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ローコスト住宅の相場とは?坪単価の目安や価格が安い理由などを解説
ローコスト住宅は価格が安いイメージがありますが、実際にはどの程度の価格なのかを知りたい方は多いでしょう。価格が安くても品質や寿命なども気になります。
この記事では、ローコスト住宅の相場の目安を解説します。価格が安い理由や建てる際の注意点などもわかるようになるため、ローコスト住宅を建てる際はぜひ参考にしてみてください。
ローコスト住宅の定義と主な特徴
ローコスト住宅は価格が安いイメージですが、どのような特徴があるのでしょうか。ここでは、ローコスト住宅の定義と主な特徴を解説します。ローコスト住宅がおすすめの人もご紹介するので、参考にしてみてください。
ローコスト住宅の意味や定義
ローコスト住宅に特に決まった定義はありません。通常の価格帯の注文住宅と比較すると低価格で、坪単価は30〜50万円程度、トータルの建築費が1,000万円台の住宅を指すことが多いです。
シンプルな設計や建材の一括仕入れなどで低価格を実現しています。 フルオーダーやセミオーダーの注文住宅と比べると設計の自由度は低いですが、低価格で一戸建てを建てられることは大きな魅力です。
一戸建てを新築するのを諦めていた方でも、持ち家を持てる可能性が高まります。 ローコスト住宅は標準規格が決まっていることが特徴です。間取りや設備などはあらかじめ決まっており、必要に応じてオプションを追加する仕組みになっています。
ローコスト住宅の寿命
ローコスト住宅であっても、寿命は一般的な住宅と変わりません。住宅を建築する際は、建築基準法や耐震基準を遵守しなければならず、ローコスト住宅も法律の基準を満たして建築されています。
手抜き工事をしない限り、ローコスト住宅も一般的な住宅と同じ寿命だといえるでしょう。
国土交通省の資料によると、実際に住まいとして使える住宅の寿命(期待耐用年数)は、木造は30~80年、鉄骨造は30~60年、鉄筋コンクリート造は40~90年となっています。
出典:国土交通省「期待耐用年数の導出及び内外装・設備の更新による価値向上について」
ローコスト住宅であっても、30~80年程度の寿命は見込めるため、信頼できるハウスメーカーや工務店に建築を依頼し、適切なメンテナンスを行うことで長く暮らせます。
ローコスト住宅がおすすめの人
住宅を購入するための予算が限られている方は、ローコスト住宅がおすすめです。建築費用が安いため、一般的な注文住宅の購入は難しくても、ローコスト住宅であれば購入できる可能性があります。
ローコスト住宅はトータルコストを低く抑えられるため、住宅ローンの返済の負担を軽減したい方にも向いています。購入価格が安いと住宅ローンを組みやすく、毎月のローンの返済も楽になるので、生活にゆとりが生まれるでしょう。
間取りや設備などに強いこだわりがない方も、ローコスト住宅がおすすめです。ローコスト住宅は間取りや設備を規格化することでコストダウンを図っており、間取りや設備にこだわらなければ安い価格で購入できます。
ローコスト住宅の相場
ローコスト住宅は低価格なのが魅力ですが、一般的な注文住宅と比べるとどの程度安くなるのでしょうか。ここでは、ローコスト住宅の相場を解説します。いわゆる「コミコミ価格」についても解説するので、参考にしてみてください。
ローコスト住宅の価格相場(建物のみ・土地なし)
ローコスト住宅の価格は、坪単価30〜50万円で、トータルの建築費が1,000万円台が相場の目安です。これは建物価格のみで、別途、土地代がかかります。土地代は地域によって大きく差があるため、相場は一概にはいえません。
住宅金融支援機構が実施したフラット35利用者調査によると、一般的な注文住宅の平均坪単価は90~100万円程度になっています。
出典:住宅金融支援機構「2020年度 フラット35利用者調査」
30坪の4LDKの注文住宅を建築すると、2,700~3,000万円程度の建築費が必要になりますが、ローコスト住宅であれば、900~1,500万円程度の費用で建築できる可能性があります。価格の差は歴然であり、建築費の安さがローコスト住宅の魅力です。
ローコスト住宅の坪単価とは?
ローコスト住宅の坪単価は、建物価格から付帯工事費と諸費用を差し引いた本体価格で計算されます。建物価格の総額ではなく本体価格で計算される理由は、土地の条件や法令上の制限などによって付帯工事費や諸経費が違ってくるためです。価格を安く見せようとして、わざと付帯工事費と諸費用を含めないわけではありません。
ローコスト住宅の坪単価は30~50万円ですが、この価格には付帯工事費と諸費用が含まれないため注意が必要です。一般的に坪単価は以下の計算式で算出します。 建物の坪単価 = 建物の本体価格 ÷ 建物の延床面積 なお、ハウスメーカーによっては延床面積ではなく、施工面積で計算することがあります。
ローコスト住宅のコミコミ価格とは?
ハウスメーカーがローコスト住宅を販売する際、「コミコミ価格」という表現が使われることがあります。勘違いされる方がいますが、コミコミ価格は建物価格の総額ではありません。
先述したように、建物の坪単価は建物価格から付帯工事費と諸費用を差し引いた本体価格で計算されます。コミコミ価格には付帯工事費と諸費用は含まれず、エクステリア工事費や登記費用などは別途必要になります。
ただし、ハウスメーカーによっては、付帯工事費の一部が含まれる場合があるため、コミコミ価格には何が含まれるのかを確認することが大切です。ローコスト住宅の総額は基本的には以下の計算式で算出できます。
ローコスト住宅の総額 = 本体価格(コミコミ価格)+ 付帯工事費 + 諸費用 + オプション追加費
本体価格1,000万円以下で建てられる超ローコスト住宅とは?
ローコスト住宅の中には、さらに安い「超ローコスト住宅」も存在します。超ローコスト住宅に明確な定義はありませんが、本体価格が1,000万円以下で建てられる、坪単価が30万円以下の住宅を指すことが多いです。
坪単価が30万円であれば、30坪の建物価格は900万円であり、超ローコスト住宅に該当します。総額は一概にはいえませんが、付帯工事費と諸費用を含めても1,200万円程度であり、圧倒的な安さです。 平屋の超ローコスト住宅であれば、本体価格500万円台~で建てられる可能性があります。
相場はかなり安いため、低価格に徹底的にこだわるのであれば、平屋の超ローコスト住宅を選択肢に含めるとよいでしょう。
ローコスト住宅が安い理由
ローコスト住宅は坪単価30~50万円程度で建てられますが、価格が安い理由は合理化を徹底するなどして無駄なコストを削減しているためです。ここでは、ローコスト住宅が安い理由を解説します。
経費削減を行っているため
ローコスト住宅が安い理由は、徹底した合理化を図り、経費削減を行っているためです。無駄な経費を徹底的に削減することで、手頃な価格で提供することを目指しています。
ローコストメーカーは人件費を削減するために建設プロセスを最適化しており、無駄な工程を排除して作業コストを削減しています。建設期間が短縮することで、人件費の削減が可能です。ローコスト住宅は安価ですが、手抜き工事をして人件費を削減しているわけではありません。
また、広告宣伝費を低く抑えるために、費用がかかる広告手法ではなく、インターネット広告など安価な手法で宣伝活動を行っています。営業体制を見直すなどの取り組みも行っており、コスト削減につなげています。
建材や設備のグレードを統一しているため
ローコスト住宅は建材や設備のグレードを統一していることも安さの理由です。建材や設備のグレードを統一することで大量一括仕入れが可能になり、調達コストが削減されます。 グレードや仕様を統一することは、デザインと施工の単純化にもつながります。設計と施工の複雑さが低減し、単純化されることはコスト削減において重要な要素です。職人は作業が楽になり、工期の短縮につながるでしょう。
顧客がよりグレードの高い建材や設備を望む場合は、オプションで対応します。例えば、顧客が長期優良住宅の基準を満たすことを希望する場合は、オプション料を支払うことで対応できます。ローコストメーカーはオプション料を徴収することで粗利の確保が可能です。
間取りの選択肢を限定しているため
ローコスト住宅は間取りの選択肢を限定しており、これも安さにつながっています。間取りのバリエーションを限定することで設計と施工プロセスを単純化し、コストを削減できます。
職人は同じ間取りの住宅を繰り返し施工することで建設作業が効率化され、工期の短縮にもつながるでしょう。また、標準化された間取りに合わせて建材を調達および配置することで材料の最適利用が実現し、建設コストを節約できます。
さらに、標準化された間取り設計により、建物の無駄なスペースが排除され、建物全体の効率が向上することもメリットです。なお、顧客が間取りにこだわる場合は、標準規格の間取りではなく、オプションで別の間取りを提供します。
ローコスト住宅のメリット・デメリット
ローコスト住宅は価格の安さが魅力ですが、設計の自由度が低いなどのデメリットも存在します。ローコスト住宅を建てる際は、メリットとデメリットの両面からの検討が大切です。ここでは、ローコスト住宅のメリット・デメリットを解説します。
ローコスト住宅のメリット
ローコスト住宅の最大のメリットは建築費用を低く抑えられることです。間取りや設備、デザインなどにこだわらないのであれば、ローコスト住宅は最適な選択でしょう。
平屋の超ローコスト住宅だとさらに安く購入できるため、予算が限られていても持ち家を所有できます。 また、着工から完成までの工期を短くできることもメリットです。ローコスト住宅は建設プロセスを最適化しており、2~3ヵ月で完成します。
一般的な注文住宅だと完成までに2~6ヵ月はかかるため、ローコスト住宅だと速やかな入居が可能です。 新居に早く入居できると仮住まいの期間も短くなり、家賃の節約にもつながります。時間に余裕がない方にとっても、ローコスト住宅は賢明な選択です。
ローコスト住宅のデメリット
ローコスト住宅のデメリットとして、デザインや間取りプランの自由度が低いことが挙げられます。デザインや間取りの変更はオプションで対応できますが、バリエーションは限定されます。
オプションを追加すると割高になることもデメリットです。 ローコスト住宅はコスト削減を図るために、設備のグレードが低い傾向があります。特に水回りは旧式のタイプが使われることが多く、追い焚き機能や浴室テレビなどはないケースが多いです。
最新設備を完備した住宅で快適に暮らしたい方には、ローコスト住宅は向きません。なお、設備もオプションで変更できますが、最新設備を導入しすぎるとオプション追加費が割高になるため注意が必要です。
ローコスト住宅を建てる際の注意点
ローコスト住宅を建てる際は、価格の安さだけで判断すると建ててから後悔することがあります。建てる際の注意点を知っておくことで失敗を防げるでしょう。ここでは、ローコスト住宅を建てる際の注意点を解説します。
広告の金額だけで判断しない
広告に掲載されている金額だけで判断すると、想定以上の価格になることがあります。坪単価が30万円であったとしても、付帯工事費や諸費用は含まれていないケースが多いです。
特に「コミコミ価格」には注意が必要で、コミコミ価格は建物価格の総額ではありません。 建物の本体価格が安くても、別途、付帯工事費や諸費用がかかるため、総額は高くなります。フェンスや駐車場などの外構工事だけでも数十万から数百万円はするため、総額で判断することが重要です。総額を安くするためにも、エクステリアにお金をかけることは避けましょう。
追加費用の発生を考慮して、予算に余裕を持たせておくことも大切です。予算に余裕を持たせておくと、想定外の追加費用にも対応できます。
複数のハウスメーカーや工務店を比較する
ローコスト住宅を建てる際は1社だけでなく、3~4社程度のハウスメーカーや工務店を比較して、最も信頼できそうな業者に依頼するのが重要です。
信頼性の高い業者を選ぶことは、将来のトラブルを回避するのにも役立ちます。 希望と予算を伝え、予算内に収まるプランを提案してもらい、相見積もりを取得して比較しましょう。比較する際は価格だけでなく、過去の実績や利用者の口コミ、こだわりや強みを比較するのがポイントです。
価格の安さだけをアピールする業者には注意しましょう。価格が安くても品質が悪ければ住んでから後悔します。「国産木材を使っている」「施工技術には自信がある」などの強みやこだわりをアピールする業者がおすすめです。
アフター保証の内容を確認する
ローコスト住宅を建てる際は、アフター保証がしっかりしているハウスメーカーを選ぶと安心です。最長保証30年のアフター保証を提供するハウスメーカーもあるため、保証の内容をしっかりと確認しましょう。
ローコスト住宅であっても寿命は一般的な住宅と同じで、メンテナンスをきちんと行えば30~80年は良好な状態を維持できます。5年ごとの無償点検や有償補修などを提供するハウスメーカーであれば、必要に応じてメンテナンスが受けられます。
ハウスメーカーを選ぶ際は、保証期間と保証内容、延長条件などを比較して、最も内容が充実しているローコストメーカーを選ぶのがおすすめです。アフター保証は極めて重要であるため、不明な点があれば担当者に質問して正確な内容を把握しましょう。
オプションを付けると価格が高くなることがある
ローコスト住宅は標準仕様で提供されるのが一般的ですが、追加のオプションやカスタマイズを選択すると価格が上昇することがあります。オプションを追加する際は、価格と品質、機能とのバランスを考慮し、本当に必要なのかを見極めて判断することが大切です。
追加のオプションやカスタマイズが予算を超えないよう事前に予算を設定し、予算内に収めるように注意しましょう。あまりにも多くのオプションを追加すると、一般的な注文住宅と同程度の価格になることがあります。
少しでも安い価格でローコスト住宅を建てるのであれば、オプションは追加せず、標準仕様のままが理想です。また、オプションを徐々に付けて、価格を吊り上げる営業手法にも注意してください。
ローコスト住宅は坪単価の安さが魅力!注意点も考慮して慎重に検討しよう
ローコスト住宅は坪単価30~50万円が相場の目安です。一般的な注文住宅と比べると低価格であり、予算に余裕がなくても建築できる可能性があります。
価格が安い理由は、規格を統一するなどしてコストダウンを図っているからです。 設計の自由度は低いですが、オプションを追加することで希望を実現できる可能性があります。
ただし、オプションを追加しすぎると割高になるため注意が必要です。 ハウスメーカーを選ぶ際は価格だけを比較するのではなく、こだわりや強みを比較して信頼できるローコストメーカーを選びましょう。
監修者:浮田 直樹
不動産会社勤務後、株式会社池田建設入社。いえとち本舗山口の店長を経て、セカンドブランドのi-stylehouse山口店店長に就任。後悔しない家づくりをモットーにお客様の家づくりの悩みを日々解決している。
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ウォークインクローゼットとは?収納のコツもご紹介
家の中が物で溢れてしまうと生活するスペースが雑然となり、必要以上に狭く感じてしまいます。収納量が増えるウォークインクローゼットは収納の他に生活動線も効率的になりますので、快適に生活していくためにもしっかり収納の計画を立てていきましょう。この記事ではウォークインクローゼットのことや収納のコツをお伝えしていきます。1 ウォークインクローゼットとは2 ウォークインクローゼットのメリット・デメリットとは3 ウォークインクローゼットの種類4 ウォークインクローゼットの間取り5 ウォークインクローゼットの収納レイアウト6 ウォークインクローゼットの設置場所 7 まとめ ウォークインクローゼットとは 一般的なクローゼットの大きさは(幅)1,800mm×(奥行き)900mmほどのサイズになりますが、ウォークインクローゼットは3畳ほどと人が出入り可能な広さを持っているため、たくさん収納することができます。独立した収納部屋ですので、入り口には扉を設置し、室内は棚やハンガーパイプを設置しています。また、「ウォークスルークローゼット」というものもあり、こちらは出入り口を2つ設けているため、一つの方向にしかアクセスできないクローゼットと比べて動線を効率化させることができます。また、通り抜けができるクローゼットのため一つのクローゼットを共有することも可能です。 ウォークインクローゼットのメリット・デメリットとは ここではウォークインクローゼットのメリットとデメリットをご紹介していきます。メリット収納量が増える大きい物を収納できる収納物の管理がしやすい効率的な家事動線にすることができるウォークインクローゼットは人の出入りができるほどの余裕のあるスペースがあるため、視認性に優れ、収納物の管理がしやすくなっています。また、衣類の他にキャリーバッグやスキー用品、家具など大型の物も置けるため、物が溢れてしまうといったことも回避できます。収納する物や量に合わせて棚やハンガーパイプなどで自由にレイアウトすることが可能なため効率的に収納ができ、物干場と隣接する間取りなら洗濯から収納までのアクセスが効率的で家事動線も良くなります。 デメリット居住する部屋を削ることになる配置を間違えると使い勝手が悪くなる定期的な掃除が必要ウォークインクローゼットを設けるには最低でも2畳ほどの広さが必要です。ある程度のスペースを収納に当てることになりますので、限られた面積をどう配分していくかが重要になります。また、配置を間違えると使い勝手が悪くなり、使わなくなってしまう恐れもありますので、設計の際は実際に使用するイメージを持って計画することが大切です。また、使っていると埃も溜まりますので、定期的に掃除が必要になります。 ウォークインクローゼットの種類 【パイプハンガータイプ】衣類をメインに収納したい場合は上部に棚を設置し、棚下にはハンガーパイプを取り付けたパイプハンガータイプがおすすめです。こちらのタイプはコートやジャケットなど丈のある服もたくさん収納ができます。注意するところは下のスペースがあきやすいため、そこのスペースをどう活用するかが重要になります。【収納棚タイプ】クローゼット内を収納棚で仕上げたタイプは、服の他にバッグや靴を収納するのに適しています。可動棚にすることで棚の高さを自由に設定でき、効率的な収納が可能になります。棚の設置スペースが必要になりますので、ある程度の広さを持たせることが必要です。【ユニット棚タイプ】 既製品のキャビネットをクローゼット内に配置し、造作で棚を設けるのが「ユニット棚タイプ」です。家具の設置スペースが必要ですが、収納するものや好みに合わせてキャビネットを用意することができ、収納物の幅も広がります。 ウォークインクローゼットの間取り【2畳】 2人家族が使うのに適している広さです。2畳は1,800mm×1,800mmの広さがあり、60cm幅で当分することができます。60cm幅の収納スペースを両端に設けることができ、通路も60cm取れるため、収納物の管理もしやすいです。ハンガーパイプにかけた服の下にはキャリーバッグなど大型の物も置けますが、たくさん置けるというわけではないので注意が必要です。また、2畳だとクローゼットの中で着替えるには少し手狭に感じるため、もう少し広さを確保する必要があります。 【3畳】 3畳は一般的に採用されやすい広さで3〜4人家族に適しています。通路のスペースも大人2人が入っても余裕があり、十分な収納量がありますが、服が多めの方は少し物足りないかもしれません。服をぎゅうぎゅうに詰めてしまうと管理もしにくくなるため、服が多めの方は3.5〜4畳の広さを取るのが無難です。 【4畳】 4〜5人家族に適した広さで、衣類や大型の物も余裕を持って収納することができます。この広さなら収納ユニットを配置することも可能なため収納の幅が広がります。また、クローゼット内で着替える場合は鏡やベンチソファを置くと便利でしょう。注意するところは収納の使い方によって無駄なスペースができてしまう可能性がありますので、棚やキャビネットには収納物に合わせられる可変性を持たせるといいでしょう。 ウォークインクローゼットの収納レイアウト【I字型】 片側のみに収納スペースを配置したタイプが「I字型」です。このタイプは奥行きが取れない時に有効で、収納スペースと通路のスペースが等分された配置になります。そのため他のレイアウトと比べて通路のスペースが多くなり、収納としては非効率的です。収納棚とハンガーパイプを設置したレイアウトが一般的で、外壁に面している場合は窓の設置が可能です。【II字型】 クローゼットの中心を通路とし、両側に収納スペースを配置したタイプが「II字型」です。このタイプは収納スペースが両側に配置されているため「片方を衣類のためにハンガーパイプを設置し、もう片方は箱物を置くために収納棚を設置する」といった収納物を分けてレイアウトすることができます。通路の突き当たりの壁は収納スペースではないため窓の設置も可能。「I字型」ほど人が移動するスペースを取らなくてもいいので、収納も効率的です。 【L字型】 片側と奥側の壁に収納スペースを配置した一般的に採用されやすいレイアウトです。II字型のレイアウトに似ていますが、コーナー部分はデッドスペースとなりやすいので注意が必要になります。こういったスペースには使用頻度の少ないものを置くなど無駄なスペースとならないように配慮することが大切です。このレイアウトは一面だけ収納スペースとならない壁ができるため窓を設けることができます。【コの字型】 両側と奥の壁に収納スペースを配置したレイアウトが「コの字型」です。このレイアウトもよく採用されやすく、すべての壁が収納スペースとなるため窓を設置することはできませんが、その分収納できる量が増えます。収納物を見渡すことができるため管理がしやすく、出し入れも容易です。パイプハンガーや収納棚の設置、キャビネットの配置などレイアウトできる幅も広がるため収納物に合わせた効率的な収納が可能です。 ウォークインクローゼットの設置場所 ウィークインクローゼットの配置はライフスタイルに合わせて計画することをおすすめします。設計の際はどう利用するかが大切ですので、どんなことを求めているか明確にしておきましょう。おすすめの設置場所を以下にまとめましたのでご参考にしてください。 起きてすぐに着替えたい場合は寝室横に設置更衣室として使うなら廊下に設置バスルームとのアクセスを考えるのなら洗面所と隣接する位置に設置帰宅してすぐに着替えたい場合は玄関横に設置 家事動線を考慮するならベランダやバルコニー横に設置 まとめ 収納量が増えるとあちこちに物を置くことがなくなり家の中がきれいになります。収納物や用途によって適切なレイアウトや設置場所がありますので、間取り計画の時はどんな物を収納するのか、どういった使い方がしたいか設計士の方に伝えて使いやすいウィークインクローゼットを計画しましょう。家づくりは情報収集することが大切です。いえとち本舗は無料で家づくりに役立つ資料を提供しておりますので、これから家を購入しようと考えている方はぜひご利用ください。資料請求はこちらからさらに会員登録をするとVIP会員様限定の間取り集や施工事例、最新の土地情報をお届けいたします。当社は一切押し売りを致しませんので安心してご登録ください。会員登録はこちらから
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オール電化とガス併用、どちらがオトクであるか【いえとち本舗の新築・山口・宇部・周南・山陽小野田・防府】
こんにちは!いえとち本舗山口中央店の与倉です! 本日の投稿では、山口で新築住宅の購入をお考えのお客様に向けて「オール電化とガス併用、どちらがよりオトクであるか」について、お伝え致します。 年々、山口の新築住宅で利用する人が増えてきている “オール電化”しかし、未だ抵抗を感じ、ガスを併用して利用しているている方もしばしばいらっしゃいます。また、オール電化とガス併用する場合、どちらがオトクになるのかが気になっている方も多いです。 「新築住宅のオール電化っていいっていうけど…なんか、高そう」「これまでガス火で料理していたから、IHは使いづらそう」 こんな風にお考えの方もいらっしゃると思います。 そこで、今回は「オール電化とガス併用、どちらがよりオトクであるか」について、お伝えします! 結論からお伝えすると、オール電化の方がオトクです。では、その理由についてお伝えしていきます♪ <オール電化って?>そもそも、オール電化とはどのようなものであるかご存知でしょうか? オール電化という言葉を聞くと、IHコンロを思い浮かべる人が多いように感じます。 オール電化とは、家庭におけるエネルギーを電力のみで補うことです。そのため、調理だけでなくお風呂の湯沸かし等も、エコキュート(電気温水器)を用いて、電気でお湯を沸かすなどを行うことになります。 では、ここから山口で新築住宅を検討される際に参考になるオール電化のメリットについてお伝えします! <オール電化のメリット>オール電化のメリットは「安全性」「経済性」「エコロジー(環境)」の3つが挙げられます。では、具体的にどのようなことができるのかについて、お伝えしますね! 「安全性」オール電化での最も安全性に繋がること、それは「火」を使用しないことです。平成16年度の消防白書によると、火事の出火原因で最も多いのが「ガスコンロの火」とされています。しかし、オール電化ではIHヒーターを使用するため、火事の心配はありません!! 「経済性」新築住宅をオール電化にするメリットの重要項目である経済性。記事の題名にもあるように、オール電化がどれくらいオトクであるのかはとても気になりますよね! ではここで、「電気とガスを併用した場合」についての説明をします。 そもそも、ガスには「都市ガス」と「プロパンガス(LPガス)」がありますが、この違いってご存知ですか? 簡潔にいうと・プロパンガス→個別でガスタンクを設置したもので割高・都市ガス→ガス管が引かれているものでプロパンよりは安い このような違いがあるんですね!そのため、ガス料金は都市ガスの方が比較的に安く、プロパンガスはその2~3倍高くなってしまいます。金額があがってしまう原因は、ボンベの配送料や保安管理費用などの経費が重なることが挙げられています。 また、電気とガスはそれぞれに基本料金がかかってきます。基本料金とは、利用量に問わず毎月支払わなければなりません。電気とガスを併用してしまうと、それぞれで基本料金が発生するのに対し、オール電化は基本使用料が一本化されることで、支払う金額が大きく下がるんです!では、一体どれくらいの金額が変わるのでしょうか?下の例を参照してみてください! (電気・ガス併用住宅の場合)・都市ガスと電気の併用の場合→基本使用料は合計で 1,868円40銭・プロパンガス(LPガス)と電気の併用の場合→基本使用料じゃ合計で 2,533円40銭 (オール電化の場合)・オール電化住宅基本使用料は 1,296円のみ(引用:でんきと暮らしの知恵袋) このように、オール電化の新築住宅に比べ、電気・ガス併用住宅は約二倍の基本料金を支払わなければなりません。正直、もったいなく感じてしまいますよね… 「エコロジー性」新築をオール電化にすることで、お客様へ直接感じるメリットではないかもしれませんが、オール電化は環境にとって優しいという特徴があります。 電気会社は24時間365日電気を作っているのですが、深夜の時間帯は電気を使用する人が少ないため、電気(電力)が余ってしまいます。しかし、電力は貯蓄することができないため、せっかく電力を作っても、使用されないまま破棄されてしまいます。 しかしオール電化では、ほとんどが深夜電力を使用しているため、電力会社がつくる電力の生産量を抑制することができます。 さらに、エコキュート(電気温水器)は環境にとても優しいんです!その理由は、エコキュートに二酸化炭素を用いてお湯を沸かす機能があるからんなんですね!また、ガスでおお湯を沸かすことに比べると、年間杉の木30本分が吸収する二酸化炭素を減らすことができちゃうんです! そんなメリットだらけのオール電化の新築住宅にも、実はデメリットがあります。 <オール電化のデメリット>新築住宅のオール電化のデメリット…それは! 災害時の停電で、何も使えなくなってしまうことです。 電気ですべてのエネルギーを賄っているため、停電等で電気が止まってしまうと、不便な状況に陥ってしまいます。 特に、最近日本では災害が多く長時間・長期間の停電が続くことも実際にありました。 さらに、ソーラーパートナーズの調査結果によると「自宅が停電したら困ると思うことランキング」で最も多かったのが、冷蔵庫が使えずに食品がダメになること。 食材がだめになってしまうと、食料が減ってしまうだけでなく、腐敗臭等も気になってきますよね… このような停電時での対策として、いえとち本舗山口中央店では災害時用のコンセントというものを設置しております。災害時用のコンセントとは太陽光で貯めた電力をそのまま使用することができるものです。電力は、通常のコンセントよりも弱いですが、災害時に利用できないと困る冷蔵庫等にのみ対応することができます。そのため、停電時には冷蔵庫等のコンセントを災害時用のコンセントに差し替えることで、一定の時間、電力を送り続けることが可能になります。 さらに、災害が起きた場合、水道やガスよりも電気の普及の方が断トツで早いです。また、オール電化の新築住宅である場合、エコキュートや電気温水器が設置されている場合が多いです。エコキュートや電気温水器は、数百リットルの単位で自宅のタンクに水を貯めることができるため、災害時でもタンク内の水を使用することができます。 オール電化の新築住宅をもつことは、経済的かつ災害時への対策もできるため、とってもオトクになります!オール電化はガスを併用して利用するよりも、安く、安全性やエコロジー性も高いことがお分かりいただけましたでしょうか? 山口でかしこい新築住宅を持つためには、建物のことを考えるのはもちろんですが、実際に住んだ後の生活のこともイメージしてみましょう! 以上、「オール電化とガス併用、どちらがオトクであるか」についてでした! 11月16日(土)~11月24日(日)開催イベント↓【山口市吉敷赤田】圧倒的に暮らしやすい3LDK完成見学会