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土地
30坪の土地に家を建てる場合の間取りは?建築費用や実例をご紹介

坪というのは一般の方には馴染みのない用語かもしれませんが、尺貫法といって面積を表す単位になります。現在はメートル法が一般的な単位ですが、建築や不動産の業界では坪や尺といった単位をよく使います。この記事では30坪の土地に家を建てる場合の間取りや建築費用についてご紹介していきます。
30坪の広さとはどれくらい?

1坪は約3.3㎡、畳2帖分の大きさです。30坪は30坪×約3.3㎡=約99㎡の広さになります。しかし99㎡の広さと言われてもなかなかイメージがつかないかと思います。99㎡(30坪)の広さはバレーボールコート(9m×18m=162㎡)の半分の広さの81㎡より少し広いくらいです。
土地は建ぺい率の制限があり、一般的な60%を想定した場合、30坪の土地だと建築面積約59㎡(約17.8坪)までの建物を建てることができます。例えばこの建築面積で総2階の家にした場合、延床面積は117.48㎡(35.6坪)となります。この広さはフラット35の利用調査による住宅面積(延床面積)の全国平均とほぼ同じくらいで4人家族が住める大きさの家です。
引用:住宅金融支援機構 住宅関連調査 フラット35利用調査 2019年度集計
30坪の家をおしゃれにするための工夫

快適に過ごしていくためにも生活空間のおしゃれさは欠かせません。しかし、デザイン性ばかりこだわってしまうのは禁物。しっかり実用性も備えておしゃれな空間をつくっていくことが大切です。ここでは家をおしゃれにするコツや工夫をお伝えしていきます。
吹き抜けと天窓の設置
開放的な空間にするためには光を取り入れることが重要です。近隣の建物や遮蔽物に影響することのない天窓は空間に光を取り入れるのに有効です。天窓は太陽の入斜角をそこまで気にすることなく光を取り入れることができます。また、生活空間を吹き抜けにすることで天井高が上がり、圧迫感のない部屋になります。2階リビングの場合は屋根の傾斜を利用した勾配天井もおしゃれな空間になりますのでおすすめです。
ロフトを設ける
ロフトは縦空間を利用した収納スペースやちょっとした小空間として多目的に利用できる間取りです。天井高1.4m以下でその部屋の床面積1/2未満であれば床面積として算入されませんので、効率的に空間を活用することができます。また、吹き抜けや勾配天井、天窓などとの組み合わせも相性がいいです。収納は空間を有効活用しよう
物をすっきりと収納できている家は、実際よりも広く開放感のある空間になります。物が多くて上手く収納ができていないと窮屈さを感じてしまいますので、収納スペースをちゃんと確保しておくことが大切です。とはいえ、収納スペースを確保するためには居住空間が奪われてしまうため、むやみやたらと確保するのは難しいかもしれません。収納スペースの確保に悩まれている方は、階段下のスペースや中二階、小上がりなどのデッドスペースを収納空間として上手く活用することをおすすめします。
30坪の土地におすすめの間取り

30坪の土地に建てる家は、なんでも詰め込めるほど余裕のある広さではありませんので、スペースを有効活用し、快適な空間となるように設計していくことが大切です。ここでは30坪の土地におすすめの間取りをお伝えしていきます。
駐車スペースが確保できない場合はビルトインガレージ
現在では駐車スペースのある住宅が一般的です。駐車スペースは軽自動車で2m×4m、大型車になってくると2.5m×5mが必要になってきます。都心部のような狭小な土地が多いエリアでは駐車スペースを確保できる広さがないというケースもあります。そんな時は1階部分が駐車スペースとなる駐車場と住宅が一体型になったビルトインガレージがおすすめです。土地の有効活用だけでなく、屋内へのアクセスのしやすさや、車やDIYが好きな方にもおすすめできる魅力のある住宅です。
眺望・採光・通気も解決!2階リビング
2階リビングを設けることで1階では得られない眺望や採光、通風を取り入れることができます。リビングにアクセスするには階段の登り下りが必要になりますが、リビングが高い位置に配置されるため、周りの建物の影響を受けにくく採光や風通しを得ることができます。また、外からの視線も入りにくいためプライバシーの確保もしやすいです。バルコニーと続くリビングなら奥行きも広がり開放感がさらにアップします。
吹き抜けや勾配天井で開放的に
吹き抜けや勾配天井は縦空間が広がるため開放感を持たせることができます。3階建ての場合は2階建てよりも高さがあるため、さらに開放性が生まれ、天井に天窓を設けることで光が差し込み明るい空間にすることができます。縦空間の活用はロフトもそうですが、スキップフロアもおすすめです。高さ方向にいくつも部屋をつくっていくスキップフロアは、床面積の確保が難しい家に向いています。
30坪の土地に家を建てる場合の費用相場

坪単価は建物の価格を坪で割った単価です。例えば30坪2400万円の建物だと坪単価は80万円になります。坪単価は住宅会社を選ぶ際の目安になり、住宅会社によって坪単価が違います。
一般的にローコスト住宅の坪単価は30〜50万円、高価格帯のハウスメーカーの坪単価は70万円以上が相場となっています。この坪単価で計算すると30坪の家を建て場合、以下の価格になります。
ローコスト住宅:900~1500万円
高価格帯のハウスメーカー:2100万円以上
ただし、坪単価はあくまでも目安で、坪単価の設定も曖昧なことが多いです。建物の規模や仕様によって坪単価は変動し、規模が小さくなるほど坪単価が上がる傾向にあるのも注意が必要です。
2019年度集計フラット35の利用調査では注文住宅の㎡あたりの建設費は27.7万円/㎡です。これが30坪になると、30坪は約99㎡ですから27.7万円/㎡を掛けて計算すると2742.3万円になります。
土地の価格は地域により差が大きいですが、三大都市圏住宅地の平均地価を以下に記しましたのでご覧ください。
東京圏:211,800円/㎡
大阪圏:141,200円/㎡
名古屋圏:104,800円/㎡
引用:令和2年都道府県地価調査 8.住宅地の圏域別・地方別平均価格
引用:国土交通省 令和2年都道府県地価調査
東京圏でも東京都の場合は住宅地の平均価格が378,100円/㎡と15万円以上価格差があります。立地や人気の度合いによって土地の価格は変動しますので、土地探しの際は一つずつチェックしていくことが大切です。
【実例】30坪の土地に建てた家の間取り
25坪2階建てプラン


池田建設 いえとち本舗 25坪2階建てプラン
現代的でスタイリッシュなキューブ型の住宅。生活にフィットする3LDKの間取りは12.8帖のLDKを配置。階段前には収納スペースがありますので、掃除機など家事に必要なものをここに収納しておけば出し入れもしやすく便利です。2階は8帖の寝室に隣接してたっぷり収納できるウォークインクローゼットを配置しております。
2階建て3LDKプラン

池田建設 いえとち本舗 山口市平井 モデルハウス(2階建て/3LDK)
キューブ型のシンプルでスタイリッシュな外観。室内は延床面積38坪ほどを確保しています。開放的なLDKの間取りと玄関にはシューズクローク、2階には広くとったファミリークローゼットを配置しています。すっきりとしていて使いやすい部屋の配置の間取りプランです。
28坪 2階建てプラン


池田建設 いえとち本舗 28坪 2階建てプラン
ウォークインクローゼット付きの機能的なプラン。対面キッチンのあるLDKは14帖の広さを確保し、リビング側には1.5帖のホビーコーナーを配置しています。2階には3帖の書斎があり、趣味空間としても充実。効率よくシンプルにまとめながらも充分な広さを感じさせてくれるプランです。
まとめ
土地には建ぺい率という制限がありますので、30坪の土地まるまる使って建物を建てることができません。土地によって建ぺい率の割合は違いますが、一般的に60%ほどになります。建物の大きさは家族人数やライフスタイルによりますので、生活していくのに必要な広さがあるかよく確認して家づくりをしていきましょう。家づくりは情報収集することが大切です。いえとち本舗は無料で家づくりに役立つ資料を提供しておりますので、これから家を購入しようと考えている方はぜひご利用ください。
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準防火地域とは?制限や費用はどのくらいになるのかを解説
建物が並ぶ都市は火災が発生した時にそのまま燃え広がらないように規制を定め建築できる建物を制限しています。制限される建物は地域ごとに区分けし、防火地域や準防火地域などがあります。この地域内にある建物は火災で簡単に倒れてしまっては被害も広がってしまうため、倒壊しにくい構造や材料でつくらなければいけません。この記事では都市計画の一つ、準防火地域についてとその地域で家を建てる際にかかる費用、火災保険料などをご紹介します。1 準防火地域とは2 準防火地域などに家を建てる方法3 準防火地域に建てる場合の費用は高くなるの?4 耐火建築物・準耐火建築物であれば火災保険が安くなる?5 まとめ準防火地域とは 建築基準法62条により火災を防ぐ目的で建築できる建物を制限する地域が準防火地域です。この地域に指定されるのは市街地や住宅密集地に多く、防火地域よりも外側に指定される区域となり、建築制限が防火地域と比べて緩くなっています。準防火地域は階数や延床面積の広さで耐火建築物か準耐火建築物にするように指示されていて、地階は階数に含まれません。 準防火地域内の建築制限 以下には階数や延床面積数で分類する建築物を記しましたのでご覧ください。 階数≧4:耐火建築物延床面積>1500㎡:耐火建築物階数≦3かつ500㎡1500㎡:耐火建築物1・2階建て、500㎡