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新築住宅で起こりうる夫婦喧嘩とそのおさめ方
新築住宅を建てるときは、よく夫婦喧嘩が起こります。
今まさに新築住宅をめぐって、夫婦で喧嘩しているという人も多いでしょう。
新築住宅を建てるということは、かなりたいへんなことで、主にこれが喧嘩の原因です。
新築住宅という、人生でたいへん重要な事柄について、連続でさまざまな決断を下さなければなりません。
これは非常に大きなプレッシャーとストレスがともなうものです。
というように新築住宅を建てるというのは、たいへんな負担がかかるもの。
この状況下でストレスを感じ、夫婦喧嘩へ発展してしまうのは、無理もないことでしょう。
本記事では、新築住宅で起こりうる夫婦喧嘩と、そのおさめ方について解説します。
新築住宅で夫婦喧嘩が起こる理由

新築住宅を建てるときに夫婦喧嘩が起こる理由は、本当にさまざまです。
たとえば、
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窓の数はいくつにするか?
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冷蔵庫のスペースはどれくらい確保しておくか?
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IHはどこのメーカーのものにするか?
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「垂れ壁」は有りか無しか?
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プラグの位置はどこにするか?
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物干し竿の金具は水平にするか、30度かたむけるか?
というように、「何かを選択する場面」のほとんどが、夫婦喧嘩の要因になります。
そして、細かいことでも夫婦喧嘩に発展する可能性が有ります。
「金具の角度」など、ちょっとした要素でも、大喧嘩になってしまうことも珍しくありません。
普段なら、お互いに思い合って、落とし所を見つけられるかもしれません。
しかし冒頭でも述べたとおり、新築住宅を建てるとき、夫婦には大きな負荷がかかっています。
それも手伝って、ささいなことでも喧嘩になってしまうようです。
どのようにして夫婦喧嘩をおさめるか?

というように、ちょっとしたことでも夫婦喧嘩にまで発展してしまいます。
ある程度、「新築住宅には夫婦喧嘩がつきもの」だと割り切ってしまったほうがよいでしょう。
下記では、起こってしまった夫婦喧嘩をおさめる方法について解説します。
担当者にゆだねる
もっともよい方法は、「夫婦喧嘩に発展しまったら、営業担当者へゆだねる」という方法です。
営業担当者にゆだねれば、「どちらの意見を採用すべきか」ということを、根拠づいて判断してくれます。
担当者には少し気の毒ですが、もっとも公平で、喧嘩になりづらい方法です。
また、夫婦では思いつかなかった、全く別の案を提示してくれるケースもあります。
もし新しい案が出てくれば、お互いに納得して話を進められるはずです。
もし意見がぶつかり続けるなら、営業担当者にゆだねてみましょう。
できれば事前に、「もしものときは、営業担当者に任せよう」と約束しておくとよいでしょう。
営業担当者も、夫婦喧嘩が起こることにはある程度慣れています。
そして夫婦喧嘩をうまくおさめるというのも、彼らが持つ役割のひとつで数。
子供の立場になって考える
また、「夫」と「妻」ではなく、子供の立場に立って考えるのもおすすめです。
この視点に立っていれば、たいていの夫婦喧嘩はおさえられます。
新築住宅を建てるときの夫婦喧嘩は、「お互いが自分のことを優先してしまう」ということから起こります。
しかし子供の立場に立てば、意見が衝突することは避けられませす。
そして子供は、新築住宅に関する話し合いの場にはいないか、そもそもまだ生まれてきていないはずです。
要するにそこには「意見」がないため、喧嘩へ発展することないというわけです。
夫婦喧嘩に発展してしまったら、お互いに一度「子供の立場」を考えるようにしましょう。
この視点を持って新築住宅の話が進められれば、「子供のために、よい家を建てられた」という満足感も得られます。
時間を置く
とはいえ、どうしても意見が折り合わず、夫婦喧嘩に発展しまうこともあるでしょう。
営業担当者が判断できないケースも、子供の立場に立っても解決できないことがらが出てくることは考えられます。
つまり夫婦喧嘩とは、起こるときは起こるというわけです。
もし夫婦喧嘩になったら(なりそうになったら)、一度時間を置いてみましょう。
時間を置けば、感情ではなく理屈で物事が考えられるようになるはずです。
「なぜ私は、こんなことにこだわっていたのだろう」
「俺が一歩譲ってあげればいいか」
というようにも思えてくるはずです。
ただでさえ新築住宅を建てようとしている時期は、お互いにナーバスな状態です。
そして新しい言葉や慣れない専門用語が出てきて、話がよく見えてこないということもあります。
それが苛立ちとなって、必要以上に夫婦間でキツく当たりあってしまうわけです。
お互いが冷静に話せるようになるまで、時間を置いてみましょう。
新築住宅で、夫婦喧嘩にならないための予防法とは?

とはいえ、できれば夫婦喧嘩になるのは避けておきたいところです。
やはり今後のことを考えれば、お互いに喧嘩はせず、仲良くしておきたいでしょう。
下記では、未然に夫婦喧嘩を予防する方法について解説します。
決定権を割り振る
また夫婦間で、場所によって決定権を割り振るというのもよい方法です。
なぜなら決定権を明確に割り振っておけば、意見の衝突が避けられるから。
話し合いが始まる前に、「どちらが何に対して決定権を持つか」決めておきましょう。
その上で、「自分が決定権を持っている場所では、相手の意見も取り入れよう」という思いやりを持ち合えれば、たいへん理想的です。
たとえば決定権を分けるとき、キッチンや水回りなどは、奥さんが決めるといった感じです。
夫婦の希望をリストアップしておく
また、二人の希望を、紙などにリストアップするのもよいでしょう。
リストアップしておけば、お互いがお互いに何を望んでいるか、はっきりと把握できるようになります。
お互いの意見がぶつかりあっているところを理解できる、という効果も。
そしてリストに基づいて、お互いの希望がバランスよく叶えられるように、話を進めていくというわけです。
こうすれば、「話し合いを公平に進められた」というのが目に見えて分かり、夫婦喧嘩へ発展することも少なくなります。
具体的な話が始まる前に、お互いの希望をリストアップしておきましょう。
さらに「優先順位」なども定めておくと、より満足度の高い話し合いができるようになります。
まとめ

新築住宅を建てる際には、夫婦喧嘩はある程度つきものです。
お互いの将来を大事に思っているからこそ、新築住宅には強いこだわりや意見が出てきます。
むしろ夫婦喧嘩が起こるというのは、ある意味で夫婦の絆を表しているのかもしれません。
とはいえ、夫婦喧嘩ばかりしていても、新築住宅の話し合いは前には進まないでしょう。
本記事を参考にしつつ、冷静な話し合いで、理想の住まいを手に入れてもらえればと思います。
いえとち本舗では、ご家庭に寄り添った暖かい住宅を、低価格で提供しています。
新築住宅の建築を考えている方は、ぜひ一度、資料をご覧ください。
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事前にアフターフォローや保証の内容を確認しておくと失敗を防げます。ローコスト住宅であっても、アフターフォロー体制を充実させているハウスメーカーも増えており、30~60年の長期保証が受けられる場合があります。 ローコスト住宅を建てる際に後悔をしないためのポイント ここまで、ローコスト住宅の失敗例を見てきましたが、失敗例を分析すると、建ててから後悔しないためのポイントがわかります。ここでは、ローコスト住宅を建てる際に後悔をしないための重要なポイントを解説します。予算や希望を明確にする 予算や間取りなどの希望を明確にしておき、予算内で希望を実現できるかを確認しておくことが大切です。予算が少ない場合は、すべての希望を実現させるのは難しいでしょう。希望には優先順位を付け、予算内に収まるように優先順位の高い希望から実現させるのがポイントです。 また、希望と予算を明確にすることは、無駄を排除するのにも役立ちます。不必要な追加オプションや設備を避け、コストを最小限に抑えるための手助けとなります。ローコスト住宅の建設は、慎重なプランニングと予算管理が成功の鍵です。 希望や要件を明確にすることでローコスト住宅を予算内で建築できます。なお、予期せぬ追加費用の発生に備えて、予算は少し余裕を持たせておくと安心です。断熱性をチェックする 断熱性は住みやすさを決める重要な要素であり、断熱性について確認することは大切です。住宅の断熱性能は、Q値やUa値、断熱等性能等級などの指標をチェックすると判明します。 Q値は熱損失係数であり、数値が低いほど省エネ性能は向上します。Ua値は外皮平均熱貫流率であり、Q値と同様に省エネ性能を判定するための指標です。Ua値が低いほど省エネ性能は向上します。 断熱等性能等級は、さまざまな住宅性能を評価するための指標です。1~7の等級があり、等級7が最も断熱性能が優れています。なお、長期優良住宅の認定基準を満たしていると、省エネ性能を確保できる断熱性能があると判断できます。住みやすさを重視するのであれば、長期優良住宅の仕様のローコスト住宅を選びましょう。 耐震性をチェックする耐震性は安全性を左右する重要な要素であり、耐震等級をチェックしておくことが大切です。耐震等級は建築基準法で規定されている指標で、1~3の等級があります。耐震等級3が最も耐震性が高く、消防署や警察署などの建築物が該当します。 ローコスト住宅を含む一般の住宅の多くは耐震等級2です。また、ツーバイフォー工法で建築されたローコスト住宅は耐震性が高く、地震に強い構造になっています。 なお、ハザードマップを確認し、地震などの自然災害のリスクについても調べておくことも大切です。地震の危険度が高いエリアでローコスト住宅を建築する際は、耐震性を重視しましょう。地震に強い住宅を建築することで、家族や財産を守れます。アフターフォローや保証をよく確認するアフターフォロー体制や保証内容に問題があると、メンテナンス費用がかさむことがあります。アフターフォローや保証内容を確認する際に重要なのは保証期間です。保証期間が長いと安心して暮らせます。 保証期間は10~60年で設定されることが多く、ローコスト住宅であっても長期保証が受けられます。永年保証が受けられるハウスメーカーも存在しますが、保証期間の長さだけで判断するのは禁物です。 保証期間は条件によって変動するため、条件を確認したうえで判断しましょう。一般的には、最初の10年間が無償保証期間であり、その後は10年ごとに有償保証期間を延長するケースが多いです。無償保証期間内でメンテナンスを行うと費用はかかりません。複数の業者を比較検討するローコスト住宅を建てる際に複数の業者を比較検討することは非常に重要です。複数の業者から相見積もりを取って、価格や品質、信頼性を比較しましょう。相見積もりを依頼すると業者間での価格競争が促進しますが、価格の安さだけでなく建材や設備の質なども比較することが大切です。 ローコスト住宅を建てる際は信頼できる業者に依頼することが重要であり、信頼性はこれまでの実績や実際に建築した施主の口コミが判断材料になります。営業担当者の接客態度も信頼性を見極める判断材料になるため、複数の業者とのコミュニケーションを通じて信頼性を見極めましょう。 なお、あまり多くの業者に見積もりを依頼すると手間と時間がかかるため、信頼できそうな業者を3社程度に絞り込んでおくことをおすすめします。第三者機関に相談するローコスト住宅の断熱性能や耐震性能などに不安がある場合は、第三者機関である住宅診断士によるホームインスペクション(住宅診断)を受けると安心できます。ホームインスペクションを受けるには料金がかかるため、事前に調べてから依頼しましょう。 ホームインスペクションを受けるのであれば、基礎工事の段階で立ち会ってもらうことをおすすめします。基礎は住宅の土台であり、基礎工事に欠陥があると安心して暮らせません。 ホームインスペクションを受けてみて欠陥が発覚した場合は立て直してもらいましょう。信頼できるハウスメーカーであれば手抜き工事をすることはありませんが、ホームインスペクションを受けることで手抜き工事のリスクが減少します。信頼できるハウスメーカーに依頼して安全性と居住性に優れたローコスト住宅を建築しよう!ローコスト住宅が安い理由は設備や建材を大量発注したり、広告宣伝費を削減したりしてコストダウンを図っているためです。信頼できるハウスメーカーであれば、品質を落としてまで安くすることはありません。3社程度のハウスメーカーから相見積もりを取得して、信頼性を見極めましょう。 ローコスト住宅の失敗例で多いのは居住性に関するものです。ほとんどの失敗例は、信頼できるハウスメーカーに建築を依頼すると防げることがわかります。失敗を防ぐために、価格と品質のバランスが取れているハウスメーカーに建築を依頼しましょう。 監修者:宅地建物取引主任者 浮田 直樹 不動産会社勤務後、株式会社池田建設入社。いえとち本舗山口の店長を経て、セカンドブランドのi-stylehouse山口店店長に就任。後悔しない家づくりをモットーにお客様の家づくりの悩みを日々解決している。
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キッチンスタイルの種類と特徴【いえとち本舗の新築・山口・宇部・周南・山陽小野田・防府】
皆様こんにちは!いえとち本舗山口中央店です(^^)/本日の投稿では、山口県の宇部市・山陽小野田市・山口市・防府市・周南市で新築住宅の購入をお考えのお客様にぜひ見ていただきたいです!山口で新築住宅を建てる際に満足度を大きく左右するといっても過言ではないくらい「キッチン」は家づくりの重要な主役です!新築住宅を建てる際にどんなキッチンを取り入れるのか、悩まれている方も多いと思います。 オープンキッチン、アイランドキッチン、ペニンシュラキッチン・・・憧れのキッチンスタイルを手に入れましょう! 今回は、「キッチンスタイルの種類と特徴」などそれぞれの魅力についてお伝えをしていきます。 コンパクトに家事ができるオープンキッチン 『オープンキッチン』はベーシックなキッチンスタイルで、賃貸でもよく目にすることが多いです。キッチンスペースをコンパクトに抑えて、リビングを広く確保できるので、普段あまり料理をしない方や、大きめのソファーをリビングに置きたい方にはおススメです。また、壁に向かって料理をするので、料理を作るのに集中ができます。キッチンの全体が見えてしまうので、友人や知人が来てもオシャレに見てもらえるように、壁には造作棚をつけて、オシャレに食材を飾ってみたり、コップを並べてみたり、キッチンインテリアを楽しむことができます。 ニオイ漏れを防ぐ独立型キッチン リビングからキッチンスペースが見えない独立したスタイル『独立型キッチン』は、オープンキッチンと少し違って、リビングから仕切られた空間なので、調理のニオイや煙などが来ないメリットがあります。友人や知人が来ても、見えないので片づけなどに気を遣わなくてもいいので、料理に専念をしたい料理好きな方にはおススメなキッチンスタイルです。 ホームパーティーに最適なアイランドキッチン 『アイランドキッチン』のアイランドは「島」という意味からきていまして、壁に隣接していない独立型のキッチンスタイルです。アイランドキッチンの魅力はなんといっても「開放感」です。視線の遮るものが少ないため、キッチンの周りを動きやすく、ダイニングテーブルへ料理を運ぶときなど、全方向からキッチンを行き来できるので、ホームパーティーや家族でお料理をする機会が多い方におススメです!デザイン性もあり、オシャレに見えて、多くのご家庭に愛される憧れのキッチンスタイルです。 ただしデメリットもあります。アイランドキッチンは圧倒的な存在感から設置するのに両側に広いスペースが必要なため、ある程度の横幅の広さがないと、リビングなど他の空間が狭くなってしまうので要注意です。また壁付けできないため、換気扇選びも重要で、においがこもらないように大きめの換気扇を選ぶ人も多いようです。 子育てママにピッタリなペニンシュラキッチン 『ペニンシュラキッチン』のペニンシュラは「半島」という意味です。アイランドキッチンとは少し違い、キッチンの左右のどちらかが、壁に隣接した対面式のキッチンスタイルです。リビングを見渡しながら、お料理ができますので、小さいお子様の面倒も見つつ料理をすることができますので、子育てママにはおススメで人気の高いキッチンスタイルです。アイランドキッチンよりも場所を取らないため、掃除もしやすく、少し狭いリビングの間取りには実用的です。ペニンシュラキッチンでも、試行錯誤しだいでは、アイランドキッチンのように開放感とオシャレに見せることができます。例えば、壁を薄くして、壁の一部を人が通れるようにすると、人ひとりが通れるようになり回遊性が高くなります。少し狭いリビングでも家事動線がラクになるキッチンスタイルにしたい場合、このような工夫をすると家事をより楽しくすることができます。 生活感を出さないⅠ型キッチン 『I型キッチン』とは、ペニンシュラキッチンと似ていて、シンクからコンロまでが横一直線に「I」の字のように並んでいることから、I型キッチンと言われています。また、キッチンの前にカウンターができるため、一般的にカウンターキッチンと言われることが多いですが、セミオープンキッチンとも言われています。I型キッチンの魅力は、なんといってもキッチンの手元をかくすことができます。アイランドキッチンやペニンシュラキッチンは、キッチンの上に置いたものは全て見えてしまいますが、I型キッチンは、手元のカウンターの高さを高めに調整して設置することができるので、調理をする際にキッチンの周りがリビングからゴチャゴチャした生活感を隠すことができます。山口の新築住宅で1番よく売れているキッチンスタイルで、手の届きやすい価格で設置することができるので、ローコスト住宅などを建てる方にはおススメなキッチンスタイルです。 広々と料理ができるL型キッチン 『L型キッチン』とは「L」の名のとおり、キッチンをL字型に曲げたキッチンスタイルのことです。I型キッチンよりも横幅が広いため、料理スペースがさらに広く取りやすいと海外でも主流のキッチンスタイルです。L型キッチンのメリットは料理の作業スペースを広くとることができ、移動がラクなところがおススメです。広いスペースで効率的に料理をすることができるのは魅力的ですが、L型キッチンのデメリットとしては、設置スペースを広くとる必要がありますので、リビングを狭くしてしまわないか注意が必要です。また、コーナー部分がデッドスペースとなりますので、収納スペースを用意するなど工夫も必要になるかもしれません。 シンクとコンロが別々のセパレートキッチンシンクとコンロが2カ所に分かれる『セパレートキッチン』は作業スペースがわかれるため、作業スペースを別々に設けることができるので、複数人で料理をするご家族の方にはおススメです。シンク側はカウンターキッチンと同様に対面式で家族との会話を楽しみながら、食器を片付けることができ、コンロ側はオープンキッチンと同様に調理のニオイや煙などがリビングまで届きにくいため、使いやすいのも魅力です。家事をしていてもあまり動かなくてもいいので、料理がしやすいという奥様からの人気も高いです。対面式の方にコンロをもってきたアイランドキッチンのようなキッチンスタイルにすることももちろん可能ですので、使いやすいスタイルを選んで下さい。 以上の複数のキッチンスタイルの中からご家族にとって理想のキッチンスタイルを探してみてはいかがでしょうか? 今回は、キッチンスタイルの種類やそれぞれの特徴についてご案内をいたしましたが、複数ありキッチンスタイルの中から選びだすのもまた難しいですよね・・・ ・予算・部屋の広さや間取り・掃除をしてキレイに保てそうなのか・家事分担をするのか・家族とのコミュニケーションを重視したキッチンスタイルにするのか・料理がしやすいキッチンスタイルなのか 上記をそれぞれのキッチンの種類に特徴があり、選ぶキッチンスタイルによってライフスタイルも大きく変わってきます。ぜひこの記事を読んで、山口で新築住宅を検討する際に、楽しく料理ができるキッチンスタイルを選ぶきっかけになっていただければ幸いです。 11月2日(土)~3日(日) 開催イベント↓今だけ50万円相当プレゼントキャンペーン!
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