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建物・家づくり
注文住宅を建てるのなら覚えておいた方がいい建築用語

住宅を建てるときはたくさんの聞き慣れない建築用語を聞くことになります。
少し難しいと感じるかもしれませんが、家を建てる時はどれも大切な用語です。
今回は注文住宅に関係する建築用語をまとめましたのでご紹介します。
土地・敷地・建物の法規制建築用語

いろいろな面積

面積といっても建築には複数の面積が存在します。
一つずつ要点のみをお伝えしますのでチェックしておきましょう。
敷地面積
文字通り敷地面積は建物を建てる土地の面積のことを言います。建築では㎡(平方メートル)で表すのが一般的ですが、不動産の場合だと坪で表していることもあります。
1坪は約3.3㎡で畳2畳分の大きさです。
建築面積
建築面積は建物の大きさを表す水平投影面積です。水平投影面積とは建物を上から見下ろした時の大きさのことで、建物の外周の大きさ表します。
延床面積
延床面積(のべゆかめんせき)は、建物各階の床面積を合計した面積のことです。建築基準法ではピロティやポーチ、吹き抜け、バルコニー、ロフトなど床面積に含まれないものもあります。
建物の大きさに関する用語

建物の大きさは法律により制約があります。
注文住宅の設計事によく出てくる言葉ですし、建物の大きさや間取りに関係してくるので覚えておきましょう。
建ぺい率
建ぺい率とは敷地面積に対して建ててもいい建物の大きさを指定する割合のことです。敷地には建ぺい率という数値が決められており、敷地面積を建ぺい率で乗じた数値がその敷地で建ててもいい建築面積になります。
例えば敷地面積100㎡に対して建ぺい率が50%の制限があると
100㎡×50%=50㎡
となりその敷地では50㎡までの建築面積を持った建物が建てられるということです。
容積率
容積率は建物の延床面積を制限する数値のことです。建ぺい率と同様に敷地には容積率が指定されており、延床面積を敷地面積で割ってパーセントに計算し直した数値が容積率となります。
例えば容積率200%、敷地面積100㎡とした場合は下記の計算で延床面積がでます。
X㎡(延床面積)÷100㎡(敷地面積)×100=200(容積率)
X㎡=200㎡
容積率200%、敷地面積100㎡の条件なら延床面積200㎡までの家なら建ててもいいということになります。
住宅を建てる法規制の用語

住宅には様々な法規制があり、建物の形や大きさ、サッシや外壁などの仕様にも関係してきます。
ここでは代表的な法規制の用語をご紹介します。
二項道路とセットバック
二項道路とは敷地に接する道路の幅が4m未満の道路で、特定行政庁に指定される建築基準法上道路とみなした道路のことです。二項道路に接する敷地は、道路中心線から2m以上離した場所に建物を建てなければいけません。
2m以上離す(正しくは道路境界線を2m以上後退させる)ことをセットバック(後退)と言います。
用途地域
用途地域は地域ごとに建てられる建物の用途や高さを指定する法規です。分類は12種類あり、住宅に関する用途地域は7種類あります。
防火地域・準防火地域
防火地域と準防火地域とは火災の危険を防ぐために火災に抵抗できる建物にする制約を定めた地域区分のことです。制約がきつくなるのは防火地域、その後に準防火地域となります。
防火地域と準防火地域には延床面積、建物の高さ、不燃材などを使用し、耐火建築物にするなどの制約があります。
建物の構造・工法・性能・設計時の建築用語

建物構造に関する用語

住宅の建物構造の基本は木造軸組工法と2×4工法、鉄骨造、RC造の4種類あります。
ここでは普及率の高い木造住宅の構造と基礎について要点をお伝えします。
木造軸組工法
土台、柱、梁で構成される骨組み構造が木造軸組工法です。在来工法とも呼ばれて、日本で最も採用されている工法です。
骨組み構造のため間取りの自由度やメンテナンス性に優れ、コストも抑えられる工法です。
2×4工法(木造枠組壁工法)
アメリカで生まれた耐力壁と剛床を一体化させて箱型構造で構成するのが2×4(ツーバイフォー)工法です。2×4と呼ばれる所以は主要な部分が2インチ×4インチの規格品の構造部材で構成されるからです。
耐力壁と剛床で構成する箱型のため地震の水平力に強く耐震性に優れます。
基礎に関係する用語
住宅で採用される基礎の種類は布基礎とベタ基礎です。布基礎は建物の柱や土台、壁がのるところに鉄筋を組んだコンクリートを立ち上がらせてつくる基礎です。
ベタ基礎は鉄筋を組んだコンクリートを立ち上がりの部分と水平な床な部分とで一体化させてつくる構造となっています。
建物の性能に関する用語

住宅の性能でよくでてくるのが断熱性と気密性、耐震性です。
家を建てるのに重視しておきたい性能ですのでどんな意味なのかチェックしておきましょう。
断熱性
断熱性は熱の移動のしにくさを表す性能です。断熱性能は熱伝導率(熱の伝わりやすさ)で表すことができ、値が小さいほど断熱性能が高いことを示しています。
気密性
気密性は建物の密閉性を表す性能です。建物の隙間を減らし空気の流動を抑えることで省エネルギー性と断熱性の低下を防ぐことができます。
耐震性
耐震性は地震による力に対して建物が耐える強度のことを言います。耐震性の高い建物ほど地震に強く、地震大国である日本では不可欠と言ってもいい重要な性能です。
間取り設計に関する用語

間取り設計は建築用語を耳にする機会が多くなる場面です。
間取りに関わる建築用語をまとめましたので一つずつチェックしておきましょう。
メーターモジュールと尺モジュール
建築の幅や長さを表す方法はメーターモジュールと尺モジュールがあります。メーターモジュールはメートルで表すもので1グリッド1mを基準値としています。
尺モジュールは、日本で使われる尺貫法であり、1グリッド910mm(3尺)を基本とし、9尺(1,820mm)は1間(けん)と言います。
モジュールの違いは廊下幅や部屋の大きさに大きく影響します。
動線
動線とは家の中で人が通る経路を線で表したものです。間取りをつくるときは動線を考えることで、家事などの作業を効率よくできる設計ができます。
開口部・間口・外構
【開口部】窓や玄関、採光、通風などの目的で壁や天井、床の一部が解放された部分を言います。
【間口】
対象物の幅や奥行きを表す言葉です。
システムキッチンの幅を間口で表記されていることが多いです。
【建具】
開口部に設けられた扉や窓、引き戸、障子、襖などを言います。
【外構】
外構とは建物の外にある構造物全体を表す用語で、アプローチ、土間、塀、門扉、フェンス、カーポート、庭木、物置なども含みます。
まとめ
建築用語を知っていると家づくりの打ち合わせもスムーズにすすませることができます。今回ご紹介した建築用語以外にもまだまだたくさんありますので、もし知らない建築用語がでてきたら担当者にどんな意味か聞いておきましょう。
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新築住宅でうごいてくれない夫の動かし方
「新築住宅を建てたいけれど、夫が動かない」「何を言っても『新築住宅を建てる』という話が進まない」「新築住宅のせいで揉めている」というようなケースに陥るケースは、決して少なくありません。「新築を建てたい!」と思っている中で、夫が動いてくれないのは、とても困りますよね。中にはものすごくイラついてしまう人も多いでしょう。とはいえ、新築住宅を建てるためには、夫に動いてもらうしかありません。今回は少し趣向を変えて、「心理」の観点から、夫を動かす具体的なテクニックについて解説します。新築住宅に無関心な夫に効く、心理学的な動かし方夫を説得するためには、さまざまな試みがなされていると思います。新築住宅への熱意を伝えてみたり、夫にとってのメリットを解説したり......しかし、それでも動かない夫は動きません。「もう、いいかげんちゃんと将来のことを考えてよ!」と感じている人も多いはずです。こなかなか難しい局面ではありますが、できるだけ話が進められるように、以下のような心理テクニックを織り込んでみましょう。いずれも営業や交渉などの場面において、広く使われているものです。もちろん心理学も完璧なものではないので、「テクニックを使えば、すぐに夫は動いてくれる!」というような魔法ではありません。しかし、ただひたすら新築住宅を推すよりも、よい結果に結びつきやすくなるでしょう。ゴールデンサークル理論で話を組み立てようこれはプロのカウンセラーや、臨床心理士が頻繁に用いるテクニックです。ゴールデンサークル理論は、話の組み立て方のひとつで、「なぜ」(WHY)から話し始めて「どのように」(HOW)を通過して、「何をするか」(WHAT)に着地するという構造になっています。新築住宅を建てることに置き換えると、 「なぜ、子育ての環境や綺麗なバスルーム、あるいは寝室が必要なのか?」(WHY)「それを達成するために何が必要なのか? 新築住宅が必要!」(HOW)「新築住宅を建てるにはどうすればよいか? 新築住宅を建てるために動くこと」(WHAT)という流れになります。すると夫は「新しい環境が必要で、そのためには新築住宅がなくてはいけなくて、そして行動が求められる」というメッセージを受け取ります。仮に「新築住宅を建てようよ」と言ってしまうと、いきなり「何をするか」(WHAT)を突きつけてしまうので、いかに無理のある話し方であるかがわかるでしょう。新築住宅について話すときは、ゴールデンサークルの流れを意識してみましょう。ちなみにAppleの商品発表会でも、ゴールデンサークルが活用されています。つまりゴールデンサークルは、Appleも認めるほど効果的だというわけですね。「フット・イン・ザ・ドア」で、段階的に説得フット・イン・ザ・ドアは、もっとも基本的な心理学テクニックのひとつです。簡単に言えば、「小さなお願いごとを承諾させて、最終的に大きなお願いごとも承諾させる」というもの。今回の場合”大きなお願いごと”とは、「新築住宅の話を進める」ということですね。いきなり「新築住宅を建てよう」と言っても、すぐに同意できるものではありません。しかし段階的に小さなお願いごとを通すことで、同意が得られる可能性が高くなります。まずは小さなお願いごとをしましょう。「新築住宅のパンフレットがあるから、少しでいいから見ておいてね」「建てなくてもいいから、どんな暮らしがしたいか考えよう」というような形ですね。この範囲であれば、「まあ興味ないけど、これくらいなら......」と言って対応してもらえそうだと思わないでしょうか?続いて、少しずつお願いごとを大きくしていきます。すると、「1時間でいいから、住宅展示場を見に行こう」「建てなくていいから、30分だけメーカーの話を聞こう」といった「実際に動く」お願いも、フット・イン・ザ・ドアによれば、通りやすくなるというわけです。あとはメーカーの営業担当者と一緒になって、新築住宅の魅力を伝えていきましょう。この段階では、少なくとも新築住宅に対する考え方は、ある程度前向きになっているはずです。「ソクラテス・ストラテジー」で、「同意させる」ソクラテス・ストラテジーという心理学テクニックも有効です。これは、「質問して、相手の発言を同意するものに近づけていく」というテクニック。かなり巧妙なもので、「そこまでするのか」と感じるかもしれませんが、新築住宅の夢を叶えるためには活用したいところ。具体的には、以下のような形で用います。妻「新築住宅は、お金がかかるからイヤなの?」夫「そう。お金がかけたくない」妻「子育ての環境とかは後回しって感じ?」夫「まあ、後回しにはしたくないね」妻「自分の部屋がなくてもいいって思うの? ゆっくりゲームとかしたいんじゃないの?」夫「まあそれができたらいいよね」妻「じゃあ子育てできる環境と、ゲームできる部屋を作ろうよ」というような形で、「新築住宅を建てる必要がある」ことにつながる発言を引き出していくわけです。もう「子育ての環境は後回しにしたくないし、ゆっくりゲームをしている環境が欲しい」と、夫は主張しています。となると、「じゃあ、そうすればいいじゃない」という風に、こちらも主張できるというわけです。「説得の6原則」から考える、新築住宅で動いてくれない夫の動かし方上記のようなテクニックをおさえておけば、状況はよくなるでしょう。使ったからといって全てが解決するわけではありませんが、きっと進歩はするはずです。テクニックと同時に、合わせて「説得の6原則」についても覚えておきましょう。「説得の6原則」は、社会心理学者のロバート・B・チャルディーニが考案した、とても信頼できる理論です。説得の6原則は、以下で構成されています。好意を持つ権威に従う(すごい人の意見は聞く)社会的な証明:(他人の行動に影響される)希少性を感じる:一貫性がある(主張がブレない)返報性(よくしてもらったのだから、自分もよくしてあげたい)つまり夫を説得する中で、上記6つの原則が、できるだけたくさん機能している状態を作ればよいのです。これをおさえておくことで、ただ闇雲に「新築!」と言い続けるよりも、はるかに効果的な説得ができます。上述したテクニックではカバーできない場面は、おそらく何度も訪れます。もし予想しない展開になったら、上記の原則を意識して発言してみましょう。夫の動かし方をおさえて、新築住宅の心理戦に勝利しよう「新築住宅を建てる」というのは、誰にとっても大きな変化です。人間は変化を嫌う生き物(心理学的に言えば「現状維持バイアス」を持っている)なので、なかなか新築住宅には積極的になれません。よって夫がなかなか動かないというのは自然な反応であって、決して珍しい話ではないのです。新築住宅を建てることに関する説得や交渉は、「やみくもに気持ちを伝える」だけではうまくいきません。言い換えれば、夫の心理や心理学的テクニックや理論をおさえたうえでの「心理戦」とも言えるでしょう。「メンタリストでもないんだし、そこまでしなくても......」と思う人もいるかもしれません。しかし「人の心を動かす」というのは難しいことで、むしろ「ここまでやっても、絶対にうまく行くとは限らない」とも言えます。とはいえ上記のテクニックや原則が、多くの不可能を可能にしてきたことは事実です。本気で新築住宅を建てたい! と思う人は、ぜひ実践してみてください。「いえとち本舗」では、会員限定の住宅・土地情報を発信しています。普段は見られない貴重は情報を、数多く取り揃えています。登録に掛かる時間は、わずか30秒。ぜひ、いえとち本舗のメンバーシップにご参加ください。「いえとち本舗」に会員登録するその他の資料を請求する
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【2020年6月版】新築住宅の固定資産税とは? 安くおさえる方法はある?
新築住宅を建てた場合、やはり「固定資産税」のことは気になるでしょう。固定資産税がいくらかかるかによって、将来設計も大きく変わってくるはずです。 とはいえ、 「固定資産税はどれくらいかかるのか?」「どうすれば安くできるのか?」 という疑問を抱えている人も、たいへん多いはずです。本記事では固定資産税の概要、および安くおさえる方法について解説します。新築住宅を建てようと考えている、あるいはすでに建てている人は、ぜひ参考としてください。新築住宅の固定資産税の概要固定資産税とは、土地や住宅を持っている人に課せられる税金です。不動産を所有している限りは、支払い続ける必要があります。 支払いは、1月1日時点で新築住宅を持っている人に対して要求されます。実際に支払いを始めるのは、その年の4月から6月あたりです。このタイミングで固定資産税が支出として発生することは、念頭に入れておきましょう。 固定資産税は、どうやって計算される?固定資産税を求める計算式は、【課税標準額×税金率】となっています。 課税標準額と税金率はどのように決まるか、下記で詳しく解説します。課税標準額の算出方法課税標準額は、「家屋調査」によって計算される「評価額」に基づきます。新築住宅に入居してからおおむね3ヶ月後に、自治体が家屋調査を実施します。 家屋調査を拒否することは可能ですが、おすすめはできません。なぜなら家屋調査を拒否すると、正確に評価額が計算できず、課税標準額も高くなってしまうかもしれないから。 基本的に課税標準額は、評価額と同額です。ただし何らかの特例などが適応される場合は、その限りではありません。 ちなみに評価額の見直しは、3年に一度行われます。よほどのことがない限り、評価額が前年より上がるということは起こりません。つまり3年ごとに安くなっていくというわけです。固定資産税がどのように安くなっていくのか、事前に確認しておきましょう。ライフプランも立てやすくなるはずです。 税金率はどうやって決められている?標準税率は、たいていの場合、「1.4%」に定められています。ただし一部の市町村では、これよりも高い割合を設定していることも。心配であれば、市町村に問い合わせるとよいでしょう。新築住宅の固定資産税における減額冒頭でも述べたとおり、固定資産税は減額することが可能です。まず新築住宅を建ててから3年の間、固定資産税は半額になります。減額時の固定資産税は、以下のような式で求められます。 【課税標準額(評価額)×0.14x0.5】 4年目からは、先ほど述べた【課税標準額(評価額)×0.14】という式が適用されます。4年目から固定資産税の支払い総額は高くなるので、家計もそれに合わせておきましょう。固定資産税の減額を受けるための条件 ただし新築住宅にかかる固定資産税の減額を受けるには条件があります。具体的には新築住宅が、以下のようなものでなければいけません。 新築住宅が、令和4年3月31日までに建てられている床面積が50m2から280m2の範囲内である 特に重要なのは、「1」の条件です。新築住宅を建てる場合、令和4年3月31日までに完成されるよう、スケジューリングする必要があります。 土地減税についてちなみに新築住宅のみならず、土地にも減税が存在します。以下の条件を満たしていれば、固定資産税全体の1/6が減税させることさせられます。 面積が200m2以内である令和4年3月31日までに取得した土地である小規模住宅用地に該当する なお、小規模住宅用地以外であれば、全体の1/3が減税されるようになっています。その後に受けられる減税新築住宅を建てたあとも、さまざまな減税措置が存在します。いますぐに受けられるものではありませんが、以下のような減税措置の存在は、頭には入れておきましょう。なお、すべての減税は、令和4年3月31日までが適用期限となっています。 省エネ改修に関する減税:翌年の固定資産税の1/3を減税バリアフリー改修に関する減税:翌年の固定資産税の1/3を減税 他にもさまざまな減税がありますが、少なくとも新築住宅を建ててしばらくは条件が満たせられないでしょう。現実的に関わってくるのは上記ふたつでしょう。固定資産税を安くおさえる、そのほかの方法とは?基本的に固定資産税を安くおさえる方法としては、減税してもらうのが現実的です。しかし、以下のような方法によっても、多少は固定資産税を安くおさえられる可能性があります。家屋調査の実施時、伝えるべきことを伝える 先ほども述べたとおり、評価額(=課税標準額)は、家屋調査にて決定されます。つまり家屋調査にて、査定が不利にならないように、伝えるべきことを伝えることが重要です。 これをやっていたからといって、かならずしも評価額が安くなる、というわけではありません。しかし、いい加減な、あるいは間違った査定を受けることは防がられるはずです。仮に評価額が変動しなかったとしても、その結果には納得できる、という部分もあります。 できれば事前に、評価額の相場や、査定で重要となるポイントなどをおさえておくとよいでしょう。何かを伝えるとき、論理的に主張できるようになります。クレジットカードで支払うまた、クレジットカードで固定資産税を支払うというのも、よい方法です。なぜなら固定資産税をクレジットカードで支払えば、ポイントの還元を受けられるから。 厳密に言えば固定資産税が安くなっているわけではありません。ただしポイントを得られるということは、実質的に安くなっているとも表現できるでしょう。 当然のことながらポイントの還元率は、クレジットカードによって異なります。還元率については、事前の確認が重要です。また、できるだけ還元率の高いクレジットカードを利用するのも、大切なポイントと言えます。 固定資産税は金額が高く、ポイント数も多くなりやすいです。固定資産税は、できる限りクレジットカードで支払いましょう。ただし自治体によっては、クレジットカードでも支払いに対応していないケースがあります。まとめ新築住宅と、およびその土地を有している限り、固定資産税はかならず支払うこととなります。今後の生活においてずっと関わり続ける、たいへん重要な要素です。 できるだけ安くおさえられるように努めましょう。その努力をしているか否かで、新築住宅にまつわる税額は変わってきます。 また、ほぼすべての減税は、令和4年3月31日までと定められています。減税を狙うのであれば、タイムリミットには注意しておきましょう。 いえとち本舗では、快適かつ暮らしやすく住宅を、低価格で提供しています。新築住宅の建築を考えている方は、ぜひ資料をご覧ください。資料請求はこちら また会員サイトでは、住宅と土地に関する重要な情報を発信しています。興味のある方は、ぜひ会員登録してご覧ください。会員登録はこちら
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いい家は“いい見学”から!モデルハウスで後悔しないための7つの視点
モデルハウスの見学は、家づくりの第一歩。でも「なんとなく見に行っただけ」で終わってしまうと、本当に自分たちに合った住まいは見えてきません。近年では、ネットで事前に情報を集めたうえで、実際に訪れるのは2〜3社程度という人がほとんど。だからこそ、1回の見学の“質”がとても大切なのです。この記事では、モデルハウス見学を「いい家づくり」につなげるための7つの視点を、初心者にもわかりやすくご紹介します。営業トークに惑わされず、自分たちにぴったりの暮らしを見つけたい方は、ぜひ最後までご覧ください。 1. 見学は“比較”だけじゃない!現代的な家づくりのスタート地点 1-1. いきなり見に行くのは2〜3社だけ。それが今の主流 1-2. ゴールを持って見学すれば、得られる情報が変わる 1-3. モデルハウスは「理想の暮らし」を体感できる絶好の機会2. 豪華さに惑わされない!空間演出の正体を見抜くコツ 2-1. 標準仕様とオプションの違いを見極める 2-2. 家具・照明・天井高による“広く見せる”演出に注意 2-3. 大手ハウスメーカーほど「演出が上手」な点に注意3. 暮らしをイメージする“体感目線”で間取りを見る 3-1. 図面では見えない「生活のしやすさ」に注目する 3-2. 音・視線・空気感にも意識を向けてみる4. 営業トークに飲まれない!費用と提案の見極め方 4-1. 「費用感」は必ず標準仕様ベースで確認する 4-2. ライフプランに合わせた提案ができているか見極める5. 比較してこそ見えてくる!質問リストで判断力をアップ 5-1. 見学は1社で終えない!比較してわかる「違い」 5-2. 質問リストを用意して比較検討を 5-3. モデルハウス見学時に使える質問リスト【例】6. 見たあとの行動が大事!振り返りと家族のすり合わせ 6-1. 見学直後の“メモ”が判断を助けるカギになる 6-2. 家族で見た感想を持ち寄ってすり合わせる7. 最後に:いい見学が、いい家づくりにつながる理由 7-1. 「感動」ではなく「現実目線」で見ることが成功のカギ 7-2. 「自分たちの基準」を持つことが、比較・決断を楽にする1. 見学は“比較”だけじゃない!現代的な家づくりのスタート地点1-1. いきなり見に行くのは2〜3社だけ。それが今の主流現在の住宅購入者の多くは、最初から複数のハウスメーカーを回ることはしません。特に共働きや子育て中の30〜40代夫婦では、限られた時間の中で効率的に情報を得るため、「ネットで徹底的に調べてから、実際に行くのは2〜3社だけ」という動きが一般的です。そのため、モデルハウス見学は“最終候補”の中から実物を確認するフェーズとも言えます。事前にWebサイトやSNS、口コミ、資料請求などを通じて絞り込み、自分たちの希望や価値観に合った会社を選んでから訪問する傾向にあります。このように、今の見学は「とりあえず見てみよう」ではなく、「この会社でいいかを確認する」行動に近いのです。1-2. ゴールを持って見学すれば、得られる情報が変わる限られた2〜3社しか見学しないのであれば、1回の見学で得られる情報の質がとても重要になります。そのためには、あらかじめ「このモデルハウスでは何を確認するか」という目的をはっきりさせておくことが大切です。例えば、「子どもが走り回れる間取りか」「水回りの家事動線はストレスなく使えそうか」「収納は本当に足りそうか」など、実生活をイメージした具体的な視点を持つことで、“見るべきポイント”が明確になります。営業担当者の話にただ耳を傾けるだけでなく、自分たちが知りたいこと・確認したいことを事前に整理しておくことで、限られた見学の機会を無駄にせず、納得感のある家づくりにつなげることができます。1-3. モデルハウスは「理想の暮らし」を体感できる絶好の機会モデルハウス見学は、単なる情報収集にとどまらず、住まいへのイメージを“具体化”するための大切なステップです。図面やカタログでは分からない「空間の広がり」や「自然光の入り方」「床材やドアの質感」「設備の使い勝手」など、五感を通じて体験できるのは、モデルハウスだけの魅力です。また、営業担当者との対話を通じて、自分たちが気づいていなかったこだわりや、思い描いていた暮らしの輪郭がはっきりしてくることもあります。「自分たちの理想はこうだったんだ」と気づけるきっかけにもなり、家づくりの軸が定まる瞬間でもあるのです。つまり、見学は“会社を選ぶため”だけではなく、“自分たちの理想を明確にするため”の機会でもあります。限られた時間だからこそ、その1回1回を前向きに活かしていく姿勢が、満足度の高い家づくりにつながります。 2. 見た目に惑わされないチェックポイント2-1. 標準仕様とオプションの違いを見極めるモデルハウスには、最新設備やおしゃれな内装がふんだんに取り入れられていますが、その多くが「オプション仕様」であることに注意が必要です。キッチンのグレード、造作収納、床材、天井高、外壁など、実際の建築プランにそのまま反映できるわけではないケースが多々あります。例えば、モデルハウスで見たキッチンが気に入っても、標準仕様ではグレードが異なり、希望通りにするには数十万円の追加費用が発生することもあります。見学時には「これは標準ですか?オプションですか?」と積極的に確認する姿勢が大切です。2-2. 家具・照明・天井高による“広く見せる”演出に注意モデルハウスは“魅せる”ために作られています。そのため、実際の居住空間よりも広く、開放的に感じるよう巧みに演出されています。代表的なテクニックとして、以下のようなものがあります。ダイニングテーブルやソファなどの家具サイズを小さく配置天井を高めに設計建具(ドアや窓)をハイタイプに間接照明やスポットライトで空間を美しく見せるこれらは決して悪いことではありませんが、「この広さなら自分たちの生活にちょうどいい」と感じたとしても、それが標準仕様でない場合、実際の建物で再現できない可能性があります。実寸を測る、間取り図と照らし合わせるなど、冷静な視点を持つことが重要です。2-3. 大手ハウスメーカーほど「演出が上手」な点に注意特に大手ハウスメーカーのモデルハウスは、住宅展示場の中でも「とにかく豪華」「非現実的なほど立派」なケースが目立ちます。玄関ホールが吹き抜けになっていたり、収納があらゆる場所に組み込まれていたり、デザイン住宅のような内装が施されていたりするのは珍しくありません。しかし、それらはあくまで“ハウスメーカーのブランド力を見せるためのモデル”であり、現実的な住まいとは少し距離があります。特に「展示場仕様の建物」=「一般的な商品プラン」とは限らないため、「自分たちの予算や敷地に収まるか」「ライフスタイルにフィットするか」という視点を忘れないようにしましょう。 3. 暮らしをイメージする“体感目線”で間取りを見る3-1. 図面では見えない「生活のしやすさ」に注目するモデルハウスを見学するとき、つい「おしゃれかどうか」「豪華かどうか」に目がいきがちですが、実際に住んだときの“生活のしやすさ”こそ、もっとも大切にすべきポイントです。例えば、家族が日常的に使う動線――「玄関からリビングまでの流れ」「洗濯・干す・しまう」の流れなどを自分の行動に当てはめて歩いてみると、思わぬ不便さや工夫に気づけることがあります。さらに、買い物帰りの荷物を運び込む動線、子どもが走り回るスペース、来客時のプライバシー確保など、モデルハウスを“生活の場”として体感することで、図面や間取り図だけではわからない現実的な視点が得られます。3-2. 音・視線・空気感にも意識を向けてみる生活とは視覚だけで完結しません。モデルハウスでは、「音の伝わり方」「視線の抜け感」「採光や通風の心地よさ」といった、空間の“感じ方”もぜひ意識してみてください。たとえば、リビングと子ども部屋の距離感によって、生活音の干渉度は大きく異なりますし、吹き抜け構造があると上下階の音が意外と響くこともあります。また、窓の位置や大きさによって視線の抜け方が変わり、開放感やプライバシー性に直結します。季節によって日の入り方がどう変化するか、風通しがどうか――こうした点は、現地でしか感じ取れない重要な要素です。 4. 営業トークに飲まれない!費用と提案の見極め方4-1. 「費用感」は必ず標準仕様ベースで確認するモデルハウスで営業担当から説明を受けるときに気をつけたいのが、“話されている価格がどこまで含まれているか”という点です。大切なのは、「このモデルハウスをこのまま建てる場合、総額でいくらになるのか?」「自分たちが希望する仕様にしたらいくらになるのか?」を具体的に尋ねることです。モデルハウス見学は、夢を描くだけでなく、現実的な資金計画を立てる第一歩でもあります。4-2. ライフプランに合わせた提案ができているか見極める営業担当者によっては、モデルハウスの魅力を伝えることに終始してしまい、顧客の暮らしや家族構成、将来のライフプランをあまり聞かずに話を進めてしまうことがあります。ですが、良い提案とは「今の理想」だけでなく「10年後、20年後も快適に暮らせる家」を一緒に考えてくれる姿勢から生まれるものです。たとえば、「子どもが巣立ったあとの暮らし方」や「住宅ローン返済を続けながら老後資金をどう確保するか」といった話題に触れてくれる営業担当であれば、信頼できる相手かどうかを見極める材料になります。逆に、予算を無視した高額プランを強く勧めてくる場合は注意が必要です。 5. 比較してこそ見えてくる!質問リストで判断力をアップ5-1. 見学は1社で終えない!比較してわかる「違い」家づくりにおいて、1社だけを見て決めるのはリスクがあります。同じ価格帯でも、間取りの自由度・標準仕様のグレード・営業の対応・アフターサポート体制など、各社ごとに大きな違いがあるからです。たとえ「ここが良さそう」と思ったとしても、他社と比べて初めてその良さが際立つ、もしくは過剰だったと気づけることもあります。また、複数のモデルハウスを見ることで、自分たちの希望や好みがより明確になるメリットもあります。例えば「収納が多い間取りがいい」「やっぱり平屋が暮らしやすそう」といった“気づき”は、比較を通して生まれることが多いのです。5-2. 質問リストを用意して比較検討を見学時は限られた時間しかありません。その中で効率よく情報を引き出すには、事前に「質問リスト」を用意しておくのがおすすめです。営業担当者に任せきりにせず、自分たちから積極的に聞くことで、各社の考え方やサービス姿勢にも違いが見えてきます。同じ質問を各社にぶつけてみることで、「どこまで具体的に答えてくれるか」「提案の幅があるか」「回答が曖昧でないか」などを比較する視点も持てるようになります。5-3. モデルハウス見学時に使える質問リスト【例】 このモデルハウスの仕様は、どこまでが標準でどこからがオプションですか? この家を建てる場合、土地以外でどれくらいの費用がかかりますか?(本体・付帯・諸経費など) 間取りの自由度はどのくらいありますか? 設計のカスタマイズは可能ですか? 断熱性能・耐震性能など、住宅性能について教えてください 太陽光発電や蓄電池などの提案はありますか? 標準のアフターサポートや保証内容はどうなっていますか? 自分たちの年収で、無理なく返済できる資金計画はどのように立てられますか?このような質問を投げかけながら、営業の反応や説明の仕方にも注目することで、「この人なら信頼できる」と感じられる判断材料にもなります。 6. 見たあとの行動が大事!振り返りと家族のすり合わせ6-1. 見学直後の“メモ”が判断を助けるカギになるモデルハウス見学は印象が強いため、「この間取りは良かった」「収納の工夫が参考になった」といった感想がその場では明確に残ります。しかし、時間が経つにつれて複数の見学内容が混ざってしまい、「どこがどの会社だったか分からなくなった」ということはよくあります。そうした混乱を防ぐためには、見学直後に感じたことを“文章でメモしておく習慣”が非常に有効です。気に入った点、不安に感じた点、営業の印象、話に出た費用や仕様の内容など、気づいたことを簡単に書き留めておくだけで、後から比較・検討する際に大きな助けとなります。記録は手書きでもデジタルでも構いませんが、「その場でしか得られない気づき」をできるだけフレッシュなうちに残しておくことが重要です。6-2. 家族で見た感想を持ち寄ってすり合わせる見学後には、家族で「どう感じたか」を共有する時間を設けましょう。どんな家が自分たちに合っているのかという判断は、家族それぞれの価値観によって異なるものです。「キッチンの動線が使いやすそうだった」「リビングの広さはちょうど良かった」「この営業さんは信頼できそう」など、主観的な意見を持ち寄ることで、新たな気づきが生まれます。お互いの感想を聞いたうえで「自分たちが求める暮らしに近いのはどの会社か」「優先すべき条件は何か」を明確にしていくことで、今後の比較検討もより納得のいくものになります。 7. モデルハウス見学まとめ:後悔しないためのポイント整理7-1. 「感動」ではなく「現実目線」で見ることが成功のカギモデルハウスは「理想の住まい」をイメージするために作られているため、見学中はどうしてもテンションが上がりがちです。「この家に住みたい!」「素敵すぎる!」という感動は、家づくりのモチベーションにはなりますが、その感情だけで判断してしまうのは非常に危険です。本当に大切なのは、その家が“自分たちの暮らし”にとって現実的かどうかです。予算に収まるか、土地に適しているか、家族の生活スタイルに合っているか。感情と現実のバランスを取ることが、後悔しない家づくりの第一歩になります。7-2. 「自分たちの基準」を持つことが、比較・決断を楽にする複数のモデルハウスを見学する中で重要なのは、「自分たちの基準」をしっかり持つことです。他人の評価や営業のトークに流されるのではなく、自分たちが重視するポイント――たとえば家事動線・収納の量・家族のプライバシー確保・アフターサービスなど――に沿って判断していく姿勢が大切です。その基準が定まっていれば、たとえ豪華な演出や過剰な設備に惑わされても「自分たちにとっては不要だ」と冷静に見極めることができますし、各社の提案を比較する際にも迷いが少なくなります。モデルハウス見学は、ただ“家を選ぶ場”ではなく、“自分たちの暮らしを見つめ直す場”でもあります。情報を冷静に整理し、家族と価値観を共有しながら、納得のいく家づくりを進めていきましょう。