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建物・家づくり
新築内装コーディネートの決め方は?おしゃれな施工例もご紹介

内装デザインをこだわり始めてしまうと、なにが正解なのかわからなくなって、なかなかデザインが絞れなくなってしまうことがあるのではないでしょうか。 「内装のコーディネートは難しい」 こういった声は多くの方が感じることです。 この記事では新築の内装コーディネートの決め方やおしゃれな施工例をご紹介していきます。
新築内装コーディネートは難しい?

そもそも内装コーディネートが難しいと感じてしまう原因を探ってみますと「デザインが多すぎる」「家具や家電との相性が難しい」「デザイン性と使い勝手の優先バランスが難しい」「家族と意見がそろわない」などなど、たくさんあります。
内装に限ったことではありませんが、デザインは無数にあって、どれも目移りしてしまうと統一感のあるコーディネートができなくなってしまいます。まずは、どんなデザインにしたいか、基本となるデザインを決めておくことがはじめの一歩です。
新築内装デザインのバリエーション

まずはどんなスタイルを基本とするか決めておくと、この後の内装コーディネートも進みやすくなります。それでは内装デザインのバリエーションを一つずつお伝えしていきます。
モダン
モダンというのは「現代的な」という意味があります。無駄を省き、白を基調とするシンプルなデザインが印象的です。また、曲線というよりは直線的な空間づくりで、すっきりとしていて清潔感があり、洗練されたかっこよさを感じさせてくれます。アメリカンスタイル
アメリカンスタイルはいろいろなデザインが派生していて、ヴィンテージスタイルやガレージ付きのDIY感のあるガレージハウス、木の温もりを感じることができるログハウスやカントリースタイルなどあります。北欧スタイル
白を基調としながらも、天然木を取り入れるなど、自然の暖かさを感じさせてくれるテイストが特徴的なのが北欧スタイルです。インテリアの北欧家具も同じスタイルで人気があります。もちろん内装との組み合わせもバツグンです。アジアンスタイル
アジアンリゾートに来たようなエスニックな気分を味わうことができるアジアンスタイル。木材を基調としたインテリアと明暗のある照明演出で癒しの空間をつくります。アジアン調の壁紙は花柄や織物風などバリエーションも豊富にあります。新築内装デザインの決め方

内装材を決めるときに気に入ったものがあった場合は順序が変わってもまったく問題ありません。それでは手順をお伝えしていきますので、ぜひご参考にしてください。
まずはどんなデザインがあるか調べる
どんなデザインスタイルにするか決めておくと、これから決めていく内装材や建具などのデザインが決めやすくなります。新築のときは写真の切り抜きやイラストなどいろいろな資料を集めておくのもおすすめです。家族と話して方向性を決める
ある程度方向性が決まりましたら家族会議を開いてどんなデザインにするか意見を揃えておきましょう。意見が食い違っていたり、噛み合っていなかったりすると統一感のあるコーディネートがしにくくなりますので、家族みんなが共通するデザインの方向性を決めておくことが大切です。サンプルや展示場で実物を確認する
雑誌やカタログなどで見るのと実物では印象が違うことが多々あります。できれば実物を見るのが望ましいですので、サンプルを取り寄せたり展示場に行って実物に触れたりすることをおすすめします。実物を体験しておくことで、完成時にイメージと違ったという後悔もしにくくなります。床材を決める
内装材はまず床から決めるのが一般的です。床材は空間をつくる土台となりますので、デザインスタイルに合わせて選んでいくことがポイントです。床材はフローリングやタイル、カーペットなどがあります。天井や壁を決める
色相に限らず色味が濃いほど重みがあり、空間に圧迫感を与えます。天井に白がよく採用されるのは、色味が薄く軽い印象を与えるため、空間に圧迫感を与えず開放的で広々とした雰囲気をつくることができるからです。また、色数が多くなると統一性がなくなってしまいますので、使っても2色までにしておくといいでしょう。アクセントカラーのように一面だけ違う色にするとデザイン性の高い空間になります。
建具や設備を決める
建具はデザインスタイルに合わせて選ぶことがポイントです。カントリースタイルやアジアンスタイルは木の雰囲気が大事になってきますので、無垢材の建具を使うなど木を全面にだしておくことです。現在ではLDKの間取りが多くなり、キッチンもインテリアとして見せるようなっています。天然木を使ったキッチンもありますので、空間に馴染むキッチンを置いてあげましょう。
照明を決める
照明はシーリングライトやペンダントライト、ダウンライト、シーリングファンライトなどたくさん種類があります。照明の選び方はシチュエーション別に選ぶのがポイントです。ペンダントライトは手元を照らすことができますので、ダイニングに。ダウンライトはスポットライト的な要素がありますので、テレビの上や目立たせたいインテリアのところに設置すると効果的です。
失敗しないために!新築内装に関する注意点

コーディネートは統一感を持たせる
内装をおしゃれにコーディネートしていくポイントは統一感のあるデザインにすることです。壁紙や照明、インテリア、家具、床など、部屋全体をつくるデザインに合わせてコーディネートしましょう。また、色の使いすぎには注意。いろんな色を使うとごちゃごちゃした印象になり、部屋が散らばってまとまりなく見えてしまいます。色は使っても2〜3色で留めておくのが望ましいです。
素材選びは実物を見る
内装に使う素材は、できるだけ実物を見ることをおすすめします。理想なのはショールームに行って展示品を見ることです。実物に触れることで視覚だけでなく肌触りなども体験することができますので、より内装のイメージがつきやすくなります。もし、実物が展示されていなかったり、ショールームの見学に行けなかったりする場合は、カットサンプルをメーカーから取り寄せましょう。カットサンプルは小さいというのが難点ですが、どんな素材なのか手に触れて確認することができます。
カットサンプルで注意しておきたいのが、小さいサイズほど色が濃く見えることです。大きな面積になるとカットサンプルで見た色よりも白く見えますので注意しましょう。
新築内装のデザイン事例
【北欧スタイルで明るいお部屋に】

池田建設 いえとち本舗 HOUSING CITY モデルハウス(平屋/3LDK)
可愛い印象の北欧スタイル。北欧スタイルは白が基調となっていて、家具も同じテイストで選ぶのがポイントです。部屋を明るくしたいという方は北欧スタイルにコーディネートするのがおすすめです。
【柄つき天井クロスで子供部屋をコーディネート】

池田建設 いえとち本舗 HOUSING CITY モデルハウス(2階建て/5LDK)
空の柄になっている天井クロス。かわいい柄のあるクロスは子供部屋にぴったりです。他にも電気を消すと星が浮かび上がる光るクロスもあり、夜眠る時も楽しい時間を過ごせます。
【ダークブラウンのフローリングで落ち着いたお部屋に】

池田建設 いえとち本舗 下関市古屋町 モデルハウス(2階建て/3LDK)
フローリングの柄でお部屋の雰囲気はガラッと変わります。こちらはダークブラウンのフローリングです。落ち着いたシックな印象が、ゆったりとしてあたたかくお部屋を包み込んでくれます。大きな窓があることで開放性もあり、居心地のいい空間をつくっています。
【子供も大人も楽しいお絵描きできる壁】

池田建設 いえとち本舗 周南市夜市 モデルハウス(2階建て/3LDK)
壁を黒板仕様にすることも可能です。これなら子供が壁に落書きしても問題ありません。描かれる絵が変わるたびに、部屋の雰囲気も違ってきますのでいつも新鮮な気分にさせてくれる子供も大人も一緒になって楽しめる内装です。
まとめ
おしゃれな内装に包まれた生活は充実感もぜんぜん違います。気に入った壁紙や床材、家具など好きなものに囲まれると気分も嬉しくなります。もちろんデザインだけでなく実用性のことも考える必要はありますので、内装を決めていくときはいろいろな人のアドバイスを参考にして、すてきな内装に仕上げていきましょう。
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マイホームを売却したい!どんな新築が高く売れる?
新築を手に入れたら長く住んでいたいと思うかもしれませんが、何らかの理由で手放すこともあり得ます。その他にも子供が成長し独立する、定年退職するなどライフスタイルの変化でマイホームを売却することも考えられます。家を売るならできるだけ高い金額で売りたいですよね。そこで今回の記事では、マイホームを売却するときに高く売りやすい家とはどんな条件があるのかなどをご紹介していきます。 マイホームを売却しやすい条件とは?マイホームを売却する際は、売りやすい条件というものがあります。では、マイホームを売却しやすい条件とは何か下記にてお伝えしていきたいと思います。 立地・周辺環境・利便性がいい立地や周辺環境、利便性がいい住宅は売却しやすい重要な要素です。中古住宅は、家から駅まで近いことが求められ、少しでも近いことが望ましいです。また、最寄駅から都心までのアクセスがいいか、人気の高い沿線上に物件があるかも、家の売却のしやすさに影響します。ショッピングセンターや市役所、病院などの施設が周辺に揃っているかも大事なポイントになります。マイホームを売却する際は、徒歩15分圏内または1km圏内にどんな施設があるかリストアップしておくといいでしょう。その他にも緑豊かな閑静な住宅街は子育て世帯にも人気があり、駅から少し遠くても需要があります。周辺環境の良い場所に物件があるのも売却するのに有利と言えます。 築年数が10年以内マイホームの売却は築年数も影響します。売却のしやすさは、築年数が浅いほど売りやすく、目安は築10年以内と言われていています。その理由は築年数10年を超えると家のメンテナンスのことを考えなければいけないからです。中古物件を求めている方は、今後かかりそうなお金のことも見積もって探しています。築年数10年だと、外壁やコーキング、シロアリ、壁紙などが目に見えて劣化する時期です。また、新築時の瑕疵担保責任保険の期限もきれる年数ですので、売却する家の状態を考慮して価格設定することが大事です。早く売却したいからといって、あまりに安い価格に設定してしまうと、反対に築年数が浅いのになぜこんなに安いのか、と怪しまれてしまう場合もあるので注意しましょう。 日当たりがいい新築も中古も日当たりの良さを気にする方は多くいるはずです。日当たりの良さはマイホームの売却のしやすさに影響し、多少悪条件であっても日当たりが良ければ売れてしまうこともあります。人気が高いのは「南向きの物件」「角地の物件」です。ただし、日当たりと風通しは周囲の建物が影響するため、必ずしもこの場所にマイホームがあるから売却しやすいとはなりません。また、近隣で大規模な開発が予定されていないかについても調べておく必要があるでしょう。 一般的な間取り中古物件は一般的な間取りの方が好まれます。住んでいた人のこだわりが前面にでている間取りや独特な間取りは、実際は住む人を選ぶことになってしまいます。ごく普通の間取りは、どの家庭が住んでも対応しやすいメリットがありますので、売却することを考えて家を建てる場合は、奇抜な間取りにはせずに一般的な間取にすることをおすすめします。最近では壁を少なくする開放的な間取りが好まれています。人気のある間取りになっているかもマイホームの売却にとても影響します。 駐車スペースがある家に駐車スペースがあるかについてもマイホームを売却がしやすいか影響してきます。車を所有する人の場合、駐車スペースがない物件は別に駐車場を契約しなければならず、中古物件のお金の他に毎月駐車場代を払う必要がでてきます。車を所有する人にとっては駐車スペースがあるか、ないかは大きな違いです。一般的には駐車スペースのある物件の方が売却はしやすいでしょう。特に地方だと車が必要になるケースが多く、2台以上の駐車スペースが求められるため、駐車スペースがないのはデメリットになります。ただし駐車スペースがない物件は、価格を安く設定すれば割安感があって買い手がでてくるかもしれません。 売却時の家の状態も重要どんなに立地や周辺環境が良くても建物自体が劣化して美観が損なわれてしまっては売るに売れなくなってしまいます。見た目から劣化がはっきり見えてしまう物件は、家の構造体や設備類などの状態も不安に感じてしまい買い手がつかなくなる可能性があるでしょう。家の状態は定期的にメンテナンスを行うことで保たれていきます。一時的なメンテナンスでは家の状態が戻らなかったり、大規模工事となってしまったりするので、売却を考えている方は良好な状態を保てるように定期的にメンテナンスを行うことが大切です。 マイホームの売却にかかる税金 不動産の売却は、法律上では「譲渡」となります。不動産を売却して儲けが発生した場合は、その儲けに対して所得税と住民税に課税されます。不動産を売却して得た儲けを譲渡益といいます。マイホームを売却する際は、譲渡益が発生していれば確定申告をして税金を納める必要があるので注意しましょう。 マイホーム売却時の譲渡所得の計算方法 マイホームを売却して得た所得を譲渡所得といいます。譲渡所得の計算は下記のようになります。譲渡所得=譲渡収入金額−(取得費+譲渡費用)譲渡価格とは、家を売却した価格です。取得費は不動産の価格のことですが、最初に取得した不動産の価格ではなく、減価償却費を差し引いた金額になります。減価償却費とは、家のように年数の経過で劣化するものに対して、経過した時間を考慮して価値が減少していくことです。また、土地は建物とは違って劣化していくとは考えられていないため、減価償却費はありません。譲渡費用は、マイホームを売却する際にかかった不動産会社への仲介料などが該当します。不動産を売却し、計算した譲渡所得に対して所得税と住民税が課税されますが、譲渡所得がマイナスの場合は課税されません。また、譲渡所得は給与所得とは分けて計算される分離課税です。マイホームの売却は譲渡所得から控除される特例があり、税金対策することができます。では、マイホームの売却の特例について下記にてお伝えしていきます。 マイホームを売ったときの特例マイホームを売却した際に、所有期間の経過に関係なく譲渡所得から最高3,000万円まで控除ができる特例があります。国税庁ではこれを「居住用財産を譲渡した場合の3,000万円の特別控除の特例」といいます。なお、この特例は適用条件がありますので、利用される方は国税庁の「マイホームを売ったときの特例」をご覧ください。国税庁「マイホームを売ったときの特例」 まとめ マイホームの売却を考えているのなら、相場的に売りたい物件の価値があるかを調べておくことが大事です。これから家を建てる方も将来的に家を売却するかもしれないという場合は、売却しやすい要素を含ませて家を建てるといいでしょう。また、どの不動産会社を利用するかも重要です。複数社から査定を受けて信頼できる不動産会社を見つけることが大切になります。家づくりについてどうしたらいいかわからないと迷われる方は、住宅会社の資料請求を利用してみましょう。 いえとち本舗は家づくりについての資料を無料で提供していますもしご興味がありましたらご利用ください。資料請求はこちら また、無料の会員登録をして頂けますと、数千種類の中から厳選された間取りを閲覧することができます。 こちらも、もし良ければご参考ください。会員登録はこちら
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坪単価とは?新築・注文住宅を考える人が把握すべきこと
住宅を購入するときには、ほぼかならず「坪単価」という言葉が目に入ります。坪単価は、住宅購入においてはとても重要な数字です。これを理解せずして、理想的な住まいは手に入れられません。 とはいえ、「坪単価」は少々専門的な概念です。住宅購入の段階に至るまで、坪単価をなんて知らなかった人も多いでしょう。だからこそ住宅を建てる上で、坪単価に関する疑問は次々と出てくるものです。 今回では、坪単価の基本や相場について解説します。本記事を読めば、坪単価に関する疑問はほとんど解消されるでしょう。また坪単価に関する正しい向き合い方やポイントについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。坪単価の基本 坪単価を抑える方法 大手メーカーの坪単価は? ローコストなメーカーにおける坪単価相場 住宅工務店の坪単価は高い? 1階と2階の床面積を同一にする ”切り妻”よりも”片流れ” 複数のメーカーに対して見積もりを取る坪単価をみるときのポイントは 坪単価に反映されているもの、そうではないものを確認する 施工床面積と延床面積は、同じではないことを知るまとめ坪単価の基本まずは、坪単価の基本的な定義からおさらいしましょう。坪単価は、「一坪あたりにかかる建築費」のことを指し示すものです。 ちなみに一坪は、およそ3.3㎡に相当します。3.3㎡というと、だいたい畳2枚分ですね。坪単価は、 <住宅本体価格÷述床面積> というシンプルな計算式で割り出されます。 たとえば、本体価格2,000万円、述床面積50坪の物件があったとしましょう。となると、2,000万÷50坪という計算なので、坪単価は40万円となるわけです。 坪単価の計算で注意しなければいけないのが、「延床面積」について、全国共通な規格が存在しないこと。つまり住宅メーカーそれぞれで、延床面積の定義は異なり、同時に坪単価も異なってくるわけです。要するに坪単価の概念を参考しつつ、住宅メーカーを観察する、選ぶことも重要となります。 ちなみに坪単価は、別途工事費や地盤改良費などは、(あくまで一般的な中では)反映されていないケースが大半です。あくまでも、本来的には建物そのものの価格を坪数で割った数字でしかない点には注意しましょう。大手メーカーの坪単価は?全国的に名前が知られている大手メーカーの坪単価は、おおむね80万円から90万円程度とされています。少なくともTVCMなどで見かけるメーカーは、こういった坪単価が相場であると考えて問題ありません。 高ければ、坪単価100万円近を超えているケースもあります。こういった場合では、特に内装の設備がきわめて充実しているケースが大半です。 大手メーカーの場合は、人件費や維持管理費、あるいは広告費が多分にかけられています。CM広告や展示場展開など、大手メーカーの商業活動にはお金がかかるわけですね。また大手メーカーは日々の技術開発、研究にも、多額の予算を投じています。よって大手メーカーの場合は、そうでないメーカーと比較すれば、坪単価はやや割高な傾向です。ローコストなメーカーにおける坪単価相場ローコストなメーカーからは、相当に低価格な住宅が流通しており、坪単価は安くおさえらる傾向です。この場合、坪単価相場は30万円から60万円程度になると考えておきましょう。ただし室内設備のグレードは、大手メーカー比較すると少し劣る部分があります。住宅工務店の坪単価は高い?住宅工務店の場合、坪単価の相場は50万円から60万円程度とされています。ただし住宅工務店の坪単価は、会社や地域性の影響を受けやすく、変動しやすい部分もあります。 ちなみに住宅工務店のメリットは、地域に密着している傾向が強いところ。建築中の情報共有や、建築してからのアフターフォローなどにおいて、同地域内であることを活かしたきめ細かい対応が期待できます。坪単価を抑える方法やはり住宅を建てる中では、できるだけ費用はおさえなければいけません。もちろん、坪単価についても例外ではなく、できるだけ低くしておく必要があります。下記では、坪単価をおさえる方法について解説しているので、参考にしてください。1階と2階の床面積を同一に近づけるまず、1階と2階の床面積できるだけ同一に近づける方法が考えられます。1階と2階の床面積が同一であれば、建物そのものには凹凸が付きづらくなるはずです。つまり、複雑な構造ではなく正方形や長方形に近いほうが、坪単価は安くなります。”切り妻”よりも”片流れ”住宅の屋根は、 左右両方に傾斜している”切り妻”左右一方にだけ傾斜している”片流れ” の2種類に大別されます。うち、片流れのほうが屋根面積が小さくなるので、坪単価は少しだけおさえることが可能です。複数のメーカーに対して見積もりを取るもちろん、複数のメーカーに対して見積もりを取ることも重要です。なぜなら複数のメーカーから出された見積もりがないと、坪単価の高い安いが判断できないから。しかし複数の見積書があれば、坪単価をわかりやすく比較できます。 比較することを忘れていると、建ててから「坪単価が高すぎた」と後悔するかもしれません。必ず、複数メーカーから見積もりを出してもらいましょう。 坪単価をみるときのポイントは続いて、坪単価を見るときのポイントについて解説します。やはり坪単価は少し専門的なもので、初めて家を建てる人にはピンとこない部分も多いはずです。下記のポイントは理解したうえで、坪単価を参照するようにしましょう。坪単価に反映されているもの、そうではないものを確認する先ほども触れましたが、坪単価には全国共通の定義は存在しません。だからこそ、坪単価には何が反映されているのか、きちんと確認することが重要です。 基本的には坪単価は、建物価格しか含まれていないと考えましょう。つまり、 手数料外構工事費地盤改良費調査費 といった費用については、坪単価に関係しておらず、後々で別途必要となることが大半です。特にメーカーは、「できるだけ値段を安く見せたい」といった理由で、こういった費用はほとんど外したりします。 よって、坪単価には何が反映されているのか、きちんと確認しておかなければいけません。間違っても、坪単価だけがすべての費用であるとは考えないようにしましょう。施工床面積と延床面積は、同じではないことを知るよく勘違いされることですが、先ほども触れた延床面積は、「施工床面積」とは同一ではありません。しかし一部メーカーは、坪単価について施工床面積を基準として計算したりします。 延床面積は、ベランダや玄関ポーチなどが含まれていません。しかし、施工床面積には組み込まれています。つまり施工床面積を基準として算出すると、あたかも坪単価が安く見えてしまうわけです。よって、坪単価が何を面積として計算しているのか、逐一確認する必要があります。まとめ普段はかかわることのない坪単価は、初めて見る人には少し難しいことのように感じるかもしれません。しかし実際のところは簡単な割り算で求められるもので、決して難しいものではないのです。 ただし、坪単価の概念と同時に、相場についてもよく知っておきましょう。その相場を知ったうえで、提示されている坪単価が適切なものなのか、きちんと判断する必要があります。いえとち本舗では、上記のような坪単価をはじめ、住まいや家づくりで知っておくべき知識について紹介しています。今後、坪単価のようにちょっと難しい問題が出てきても、いえとち本舗なら疑問を解決できるはずです。ぜひ一度、資料請求、および会員登録をしてみてください。資料請求する会員登録する