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土地
土地購入のポイントについて【いえとち本舗の新築・山口・宇部・周南・山陽小野田・防府】
こんにちは!いえとち本舗山口中央店です!
今回の投稿では、新築住宅を購入する際に大切な「土地購入のポイントについて」お伝えします。
一生に一度のマイホーム…
家づくりの一番最初の大きな決断は「土地購入」ですよね。
「山口の土地の良し悪しが分からない」「土地購入したいけれど、本当にここでいいのかが不安」
「もらった土地だけど、住むには不便そう」
このような不安を抱えながら、マイホーム選びを進めていくことは‟とても危険です!“
安心のできる土地購入をするために必要な見極めどころや考えなければいけない等の土地選びのポイントについてをお伝えします。
暮らしやすい土地選びのポイント

「近くにスーパーやコンビニ等があり、駅に近く便利な土地がいい」
「職場の近くにスーパーがあるため、家は豊かな自然に囲まれているエリアがいい」
「今の住まいの近くで、住み続けたい」
人によって、「暮らしやすさ」の価値観はそれぞれですが、マイホームで暮らし始めた後の生活がいかにストレスフリーで暮らしやすいと感じることができるのかがとても重要です。
しかし、この暮らしやすさを得るためには、様々な視点をもって土地選びをしなければ、住んでからのギャップが大きいです。
そうなってしまうと、こんなはずではなかったと後悔してしまうのは嫌ですよね…
ここから、土地選びのポイントについて解説いたします!
エリアの特徴を掴みましょう

小学校が人気のエリア、高齢者が多いエリア、積雪量が少ない・多いエリア、商業施設や病院が多いエリア等、エリアには様々な特徴があります。
例えば、山口の小学校で人気のエリアでは家族世帯が多いため子どもが友達と遊びやすい傾向にあります。
しかし、知り合いが増えてしまうため、他人にあまり干渉されたくない人に関しては、山口の地域活動等への参加がストレスに感じてしまう人もいますよね。
◎ほぼ毎日行う、通勤通学
山口県は車社会といわれているほど、公共機関ではなく車での移動をする人がとても多いですよね!
そのため、通勤通学でかかる時間やラッシュ時間の込み具合、急な異動で職場があった場合のアクセス方法など先のことを見通す必要があります。
特に、転勤が多い職業の方は異動先が変わることを想定し、どのような場所であれば通勤可能であるのかについても考えなければなりませんね。
◎病院や商業施設等が行きやすい場所であるか
病院や商業施設等があまりにも遠い場合、緊急時にはとても不便な状況になります。
家族に万が一があった場合も考えて、家の近くにどのような施設があるべきかは考えなければなりません。
土地の形って重要?

実際に土地探しを始める際に、家を建てるから整った四角形の土地ばかりをお探しではないでしょうか?
たしかに、四角い土地や日当たりの良い土地は理想的で人気ではありますが、変形地(四角形以外の形の土地)でも家を建てることはできます!
例えば、三角形や五角形の土地にたいして四角形の建物を建ててしまうと、デッドスペースができてしまします。
しかし、逆から考えると、そのスペースに庭や菜園が作ることができます。
また、四角形にこだわらず、空間をできるだけ広く使用したい場合は、その土地に合わせた建物を建てる方法もあるんです!
だから、変形地しかないからといってマイホームや土地購入を諦めるのは早いです。
どれくらいの土地の坪数が必要?


「将来、二階をつかうことはなさそうだから平屋がいい」
「せっかく新築を購入するならば、二階建てがいい」
「どちらがいいのか、あまりわからない」
など、様々な方がいらっしゃるかと思います。
まず、最も暮らしやすいとされている人気の間取りは3LDKです!
3LDKとは、リビング・ダイニング・キッチンに3つの部屋を持つ新築住宅のことで、3~4人向けの新築住宅とされています。
一見、3LDK は部屋数が少ないように感じるかもしれませんが、将来子どもが巣立っていくことを考えると丁度良い間取りであることが考えられます。
また、部屋数が少ないことで生活動線において、家族が一緒に過ごす時間が増えることから、3LDKの間取りはかなりオススメな間取りになります!
では、建物自体の坪数はどれくらいが必要とされるのでしょうか?

【3LDKの平屋に必要な土地の坪数】
平屋の3LDKの新築の場合、弊社が取り扱っているイエテラスの物件だと24~27坪が人気とされています。(4LDK向けの家でも、3LDKに間取りを変更することができます。)
20坪前後で建てることもできますが、平屋で20坪前後は少し狭く感じてしまうため、24~27坪前後をオススメ致します。
30坪になると、少し広すぎると感じるかもしれません。広すぎてしまうと、冷暖房の効きが悪くなってしまったりするため、適正の坪数にすることが重要ポイントです!
では、3LDKで24~27坪の家を建てるには、どのくらいの土地面積が必要になるのでしょうか?
24坪の建物を建てるために、24坪の土地があれば良いというわけではございません。
建築基準法という法律で、「建ぺい率」というものが決められています。
「建ぺい率」は、土地の広さに対して、建てることのできる建物の広さが制限されています。
例えば、建ぺい率が60%とされている場合、3LDKの24坪の家を建てるにはどのくらいの広さの土地が必要になってくるでしょうか?
24坪(建物)÷60%(建ぺい率)=40坪(土地)
つまり、この条件の場合、最低40坪以上の土地が必要となります。
(しかし、家を建てるには土地の形等も関わってきます。)

【3LDKの二階建てに必要な土地の坪数】
二階建ての3LDKの新築の場合、弊社が取り扱っているイエテラスの物件だと32~35坪が人気とされています。
例えば、建ぺい率が60%とされている場合、3LDKの32坪の2階建てを建てるにはどのくらいの広さの土地が必要になってくるでしょうか?
32坪(建物)÷2(1階部分)÷60%(建ぺい率)=27坪(土地)
つまり、この条件の場合、最低27坪以上の土地が必要となります。
(しかし、家を建てるには土地の形等も関わってきます。)
この土地の広さはあくまでも目安であり、その空間で生活する人々が快適に暮らせるかどうかが一番重要なポイントになります。
新築の広さや間取りを考えていると、夢が膨らんでワクワクするという人も多いですよね。
しかし、勢いに任せてとにかく広い家にしたり、建築費を節約しようと狭い家にしたりするのは危険です。
実際に住んでみると思わぬ不満を感じるケースもあるため、「家族の暮らしに合った土地」という点を冷静に考えることが大切です。
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セットバックとは?メリットや固定資産税はどうなるのかを解説
1 セットバックの基礎知識2 セットバックのメリット・デメリット3 固定資産税は払わないといけないの?4 セットバックの注意点5 まとめ土地探しや家づくりの際にでてくる「セットバック」という言葉はどんな意味かご存知でしょうか。たまに敷地よりも後ろに後退して建物が建っているのを見て、もっと建物を前に持ってくれば広く建てられたり、庭を広くとれたりするのでは、と思うはずです。しかし、このような建物はもしかするとセットバックが関係しているかもしれません。セットバックについて知らないでいると理想としているマイホームを建てることができなくなってしまう可能性がありますので、この記事でお伝えするポイントをチェックしておきましょう。セットバックの基礎知識引用:国土交通省 建築基準法制度概要集「セットバック」とは敷地に接する道路や隣地から定められた距離を確保するために建物を後ろに後退させることです。セットバックは建築面積の大きさにも関わってくるのでしっかりと理解しておきましょう。では、なぜ道路から建物を離さなければならないのか、その理由を具体的に解説していきます。道路の定義と接道義務 道路は建築基準法第42条で幅員4m以上のものと定義しています。(特定行政庁が指定する区域では6m)また、建築基準法第43条の「接道義務」により「建築の敷地は道路に2m以上接しなければならない」と規定されており、道路の幅と道路に接する距離が定められています。つまり敷地に接する道路は4m以上の幅員と道路に2m以上接していることが必要であり、それを満たさない場合はセットバックや道路の拡張、行政との相談などの対応が必要になってきます。道路の幅員が4m以上を満たしていない道路 道路の中には幅員が4m以上に満たさないものもあります。こういった道路(第42条2項道路)は中心から2m以上確保することが定められています。この規制はたとえ敷地に入り込むことがあっても道路中心線から2m以内に建築物を設けることはできません。また、敷地が池や川、線路などと対面している場合は、対面する敷地側の道路境界線から4m以上確保するように定められています。セットバックの目的 1. 災害時など緊急車両の通行経路と避難経路の確保2. 幅員を満たさない道路(第42条2項道路)に接する敷地での建築の解消 3. 建物の高さ制限1〜2の場合は道路幅の確保がメインですが、3の場合は建物の高さに関わることで、建物には高さ制限がかけられています。日当たりや風通しを確保するために道路斜線制限や北側斜線制限というものがあり、地面から斜め上に伸ばした線にかかる建物は建てることができません。こういった高さ制限に関わる斜線を避けるために建物を後退させて対応させます。セットバックのメリット・デメリット セットバックは自分の土地をめいっぱい使うことができないためデメリットではないかと思うかもしれませんが、メリットとなるところもあります。ここではセットバックのメリット、デメリットについて解説していきたいと思います。セットバックの有利な点車や人の通行が円滑になる見通しが良くなり防犯になる防災になる価格が安価セットバックにより道路幅が広がることで、通行の利便性や視認性が良くなります。通行のしやすさや視認性は普段生活する上での安全性と防犯性に関わります。視認性が悪く狭い道路の場合は車の事故が懸念され、暗い道だと女性や子供への危険が潜んでおり防犯性に不安があります。防災に関しては緊急車両の通行や駐停車が容易になり、隣地する建物への延焼や地震の倒壊による被害を防ぐことにも繋がります。また、セットバックが必要な土地は建築設計の不利になるという点から人気は下がるものの土地代は安くなるため、費用を抑えたいという方には有利に働きます。セットバックの不利な点建物の大きさが制限されるセットバックのところは公共の道路とみなされて使うことができないセットバックされた範囲は公共の道路とみなされるため私用に使うことができず、その範囲を駐車スペースにしたり、門塀やフェンスなどの外構を設けたりすることができません。また、敷地面積も狭くなるため予定していたよりも建物を小さくしなければいけなくなってしまう恐れもあります。こういったことを避けるために土地を選ぶ時はどんな制約がかかるか調べ、敷地に対してどれくらいの建築面積をとることができるか確認しましょう。固定資産税は払わないといけないの? 土地や建物には固定資産税がかかりますが、セットバックされた部分にも課税の対象となるのか疑問に思うところです。セットバックした部分は所有者以外の不特定多数の方が使うことになるため、所有者としての資産価値がなくなり、固定資産税の非課税対象となる場合が多いです。ただし、申告せずにいると免除されませんので注意しましょう。固定資産税の非課税の適用は市役所や区役所に申告する必要があります。非課税の適用を受けるためには、謄本や地積測量図、その他に役所が指定する書類などを用意して申告する必要がありますので、事前に調べてから手続きしましょう。また、セットバックをする敷地は調査費用や舗装費用がかかりますが、自治体によっては補助金を出してくれる制度がありますので、不動産会社や建築会社に調べてもらうことをおすすめします。そのまま高い費用を支払い続けないように早めに役所へ相談することが大切です。セットバックの注意点 これからマイホームを建てる方は事前に不便な点を把握していれば後々困るようなことを避けることができます。ここでお伝えする注意点を踏まえて土地を探し、マイホームを設計しましょう。建築可能な面積がどれくらいとれるか確認する セットバックした範囲は道路とみなされるため、その範囲に門塀やフェンスなどの建築物を設けることができません。また利用自体が道路となるため、駐車スペースとしても活用することができませんので注意しましょう。建ぺい率や容積率の計算はセットバックされたところを除いた敷地面積が適用されます。土地の購入の際もセットバック分の費用も支払っているということになり、セットバックが大きければ大きいほど、建築できない敷地に多く費用を払っているということになるため、土地を購入する前にちゃんとセットバックがどれくらい必要になるか確認しておくことが大切です。建て替えの時はセットバックが必要な敷地か 中古住宅の購入または昔から持っていた土地で建て替えをする際はセットバックが必要なのか確認することをおすすめします。セットバックしなければいけない土地は、建て替えだと現状より狭い敷地面積で建物を建てなければいけなくなってしまいます。建て替え前の建築面積の確保ができなくなるほど敷地面積が狭くなってしまっては、建て替えする建物も小さくなってしまうということになりますので注意しましょう。まとめ セットバックとは道路幅や高さ制限の影響で敷地境界線から建物を後退させることです。セットバックされた範囲は敷地面積として除外され、建物の設計に制限がかかり有効的に敷地の利用ができないため注意が必要です。何も知らずに土地や中古物件を購入してしまうと希望する建物を建てることができなくなってしまう恐れがありますので、どんな制限がかかるか事前に確認しましょう。いえとち本舗は会員登録をするとお得な最新情報や限定間取りの見放題、施工事例、限定土地情報など家づくりに役立つ情報を会員様にお届けしています。会員登録は完全無料ですので、これからマイホームを計画している方はぜひご利用ください。いえとち本舗プレミアムVIP会員登録はこちらから資料請求はこちらから
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30坪の土地に家を建てる場合の間取りは?建築費用や実例をご紹介
坪というのは一般の方には馴染みのない用語かもしれませんが、尺貫法といって面積を表す単位になります。現在はメートル法が一般的な単位ですが、建築や不動産の業界では坪や尺といった単位をよく使います。この記事では30坪の土地に家を建てる場合の間取りや建築費用についてご紹介していきます。1 30坪の広さとはどれくらい?2 30坪の家をおしゃれにするための工夫3 30坪の土地におすすめの間取り4 30坪の土地に家を建てる場合の費用相場5 【実例】50坪の土地に建てた家の間取り6 まとめ30坪の広さとはどれくらい? 1坪は約3.3㎡、畳2帖分の大きさです。30坪は30坪×約3.3㎡=約99㎡の広さになります。しかし99㎡の広さと言われてもなかなかイメージがつかないかと思います。99㎡(30坪)の広さはバレーボールコート(9m×18m=162㎡)の半分の広さの81㎡より少し広いくらいです。土地は建ぺい率の制限があり、一般的な60%を想定した場合、30坪の土地だと建築面積約59㎡(約17.8坪)までの建物を建てることができます。例えばこの建築面積で総2階の家にした場合、延床面積は117.48㎡(35.6坪)となります。この広さはフラット35の利用調査による住宅面積(延床面積)の全国平均とほぼ同じくらいで4人家族が住める大きさの家です。引用:住宅金融支援機構 住宅関連調査 フラット35利用調査 2019年度集計 30坪の家をおしゃれにするための工夫 快適に過ごしていくためにも生活空間のおしゃれさは欠かせません。しかし、デザイン性ばかりこだわってしまうのは禁物。しっかり実用性も備えておしゃれな空間をつくっていくことが大切です。ここでは家をおしゃれにするコツや工夫をお伝えしていきます。 吹き抜けと天窓の設置 開放的な空間にするためには光を取り入れることが重要です。近隣の建物や遮蔽物に影響することのない天窓は空間に光を取り入れるのに有効です。天窓は太陽の入斜角をそこまで気にすることなく光を取り入れることができます。また、生活空間を吹き抜けにすることで天井高が上がり、圧迫感のない部屋になります。2階リビングの場合は屋根の傾斜を利用した勾配天井もおしゃれな空間になりますのでおすすめです。 ロフトを設ける ロフトは縦空間を利用した収納スペースやちょっとした小空間として多目的に利用できる間取りです。天井高1.4m以下でその部屋の床面積1/2未満であれば床面積として算入されませんので、効率的に空間を活用することができます。また、吹き抜けや勾配天井、天窓などとの組み合わせも相性がいいです。 収納は空間を有効活用しよう 物をすっきりと収納できている家は、実際よりも広く開放感のある空間になります。物が多くて上手く収納ができていないと窮屈さを感じてしまいますので、収納スペースをちゃんと確保しておくことが大切です。とはいえ、収納スペースを確保するためには居住空間が奪われてしまうため、むやみやたらと確保するのは難しいかもしれません。収納スペースの確保に悩まれている方は、階段下のスペースや中二階、小上がりなどのデッドスペースを収納空間として上手く活用することをおすすめします。 30坪の土地におすすめの間取り 30坪の土地に建てる家は、なんでも詰め込めるほど余裕のある広さではありませんので、スペースを有効活用し、快適な空間となるように設計していくことが大切です。ここでは30坪の土地におすすめの間取りをお伝えしていきます。 駐車スペースが確保できない場合はビルトインガレージ 現在では駐車スペースのある住宅が一般的です。駐車スペースは軽自動車で2m×4m、大型車になってくると2.5m×5mが必要になってきます。都心部のような狭小な土地が多いエリアでは駐車スペースを確保できる広さがないというケースもあります。そんな時は1階部分が駐車スペースとなる駐車場と住宅が一体型になったビルトインガレージがおすすめです。土地の有効活用だけでなく、屋内へのアクセスのしやすさや、車やDIYが好きな方にもおすすめできる魅力のある住宅です。 眺望・採光・通気も解決!2階リビング 2階リビングを設けることで1階では得られない眺望や採光、通風を取り入れることができます。リビングにアクセスするには階段の登り下りが必要になりますが、リビングが高い位置に配置されるため、周りの建物の影響を受けにくく採光や風通しを得ることができます。また、外からの視線も入りにくいためプライバシーの確保もしやすいです。バルコニーと続くリビングなら奥行きも広がり開放感がさらにアップします。 吹き抜けや勾配天井で開放的に 吹き抜けや勾配天井は縦空間が広がるため開放感を持たせることができます。3階建ての場合は2階建てよりも高さがあるため、さらに開放性が生まれ、天井に天窓を設けることで光が差し込み明るい空間にすることができます。縦空間の活用はロフトもそうですが、スキップフロアもおすすめです。高さ方向にいくつも部屋をつくっていくスキップフロアは、床面積の確保が難しい家に向いています。 30坪の土地に家を建てる場合の費用相場 坪単価は建物の価格を坪で割った単価です。例えば30坪2400万円の建物だと坪単価は80万円になります。坪単価は住宅会社を選ぶ際の目安になり、住宅会社によって坪単価が違います。一般的にローコスト住宅の坪単価は30〜50万円、高価格帯のハウスメーカーの坪単価は70万円以上が相場となっています。この坪単価で計算すると30坪の家を建て場合、以下の価格になります。ローコスト住宅:900~1500万円高価格帯のハウスメーカー:2100万円以上 ただし、坪単価はあくまでも目安で、坪単価の設定も曖昧なことが多いです。建物の規模や仕様によって坪単価は変動し、規模が小さくなるほど坪単価が上がる傾向にあるのも注意が必要です。2019年度集計フラット35の利用調査では注文住宅の㎡あたりの建設費は27.7万円/㎡です。これが30坪になると、30坪は約99㎡ですから27.7万円/㎡を掛けて計算すると2742.3万円になります。土地の価格は地域により差が大きいですが、三大都市圏住宅地の平均地価を以下に記しましたのでご覧ください。東京圏:211,800円/㎡大阪圏:141,200円/㎡名古屋圏:104,800円/㎡引用:令和2年都道府県地価調査 8.住宅地の圏域別・地方別平均価格引用:国土交通省 令和2年都道府県地価調査東京圏でも東京都の場合は住宅地の平均価格が378,100円/㎡と15万円以上価格差があります。立地や人気の度合いによって土地の価格は変動しますので、土地探しの際は一つずつチェックしていくことが大切です。 【実例】30坪の土地に建てた家の間取り25坪2階建てプラン池田建設 いえとち本舗 25坪2階建てプラン現代的でスタイリッシュなキューブ型の住宅。生活にフィットする3LDKの間取りは12.8帖のLDKを配置。階段前には収納スペースがありますので、掃除機など家事に必要なものをここに収納しておけば出し入れもしやすく便利です。2階は8帖の寝室に隣接してたっぷり収納できるウォークインクローゼットを配置しております。 2階建て3LDKプラン 池田建設 いえとち本舗 山口市平井 モデルハウス(2階建て/3LDK)キューブ型のシンプルでスタイリッシュな外観。室内は延床面積38坪ほどを確保しています。開放的なLDKの間取りと玄関にはシューズクローク、2階には広くとったファミリークローゼットを配置しています。すっきりとしていて使いやすい部屋の配置の間取りプランです。 28坪 2階建てプラン池田建設 いえとち本舗 28坪 2階建てプランウォークインクローゼット付きの機能的なプラン。対面キッチンのあるLDKは14帖の広さを確保し、リビング側には1.5帖のホビーコーナーを配置しています。2階には3帖の書斎があり、趣味空間としても充実。効率よくシンプルにまとめながらも充分な広さを感じさせてくれるプランです。 まとめ 土地には建ぺい率という制限がありますので、30坪の土地まるまる使って建物を建てることができません。土地によって建ぺい率の割合は違いますが、一般的に60%ほどになります。建物の大きさは家族人数やライフスタイルによりますので、生活していくのに必要な広さがあるかよく確認して家づくりをしていきましょう。家づくりは情報収集することが大切です。いえとち本舗は無料で家づくりに役立つ資料を提供しておりますので、これから家を購入しようと考えている方はぜひご利用ください。資料請求はこちらからさらに会員登録をするとVIP会員様限定の間取り集や施工事例、最新の土地情報をお届けいたします。当社は一切押し売りを致しませんので安心してご登録ください。会員登録はこちらから