帯しないものも標準仕様と通ってしまうため、必ず建物の仕様を確認するようにしましょう。 アフターサービスが悪い建売住宅の購入後は、何十年とこの家で暮らしていく事になります。その間にも建物は老朽化し、長く保たせるためにも点検やメンテナンスを行わなければいけません。建物の点検やメンテナンスは購入した住宅会社に行ってもらうのが一般的です。しかし物件を販売する時は熱心でも、その後のアフターサービスにはまともに対応してくれない住宅会社も多くあります。物件を販売する事が利益であり、アフターサービスは利益にならない、という考えを持っている住宅会社もありますから、アフターサービスの対応が期待できない会社の建売住宅は購入しない事が望ましいです。アフターサービスが充実している会社は、どのようなスケジュールで販売した物件を維持管理していくか説明があります。住宅保証や点検の周期など、建物の維持管理についてきちんと説明してくれて、その後のアフターサービスに対応してくれる会社の建売住宅を購入する事が大事です。 品質管理ができていない品質管理ができていない建売住宅の購入は避けなければなりません。品質とは言っても外観や内観の目に見える部分が綺麗なら大丈夫かというとそうではありません。重要なのは建物の目に見えない部分である柱や梁、土台、基礎、配管類などの建物の造りがしっかりとしている事です。建売住宅の場合は、すでに完成してしまっている事が多く、構造体などは建物の中に隠れて目に見えない状態です。できる事なら建築中の現場を見学する事がいいのですが、それができない場合は建築中の現場写真が残されているか確認し、写真があるのなら見させてもらうといいでしょう。また、おすすめなのが住宅性能表示のある物件を選ぶ事です。住宅性能表示とは、長期優良住宅やZEH住宅など、ある一定の性能基準をクリアした建物の事で、第三者機関の審査を受けて基準性能を有していると認定されなければ受けられない制度です。販売する住宅会社の間に第三者の審査員が入って建物を見てくれますので、信頼できる住宅を手に入れる事ができます。 周辺物件よりも価格が極端に安い建売住宅は注意土地や建物の価格は、ある程度相場というものがあります。土地につきましても近隣相場から取引価格を算定され、建物も材料費や人件費というものが必ず掛かります。このように必ず掛かる費用のことを考慮すると、周辺の物件よりも極端に安い建売住宅は何らかの理由がある可能性が高い事になります。借地権付きの物件のように土地の購入を必要としない物件は、一般的な建売住宅よりも安くはなりますが、土地と建物の仕入れ価格を見ますと周辺物件の価格よりも大きく下がるとは考えにくいのです。 建築確認済証と検査済証の提示・地盤調査報告書がない建築確認済証と検査済証、地盤調査報告書の書類がない建売住宅は購入しない方がいいでしょう。建築確認済証と検査済証は建築基準法に基づいた建物である事を検査し、証明する公的な書類です。そもそも建築確認済証の交付がなければ建物を建てる事はできません。建築確認済証はあるが、検査済証がないという物件もあるので要注意です。検査済証は、建築確認申請で許可を受けた設計通りに建物が建てられているか第三者機関が検査を行い、認定後に交付される書類です。検査済証がないと、設計図通りに建てられている住宅である事が証明できませんので、注意しましょう。また、住宅瑕疵担保責任保険の加入は地盤調査の実施が必須です。地盤調査の結果を報告書として記載され、軟弱地盤の場合は地盤改良など適切な処置を行う必要があります。建売住宅によっては、この地盤調査報告書がないという事もあり、地盤に不安がある場所に建物を建てると不同沈下の恐れがあります。このように建物がきっちりと建てられているという事が証明できる建築確認済証と検査済証、地盤調査報告書の書類がある建売住宅を選ぶ事が大事です。 セミオーダー住宅も検討してみよう建売住宅のメリットは費用の安さと短期間で入居する事ができる事です。しかし、品質については自分で判断しなければならず、購入者側で色々と情報を集めて自主的に行動しなければいけません。住宅購入の費用をできるだけ抑えたいという方は、注文住宅でも比較的に建築コストを抑える事ができるセミオーダー住宅を検討するのもいいでしょう。セミオーダー住宅とは、基本となるプランから自分の好みに合わせて設計ができるスタイルとなっています。用意されているプランがあるため、期間の短縮と費用を抑えながらも自分の好みに合わせて変更ができる設計ですから、ライフスタイルに合わせた家づくりが可能となっています。費用を安くしたいという方は、セミオーダー住宅も候補の一つとして入れてみるといいでしょう。 いえとち本舗は月々3万円台で叶えられるイエテラスというセミオーダー住宅を提供しています。会員登録する事で施工事例や間取りを無料で見る事ができますので、良ければまずは資料請求をしてみてはいかがでしょうか。https://smarthouse-yamaguchi.jp/member/