ブログ/コラム
Blog/Column
建物・家づくり
二世帯住宅の平均価格相場は?タイプ・工法・設備で変わる?

親世帯と子世帯が一緒に住む二世帯住宅。異なる世帯が同じ家に住むことになりますので、メリットはもちろん、お互いの関係を良好に保っていくために気をつけていかなければいけないこともあります。この記事では二世帯住宅の費用相場や間取り対応、注意しておきたいことなどをお伝えしていきます。
そもそも二世帯住宅とは

通常の住宅は一世帯だけで住むものですが、親世帯と子世帯が一つ屋根の下で住む住宅を二世帯住宅といいます。二世帯住宅と近いものに近居がありますが、これは両世帯が近い場所に住んでいることを表しているもので、同じ家に住んでいるというわけではありません。
二世帯住宅は同じ家に一緒に暮らすという形となり、共有するものやプライバシーの取り方、家の間取り方法など住む人によって仕様も様々です。現在では二世帯住宅を建てた方を対象にした補助金制度もあります。
二世帯住宅の種類

二世帯住宅は親世帯と子世帯が一緒に住む住宅ですから、生活スタイルや保っておきたいプライバシー、価値観や考え方などお互いのことを考えて家づくりをしていかなければいけません。
間取り方法も住む人に合わせたつくりにしていく必要があり、土台となる間取りの種類があります。二世帯住宅を検討されている方は、どんな間取りがあるのか知り、間取り設計に活かしていきましょう。
完全分離タイプ
二世帯住宅の中では両世帯で最もプライバシーを維持していける間取りになります。名前の通り世帯同士で共有する空間は設けず、完全に生活空間を分けます。居住空間の分け方は、上下階で分ける方法と左右に分ける方法があります。上下階で分ける場合は階段を二箇所設置する必要があります。玄関も各世帯で一箇所ずつ設置することで表札も分けることができるため、苗字の違う世帯が住む場合は都合が良くなります。
一部共用タイプ
玄関やリビング、キッチンなどの水回りなど、部分的に共有する間取りが一部共用タイプです。部分的に共用することで完全分離のように設備類を複数設置することがなくコストを抑えることができます。また、適度に各世帯で距離感を保つことができるため、自由度が高く、プライバシーの確保とコミュニケーションのバランスがとれる間取りです。一部共用タイプは共用部があるため、効率よく空間を使うことができ、そこまで広くない敷地でも二世帯住宅を建てることができます。
同居タイプ
同居タイプは寝室以外の居住空間を共用する同居型の間取りです。昔からある二世帯が住む間取りであり、屋内に入る玄関やキッチン、お風呂、トイレなどを分けず親世帯と子世帯で一緒に使用していきます。プライバシーの確保はとりづらい間取りのため、リラックスできる空間を別に設けておくといいでしょう。また、親世帯と子世帯では生活リズムが異なりますので、この違いが最も影響を受けやすい間取りとも言えます。
二世帯住宅の費用相場は?

二世帯住宅の費用相場は2000〜4000万円になります。ただし、間取りや家の仕様で費用は大きく変わりますのでご注意ください。二世帯住宅の場合は、共用するところが多くなるほど費用を抑えることができます。一部共用タイプや同居タイプをご検討されている方は、費用をかけるところの優先順位を決めて設計することでコストを抑えながらもグレードの高い仕様が実現可能になります。
2000〜30000万円台の二世帯住宅は一部共用タイプや同居タイプになり、3000万円以上になると玄関の他は分離できる一部共用タイプと完全分離タイプの二世帯住宅を建てることができます。二世帯住宅は補助金制度もありますので、費用負担を減らすためにも積極的に利用していきましょう。補助金制度には「地域型住宅グリーン化事業」があり、建物の仕様ごとに補助金110〜140万円の給付を受けることができます。
また、この仕様の建物で三世代同居住宅にすると特別措置として上限30万円が加算。地域材を過半以上利用することで上限20万円加算することができ、最大50万円の補助金を受けることができます。補助金は年度ごとに要件が変わることがありますので確認しておくことをおすすめします。
引用:国土交通省 令和3年度地域型住宅グリーン化事業 グループ募集の開始
引用:地域型住宅グリーン化事業(交付)
二世帯住宅のメリット

子育て世帯にとっては二世帯住宅に住むと親世帯から子育てのサポートを受けやすいメリットがあります。子供を病院に連れていかなければいけない場合や保育園の送迎、仕事で子供を見ることができないケースなど、通常なら時間に都合をつけて子供の面倒を見ていかなければいけませんが、同じ家に両親が住んでいますので、子供を見てもらえるように頼みやすい環境にあります。
また、生活を共有していくご家庭の場合は、食費や日用品などを共有することで、年間で6〜13万円の生活費を節約することもできます。ただし、いくら家族でもお金のトラブルは多く、双方が納得しているのではないかぎり、どちらか一方に負担が傾いてしまうとストレスの原因になってしまいますので注意しましょう。生活費についてはどのように負担していくか、よく話し合ってルールを決めていくことが大切です。
二世帯住宅のデメリット

同じ家に生活リズムやライフスタイルの異なる世帯が住むことになりますので、お互いの距離感というのが大事になります。二世帯住宅になると完全分離タイプだとしても通常の一世帯の家と比べてプライバシーやコミュニケーションには気を配ることになります。また、お金のトラブルにも注意しておかなければいけません。
電気代やガス代などの光熱費、食費や日用品などの生活費については、できるだけ分けておくとトラブルも起きにくくなります。生活リズムが異なると光熱費に差が出ますので、負担の大きい側はストレスになってしまうことも考えられます。手数料や設置費は掛かってしまいますが、ガスメーターや水道メーターは別にしておくことをおすすめします。
二世帯住宅を建てる前の注意点

【生活リズムやお金のこと】
生活費について管理方法や分担はお互いによく話し合い、双方納得するようにしておきましょう。お金のトラブルは多いですので、家族だから問題ないと思わずに電気メーターやガスメーターに関しては世帯で分ける方が無難です。
また、親世帯と子世帯では生活リズムが異なります。休日はゆっくり眠っていたいのに早朝から生活音が届いてしまうと休むこともままならないです。意外と生活音は届きやすいので、寝室の配置には注意しておきましょう。キッチンやお風呂、トイレなど共有する場合は、使う時間がぶつかってしまうこともあります。部分的に共有していくのなら、お互いに守っておきたい生活ルールはあった方がいいでしょう。
【間取りなどの家づくり】
親世帯は高齢になっていきますので、介護のことも考えてなるべく階段のない生活ができる間取りにした方がいいでしょう。一階を親世帯の居住空間にすれば、外へのアクセスがしやすくなります。また、トイレや廊下幅を広くとることで車椅子での移動も可能になりますので、将来的に介護が必要な生活になっていくか事前に話し合っておくことが大切です。
業者選びでは、二世帯住宅の実績を持つ業者を選ぶことです。異なる生活スタイルの世帯が一緒に住むことになりますので、各世帯が快適に暮らせる家づくりがされていなければいけません。通常の住宅とは、また違ったつくりになってきますので、必ず二世帯住宅の経験を持つ業者に依頼しましょう。
まとめ
家づくりは住み始めた時のイメージを具体的に持っておくことが大切です。失敗や成功したことなど、二世帯住宅を建てた人たちの経験談は参考にしておくと、これから行っていく家づくりに役立ちます。自分では大丈夫だと思っていても意外と見えていないもので、後から不便だなと感じてしまうこともあります。家は一生の買い物ですから後悔のないように妥協なく進めていきましょう。家づくりは情報収集することが大切です。いえとち本舗は無料で家づくりに役立つ資料を提供しておりますので、これから家を購入しようと考えている方はぜひご利用ください。
資料請求はこちらから
さらに会員登録をするとVIP会員様限定の間取り集や施工事例、最新の土地情報をお届けいたします。当社は一切押し売りを致しませんので安心してご登録ください。
会員登録はこちらから
関連記事
-
【家の外壁選びのすべて】失敗しない素材や色の選び方をご紹介!
外壁は家のデザインを決める大切なところですので、じっくり考えて決めていきたいと思う方も多いはずです。外壁はたくさん種類があり、どうやって選んでいけばいいかわからないという方もたくさんいます。外壁選びに失敗しないためには、外壁のことや色の選び方はを知っておくことですので、この記事でご紹介するポイントをしっかり押さえておきましょう。この記事は家の外壁や色の選び方についてご紹介していきます。1 外壁選びのポイント2 外壁素材別の特徴 3 失敗しない色の選び方 4 まとめ 外壁選びのポイント 外壁は家の外観を決める大切な要素です。外壁はたくさん種類がありますので、どんなところに気をつけて選べばいいか迷うところ。外壁を選ぶ時に大切にしておきたいポイントが以下のことです。 価格 性能とメンテナンス性 デザイン性 それでは、この3つのポイントについて一つずつご説明していきます。価格 外壁を選ぶのに、まず考えておきたいのが価格です。外壁は種類によって価格が異なります。当然ですが、価格の違いは外壁の性能や特徴も変わってきますので、価格と照らし合わせて自分が求めることに合った外壁を選びたいものです。注意するところは価格が安すぎるのは気を付けなければいけません。価格が安い外壁は性能が低く耐用年数が短かったり、メンテナンス性が悪かったりしますし、工事の手抜きの可能性だってあります。外壁の種類で価格は10〜100万円と大きく差がありますので、適切な工事を行ってくれて、計画している予算の範囲で性能やメンテナンス性、耐用年数などとバランスが合っている外壁材を選びましょう。普及率の高い窯業系サイディングは豊富なデザインが用意されており、一般的な外壁材としてリーズナブルな価格で販売されていますのでおすすめです。性能とメンテナンス性 耐久性の高い塗装が施されている外壁やタイルのように基本的に腐食せずメンテナンスの負担が少ない外壁は、定期的に行うメンテナンスの頻度が少なくなり、将来的に掛かる費用も抑えることができます。メンテナンスが少ないと建物の維持管理がしやすく、きれいな状態を維持しやすくなりますので、外壁を選ぶ時は性能やメンテナンス性も重視しましょう。デザイン性 家の外観は外壁で決まるといっても過言ではありません。外壁の種類によって、素材感や色などが変わってきますので、外壁を選ぶ時は建てたい家のテイストに合っているかを考えて判断しましょう。デザイン性の高い家にするには統一感を持たせることが大切です。外壁材で建物のデザインやテイストが決まり素材の雰囲気が現れてきますので、どんな家にしていきたいかイメージを持って外壁を選びましょう。 外壁素材別の特徴 外壁の素材はいろいろ種類があり、特徴や耐用年数、デザインが違います。外壁の素材は家の外観を決める大切なところですので、どんな種類があるか押さえておきましょう。 窯業系サイディング 窯業系サイディングはセメントと繊維を混ぜ合わせた基材に塗装を施した外壁材です。工場生産により品質が安定しており、レンガ調や石目調、木目調など豊富なデザインがラインナップされており、意匠性に優れた特徴があります。現在の住宅では最も普及している外壁材がサイディイングです。コストも安価なものからグレードの高いシリーズが用意されていますので、予算に合わせて好みの柄を選ぶことができます。金属系サイディング 鋼板の上にメッキを施した外壁材が金属系サイディングです。金属系サイディングにはいくつか種類があり、ガルバリウム鋼板やアルミニウム、ステンレスなどがあります。金属系サイディングの中ではガルバリウム鋼板が主流となっており、重さが軽量なため耐震性に優れ、錆びにくくメンテナンス性も高くなっています。塗壁 モルタルや漆喰などの素材をコテで塗って仕上げていく外壁を塗壁といいます。左官職人による仕上げは、自然な風合いがあり趣のある模様を外壁に施すことができます。漆喰は調湿性があり、純度が高いと汚れを分解してくれる作用がありますので、きれいな状態を長く維持してくれます。モルタル外壁はモルタルを塗った後に塗装をして仕上げるため定期的に塗装をする必要はありますが、耐久性の高い塗装をすればメンテナンスの頻度が少なくなります。タイル タイルは基本的に腐食しませんので、非常に優れた耐久性があります。タイルの種類も数えられないほどありますのでデザインの幅も広いです。汚れに対しても強くて塗装も基本的に必要ありませんので、建物の美観性を長く維持していける外壁材です。ただし、タイルの目地は吸水性があり、経年劣化を起こしますので、ある程度年数が経ったらメンテナンスが必要です。ALC 珪石やセメント、生石灰、発泡剤などを原料とする軽量気泡コンクリートがALCです。発泡剤で多孔質化していますので軽量かつ施工性、加工性に優れ、その他にも耐久性、断熱性、耐火性も高くなっています。ALCは気泡により細かい穴があいているため水を吸ってしまう欠点があり、塗装をして防水性を持たせる必要があります。 失敗しない色の選び方 家のデザインはどんな色で仕上げるかがとても重要なポイントです。色選びに失敗しないために、ここでは色の選び方についてお伝えしていきます。周辺の景色との調和ができていること 家の色を決める時は自分の家だけを見て決めるのではなく、周辺の景色や建物のことも考えて決めることが大切です。景色や周りの建物と調和しない色で仕上げてしまうと周りから浮いた家になってしまい悪目立ちしてしまいます。近隣トラブルになる可能性もありますので、周辺の環境と調和する色で仕上げることが重要です。劣化が目立たない色を選ぶ 建物は年数が経つにつれて劣化を起こし、汚れも目立ってきます。年数により徐々に建物が汚れてくることを考慮して、家が汚れてきても目立ちにくい色で仕上げるといいでしょう。白などの明るい色は、雨垂れ跡や苔があると目立ちますが、グレーやブラックなどの色は汚れても表に出にくいです。明度や彩度の低い色は汚れが目立ちにくい色となっていますので、劣化や汚れを目立たせたくないという方はトーンを落とした色を選ぶといいでしょう。小さなサンプルじゃなくて実物を確認する 色を選ぶ時はカラーサンプルを参考にしますが、サンプルが小さい時は注意しましょう。カラーサンプルが小さいと実際よりも色が濃く見えてきますので、仕上がった時にイメージと違ったとなる可能性があります。色は広くなるほど白く見えますので、色選びの時はできるだけ大きいサンプルや実物を見て確認してから選ぶことをおすすめします。統一感のある色を選ぶ 異なった色をいくつも使ってしまうとメリハリがなくなり、まとまりのない外観になってしまいます。また、洋風や和風など家のスタイルに合っていない色を選んでしまうと違和感が出てしまいますので色は統一感を考えて選びましょう。複数の色を使う時は、色を引き立てる補色や色相の近い色を使ってバランスをとりながらデザインしていくことが色選びのポイントです。 まとめ ここまで家の外壁選びについてお伝えしてきました。外壁は家の外観を決める大切なところですので、じっくり考えて気に入った外壁を選びましょう。外壁にはいろいろ種類があり、特徴やデザインが違います。家を建てた後のメンテナンスにも影響がありますので、価格やデザイン、性能をよく比較して自分に合ったものを検討していきましょう。家づくりは情報収集することが大切です。いえとち本舗は無料で家づくりに役立つ資料を提供しておりますので、これから家を購入しようと考えている方はぜひご利用ください。資料請求はこちらからさらに会員登録をするとVIP会員様限定の間取り集や施工事例、最新の土地情報をお届けいたします。当社は一切押し売りを致しませんので安心してご登録ください。 会員登録はこちらから
-
延床面積とは?含まれない部分と広く感じさせるための工夫を解説
住宅を購入する時には延床面積という言葉を頻繁に見るかと思います。延床面積は住宅の広さを表すものですので、どんなことを表しているのかしっかり覚えておきましょう。この記事では延床面積とはなにか、床面積に含まれるものと含まれないもの、などをご紹介していきます。1 そもそも延床面積ってなに?2 延べ床面積に含まれないもの3 生活に必要な家の広さはどれくらい?4 延床面積と坪単価から家を建てる費用はどれくらい?5 まとめそもそも延床面積ってなに? 延床面積は1階と2階の床面積を合計した数値になります。延床面積が大きいほど生活空間が広いということですので、どのくらいの広さをもつ住宅なのか見極めるのに延床面積を見て参考にします。延床面積は家づくりにおいて基本的な用語ですので、しっかり押さえておきましょう。さらに覚えておきたい基本的な用語がありますので、以下に記します。 建ぺい率:建物の大きさを制限する割合容積率:延床面積の大きさを制限する割合建築面積:上から見た時の建物の大きさ土地面積:土地の大きさ、坪(約3.3㎡)で表されることもある延床面積は容積率という規制により大きさが制限されています。建ぺい率も同様に建築面積の大きさを制限する割合で、この制限する割合の数値は、それぞれ土地によって変わります。条件の厳しい土地もあれば、容積率が高く延床面積をたくさん確保できる土地もあります。家づくりの際は条件に合う土地を選ぶことが大切です。 延べ床面積に含まれないもの 容積率や建ぺい率により延床面積は制限されますが、建築基準法により面積として参入されない部分もありますので、うまく取り入れていけば効率よく家を大きくすることができます。以下に床面積に含まれない部分をまとめましたのでご参考にしてください。 【ピロティ】 ピロティは壁がなく柱で構成される開放性のある屋外空間です。十分に外気に解放され、室内的な使い方をしなければ床面積に参入されません。【ポーチ】 玄関ポーチは原則床面積に算入されません。ただし、ピロティと同様に室内的用途の場合は床面積に算入されますのでご注意ください。【吹きさらしの廊下】 外気に解放される部分の高さが1.1m以上、天井高の1/2以上である廊下は先端から幅2mまでの部分を床面積に算入しません。【バルコニー・ベランダ】 吹きさらしの廊下同様に外壁から2mまでの幅なら床面積に算入されません。ただし、2mを超えた分は床面積に算入されることになります。例えば3m幅の場合は2mの部分は床面積に算入されず、残りの1mが床面積に算入されます。【屋外階段】 外気に解放されている部分の長さが階段周長の1/2以上、外気に解放されている部分の高さが1.1m以上、階段の天井高が1/2以上の場合は床面積に算入されません。住宅の場合は屋外階段を設置する機会はあまりないですが、二世帯住宅のように1階2階で玄関を分ける時に屋外階段を設置します。【出窓】 出窓の出が外壁面から50cm未満、出窓を設置している壁の面積の1/2以上が窓、室内床から窓の下部まで30cm以上である場合、床面積に算入されません。 【自動車車庫】 自動車や自転車などの駐車目的の施設は延床面積1/5を限度として容積率の計算に算入されません。ただし1/5を超える場合は、1/5を不算入とし、超えた分は床面積として算入されます。【住宅の地階部分】 住宅部分の床面積1/3を限度として容積率算定の際に床面積として算入されません。 【ロフト】 天井高1.4m以下、ロフトの床面積がロフトのある階の1/2未満、はしごで固定されていない、の規定通りの場合は床面積に算入されません。また、ロフトの床面積がその階の床面積の1/8を超える場合は各界の壁量を増やす必要があります。 生活に必要な家の広さはどれくらい? 家の大きさを決める時はライフスタイルや家族構成を基に考えることが大切です。住む人数に見合わない広さの家を建ててしまうと、広すぎてしまったり、狭すぎてしまったりします。国土交通省が公開する住生活基本計画(全国計画)の一般型誘導居住面積水準では、4人家族が住むのに必要な面積は125㎡となっています。この数値は以下の計算式で求めることができますので、住む人数を当てはめて計算し参考にしてみましょう。【一般型誘導居住面積水準】単身者 55m² 2人以上の世帯 25m²×世帯人数+25m²【都市居住型誘導居住面積水準】単身者 40m² 2人以上の世帯 20m²×世帯人数+15m²引用:国土交通省:住生活基本計画(全国計画)フラット35の利用調査でも住宅面積の全国平均は注文住宅:125.8㎡、土地付き注文住宅:111.5㎡となっていますので、坪で表すと平均が30〜40坪ほどです。3〜4人家族が住む家を建てる場合は、30〜40坪の大きさが平均的になりますので、この大きさを目安にするといいでしょう。引用:住宅金融支援機構 住宅関連調査 フラット35利用調査 2019年度集計 延床面積と坪単価から家を建てる費用はどれくらい? 住宅の費用は延床面積と坪単価である程度の目安を計算することができます。計算の仕方は以下になります。延床面積×坪単価=建物の費用坪単価とは延床面積を建物費用で割った数値です。坪というのは現在ではあまり使わないため馴染みがないかもしれませんが、不動産業界や建築業界ではよく使う単位です。坪はmだと約3.3㎡になります。1坪は畳2畳分ですので、50坪の土地なら畳が約100枚敷き詰められる広さということになります。それでは坪単価を出してみますので以下の計算式を参考にしてください。【3000万円の建物で延床面積が125㎡とした場合】3000万円÷125㎡=24万円坪単価は24万円坪単価は上記のように簡単に計算することができますが、注意する点があります。この計算式でいくと延床面積が増えるほど坪単価は安くなりますが、必ずしもそうなるというわけではありません。坪単価が何の基準で出されているか明確なものはなく、住宅会社によって計算の仕方が異なりますので、この計算と合わないということが頻繁にあるかもしれません。延床面積が減るほど坪単価は上がる傾向にありますので、坪単価の計算はあくまでも目安としてとらえておきましょう。また、土地と建物には税金がかかり、引き渡し後に毎年支払うことになる固定資産税と取得後1回限り支払う不動産取得税があります。その他にも印紙税や登記費用、引越し代金、仮住まい費、家具代、などもありますので、家づくりの時に必要になる費用は資金計画時に明確にしておきましょう。 まとめ 延床面積は家の広さを決める数値になります。この数値を見て十分な広さがあるか、それとも住むには狭いかを判断する目安となります。家づくりでは他にも建築面積や床面積と建築面積を制限する容積率、建ぺい率があります。どれも家の広さを決めるのに必要なものですので、計算の仕方を知っておくと設計時に役立ちます。 家づくりは情報収集することが大切です。いえとち本舗は無料で家づくりに役立つ資料を提供しておりますので、これから家を購入しようと考えている方はぜひご利用ください。資料請求はこちらからさらに会員登録をするとVIP会員様限定の間取り集や施工事例、最新の土地情報をお届けいたします。当社は一切押し売りを致しませんので安心してご登録ください。会員登録はこちらから
-
新築住宅で広々くつろげる空間づくり【いえとち本舗の新築・山口・宇部・防府・山陽小野田】
イエテラスの新築、いえとち本舗山口中央店の杉田です。本日は山陽小野田・周南・宇部・防府・山口で新築住宅をお考えの方に、「新築住宅で広々くつろげる空間づくり」についてお伝えします。今から、宇部・防府・周南・山陽小野田・山口で新築住宅を建てようと思うと、たくさんの不安が出てくるかと思います。山陽小野田・宇部・防府・周南・山口で新築住宅を建てるのに、「何がわからないのかがわからない!」という状態になってしまいますよね。山口・周南・山陽小野田・宇部・防府で新築住宅を建てることは、 ほとんどの方が一生での大きな買い物になると思いますので、絶対に失敗はしたくないものです。家づくりの際に新築住宅でくつろげる空間づくりのポイントを本日はご紹介させていただきます。さて、毎週のようにいえとち本舗山口中央店では、完成見学会やモデルハウスを会場に開催しておりますが、これから山口・防府・山陽小野田・宇部・周南で新築住宅をご検討されている方の中には、整理整頓がされていて、くつろげる住まいにしたいとお思いの方も多くいらっしゃいます。当社では、いろいろなオプションで新築住宅に個性をもたせることが出来ます。モデルハウスなどをご覧になっていただくと、「キッチンを広くして使いやすくしたい!」「収納を充実させたい!」「オシャレな壁紙のデザインにしたい!」「この設備をつけたいけど迷う!」など、いろいろなオプションを取り付けたいという気持ちが出てくるようです。もちろん予算には限りがありますから、新築住宅を建てるためには優先順位を決めて、暮らしに必要不可欠なもの、そうでないものを取捨選択していくことになるのですが、考えるのもなかなか大変ですよね。そこで本日はお客様にピッタリの新築住宅を建てるために、新築住宅でくつろげるデザインで、整理整頓しやすいお洒落な家づくりのポイントをご紹介していきます。 料理がはかどるキッチン 新築住宅で毎日使うキッチンですが、家族が増えると料理する量も増えて、余裕のある時間をとることができず、整理整頓がなかなか難しいですよね。また、せっかくお洒落に整えてもそれを保つのも大変だと思います。キッチンの整理整頓には、小さくてもいいのでパントリーやフリースペースがあると便利で、整理整頓がとてもはかどります。 家族が増えても、食材のストックができ、調理器具などをスッキリ収納し、散らかっていないおしゃれな空間を保ちやすくなりますよ。 物が散乱していないだけで空間も広く感じますし、なによりスッキリしている環境は新築住宅で心身ともにリラックスするためのに欠かせません。常にキレイな状態でしたら、継続してキレイに保ち続けることができると思います。 変化する洗面化粧室 洗面化粧室は、タオルや洗剤など、日々使うものが多く、日用品をストックしておくことが多いので物が溢れてしまいがちです。新築住宅では壁面に可動する収納を付けておけば、余裕を持って収納が出来ます。 お洒落なカゴを使って見せる収納にするほか、扉を付けてしまえば来客があったときにも安心です。 使いやすいリビングの工夫 新築住宅で家族が長い時間を過ごすリビングには、いろいろな物が集まります。 お子様のおもちゃ、エアコンやテレビリモコンなど、頻繁に取り出すものはしまい込むと不便です。頻繁には取り出さなくても、雑誌や新聞紙も気づけば積み重なっています。 せっかくの新築注文住宅ですから、こういったものに居場所をつくってあげると後から家具を買い足す必要もありませんし、どこにいったのか探し出す必要もありません。 例えば、新築住宅で家族で使えるワークスペースを造り、その上部に吊り戸棚を設置して雑誌や本を収納したり、キッチンカウンターの下に造作の収納棚などを設けるのもいいですね。 広く見せる部屋づくりで快適な空間へ部屋を広く見せるための家具の色新築住宅に置く家具の選択や配置を工夫したら、部屋を広く見せることもできます。引っ越しを考えている方、新たに家具をご検討されている方も是非参考にしていただければ幸いです。まずは、明るい色の家具や壁紙で圧迫感をなくすことで、たくさん家具を置いているわけでもないのに・・・そこでおススメは、壁紙の色や家具の色を明るい白やベージュ色にされることです。黒や濃い茶色など、比較的に落ち着いた色の家具ばかりを新築住宅に揃えてしまうと、雰囲気は落ち着くように感じますが、部屋が少し圧迫されたように感じられます。特に大きい家具が暗い色だった場合、圧迫感はさらに増します。そこで、白やベージュなどの明るい色の家具は一般的な壁の色に近く、統一感があり、新築住宅の部屋全体の凹凸を滑らかに見せる効果があるため、空間が広く感じられるようになります。アクセントとして暗い色の家具も取り入れたいという場合は、背の低い家具を暗い色に、大きい家具は明るい色にすると、圧迫感を抑えられるでしょう。 床を広く見せることで、部屋が広く見える 引越前は家具を置いていない新築状態を見たときは、部屋は広く感じていたのに、荷物を置いてしまうと思っていたよりも狭くなってしまった・・・「あれっ・・・ここまで狭かったっけ?」と首を傾げてしまったのなら、その原因は「床の広さ」にあるかもしれません。新築住宅の床面積全体のうち、家具を置いて床が見えている部分が少なければ少ないほど、部屋の印象は狭くなります。部屋を広く見せるためのポイントは、家具で隠す床の面積は全体の『3分の1』にとどめておくことをおススメします。部屋の広さを変えることはできませんが、ちょっとした工夫で部屋に対する感じ方が変わるのです。 風通しの良い家づくり 「なんだか狭いな・・・」と感じられたら、その部屋の出入り口に立ってみて、先を見渡してみてください。そこで部屋の奥を見たときに、視野をさえぎる家具や家電製品、おもちゃ、雑貨などはないでしょうか?新築住宅の部屋をさえぎるものはございませんか? もし、さえぎるものがあれば、新築住宅の部屋を狭く感じさせている原因かもしれません。風通しの悪いところに家具・家電製品を置いてしまうと、視野をさえぎられてしまいます。部屋を広く見せるためのポイントは、「風通しの良い」家具・家電の配置です。 新築住宅で、すごく気に入っている大きめのソファーなどの家具を置きたいときは、出入り口から見えにくい角や壁側に配置をして、人が通りやすいところに配置をしましょう。 家具・家電製品の高さをそろえる これまでご説明をしたとこで、更に狭く感じられる場合、 家具・家電の置いている数は多くない色も白やベージュなど明るい色を選んでいる床にそこまでの物をたくさん置いていない そんなときは、家具・家電製品の「高さ」に問題があるかもしれません。 新築住宅に置く家電の高さがバラバラで統一感がないと、部屋は狭く感じられてしまいます。廊下側の部屋の出入り口から窓にかけて、低いものから高いものにできるだけそろえて配置をしてみると、部屋の印象も変わってみえるはずです。それだけでも天井が高く見えて、部屋全体を広々とした雰囲気を与えることができます。 もし難しい場合は、どちらかの高さに揃えてみてください。きっと部屋の印象も変わって見えると思います。 物が増えてきたときは思い切って、挑戦をしてみてはいかがでしょうか。 部屋の雰囲気が変われば、気分やモチベーションも変わってくると思います。 その他にもいえとち本舗山口中央店では、お客様のお悩みに対して、様々なアドレスをしております。ぜひ、山口市近郊で新築住宅を建てる際に、ご一緒に「新築住宅で広々くつろげる空間づくり」を考えてみましょう!これからの家づくりの参考になるはずです! お客様のご来店を心よりお待ちしております。8月3日(土)~8月4日(日)↓【防府市】この金額で持てる!限定1棟のモデルハウスは誰の手に!?リビング18帖!4LDK!【山口・防府・宇部・周南・山陽小野田】で【月3万円から高性能なスマートハウス イエテラスの新築】