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建物・家づくり
新築住宅、理想の広さはどれくらい?理想の広さの見つけ方教えます!
はじめて新築住宅を買うときって、どのくらいの広さにすればいいのか気になりませんか。もし子供がいるならば、これから成長していく姿をイメージしながら、部屋の数なども決めていかなくてはなりません。
最初に結論から言ってしまうと、新築住宅の理想の広さは、各家庭それぞれのライフスタイルによって変わってきます。つまり絶対的な答えはないのです。
ただし、だいたいこのくらいの広さがあればほとんどの人は満足できるだろう、という目安はあります。
当記事では、
- 新築住宅の理想の広さを決めるためのポイント
- 国が提言している居住面積の基準
- 建築基準法で定められている基準
- 部屋ごとに必要な広さの目安
上記4つの観点から、新築住宅の理想の広さについて解説していきます。
新築住宅の理想の広さは、家族のライフスタイルで決まる
まずポイントとなるのが「理想の広さ」というところでしょう。単なる生活空間ではなく、家族が楽しく豊かに生活できるだけの空間が必要ということですから。
ということは「家族の一人ひとりが生活の中で何を重要視しているか」が、大きなポイントになります。
子供が小さく、家族団らんを重視するなら、リビングもそれなりの広さが必要です。逆に子供がある程度大きく、勉強に集中する時期であるならば、個室を充実させるべきかもしれません。
このように、各家庭それぞれの考え方によって、理想の広さは違ってくるわけです。
新築住宅の理想の広さを決める条件とは「家族の人数と敷地の広さ」
新築住宅の理想の広さを決めるには、どんなことに気をつければいいのでしょうか。
また、土地の場所によって、建築できる住宅面積の上限が定められています。したがって、いくら広い家が欲しくても、その土地には建てられない可能性もあるわけです。
この家族の人数と敷地面積については、のちほど具体的に説明します。
その広さで大丈夫?見落としがちな収納スペース、水回り、移動スペース
新築住宅の理想の広さというと、ほとんどの人が、リビングや個室、キッチンなどについてだけ、頭に思い浮かぶのではないでしょうか。
しかし、収納スペースや水回り(トイレ・脱衣所など)、移動スペース(廊下や階段など)をしっかり確保しないと、あとから不満が続出するかもしれません。
収納スペースが足りないと、部屋の中にモノが多い乱雑な印象を与えてしまいます。また、両親と同居するなら、将来の介護も視野に入れて、廊下やトイレなどを広めに計画しておくべきです。
こういった共用スペースにもきちんと目を向けて計画をすれば、大きな失敗は起きないと思います。
誘導居住面積水準で定められた面積は、3人家族100㎡(30坪)
![3人家族](http://www.housing-system.com/photo/25/column/764/cl7640_2z.jpg)
理想の広さを考える上で、2016年に国土交通省が発表した「住生活基本計画」が、とても参考になります。
同計画では、豊かなライフスタイルを送るために必要な面積「誘導居住面積水準」と、生活に最低限必要な面積「最低居住面積水準」の計算方法を設定しました。誘導居住面積水準に基づき、平均的な3人家族のケースを計算すると、必要な面積は100㎡(都心部は75㎡)になります。
この誘導居住面積水準で導いた面積が、理想の広さを計画する上で、ひとつの基準となるでしょう。家族構成による最低限必要な広さは
ではここで、家族構成によって、どのくらいの面積が必要なのかを具体的に見ていきましょう。
前述の最低居住面積水準と誘導居住面積水準は、それぞれ下記の式で算出できます(2人以上の場合)。・最低:10 ㎡×世帯人数+10 ㎡
・誘導一般型:25 ㎡×世帯人数+25 ㎡
・誘導都市型:20 ㎡×世帯人数+15 ㎡
【最低居住面積水準と誘導居住面積水準の必要面積】
最低居住面積水準 | 誘導居住面積水準 (都市型) | 誘導居住面積水準 (一般型) | |
単身世帯 | 25㎡ | 40㎡ | 55㎡ |
2人世帯 | 30㎡ | 55㎡ | 75㎡ |
3人世帯 | 40㎡(35㎡) | 75㎡(65㎡) | 100㎡(87.5㎡) |
4人世帯 | 50㎡(45㎡) | 95㎡(85㎡) | 125㎡(112.5㎡) |
※()内は3〜5歳の子供がひとりいる場合
以上の結果から、平均的な3〜4人家族の場合、100〜125㎡(30〜38坪)くらいの広さは確保するように、国が指導しているというのがイメージできますね。
実際に建てられた新築住宅の広さはどれくらい
![住宅面積](http://www.housing-system.com/photo/25/column/764/cl7640_5z.jpg)
誘導居住面積水準では、100〜125㎡(30〜38坪)という結果が出ましたが、実際にはどのくらいの広さの新築住宅が建てられているのか、非常に気になりますよね。
いろいろなデータがありますけれども、今回は住宅金融支援機構が発表した「2018年フラット35利用者調査」のデータを調べてみました。同調査によると、建売住宅の全国平均面積は、100.8㎡(31坪)です。もっとも狭い首都圏ともっともひろい東海圏を見ても、それほど極端に乖離していません。
あくまでもフラット35を利用した人だけのデータではありますが、17,000件以上から算出した数字ですから、大いに参考になるのではないでしょうか。建ぺい率と容積率で、土地に対する建物の面積が決まる
じつは土地の場所によって、建てられる建物の広さは規制されています。土地目一杯に住宅を建てたくても、好き勝手に建物の大きさを決めることはできません。
そうした規制の代表的なものが「建ぺい率と容積率」です。
建ぺい率は、建物の平面的な面積を規制する規制で、土地の何パーセントまで家を建てられるかがわかります。
容積率は、高さを規制するものなので、その土地に建築できる延床面積がわかります。例えば、山口市の佐山に土地を購入した場合、建ぺい率が60%、容積率は200%です。
165㎡(50坪)の土地ならば、建築面積は99㎡、延床面積は330㎡が上限になるということ。このどちらの数値も超えないように、建物の広さを計画しなくてはなりません。このように、建物の広さの上限は、建築する場所によって法律で規制されています。ぜひ頭に入れておいてください。
各部屋の広さはどれくらい必要を知っておくと、必要な広さを決めやすい
![各部屋の広さ](http://www.housing-system.com/photo/25/column/764/cl7640_4z.jpg)
最後に、新築住宅のそれぞれの部屋ごとに必要な面積の目安をご紹介します。あくまでもひとつの目安ですが、こういった数字を把握しておくと、リビングを少し狭くして、その分廊下を広くするといった計画が簡単にできるようになります。
【3人家族に必要な部屋の広さの目安】
・LDK:14畳(23.1㎡、7坪)
・夫婦の寝室:8畳(13.2㎡、4坪)
・子供部屋(1部屋):6畳(9.9㎡、3坪)
・洋室(予備):6畳(9.9㎡、3坪)
・玄関:2畳(3.3㎡、1坪)
・廊下:3畳(4.95㎡、1.5坪)
・階段:3畳(4.95㎡、1.5坪)
・2階ホール:2畳(3.3㎡、1坪)
・収納:4畳(6.6㎡、2坪)
・トイレ:1畳(1.65㎡、0.5坪)
・風呂:2畳(3.3㎡、1坪)
・洗面所:2畳(3.3㎡、1坪)
合計:53畳(87.45㎡、26.5坪)
※1坪=約2畳=3.3㎡で計算
部屋ごとの広さから考えると、最低で87.45㎡、26.5坪程度は必要なことがわかりました。前述の全国平均が、100.8㎡(31坪)ですから、自分たちの好みに応じて各部屋の増減をすれば、ある程度理想の広さが導きだせるはずです。
まとめ
今回いくつかの基準となる数字をご紹介しましたが、これらはあくまでも目安でしかありません。部屋の広さにきまりはないのです。
せっかくの新築住宅ですから、法規制の範囲で、自分たち家族の理想の広さを決めていただければと思います。また、こうやって計画している時が、一番楽しかったりしますよね。
ただ、広さを決めるには予算との兼ね合いもあります。
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新築一戸建ての後悔ポイントとは?住んでみてわかった失敗の数々!
新築一戸建てを手に入れるという事は、人生の中で起こる最大のイベントです。夢のマイホームを叶えるのはとても気持ちが高揚してワクワクしますよね。しかし家づくりに後悔した、という声は現実的にもたくさんあります。家づくりの後悔はこれから始まる新しい生活にも尾を引く厄介なものです。このような家づくりの後悔を残さないためにも、事前に情報を集めて問題を回避していきましょう。今回は新築一戸建ての後悔ポイントについてご紹介していきたいと思います。 失敗する前に押さえておきたい!新築一戸建ての後悔ポイント お金の後悔 資金計画に失敗!予算オーバー家づくりをしていると、いろいろな希望を取り入れてしまい、気がついたら予算をオーバーしている事も多々あります。例えば設備のグレードを上げてしまったり、高価な無垢板のフローリングを使ってしまったりと気に入ったものを何でも取り入れてしまうと金額もどんどんと膨れ上がってしまいます。予算オーバーしてしまう事で起きる問題は、ほとんどの人が利用する住宅ローンの返済にあります。予算を超える事で月々の返済額が高くなり生活を逼迫させてしまってはいけないのです。大切なのは返済計画にゆとりを持たせる事ですので、家づくりの計画は優先順位をつけて取り組み、万が一の資金の発生を見越して予算を立てていきましょう。 一戸建ての金額を我慢しすぎて後悔予算オーバーしてしまうのとは反対に、こちらは予算を気にしすぎて満足のいく家に仕上げる事ができなかったという後悔です。妥協していいところとしてはいけないところの優先順位はつけなければいけません。生活に直結する部分の妥協は、後悔に繋がってしまう可能性がありますので要注意です。料理がしやすい台所、洗濯や掃除がしやすい、など家事導線に不満を抱えてしまうとストレスを抱えた生活になってしまうので、間取り計画の時は暮らしやすさに関係する部分の妥協をせずに行いましょう。例えば設備機器や壁紙の柄などは、数年後のリフォーム時に交換が可能です。交換が難しい場合や高い費用が掛かってしまうような箇所には、先にお金を掛けておく方が後々お金を使わずに節約に繋がる事もあります。 間取りの後悔部屋の計画に失敗間取り計画の後悔に部屋が狭いという声をよく聞きます。部屋が狭いと感じてしまう原因の一つは、家具を置いた時のイメージができていない事があります。何も置かれていない部屋は広く感じやすいですが、家具を置くと意外とスペースは残されていないものです。このような原因を解決するには、図面に配置する家具を書き込む事です。配置する家具の寸法に合わせて図面に書く事でどれくらいのスペースが残るか数値で把握できます。また、平面ではわかりにくいという方は模型や3D画像で確かめるのも方法の一つです。その他にも出産や両親との同居など、家族数が増えて部屋が足りなくなってしまったという体験談もありますので、将来を見据えた間取り計画が大事です。 家事・生活動線に後悔毎日行う料理や洗濯、掃除などの家事がしにくい家は、生活に不便を感じてストレスが溜まりやすいものです。負担が大きいと家事をするのも億劫になってしまうのも問題になってしまいます。家事動線が悪い家とはどんな家かというと下記のような要素があります。 廊下が狭い洗濯を干すのに何度も階段を上り下りしなければいけない収納場所がみんな分かれていて洗濯物をしまうのも一苦労ベランダが狭くて洗濯物を干しにくい 家事動線を良くする間取りは、実際に生活している事をイメージして作っていきます。例えば、洗濯する場所と洗濯物を干す場所に行くまでの動線に階段の上り下りを省く事で移動の負担は軽減する事ができます。その他にも入浴後に着る衣類の収納を洗面所に設ければ、家族全員の分をここに収めておく事ができて、わざわざ各部屋に分ける必要がありません。このようにできるだけ移動をなくして効率の良い間取りにしていく事が大事になります。 収納スペースに後悔間取り計画に失敗した、という声に収納スペースは1位、2位と争うくらいに多い間取りです。収納するスペースがなくて物があふれてしまい部屋が散らかっているような状態になっているケースもあり、せっかくの新居もだいなしになってしまいます。物を収納できないと放置してしまう癖もついてしまうので注意が必要です。収納計画は、現在所有する物を把握し、どの部屋で使用するかによって収納する場所を分ける事が大事になります。また、所有する物の管理もできている事が大切で、使わない物は捨てる習慣がついていなければいけません。もったいないからと何でもとっておく習慣があると、いくら収納スペースを設けても収まりきれません。収納スペースの計画を行う時は、必要な物を出し入れできる収納計画を意識して行いましょう。 コンセントの計画に失敗コンセントの数や配置は、何となくのイメージで行われやすいものです。曖昧なイメージでコンセントを計画してしまうと、必要な場所にコンセントがなかったり、テレビや家具の裏にコンセントが隠れてしまったりと不便を来してしまいます。台所は家電を使用するなどコンセントが必要な場面が多いです。電子レンジや冷蔵庫など消費電力が大きい家電は専用のコンセントも必要ですので、配置のし忘れは禁物です。その他にもミキサーなどの家電をキッチンカウンターで使用したい時のためにキッチン付近にコンセントを設けておくといいでしょう。コンセントの計画は、図面にコンセントの図を書き込むとイメージが湧きやすいです。また、図面には家具も一緒に書いておく事で、コンセントが家電に隠れてしまうリスクを避ける事ができます。 家の中が寒い!暑い!断熱に失敗快適に暮らせる家というのは室内環境が整っているものです。この室内環境を安定させるのに重要となるのが、断熱性と気密性です。断熱性と気密性とは、簡単に説明しますと家の服です。冬場の冷たい熱が家の中に入ってきてしまえば家の中は寒く凍えてしまいますし、夏場の暑い熱が家に入れば家の中は蒸し暑くなってしまいます。冬は暖かく、夏は涼しい家というのは冷暖房効率が良く、光熱費の節約にもなります。快適に過ごせる家にするためにも断熱性と気密性に意識して家づくりをしましょう。 業者選びに後悔 担当者に後悔!コミュニケーション不足で自分の意見を言えばよかった家づくりは専門的な言葉も多く、たまに理解しにくいところもあると思います。担当者の説明がわからないのにそのまま聞き流してしまってはいないでしょうか。新築の一戸建てを建てるという事は人生の最大のイベントですから、後悔なく進めなければいけません。説明に不明な事があれば遠慮せずに聞く事にしましょう。お互いに家づくりについて把握している事がとても大切で、これが疎かになってしまうと意見の食い違いや要望通りの家に仕上がらない事が起こってしまいます。これは担当者とのコミュニケーション不足から起こる問題ですので、こちら側からコミュニケーションをとるように心掛けていきましょう。 希望する家の特徴に合った住宅会社を選べばよかった家を建てる会社はそれぞれ得意、不得意があります。例えば和風建築が得意な会社に洋風の建築を依頼しても要望通りの家を建ててくれるか不安が残ります。家づくりを行う上で住宅会社を決めるのは、成功か失敗かを大きく左右します。住宅会社の評判や施工実績が多いとしても、自分が建てたい家の特徴にあっていない住宅会社を選ぶのは避けましょう。自分に合った住宅会社を選ぶには資料請求を行って、たくさんの情報を集める事が大事です。 まとめ今回ご紹介した新築一戸建ての後悔は大きく分けると、資金計画などのお金の後悔、間取り計画の暮らしやすさの後悔、家を建てる業者選びの後悔の3つです。この3つをしっかり計画されていれば、後悔しにくい一戸建てを手に入れる事ができますので、ぜひ参考にしていただきたいです。そして、家づくりに重要なのが情報収集です。いえとち本舗は人気のある間取りプランと施工事例など家づくりに欠かせない資料を無料提供しています。会員登録する事で受けられる特典もありますので、良ければご参考ください。https://smarthouse-yamaguchi.jp/member/