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プレハブ住宅とは?メリット・デメリットや価格相場などを徹底解説!

プレハブと聞くと仮設住宅を思い浮かべるかもしれませんが、生産効率を上げた住宅として大手ハウスメーカーも採用し、一般的に普及しています。工場生産により高品質で安定していることもプレハブ住宅の見逃せない魅力です。この記事ではプレハブ住宅のメリット、デメリットと価格相場などをご紹介していきます。
プレハブ住宅とは?

構造躯体や壁、天井、床、設備類を工場で製造組み立てし、現場ではユニット化された部材を組むだけという手法をとっているのがプレハブ住宅です。工場であらかたの建物を組んでいくため天候に左右されることなく円滑な工事スケジュールで進めることができ、現場施工の負担も少ない特徴があります。
プレハブとはプレファブケーション(Pre-fabrication)の略で、年間平均15〜20万戸のプレハブ住宅が建てられています。工場製造・生産の徹底した管理により、営業から設計、生産、施工、アフターサービスまで一貫した生産供給体制をとられています。
プレハブ住宅の種類は?

住宅の工法には木造軸組構法や木造枠組壁工法(2×4工法)など一般的な工法がありますが、プレハブ住宅にも木造や鉄骨、コンクリートなど種類があります。
木質系
木質系のプレハブ住宅は、一般的に普及している木造軸組構法や木造枠組壁工法(2×4工法)の構造とほとんど同じといえます。では、木質系プレハブ住宅と言われる所以とは何かということですが、それは工場で躯体や壁、天井、床を製造し、現場ではすでに完成された部材を組むだけという手法をとっているかということになります。主に木質系プレハブ住宅は木造枠組壁工法(2×4工法)が採用されていることが多く、その理由は壁や床、天井などがパネル式になっていて、現場ではパネルを張るだけと施工が容易になるからです。木造枠組壁工法(2×4工法)は耐震性や耐風性、防音性に優れ、品質も安定している特徴があります。
コンクリート系
プレキャストコンクリートを用いたプレハブ住宅です。プレキャストコンクリートとは、工場で製造されたコンクリート製品のことで、壁や床などのパネルを工場で製造し、現場で組み上げていく流れになります。一般的なコンクリート構造を持つ建築物は鉄筋を配筋してから型枠を設置し、生コンクリートを打設していくため、工期も長くなります。現場施工の場合は天候にも左右されてしまいますが、こういった工程を工場で行うことで、円滑なスケジュールで建物を建てていくことが可能になります。コンクリートを採用していますので、圧縮や衝撃に強く、耐火性に優れます。
鉄骨系
鉄骨の柱や梁で組む骨組み構造(ラーメン構造)を持つプレハブ住宅です。工場で躯体を組み上げ、現場は壁や床などのパネルを張って仕上げていきます。鉄骨は軽量鉄骨と重量鉄骨があり、主に住宅に使われるのは軽量鉄骨です。高層になるほど強度が必要になってくるため、耐震性などが求められる建物は重量鉄骨を採用します。ユニット系
鉄骨フレームで組むボックス型の部材を工場で製造し、ユニット化した部材を現場で組んでいく工法がユニット系プレハブ住宅です。箱型にユニット化した部材は箱を積んでいくように建物が建てられていきますので、他のプレハブ住宅と比べてほとんどの工程を工場で済ますことができ、生産効率の高い製造手法が特徴です。プレハブ住宅のメリットは?

プレハブ住宅のメリットは工場で生産、製造することができるということがポイントになってきます。工場生産の恩恵は以下のメリットを生みます。
- 精度の高い部材を安定して生産
- 施工品質が安定している
- 工期の短縮
- トータルコストを抑えられている
- 工場生産、製造ならではの高い技術を採用することができる
工場生産、製造はマニュアル化した工程と徹底した機械と人による管理体制により安定した製品を供給することができます。繊細な工程は工場で済ませてしまうため、現場施工はマニュアルに従って完成された部材を組むだけと容易です。
在来工法などの技術を必要とする住宅と比べて施工品質は安定し、天候での工事の遅延、中止の影響を受けにくく工期も短くなります。工場での生産、製造は建物が建てられるまで合理化され、人件費や部材費などのトータルコストを抑えることができます。
プレハブ住宅のデメリットは?

メリットだけを見るとプレハブ住宅は万能に感じてしまうかもしれませんが、デメリットもあることをしっかり押さえておかなければいけません。デメリットとなるものは以下のことが挙げられます。
- 設計プランの自由度が低い
- 将来的なリフォームの対応が難しい
- 構造ユニットの腐食・損傷に注意
- 施工業者が制限される
ユニット化された構成は、設計プランもバリエーションはあるものの自由度は低い傾向にあります。用意されたプランを組んでいく方法がとられているため、細かいところを調整していくということは難しいでしょう。
細部までこだわって自分の生活スタイルに合致する建物を建てたいという方は、プレハブ住宅よりも主に現場施工で建物を建てていく自由度の高い工法の建物を採用した方がいいでしょう。
また、プレハブ工法は将来的に必要になってくるリフォームの対応も難しくなります。メーカー独自の工法や部材が採用されていることが多いため対応できる業者はかぎられ、直接メーカに依頼しなければいけないケースが多いです。
ユニット化されているということもリフォームでは不利に働くことがあります。間取り変更や構造材のメンテナンスは、対応が困難になる可能性もありますので、プレハブ住宅をご検討されている方は、メンテナンスについてどう対応できるか後々のことを考えて事前に聞いておきましょう。
プレハブ住宅の価格相場

住宅の価格はどの工法が採用されているか、どのハウスメーカーに依頼するかで、変わってきます。プレハブ住宅の場合は、坪単価65〜90万円が価格相場となっています。もちろん上述したとおり、工法で価格は異なり鉄骨系とユニット系、木質系は65〜80万円ほど、コンクリート系になると75〜90万円になります。
不動産や建築ではよく使う「坪」という用語ですが、これは面積を表す単位で1坪約3.3㎡になります。この坪単価で計算すると、例えば30坪のプレハブ住宅の価格は1950〜2700万円が相場になってきます。坪単価の定義は曖昧なことが多いですので、あくまで目安と考えておきましょう。
プレハブ住宅を選ぶ際のポイント

これから家づくりを始める方は、まずどんな建物を建てたいか決めておくことが大切です。できるだけ住んだ時のことをイメージして計画を立てていきましょう。計画を練る際は、一人で考えずに家族と一緒に話し合って意見を共有しておくことが大切です。
家族みんなが住みやすい家にしていけることが理想です。プレハブ住宅は間取り変更などの可変性が低いのがデメリットです。このデメリットは、出産で家族が増えたり、両親の介護で同居が必要になったりする時に困ります。
メーカーでは間取り変更などのリフォーム時の対応に対策を立てているところもありますので、打ち合わせ時にどんな解決方法があるか相談しておきましょう。
まとめ
住宅は高額ですからできるだけ後悔は避けたいものです。プレハブ住宅はトータルコストが抑えられているとはいえ、決して安いわけではありません。合理化された製造工程で、コストの割に高性能な住宅を手に入れることができるメリットはありますが、その分メンテナンス面で対応できる業者がかぎられてくるという点は考慮しなければいけません。
家づくりでは経験者の声や専門の人のアドバイスを参考にしていくことが大切ですので、しっかり情報収集をして理想のマイホームを建てましょう。
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そのローコスト住宅、本当に大丈夫?後悔しないための落とし穴対策と賢い選び方
1. ローコスト住宅とは?1-1. なぜ今ローコスト住宅が注目されているのか1-2. ローコストを実現するための仕組み1-3. ローコスト=低品質ではない理由2. 知らないと後悔するローコスト住宅の落とし穴2-1. 「標準仕様だけでは住めない」オプション地獄2-2. 真冬・真夏に後悔する断熱・気密性能の甘さ2-3. 「買った後」が怖い保証・アフターの盲点2-4. 目先の安さに潜む将来コストの落とし穴3. 賢い選択としてのローコスト住宅3-1. 資金計画に無理をしないメリット3-2. 初期コストと将来コストをバランス良く考える3-3. 仕様と性能を「自分で確かめて選ぶ」重要性4. 弊社のローコスト住宅なら安心できる理由4-1. 標準仕様で満たす高性能基準4-2. 明確な価格設定とオプション内容4-3. 長期保証と手厚いアフターサポート体制4-4. 将来の暮らしまで見据えた家づくり5. まとめ ~落とし穴を知れば、家づくりは怖くない~5-1. 正しく知って、正しく選ぶことの大切さ5-2. 賢い選択で「建てた後」の幸せを手に入れる 1. ローコスト住宅とは?1-1. なぜ今ローコスト住宅が注目されているのかかつては「安かろう悪かろう」というイメージを持たれていたローコスト住宅ですが、近年ますます注目度が高まっています。その背景には、物価や建築資材価格の高騰、住宅ローン金利の上昇、将来不安による家計の堅実化などがあります。「無理なく建てられる家」が求められる今、コストを抑えながらも満足できる住宅は、多くの方にとって現実的で賢い選択肢となっています。若い世代を中心に、堅実な家づくりへの関心が高まっているのも特徴です。1-2. ローコストを実現するための仕組みローコスト住宅は、単に「安い材料を使う」だけで成り立っているわけではありません。大量仕入れによるコストダウン、設計・仕様の標準化、広告費や営業経費の圧縮、工期短縮による人件費の削減など、さまざまな工夫が組み合わさっています。これにより、品質を大きく損なうことなく価格を抑えることが可能になっています。ただし、企業ごとに工夫の内容や優先順位は異なるため、どこにコストをかけ、どこを削っているかを見極めることが重要です。1-3. ローコスト=低品質ではない理由「ローコスト住宅=低品質」と思われがちですが、実は必ずしもそうではありません。近年は技術革新が進み、安価でも性能の良い建材や設備が普及しています。また、住宅性能評価基準に適合した家づくりを行う会社も増えており、ローコストであっても耐震性・断熱性に優れた住宅を手に入れることが可能です。重要なのは、見た目や価格だけで判断せず、構造や性能面の裏付けをしっかり確認すること。選び方次第で、高品質な家を賢く手に入れることができるのです。 2. 知らないと後悔するローコスト住宅の落とし穴2-1. 「標準仕様だけでは住めない」オプション地獄「本体価格◯万円!」と聞くと夢が広がりますが、実際には標準仕様だけでは快適に暮らせないケースが多々あります。キッチン、バス、収納、サッシ、外壁材──ほぼすべてが「最低限」で設定されているため、希望に近づけようとするとオプションの追加が必要になり、結果として数百万円単位でコストが跳ね上がることも。モデルハウスで見た華やかな設備は、実はすべて高額オプションだった、ということも珍しくありません。標準仕様の中身を細部まで確認せず契約してしまうと、「思っていた家と全然違う…」という後悔につながります。2-2. 真冬・真夏に後悔する断熱・気密性能の甘さ価格を抑えるために、断熱材や窓サッシのグレードを落としているローコスト住宅も少なくありません。その結果、冬は底冷えし、夏はうだるような暑さに悩まされることに。断熱性能が低いとエアコン効率も悪くなり、光熱費が高騰するという負の連鎖が起こります。外見ではわかりづらいため、引き渡し後に「こんなはずじゃなかった」と気づいても遅いのが恐ろしいところです。快適な暮らしを守るには、UA値(外皮平均熱貫流率)や断熱等級などの断熱性能を表す数値を事前にチェックすることが不可欠です。2-3. 「買った後」が怖い保証・アフターの盲点家を建てた直後は気にならない保証やアフターサービス。しかし、いざトラブルが起きたとき、保証対象外だったり、最低限保証しか付いていなかったりすると、高額な修理費を自己負担することになりかねません。ローコスト住宅では、保証の範囲を縮小してコストダウンしているケースも多く、オプションで延長保証を付けると結局高額になることも。契約前に保証内容やアフター対応の体制をしっかり確認しておかないと、「守られているつもりが全然違った」という事態に陥るリスクがあります。2-4. 目先の安さに潜む将来コストの落とし穴ローコスト住宅では、初期費用を抑えるために安価な外壁材や屋根材、内装材が採用されることがあります。しかし、耐久性が低い素材を使うと、わずか10年程度で外壁塗装や屋根修繕が必要になり、数十万円〜百万円単位の出費が発生するリスクも。建物価格だけを見て「お得だ」と判断してしまうと、将来的なメンテナンスコストを甘く見積もってしまい、結果的にトータルコストで損をすることになりかねません。「初期コスト」と「将来コスト」、どちらもしっかり比較して判断することが重要です。 3. 賢い選択としてのローコスト住宅3-1. 資金計画に無理をしないメリット家づくりで最も怖いのは、「無理な資金計画」による生活の圧迫です。高額な住宅ローンを組んでしまうと、家は建っても日々の暮らしが苦しくなり、旅行や趣味、子どもの教育費にも影響が出かねません。ローコスト住宅を選ぶことで、月々の返済負担を抑え、生活にゆとりを持つことができます。「家を建てた後の暮らしを楽しめるか」は非常に重要なポイントです。無理のない資金計画は、心の余裕にも直結し、豊かな生活を支える大きなメリットとなります。3-2. 初期コストと将来コストをバランス良く考える住宅の価格は「初期コスト」と「将来コスト」のバランスで考えるべきです。たとえ建築費が安くても、メンテナンス費用や光熱費が高くついてしまっては意味がありません。一方、適切な仕様・性能を見極めて選べば、ローコスト住宅でも将来的な支出を最小限に抑えることが可能です。例えば、断熱性能を高めれば光熱費の削減につながり、耐久性の高い外装材を選べばメンテナンス周期も延ばせます。「目先の安さ」だけでなく、トータルでお得な家を考える視点が大切です。3-3. 仕様と性能を「自分で確かめて選ぶ」重要性ローコスト住宅を賢く選ぶためには、「自分の目で仕様と性能を確かめる」ことが不可欠です。営業トークや広告に惑わされず、標準仕様に何が含まれるのか、断熱性能や耐震等級はどうか、保証内容はどうなっているかを冷静にチェックしましょう。必要であれば第三者機関の住宅性能評価を参考にするのも有効です。仕様や性能を自分で見極めたうえで納得して契約すれば、「後悔しない家づくり」が実現できます。情報を鵜呑みにせず、しっかり確認する姿勢が成功のカギです。 4. 「いえとち本舗」なら安心できる理由4-1. 標準仕様で満たす高性能基準いえとち本舗はローコスト住宅でありながら、標準仕様の段階で高い性能基準を満たしています。たとえば、断熱性能は省エネ基準をクリアし、耐震等級も最高ランク相当を確保。これにより、快適さと安心感を両立した住まいを実現しています。オプション追加に頼らずとも、十分に満足できる仕様であるため、後から費用が膨らむ心配もありません。標準仕様で「暮らしやすい家」を提供することが、私たちのこだわりです。4-2. 明確な価格設定とオプション内容住宅価格に対する不安を減らすため、弊社では価格設定を明瞭にし、標準仕様とオプションの違いを徹底的にオープンにしています。ご契約前に細かな部分までご説明し、「あとから思わぬ出費が発生する」ことがないよう配慮しています。モデルハウスの展示内容についても、どこまでが標準で、どこからがオプションかを明示しています。安心して検討できる環境づくりを徹底していることが、弊社の大きな強みです。4-3. 長期保証と手厚いアフターサポート体制建てた後の安心こそ、家づくりで最も大切なポイントです。弊社では、基本保証に加え、さらに長期保証制度も整備しており、10年・20年と安心して住み続けられるサポート体制を整えています。また、定期点検やアフターメンテナンスにも力を入れており、万が一のトラブルにも迅速に対応します。「建てたら終わり」ではない、お客様との長いお付き合いを前提にした体制を整えていることが、私たちの誇りです。4-4. 将来の暮らしまで見据えた家づくり弊社の家づくりは、単に「今」だけを考えたものではありません。将来のライフスタイル変化や家族構成の変動も見据え、長く快適に暮らせる間取り設計、素材選びを行っています。メンテナンス性にも配慮し、トータルコストを抑えながら、住み続けるほどに満足感が増す住宅を目指しています。「家を建てた後の暮らしまでサポートしたい」──それが私たちの変わらぬ思いです。 5. まとめ ~落とし穴を知れば、家づくりは怖くない~5-1. 正しく知って、正しく選ぶことの大切さローコスト住宅には確かに注意すべきポイントが存在します。しかし、それらを「知らずに選ぶ」のと、「理解した上で選ぶ」のとでは、結果は大きく違ってきます。家づくりで失敗を防ぐためには、標準仕様や性能、保証内容を細かく確認し、自分の目で納得して選択する姿勢が不可欠です。不安な点は遠慮せず質問し、曖昧なままにしないことも大切です。知識と意識を持つことで、ローコスト住宅も安心して選べる時代になっています。5-2. 賢い選択で「建てた後」の幸せを手に入れる家を建てることはゴールではなく、新たな暮らしのスタートです。無理のない資金計画、快適な住環境、将来を見据えたメンテナンス計画──これらをバランスよく考えることで、「建てた後の生活」を心から楽しめる住まいが実現します。ローコスト住宅は、賢く選べば非常にコストパフォーマンスに優れた選択肢となり得ます。当社がローコストで高品質な住宅を提供できる理由は、いえとち本舗というフランチャイズネットワークに加盟しており、建材や設備の流通コストを大幅に削減できているからです。さらに、無駄な広告宣伝費をかけず、必要な情報だけを効率的に発信することで、その分のコストをお客様にしっかり還元しています。私たちは、お客様が後悔せず、笑顔で長く暮らしていただける家づくりを全力でサポートしてまいります。【いえとち本舗の低価格×高品質な住まいの秘密を知る】