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建物・家づくり
キッチン・お風呂・洗面・トイレの後悔ポイントと水回りの失敗事例

水回りは生活に直結するため、普段使っているとすぐに不満なところや満足しているところがわかります。
これから家を建てる方なら不満よりも満足の多い水回りにしたいですよね。
後悔のない水回りにするポイントは下記になります。
【後悔しないためのポイント】
- 使いやすさ
- 収納量
- 掃除のしやすさ・汚れにくさ
- コミュニケーションとプライバシー
では、上記のポイントを踏まえて具体的にお伝えしていきたいと思います。
キッチンの後悔ポイントと失敗事例・成功する解決策

キッチンの後悔ポイントと失敗事例

【キッチンの後悔ポイント】
- キッチンカウンターが狭かった
- 収納が少なくてキッチンが散らかってしまう
- 家事動線の悪いキッチンにしてしまった
- キッチンの近くにコンセントがなくて不便
- お手入れや掃除が大変
【失敗事例1:見た目だけで選んだばかりに収納が少く困っている】
見た目重視でアイランドキッチンにしました。
でも、いざ使うと収納の少なさに驚きました。
対面キッチンだから開放的にと思ったけど吊戸棚もないからごちゃごちゃ物が散らかって片付けるのが大変…
【失敗事例2:配膳がしにくい。家事動線をもっと考えれば良かった】
I型キッチンにしました。
でも、キッチンで作った料理を盛り付けたり、ダイニングに運んだりと、わざわざ一つずつ運んでめんどうくさい。
キッチンカウンターを付けて出来上がった料理をどんどん置けるようにすればもっと配膳しやすかったのに…
キッチンの失敗をしないためにはどうすればいい?

収納や家事動線を重視するのならパントリーを設けるといいでしょう。
収納量が増え、物の出し入れの手間も少くできます。
パントリーは玄関の近くにあれば買ってきたものをすぐにしまえて、使いたい時もすぐに取り出せますのでとても楽です。
家族とのコミュニケーションを大切にしている方は、料理をしながらでもリビングに居る家族を見ることができる対面キッチンがおすすめです。
注意する点は収納ですが、パントリーを設ければ収納は解決できます。
お風呂の後悔ポイントと失敗事例・成功する解決策

お風呂の後悔ポイントと失敗事例

【お風呂の後悔ポイント】
- 窓が大きすぎて掃除が大変
- 鏡が大きすぎて汚れが目立つ
- お風呂のスペースが狭くて全然ゆったりできない
- いらないオプションをつけてしまった
【失敗事例1:豪華な大きな鏡、でもちゃんと掃除しなかったから水アカで汚い】
大きな鏡は見た目が豪華で選びました。
用途的にも鏡が大きいほうが良いだろうと思っていました。
でも長く使っていると水アカのせいで鏡に白いポツポツが…鏡が大きい分汚れが目立つ。
こうなるのなら小まめに掃除をしておけば良かった。
【失敗事例2:お風呂のスペースが狭い。ゆったりできなくて疲れがとれない】
普段シャワーばかりだからあまりお風呂は広くなくても大丈夫だろうと思っていました。
でも、実際に使ってみると両側の壁は近い、たまに湯船を使っても足を伸ばせなくてゆったりできないと感じました。
やっぱりお風呂はゆったりできる方が疲れはとれます。
我が家のお風呂だからこそ、必要なお風呂の広さをとって設計すれば良かったです。
お風呂の失敗をしないためにはどうすればいい?

お風呂は一日の疲れをとるスペースです。
ゆったりできることが大切ですから、足を伸ばせる浴槽を選んだほうがいいでしょう。
また、掃除のしやすさも重視するポイントです。
大きな鏡は使い勝手やデザインにおいても優れていますが、水アカが付着して却って汚れが目立つ可能性もあります。
水アカ汚れが付着しにくい鏡を使って対策してみましょう。
掃除のしやすさというのも重要で、壁や床、浴槽など汚れがつきにくい素材のお風呂にすると掃除がしやすくなります。
オプションの付けすぎも禁物です。
ヒートショック対策に浴室暖房を取り付けるなど必要な機能のみ取り入れましょう。
洗面の後悔ポイントと失敗事例・成功する解決策

洗面の後悔ポイントと失敗事例

【洗面の後悔ポイント】
- 収納が少ない
- 水が飛んで壁や床が汚れる
- 洗面台の高さがあっていない
- 朝の時間は混雑。別に洗面スペースをつくれば良かった
【失敗事例1:幅の広い洗面台にしたけど収納棚の方が良かった】
洗面台は広い方が使い勝手も良く収納も多くなるだろうと思っていました。
ボウルは広くていいのですが、収納はキャビネットのところだけで上はまったく収納がありません。
幅を縮めて収納用のキャビネットを置けば良かったかも。
【失敗事例2:朝は混雑して中々使えない】
うちの家族は夫と娘、息子と家を出る時間が一緒です。
だから、朝の洗面所は大混雑。
使いたくても使い終わるのを待たなければいけないし、別にもう一つ洗面スペースをつくれば良かった。
洗面の失敗をしないためにはどうすればいい?

朝は通勤、通学があるので、洗面スペースを使う時間がかぶってしまいやすく混雑します。
滞りなく利用するには使う時間がかぶってもいいように、もう一つ洗面スペースをつくってあげるといいでしょう。
二階の廊下に洗面台を置くだけでも朝の時間の混雑を回避することができます。
洗面スペースの収納は、トール収納や吊戸を設けてあげると収納量が上がります。
洗面スペースは洗濯機を配置するスペースも考えなければいけないので、効率的な収納方法が必要です。
化粧台の幅を広げれば使い勝手は良くなりますが、収納を削ってしまうようならば無理に幅を広げないで、あえて幅を縮めて収納スペースをつくるといいでしょう。
トイレの後悔ポイントと失敗事例・成功する解決策

トイレの後悔ポイントと失敗事例

【トイレの後悔ポイント】
- 大きいサイズにしたけど部屋が狭くて使いにくい
- レイアウトに失敗
- トイレと部屋が近くて音が気になる
- タンクレストイレにすれば良かった
- 汚れが気になって掃除が大変
【失敗事例1:音が聞こえる?部屋の近くにトイレをつくらなければよかった】
住んでみて気付きました。
キッチンで家事をしていると水の流れる音が聞こえるからなんだろうと思ったらトイレの音でした。
そのことに気が付いてからは、音が聞こえるんじゃないかと気になるようになりました。
【失敗事例2:ペーパーホルダが遠くて使いにくい】
ペーパーホルダーの配置を気にせずにいた。
いざ、使ってみると体を少し前屈みにして手を伸ばさないと届かない。
ちゃんと現地で確認して取り付けてもらえば良かった。
トイレの失敗をしないためにはどうすればいい?

トイレスペースは家族であってもプライバシーを確保する必要があります。
間取り計画の段階でトイレの配置を気にしておくことが大事です。
また、部屋が近くなるようならば音が届かない防音対策か納戸や収納部屋など普段人がいない部屋を配置するようにしましょう。
トイレのレイアウトは現地で確認したり、寸法通りのシミュレーションを行ったりして決めていくことが大切です。
ちょっとしたアクセリーの配置ですが、毎日の使い勝手に影響しますので気を配っておきましょう。
まとめ
水回りは毎日使う場所ですから、快適に使える計画にしてあげるのがポイントです。今回の後悔ポイントを見てみますと下記のようなことがわかります 。
【後悔しないためのポイント】
- 使いやすさ
- 収納量
- 掃除のしやすさ・汚れにくさ
- コミュニケーションとプライバシー
水回りを計画する時は上記のポイントを踏まえて、何を重視したいか検討しつつ計画していきましょう。
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									  建ぺい率と容積率って?調べ方や知っておくべき注意点を解説!家を建てる土地には街並みの景観や防災、人の流入などを整えるために建築物の制限があります。家の設計では建ぺい率や容積率などの建築制限が必ず関わっていきますので、しっかりポイントを押さえておきましょう。この記事では建ぺい率や容積率についてご紹介します。1 建蔽率(建ぺい率)とは?2 容積率とは?3 用途地域によって制限がある! 4 知っておくべきポイント5 まとめ建蔽率(建ぺい率)とは? 家を建てる敷地には建築可能な大きさが定められており、この値を建ぺい率といいます。通常は分数で表記されていますが、よく使われているのはパーセントです。建物の大きさとは建物の外壁や柱の中心線に囲まれた部分を示し、建物の水平投影面積が該当します。土地は街並みの景観や防災、採光、通風などを整えるために建築する建物を制限しています。もし、制限なく建築ができると高い建物ばかり多くなってしまったり、日照をとることができない建物ができてしまったりと住みにくい都市になってしまいます。住みやすい都市となるように土地には建物の制限を設けてバランスをとっています。建ぺい率は各市町村の役所や不動産業者により公開されており、インターネットや電話で確認できます。市役所は都市計画課や街づくりを担う部署で相談ができますので、調べ方が分からなかったり、土地について相談があったりする場合は直接聞きにいくのもいいでしょう。求め方は以下の計算式で算出することができます。建ぺい率(%)=建築面積 / 敷地面積 × 100【例:建築面積が75㎡、敷地面積が150㎡、建ぺい率が50%の場合】75㎡ / 150㎡ × 100 = 50%上記の例でいくと、150㎡の敷地面積に対して75㎡の建築面積を持つ建物が建築可能です。 容積率とは? 容積率は建物の内容量を制限する割合で、都市機能をオーバーさせないために人工をコントロールする役割があります。容積率の制限がないと部屋数を増やすためにいくらでも高い建物を建てることが可能になってしまい、人口数も増えることで都市機能の許容範囲を超えてしまいます。建物の内容量は延床面積で表し、敷地面積で除すると容積率が算出できます。計算式は以下になります。容積率(%)=延床面積 / 敷地面積 × 100【例:延床面積が300㎡、敷地面積200㎡、容積率が150%とした場合】 300㎡ / 200㎡ × 100 = 150%上記の条件でいくと延床面積300㎡までなら建築可能ということになります。建ぺい率や容積率は制限を超えて建てられませんので、土地選びの際は必ず確認してから選ぶことが大切です。 用途地域によって制限がある! 用途地域ごとの建ぺい率や容積率を表にまとめましたのでご覧ください。 用途地域建ぺい率(%)容積率(%)第一種・第二種低層住居専用地域30・40・50・6050・60・80・100・150・200第一種・第二種中高層住居専用地域30・40・50・60100・150・200・300・400・500第一種・第二種住居地域50・60・80100・150・200・300・400・500 容積率は条件が厳しい方を適用 容積率は前面道路の幅員によって数値が変わってきます。前面道路とは敷地に接する道路のことで、幅員12m未満の道路は建築基準法により指定する計算式で算出し、都市計画が定める指定容積率と照合して条件が厳しい方が該当になります。幅員12m未満の場合の計算式は用途地域により割合が異なり以下にまとめましたのでご覧ください。 前面道路幅員12m未満の計算式【第一種・第二種低層住居専用地域、第一種・第二種中高層住居専用地域、第一種・第二種住居地域、準住居地域】道路幅員(m)×0.4【近隣商業地域、工業地域、無指定地域】道路幅員(m)×0.6 幅員12m未満の場合の求め方 前面道路幅員3m、用途地域が第一種低層住居専用地域で指定容積率が150%とした場合で容積率を求めていきます。指定容積率 = 150% → 15/10(分数での値)前面道路幅員3m × 0.4 = 1.2(120%) →12/10(分数の値)上記の数値により条件が厳しい12/10(120%)が容積率となります。 知っておくべきポイント 建築基準法では建築面積の緩和措置がありますので、より広い建物を建てるために有効に活用することがポイントです。ここでは、建物にかかる制限の規定で知っておきたいポイントをお伝えします。 建ぺい率の緩和措置 建ぺい率は緩和措置があり、以下の条件に適合すると指定する数値を都市計画で定める数値に加算することができます。 防火地域内の耐火建築物の場合は+10%加算 特定行政庁指定の角地の場合は+10%加算 1と2の条件を両方満たしていると都市計画で定める数値に+20%加算することが可能です。用途地域によって緩和措置の対象が異なりますので、下記にまとめたものをご参考にしてください。【第一種・第二種低層住居地域、第一種・第二種中高層住居地域、工業地域】都市計画で定める数値:30、40、50 防火地域内の耐火建築物の緩和:1+10% 特定行政庁指定の角地の緩和:1+10% 2+3の両方の条件に適合する場合の緩和:1+20% 【第一種・第二種住居地域、準住居地域、準工業地域】 都市計画で定める数値:50、60、80 防火地域内の耐火建築物の緩和:1+10%(1の値が80の場合は制限なし) 特定行政庁指定の角地の緩和:1+10% 2+3の両方の条件に適合する場合の緩和:1+20%(1の値が80の場合は制限なし) 建ぺい率80%を除いて近隣商業地域や商業地域、工業地域なども緩和措置がされています。地階の建築面積と延床面積の特例 地階(地下室)は建築面積や容積率の特例があり、条件を満たすことで緩和することができます。地盤面から1m以下の地階は建築面積に算入されません。また、住宅スペースと見做す部分の床面積の1/3を限度として、「地階の床から地盤面までの高さが地階の天井高1/3以上あること」「地盤面から地階の天井までの高さが1m以下であること」の2つの条件を満たすと容積率の計算の際は延床面積として含まれません。例:容積率限度を延床面積150㎡とした場合、50㎡以下の地階なら延床面積に算入せず設けることができます。外壁から1m以内の軒や庇やバルコニーは建築面積に含まれない 庇や軒、バルコニーなど外壁から突き出す部分が1m以内の場合は建築面積に含まれません。もし、外壁から突き出している部分が2mある場合は、緩和されている1mを差し引いた1mの部分が建築面積に含まれます。開放性を持つ建築物の建築面積の緩和 開放性を持つ建築物は、建物の先端から1m以内の部分は建築面積に含まれません。開放性というのは具体的な条件が規定されており、以下の条件となります。 外壁がない部分が連続して4m以上 柱の間隔が2m以上 駐車場や駐輪場の施設の延床面積の除外 カーポートは柱や屋根を持つ建築物となるため基本的に建築面積に含まれます。ただし、駐車場や駐輪場を目的とした施設の場合、容積率の算定の際は建築物の延床面積1/5を限度として差し引くことができます。ロフトや小屋裏の延床面積の緩和 ロフトや小屋裏は一定の条件を満たすことで居住部分として看做されず延床面積の算入から除外することができます。延床面積に含まれない条件は以下のことを満たす必要があります。 ロフトの床面積がロフトのある階の床面積の1/2未満 天井高が1.4m以下 居住などに使用する仕様でないこと ロフトの床面積がロフトのある階の1/8を超える場合、各階の壁量を増やすこと ロフトは居住スペースとして看做されていないため、仕様には注意しましょう。床の仕上げが畳や絨毯、タイルカーペットなどにすると居住スペースとして看做されてしまう可能性がありますので、設計の際は設計士の方に相談しながら計画していくことが大切です。 まとめ 建ぺい率や容積率を確認せず土地を選んでしまうと、当初計画していた大きさの建物が制限により建てられなくなってしまうということになりかねません。家を建てる時は必ず建ぺい率や容積率が関わってきますのでちゃんとどんなことか理解しておきましょう。家づくりは情報収集することが大切です。いえとち本舗は無料で家づくりに役立つ資料を提供しておりますので、これから家を購入しようと考えている方はぜひご利用ください。資料請求はこちらからさらに会員登録をするとVIP会員様限定の間取り集や施工事例、最新の土地情報をお届けいたします。当社は一切押し売りを致しませんので安心してご登録ください。会員登録はこちらから 
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									  【家の外壁選びのすべて】失敗しない素材や色の選び方をご紹介!外壁は家のデザインを決める大切なところですので、じっくり考えて決めていきたいと思う方も多いはずです。外壁はたくさん種類があり、どうやって選んでいけばいいかわからないという方もたくさんいます。外壁選びに失敗しないためには、外壁のことや色の選び方はを知っておくことですので、この記事でご紹介するポイントをしっかり押さえておきましょう。この記事は家の外壁や色の選び方についてご紹介していきます。1 外壁選びのポイント2 外壁素材別の特徴 3 失敗しない色の選び方 4 まとめ 外壁選びのポイント 外壁は家の外観を決める大切な要素です。外壁はたくさん種類がありますので、どんなところに気をつけて選べばいいか迷うところ。外壁を選ぶ時に大切にしておきたいポイントが以下のことです。 価格 性能とメンテナンス性 デザイン性 それでは、この3つのポイントについて一つずつご説明していきます。価格 外壁を選ぶのに、まず考えておきたいのが価格です。外壁は種類によって価格が異なります。当然ですが、価格の違いは外壁の性能や特徴も変わってきますので、価格と照らし合わせて自分が求めることに合った外壁を選びたいものです。注意するところは価格が安すぎるのは気を付けなければいけません。価格が安い外壁は性能が低く耐用年数が短かったり、メンテナンス性が悪かったりしますし、工事の手抜きの可能性だってあります。外壁の種類で価格は10〜100万円と大きく差がありますので、適切な工事を行ってくれて、計画している予算の範囲で性能やメンテナンス性、耐用年数などとバランスが合っている外壁材を選びましょう。普及率の高い窯業系サイディングは豊富なデザインが用意されており、一般的な外壁材としてリーズナブルな価格で販売されていますのでおすすめです。性能とメンテナンス性 耐久性の高い塗装が施されている外壁やタイルのように基本的に腐食せずメンテナンスの負担が少ない外壁は、定期的に行うメンテナンスの頻度が少なくなり、将来的に掛かる費用も抑えることができます。メンテナンスが少ないと建物の維持管理がしやすく、きれいな状態を維持しやすくなりますので、外壁を選ぶ時は性能やメンテナンス性も重視しましょう。デザイン性 家の外観は外壁で決まるといっても過言ではありません。外壁の種類によって、素材感や色などが変わってきますので、外壁を選ぶ時は建てたい家のテイストに合っているかを考えて判断しましょう。デザイン性の高い家にするには統一感を持たせることが大切です。外壁材で建物のデザインやテイストが決まり素材の雰囲気が現れてきますので、どんな家にしていきたいかイメージを持って外壁を選びましょう。 外壁素材別の特徴 外壁の素材はいろいろ種類があり、特徴や耐用年数、デザインが違います。外壁の素材は家の外観を決める大切なところですので、どんな種類があるか押さえておきましょう。 窯業系サイディング 窯業系サイディングはセメントと繊維を混ぜ合わせた基材に塗装を施した外壁材です。工場生産により品質が安定しており、レンガ調や石目調、木目調など豊富なデザインがラインナップされており、意匠性に優れた特徴があります。現在の住宅では最も普及している外壁材がサイディイングです。コストも安価なものからグレードの高いシリーズが用意されていますので、予算に合わせて好みの柄を選ぶことができます。金属系サイディング 鋼板の上にメッキを施した外壁材が金属系サイディングです。金属系サイディングにはいくつか種類があり、ガルバリウム鋼板やアルミニウム、ステンレスなどがあります。金属系サイディングの中ではガルバリウム鋼板が主流となっており、重さが軽量なため耐震性に優れ、錆びにくくメンテナンス性も高くなっています。塗壁 モルタルや漆喰などの素材をコテで塗って仕上げていく外壁を塗壁といいます。左官職人による仕上げは、自然な風合いがあり趣のある模様を外壁に施すことができます。漆喰は調湿性があり、純度が高いと汚れを分解してくれる作用がありますので、きれいな状態を長く維持してくれます。モルタル外壁はモルタルを塗った後に塗装をして仕上げるため定期的に塗装をする必要はありますが、耐久性の高い塗装をすればメンテナンスの頻度が少なくなります。タイル タイルは基本的に腐食しませんので、非常に優れた耐久性があります。タイルの種類も数えられないほどありますのでデザインの幅も広いです。汚れに対しても強くて塗装も基本的に必要ありませんので、建物の美観性を長く維持していける外壁材です。ただし、タイルの目地は吸水性があり、経年劣化を起こしますので、ある程度年数が経ったらメンテナンスが必要です。ALC 珪石やセメント、生石灰、発泡剤などを原料とする軽量気泡コンクリートがALCです。発泡剤で多孔質化していますので軽量かつ施工性、加工性に優れ、その他にも耐久性、断熱性、耐火性も高くなっています。ALCは気泡により細かい穴があいているため水を吸ってしまう欠点があり、塗装をして防水性を持たせる必要があります。 失敗しない色の選び方 家のデザインはどんな色で仕上げるかがとても重要なポイントです。色選びに失敗しないために、ここでは色の選び方についてお伝えしていきます。周辺の景色との調和ができていること 家の色を決める時は自分の家だけを見て決めるのではなく、周辺の景色や建物のことも考えて決めることが大切です。景色や周りの建物と調和しない色で仕上げてしまうと周りから浮いた家になってしまい悪目立ちしてしまいます。近隣トラブルになる可能性もありますので、周辺の環境と調和する色で仕上げることが重要です。劣化が目立たない色を選ぶ 建物は年数が経つにつれて劣化を起こし、汚れも目立ってきます。年数により徐々に建物が汚れてくることを考慮して、家が汚れてきても目立ちにくい色で仕上げるといいでしょう。白などの明るい色は、雨垂れ跡や苔があると目立ちますが、グレーやブラックなどの色は汚れても表に出にくいです。明度や彩度の低い色は汚れが目立ちにくい色となっていますので、劣化や汚れを目立たせたくないという方はトーンを落とした色を選ぶといいでしょう。小さなサンプルじゃなくて実物を確認する 色を選ぶ時はカラーサンプルを参考にしますが、サンプルが小さい時は注意しましょう。カラーサンプルが小さいと実際よりも色が濃く見えてきますので、仕上がった時にイメージと違ったとなる可能性があります。色は広くなるほど白く見えますので、色選びの時はできるだけ大きいサンプルや実物を見て確認してから選ぶことをおすすめします。統一感のある色を選ぶ 異なった色をいくつも使ってしまうとメリハリがなくなり、まとまりのない外観になってしまいます。また、洋風や和風など家のスタイルに合っていない色を選んでしまうと違和感が出てしまいますので色は統一感を考えて選びましょう。複数の色を使う時は、色を引き立てる補色や色相の近い色を使ってバランスをとりながらデザインしていくことが色選びのポイントです。 まとめ ここまで家の外壁選びについてお伝えしてきました。外壁は家の外観を決める大切なところですので、じっくり考えて気に入った外壁を選びましょう。外壁にはいろいろ種類があり、特徴やデザインが違います。家を建てた後のメンテナンスにも影響がありますので、価格やデザイン、性能をよく比較して自分に合ったものを検討していきましょう。家づくりは情報収集することが大切です。いえとち本舗は無料で家づくりに役立つ資料を提供しておりますので、これから家を購入しようと考えている方はぜひご利用ください。資料請求はこちらからさらに会員登録をするとVIP会員様限定の間取り集や施工事例、最新の土地情報をお届けいたします。当社は一切押し売りを致しませんので安心してご登録ください。 会員登録はこちらから 
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									  注文住宅を建てる前に知っておきたいこと!理想を叶える家づくり情報注文住宅を建てよう、と思い立ったら、まず何から始めたらいいと思うでしょうか。住宅展示場に行く、住宅会社にプランを作ってもらう、などが思いつくかもしれませんが、もっと大切なのが情報収集です。理想の家を建てるためには家のことをよく知っておかなければいけません。そこで、今回は注文住宅を建てる前に知っておきたい事をご紹介していきます。 注文住宅を建てる前に家が建つまでの流れを知っておこう家が建つまでの流れとスケジュール注文住宅を建てる計画をしたら、まず家が建つまでの流れと期間について把握しておきましょう。家づくりのスケジュールは下記のように流れていきます。 スケジュール内容期間の目安①どんな家にするか情報収集どんな家にするかイメージ資金計画を立てる約1ヶ月〜3ヶ月②土地探し・土地の売買契約建築プラン・見積もり依頼施工会社の決定・建築請負契約敷地調査約3ヶ月〜10ヶ月③住宅ローンの契約工事着工約4ヶ月〜12ヶ月④工事完了〜引き渡し入居約1ヶ月〜3ヶ月このように家が建つまでの流れを知り、いつ頃から新しい家に入居したいかを決めて逆算する事で、いつから家づくりを始めればいいか知る事ができます。 注文住宅を建てる前に知っておきたいこと:資金計画編注文住宅を建てると掛かる税金の種類注文住宅を建てるといくつかの税金が掛かります。家を建てて最初の一回の支払いで済む税金や毎年支払わなければいけない税金がありますので覚えておきましょう。 消費税:家の購入費用や土地の仲介手数料に掛かる印紙税:工事請負契約書や土地売買契約書に掛かる登録免許税:家や土地の登記の際に掛かる不動産所得税:家を購入後、一回限り納税固定資産税:毎年一回の納税、家と土地の両方に掛かる都市計画税:都市計画による市街化区域内に所在する土地・建物に課税住宅ローンの基礎知識住宅ローンの種類は大きく分けると自治体などが行なっている公的融資と銀行や信用金庫が行う民間融資があります。金利タイプにも種類があり、固定金利型、変動金利型、固定金利選択型があります。当然ですが、住宅ローンはいくらでもお金を借りられるというわけではありません。融資を受けるためには、審査に通る必要があり、事前審査と本審査があります。本審査を通過する事で住宅ローンの契約を結ぶ事が可能になりますので、自分ならいくらまで借り入れが可能かなど計算する事が大切です。住宅ローンを利用する際に注意していただきたいのが、いくらまで借りる事ができるかよりも、完済する事ができるか、が重要になります。返済をしながら生活を送っていきますので、生活が苦しくなるような返済額の設定は避けましょう。 補助金を利用して建築費用の負担を減らそう注文住宅を建てる方を対象に国や地方自治体から建築費用の負担を軽減する補助金交付制度が実施されています。例えば実施されている補助金制度は下記のようなものがあります。 すまい給付金:補助金額最大50万円地域型住宅グリーン化事業:補助金額50〜140万円ネット・ゼロ・エネルギーハウス支援事業(ZEH):補助金額70万円〜補助金を受けるには申請を行う必要がありますが、基本的に申請業務は依頼する業者が主導となって行います。注文住宅は高額ですから、上記のような補助金を利用すれば費用負担も減らす事ができますので、ぜひ利用しましょう。各年度によって実施される補助金制度や交付条件は異なるため、利用する際は事前に確認が必要です。 注文住宅を建てる前に知っておきたいこと:建物編家の構造の種類注文住宅を建てる際は家の構造の種類も知っておきましょう。【家の構造の種類】木造鉄骨造(S造)鉄筋コンクリート造(RC造)鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)主に日本で多く普及している住宅は木造です。木造には2つ工法があり、在来軸組工法と2×4工法(ツーバイ工法)があります。2つの工法の違いをポイントでお伝えしますと下記になります。 在来軸組工法:柱・土台・梁などを組み合わせた骨組みで建てる日本伝統工法2×4工法:枠組み壁工法とも呼ぶ、規格化した木材を組み合わせ、耐力壁を設けた工法在来軸組工法や2×4工法はそれぞれメリット・デメリットがありますので、どちらの工法で建てるかよく検討しましょう。 家を建ててくれる会社の種類注文住宅を建ててくれる会社は複数あり、大きく分けると下記のような会社になります。 ハウスメーカー工務店建築設計事務所ハウスメーカーは全国に営業所や住宅展示場を構えて活動していて、安定した品質を全国規模で提供する住宅会社です。工務店は、地元を中心とした地域密着型の営業活動をしており、手厚いアフターサービスやレスポンスの早い対応が期待できる特徴があります。建築設計事務所は、設計を専門とした住宅会社です。設計に特化し、制限のない自由な設計が可能なため、世界に一つだけの注文住宅を建てる事ができます。このように住宅会社によってそれぞれ特徴が異なりますので、どの住宅会社が適切かよく考えて選びましょう。 注文住宅の種類注文住宅の種類を大きく分けると下記の種類があります。 規格型セミオーダー型フルオーダー型規格型の注文住宅は、決められた間取りから壁紙や設備、床の種類などを選んでいく設計となっています。間取りや窓の位置の変更はできず、設計に制限がある注文住宅となっています。セミオーダー型は、間取りや外装・内装の仕様、設備など基本となるプランがあり、そのプランを土台に自分の好みに合わせて設計ができる注文住宅です。フルオーダー型は、完全自由設計が可能な注文住宅です。一から間取りを設計し、仕様を決めていきますので、その分の時間と建築コストが掛かります。 住宅に欠かせない性能どんなに外観が素敵な家でも地震に弱い家であったり、室内が寒かったりする家では問題です。外観などのデザインも大切ですが、住宅に必要なのは快適に生活を送れる環境がある事です。暮らしやすい生活を作る住宅性能とは何かというと下記のような性能です。 耐震性能断熱・気密性能耐震性能は言葉の通り、地震に対する性能です。日本は地震大国ですから、耐震性能がしっかりと取れた家を建てる事が重要です。断熱・気密性能とは、簡単に言いますと室内温度の快適さに影響する性能です。冬は暖かく、夏は涼しい家というのは、この断熱・気密性能が高い家となっています。冷暖房効率も高くなり省エネ効果もあるので、住宅には欠かせない性能です。 まとめここまで注文住宅を建てる前に知っておきたい事についてご紹介してきました。きっと、ほとんどの方は注文住宅を建てるのは初めてかと思います。注意していただきたいのが、何も情報がないまま家づくりを進めてしまうと、後々後悔してしまう可能性があるという事です。一生に一度の買い物とも言える家づくりですから後悔がないように、今回ご紹介した事を参考にしていただけたら嬉しく思います。家づくりの最初の一歩は情報収集です。まず、住宅会社の資料請求をして、たくさん情報を集めて理想の家を建てましょう。いえとち本舗では会員登録する事で施工事例や間取りを無料で見放題です。資料請求も行っていますので、ぜひご参考ください。https://smarthouse-yamaguchi.jp/contact/ 
 
						 
							 
							 
							 
							 
                     
                             
                             
                             
                             
										 
										 
										 
						 
					 
						 
					 
					 
				